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硬い枝の 節々から 軟らかい緑が 広がってゆく この 淡い萌緑は 優しい
堅牢な幹は それでいて しなやか 風には あらがうことなく たわんでみせる
そして 見えないトコで 大地を わしづかみしている根が このバランスを しっかりと支えている
鳥は 樹木に さえずって聞かせる 空からの景色を 自由の怖さを
樹木は 鳥に 葉々をこすって聞かせる 大地の中の湿度を 不自由の安定を
ささやかな音ほど 静寂を かきたてる 凪が ふくらむ
Posted by アノニモス at PM 7:44 in 架鳥風月 | Permalink Tweet