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10. 04. 15

深町商店を訪ねて ②

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工房に入ってきて あまりの美しさにビックリしたのですが
ボディは どのような木材が使われているのですか?


表面の化粧には マホガニーが貼られています
芯材は ブナとカエデです


化粧板は どのくらいの厚みで
どうやって 貼り付けたのですか?


0.5ミリの厚みで アイロンで貼り付けていきます
一番 大きな面積で 60×20センチくらいの化粧板を貼ってます


そしてまた このベントサイドのカーブが見事なんですが
どうやって 曲げたんですか?


ボディの厚みは 20ミリありますが
ベントサイドの部分だけ 4ミリのブナを5枚貼りあわせてあります
1枚のムクの板では 厚すぎて ここまでは曲げられません


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そして これもユニークなのですが
響板上のブリッジ(駒)が 二つに分割されてますね?


ええ イラン人の留学生が 間違って切断してしまい
仕方が無いので 二つ並べてみました(笑)


マジメにお願いします!(怒)


あ すいません(汗)
これは ブロードウッドのアイデアなのですが
比重の違う 2種類の弦が使用されていて・・・


鉄と真鍮ですね?


ええ この2種類の弦は 比重が異なっていて
中高音には鉄を 低音には真鍮を使用して 
より音楽的な音になっているのですが
それぞれの特質を 最大限に生かす為には 
駒を別にしなければ 真鍮の弦が切れてしまうんです


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密度があるのに 明るい音がして・・・
そして 音だけでなく 見た目も 本当に美しい響板なんですが
この木材は何を使用したのですか?


北海道産の赤エゾ松です
林野庁に顔の効く政治家の先生のおかげで
国有林から 密かに良材をまわしてもらいました(笑)


うーん これほどの赤エゾ松となると
なんとなく 政治家の先生の話を信じてしまいそうですが
まあ 入手ルートは明かせないということだけは 分かりました(悔)


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よく見かける 5オクターブのフォルテピアノは
高音だけが3本弦で 中低音は2本弦なのですが
このピアノは 全ての音域が3本弦で 張力もかなり高いんでしょうね?


はい オリジナルの楽器は 高い張力のせいで
結構 歪んでいるようでしたので
強度に耐える為の構造には 結構 気を使いました


え? もしかして 見えないとこに鉄骨とかあったりするんですか?


まさか! もっと軽いものですよ


アルミ?


気を使ったって 言ったでしょ?
木を使ったって意味ですよ! 木を!
何を聞いてるんですか まったく!(怒)


スンマソン(汗)


(続く)


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