« そして 僕は 途方にくれない | Main | あたたかな濁点 »

11. 08. 26

チリーン

チリーン チリーン


この季節になると
どこからともなく 聞こえる風鈴
いや 涼音だねー 粋だねー


がしかし 江戸風鈴はいかんよ 江戸風鈴は
なんてたって 硝子だからね
余韻がないからねー 余韻が


やっぱ 風鈴は
余韻が ---ん ----ん
この 母音も子音も超えた余韻だよね


で 駅の低い通路を超えて


おい


托鉢だよ 托鉢
似非托鉢坊主が チリーンだよ チリーン!
熊が出るわけじゃないのに


その間隔が 似非なんだよな
人の興味 ひこうって やたら鳴らすんだ
80年代の4拍子だね あれは


いちおう 坊さんの前に行ったさ


500円玉を握って
「ノムノムケーセッキヤ」
さりげなく 早口で韓国をば


チリチリチリ
おい! 宝くじ 当たったわけでもないのに
耳元で 鈴 メチャクチャ鳴らして 祈祷!


ウンジャガバージャ ジャバジャー ウンジョゴバレー


おい!
メチャクチャやん!


そんなこんなで
500円玉を お供えして
さりげなく 感謝を伝えたさ


「その袈裟 レンタル代 たまってるんですけど」


僧侶と目が合ったね
けわしかったね
ウンジャガバージャ ジャバジャー ウンジョゴバレー


次回は 曼荼羅もって
改宗させようと はりきってるぜ!
ま 相手は 広域指定なんだけどさ

|

« そして 僕は 途方にくれない | Main | あたたかな濁点 »

Comments

The comments to this entry are closed.