« 白昼夢 | Main | てふてふ »

12. 11. 06

風に彩をつけたくて

僅かばかりのコードかき鳴らし
誰かの歌 真似て歌い出して
いつの間にか 独り言のように
自分のメロディー 口ずさむ

緑色の風にときめいて
滲む夕陽に唇噛み締めて
アルバムのように ひとつひとつが
アルペジオの中 蘇る

何を歌うのか 何故に歌うのか
今はもう 迷わない 迷えない
その風に ただ彩をつけたくて
Maiking melody Singing song

笑みも涙も 凪いでる部屋で
心に溢れた音を織る


生まれた街を独り離れて
知れば知るほど 何も知らなくて
こんなに脆く小さな自分でも
生きているんだと 叫んでた

何を歌うのか 何故に歌うのか
今はもう 躊躇わない 諦めない
その風に ただ彩をつけたくて
Maiking melody Singing song

真夏を浴びた ひまわりの中
湧き上る この響は
あの遠い 15の少年と変わらない 何一つ

笑みも涙も 凪いでる部屋で
心に溢れた音を織る
その風に彩をつけたくて


(詩曲奏:アノニモス 1994 )

|

« 白昼夢 | Main | てふてふ »