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09. 12. 23

ミッションC やわらかなる茅ヶ崎

茅ヶ崎 ル・シュマン・デ・ザール


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ヴァイオリン 中丸まどか (ベルギー在住)
チェロ&ガンバ 武澤秀平 (大日本帝国在住)
チェンバロ 植山けい (フランス在住)


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一時帰国中の 中丸の故郷で
茅ヶ崎楽友協会主催による
凱旋コンサート!


中丸にとって ヨーロッパでの演奏活動は 
作曲家達が生営していた場で生活することにより 
彼等の生きた文化を追体験し 彼等に会う という重心を抱いている


地元の若手演奏家の 凱旋コンサート
会場は満席になり 聴衆の心と体から発せられる熱気で
とても集中力が高いソワレになった


残響が無いホールだったので
活動の拠点としている ヨーロッパに比べると
いろいろと 演奏しにくかったことだろう


しかし そうした物理的逆境をクリアーして
三人は オフェンシブな演奏に徹し
体温のある拍手に 包まれていた


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11時過ぎに 会場に到着した 私と後輩は
まず エレベーターを観察し 
「うぬ 行けるぞよ!」


事前の報告では エレベーターの内高は 208センチ
しかし チェンバロのサイズは 220
もし入らなければ 90キロの楽器を 3階まで 階段上げである・・・


エレベーターの規格が どうなっているのか 分からんが
なんとなく 大丈夫なような気がしていた
現場で確認し 嗚呼 なるほど!


エレベーター内部の天板と 蛍光灯を外せば 内高は 見事に220
垂直に立たせて スルっとエレベーターの収まった時には
思わず 「おー!サンタは茅ヶ崎に降臨された!」


楽器さえ入れば もう 後は コンサートに集中できる!


もっとも 垂直入れの時には エレベーターの奥にいる後輩は
壁と楽器の間で ほとんど 圧死寸前になっている
エレベーターの奥から 切れ切れに悲痛な叫びが聞こえてきた


「セッセンパイ エレベーターに入ったからって
嬉しくて 写真撮ったりしてないで下さいよ ゲホゲホッ
こっちは 死にそうなんですから・・・」 


なので 写真は 残念ながら 載せられない・・・
なんでバレてたのかな・・・


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