FF-45 ジャック前面
ジャックのボディ
この前面には スプリングがある
このスプリングによって
ジャック背面は レジスターに密着し
独特の軌道を移動することになる
この スプリングの力は
凄く微妙なのだが
とても 重要な意味を持ってくる
スプリングの力が 強ければ
より安定するのだが
ジャックの背面にあるバンパーによって 下降が妨げられる
スプリングは 太さや形状だけでなく
その長さも しなやかさに 大きく関係してくる
通常のチェンバロの タングのスプリングも
センターピンのすぐ上辺りを プッシュしている場合
スプリングのしなやかさは ほとんど無い状態なのだが
あまり この辺まで意識している製作家は いないようだ
07年のジャックでは 真鍮で造っていたが
今回は アイアンも試して
結局 スチールの0.25ミリになった
試行錯誤の結果
この太さ 長さ 形状が
安定感と しなやかさのバランスが 一番取れている
このスプリングのおかげで
今回のジャックは 鉛を入れる必要がなくなった
新しいメカニックは
試行錯誤している時間の方が長い
でも それだけに上手くいくと 凄く嬉しい
The comments to this entry are closed.
Comments
お久しぶりです。すっかりご無沙汰しております。
ジャックも手作りだったのですか~。と今更ながら感心してます。
出来上がりが楽しみですね♪
Posted by: ちいちゃん | 09. 11. 25 PM 9:25
Dear ちいちゃん
うっす! お久しぶりです!
ベイビーは 大きくなった?
このジャックは 購入したものですよ(頭部だけ)
普通のチェンバロには ちょっと使いにくいので
今回 活躍してもらってまーす!
Posted by: アノニモス | 09. 11. 26 AM 6:41