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09. 11. 20

FF44 ジャックの作り直し

Img_3225


07年に製作した 強弱ジャックは 写真の右


ジャックの動きに関しては 
絵でも描かないと うまく説明できないから
おいおい


右と左のジャックを 見比べてみると
右の方が 鉛が入っていて 重そう・・・


そうなのです


この重量を減らす工夫を 
この2年間 結構 考えて 考えて
ようやく 左のような スッキリしたものが 出来上がりました


Img_3079


強弱ジャックは 頭部(ヘッド)と胴部(ボディ)に 分かれてます


ボディは 鍵盤から バンパー(後述)までの距離が調整できるようになっており
ヘッドは レジスターから 弦までの距離を調整できるようになっております


ジョイントは 真鍮の2本のポスト
というか ピアノのセンターピン(#19)なんですが・・・


ピアノのメカニックでも
ワイヤーが使われているのは
曲げることによって 調整するため


なもんで この部分は
ヘッドの高さの調整だけでなく
弦とヘッドの距離を 変化させるためにも 重要なのです



ちなみに ヘッドに書いてある番号は 関係ありません
というのも このヘッドは 99年に初めて製作した
19分割チェンバロのジャックの 再利用


分割君は 鍵盤とジャックだけ残して
朝霞市の処理場で 成仏したのでした・・・ 合掌
なので デビュー作の遺品を 再利用するのも 涙々

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