季節の中のドデカゴン
五度圏図に 憑りつかれた人間にとって
観覧車はもちろん ピザに至るまで
円の分割には 少なからず意味を添えてしまう
時計に至っては 易々
0時というか12時は 五度圏図のC
1時はG 2時はD・・・
でも 季節 というか
カレンダーにすると
ちょっと 違うんだな
だいたい ドをAとすれば
イタリア語でも ドイツ語でも 日本語でも
ドレミファは もっと簡単だったのに
何故か ドは AじゃなくてCだから
いろいろ 面倒くさいんだよね
音叉がドだったら もっと安寧だったろうに
まあ いいや
季節 というか 一年は
僕の中の五度圏図では
Cからは 始まってないんだ
新年は Hから始まるんだ
だから 3月は Cis
4月は Gis というか As というか
それでね 今日
仕事が終わって 地下から 地上に上がって
夜の空気に触れた時 感じたんだ
あ 冬が終わった って!
なんだか 嬉しかったんだ
季節が終わる空気を感じて
うん 変わったって 核心できるくらのトキメキに
でもね 明日から 春になるワケじゃないんだ
季節の境には
楽章が変わるように
少しだけ カウントされない重要な時間が存在するから
でね 最寄駅で ちょっと飲んで
バスで帰ってきて 降り立って
夜空を見上げたんだ
そしたら 群青の空に 油断した雲が ポロリポロリ
まるで 牛の背中を ネガポジ反転したみたいな空で
ああ あの人は もう この空を見れないんだなって
でも ネガの牛の空から
こちらを見てるのかなって
そしたら なんだか 嬉しくって チクショウ!って呟いた
僕は 限りなくBに近い
DisというかEsの生まれ
こんなふうに もう少し 季節の五度圏図を 感じていられる
さ Cまで 頑張るぞ!
The comments to this entry are closed.
Comments
ドデカゴン、すごいです。
内側の三角は、三度のズレだったのですね。
今まで、五度だけ考えていて、どこをどれだけ狭くするか、ということは何となく分かっていたつもりなのですが、そのために三度がどうなっているのかが、本当によくわかる。
こうしてみると、一口に1/6といっても沢山種類がある理由がわかるような気がします。
紘子の塗り絵にしておくのはもったいないので・・・それとも・・・・
Posted by: おおぐま | 10. 04. 17 AM 1:13