等閑だった応力
クラヴィコードとなると
ピアノやチェンバロとは
ちょっと 弦の選択が異なるから
埃まみれになった 昔の資料を 出してきて
懐かしい インハモ 張力 応力なんかの計算をして
久しぶりに 脳みそを 数字で散らかしてみた
現代のピアノの設計を
インハモから算出して 実際に図面まで引く
1年に渡る講習会に 参加したことがある
チェンバロだと
昔の図面から算出した 幾つもの数字と
実際の音なんかを 照らし合わせて
切れない張力の範囲内で 設計をしてきた
で もっと データが欲しいなと思って
夜になって ケンタに フォーゲルのカタログの
弦のデータを ファックスで送ってもらったんだ
そっか 応力かも!
このデータの中には
応力の 何パーセントという数字が書いてあり
幾つかのチェンバロの 数字を照合してみると
うん ちゃんと 利に適ってるんだよね
ベーゼンの高音は 弦が長くて (最近のは知らんが)
音の伸びが どうしてもなくて
漠然と もっと短くすればいいのに と 思ってたけど
もしかしたら インハモでも 張力でもなく
この応力で 音の伸びなんかも
説明がついちゃうのかも知れない・・・
なもんで エクセルで
弦長と 弦径を 入力するだけで インハモ 張力 応力 を算出させて
なおかつ その弦径の何パーセントなのかも 分かる表を作っている
今まで ムムム? と思ってきた
幾つかの疑問も もしかしたら
解決できるかも知れない!
やっぱ ピアノ屋なんだなって思った
勉強してきたこと以外に
注目することすらしてなかったんだもん
ま 今から挑戦すればいいか
よっしゃ!
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