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シュワーと 控えめな声を出しながら 蒸気を吐き出す ゆっくりと 滑らせていけば 凪いでゆく木綿 時々 カチッ と 自制したりしながら
マシンというスペルで ミシンと呼んでみたり アイアンというスペルで アイロンと呼んでみたり 舶来の言葉は カタカナのプリズムの中で 時々 不思議な屈折をしている
雨の降る日は 蒸気さえも 行方を失くして 少し やわらかいまま ぶるさがった白いシャツ 手抜きされた 袖口だけが ふてくされてる
Posted by アノニモス at AM 11:11 | Permalink Tweet
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