遠すぎたサムライ
よく晴れわたった 暖かな蹴球日和
早起きをして 朝食を済ませると
イクサの準備に取り掛かった
伸びてきた髪を
ポニーテールにすると オカマみたいで
なんだか 敵のチームに ナメられそうだったから
頭頂部で チョンマゲを結い
ウォーターズの青いユニフォームをまとい
見事なサムライブルーに大変身した
つもりだった
なんてたって アジトには デカい鏡が無いから
なんとなく 妄想のスパイスが ふんだんに効き
カッチョいい 侍になったと信じて疑わなかった
イクサを終えて
駐車場へ行き 炎天下の中
寡黙にアルジを待ち続けていた
テポドンの ミラーな窓に映った 等身大の己は...
陰遁と放浪を繰り返す
落武者のようだった...
念のため ニコっと笑ってみると
歯が真っ白に見えた
なんてことない 真っ黒に 日焼けした分
コントラストが強くなっただけなのだが...
そんなワケで
本日も 落ち延びながら
生きております
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