09. 09. 30
09. 09. 29
男色の暖色
ショパンの 夜想曲20番
そっか 遺作なんだ
ふうん
人は いつ死ぬか分からない
例えば 明日 私が死んだら
権兵衛が 遺作となってしまうのだろうか
いやだ
私が作る あと数台の楽器
遺作は是非 楽器製作開始当時からの 夢である
鍵盤擦弦楽器
朝 後輩から 電話があった
しかし 私は 自分のコトで 頭が一杯
確認事項は 曖昧に応え 楽器の色について語り始めた
「次の楽器さ 紫か 白か 金にしようかと思ってるんだけれど どうかな?」
『はぁ? なんで そんな悪趣味ばかり 思いつくんですか?』
「いやさ 次の楽器は 仕事で使われないから 奇抜にいこうと思うんだ」
『じゃぁ 浦和レッズの 赤はどうですか?』
赤? はぁ?
しかし よく考えてみると
確かに 私は 一生 赤い楽器は作らないだろう
浦和レッズが 浦和ピンキーズじゃなくて 本当によかった
レッズ観戦のために 私は 多少 赤い服を着るにいたった
これは 40数年生きてきて 全く奇跡のような妥協である
それでも ピンクだったら 絶対に着なかったことだろう
「うん いいね 赤か」
『そうですよ レッズファンは 赤と黒と白なんです』
「わかった ちょっと空想してみるよ」
ショパンの ノクターンを聴きながら
もし 次の楽器完成直後に死んだら
私の遺作は 赤になってしまう・・・
いつ死んでも 仕方ないと思っているが
遺作だけは そっと 密かに 紫で作っておきたいな
ああ 忙しくなるぞ!
09. 09. 28
おがくずにまみれて
昔 三色パンというものがあった
小さな あんぱん クリームパン ジャムパンが
合体して それはそれは 贅沢なものだった
ここ数日 全く異なった仕事をしている
フタの文字は とにかく 計算機を駆使して
全体の配置バランスを考え
なおかつ 密度のバランスは 文字を変形させて試みる
コンサートの時は 調律のことだけでなく
全体の時間配分や 空調のこと
そして 演奏者や聴衆が 気持ちよくなるよう考えている
今日は とにかく 新しいアイデアを発掘
いちいち 実物で いろいろ試して
ようやく 納得がいくと 今度は ひたすら木工
三色パンは 中の味が違っても
パンだったから おいしかったんだと思う
アンパンと おにぎりと お好み焼きが 合体していたら
それぞれが おいしくても
きっと 全体として おいしいとは 思わなかっただろう
私の日常は 多岐に分かれすぎていて
時々 心身のモードが うまく切り替わらないことがある
でも パンに相当する 音楽というくくりで ひとつなのかも知れない
ひとつひとつが おいしくなくても
いつか きっと 全体が
おいしいと思える日が 来るかも知れない
ああ そうだった
そろそろ 日ピの作文を 書かなければ・・・
09. 09. 27
09. 09. 26
09. 09. 25
罵蚊と騎士道
夜長月に至って
長生きしてきた 蚊は
いずれも 精鋭ばかりである
なんといっても この夏の間
人間に殺められることなく
ここまで 生き延びて来たのだから
そのスピード 英知
いずれをとっても
簡単には 命を落とさない能力が結集されている
先日 私は 舞台の上で 調律をしていた
低い天井から 容赦なく照りつける照明は
楽器を30度以上に温め 湿度は30%代におとしめていた
休憩調律を コーフン状態の速度で
鼻の穴を膨らませ
もはや 格闘という姿勢で 楽器と組み合っていた
そこに 薮蚊が やってきた
最初は 無視していたのだが
明らかに 私の生血を狙っていることが判明し
私は 鍵盤だけは左手で 音を出しながら
右手で ホバリングしてやがる蚊を つかもうとした
右手は 空を切った
薮蚊は 力むことなく
私の追撃を しなやかにかわし
なおかつ 執拗に 私にまとわりついた
コンサートの時 私の衣服は 露出度が低い
刺されるとしたら 手か 顔くらいなものである
まあ いいか 我慢しようと決意した
しかし ふと思った
この数分後 このイスに座るのは
露出が高いドレスを纏った 淑女である
演奏中に この罵蚊が 彼女を狙ったら・・・
演奏に支障が出るような事態は
なんとしても 防衛しなければならない
それが 調律師の矜持であり 責務であり 魂務である
やむを得ず
私は アレグロ連打の調律を しばし休憩し
淑女を守る騎士道精神のまま 罵蚊を追い回した
しかし これは 意味が分からなければ
醜態であり 痴態であり ミステリーである
音を出し続けていた ステージ上の調律師が
いきなり 虚空を 睨み回し
空中を 何度もつかむ動作に転じるのである
気がふれたように 見えるかも知れない
新しい宗教に 見えるかも知れない
少なくとも ダンディな紳士には 見えないことだろう
それでも 私は 罵蚊を追った
執拗に追った
こいつを捕獲すれば 全てが解決し 安泰が約束されている
しかし 夜長月に至って
長生きしてきた 蚊は
いずれも 精鋭ばかりである
追いかけっこに 疲れた蚊は
ようやく 空中逃避をやめ
羽を休めてくれた
今がチャンスである!
しかし 蚊が着地したのは
あろーことか 私の社会の窓の上だった・・・
全く関係ないのだが 今年は マツタケが安いらしい・・・
蚊は 心得ているのである
紳士が 決して 撃墜する為に
唯一 拳を振り下ろせない場所を・・・
逡巡 躊躇 葛藤・・・
私は さりげなく 視線を客席に移した
そこには 舞台上で モスキーダンスをする 調律師を
刺すような 氷点下の視線が 並んでいた
まさか ここで
テメーの股間を
思い切り 叩くわけには いかないだろう
たとえ 淑女を襲う蚊を 撃墜できる唯一のチャンスだとしても・・・
私は 敗北した 私は 棄教した
静かに イスの上で 尻をモゾモゾさせてみた
しかし 蚊は 嘲笑するかの如く
ダルマさん転んだ を 楽しんでいやがる
仕方なく 今度は もうちょっと
尻を 大きく モゾモゾさせてみた
そして 蚊は 勝利の羽音をさせながら 消えていった
だから あえて 書いておきたい
私の あの舞台上の奇行は
悪霊に憑依されたワケでもなく
トイレを 我慢していたワケでもないのだ
その証拠に 後半のプログラムの曲間で
淑女な チェンバリストも
モスキーダンスを 踊っていたではないか!
09. 09. 24
ミッションT 私が音楽家になれない最初の理由
上野 東京芸術大学 第一ホール
私は 年に何度か
試験の調律の為に 芸大に来ているのだが
それが なんの試験なのか さっぱり理解していない
今日は どうやら 院試というものだったらしい
チェンバロ担当の 佐藤大先輩から
それぞれの 試験の意味を 伺ったのだが
そもそも 大学の仕組みを理解していないのだから
さっぱりなのである
院試というのは 大学の4年が終わって
大学院にすすむための 試験らしく
聞けば 学生は 6年くらい 平気で勉学に勤しむらしい・・・
更に留学なぞをする人もいるわけだし・・・
「ひょえー! そんなに長期間 学校で勉強するんですか!
僕なんか 専門学校の2年間だけでも
永遠に続くような錯覚がしてたものだけどな・・・」
普段 接している演奏家
オツムが違うワケだ・・・
忍耐力も 並みじゃないワケだ・・・
なんてコトに 興じながら
調律してた時間は 僅か12分
40分の休憩時間に 二人で3台の楽器だったからね・・・
世の中の人は 偉いなーと思った午後でありました
09. 09. 23
ミッションC 昼下がりの欧州旅行
王子 中央工学校 ステップ
リコーダー 奥田直美
チェンバロ 鴨川華子
ヴィオラ・ダ・ガンバ 西谷尚己
奥田の ウィットに溢れるトークと
三人の演奏による
ヨーロッパを旅行してゆく午後
選曲も 聞きやすく
それでいて ボディのしっかりしたものばかりで
初めて聞く人でも 最後まで楽しめる構成
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヴィオラ・ダ・ガンバの解説の時
「最近 Jリーグで ガンバ大阪 というチームがあるように
ガンバは イタリア語で “足”を意味していて
このように 足ではさんで弾く ヴィオールのことです」
すると 聴衆のざわめき
ああ なるほど
足という意味なのね
そうか 足で弾いていたんだ
(あのー 違いますって!
今 演奏 見てたでしょ?
足で弾くんじゃなくて 足ではさむだけですから・・・)
演奏者の 正確な解説も
時に ゆがんで納得してしまう人がいることを
初めて 知った次第であります
09. 09. 22
ミッションC ブラ3
国立オリンピック記念青少年総合センター 小ホール
スズキメソード アンサンブル愛音
第5回 コンサート
ブランデンブルグ協奏曲 第3番
私が 桐朋で調律していた頃
初めて コンサートの調律をしたのが
この曲だった
なので 私のコンサート調律デビューは
ピアノでなく チェンバロだった
それだけに 鮮明に記憶している
平河町にある 砂防会館で
江藤俊哉がタクトを振り
桐朋の学生オケ
冬だったと思う
マスクをして 調律していたら
上司から みっともないから外せ と怒られた
それから 数年後
私が 自分で作った楽器で
初めて コンサートをしたのも
この曲だった
ひまわりの絵が描いてある
小さな 軽いチェンバロで
照明の熱で 壊れないか など ドギマギしていた記憶がある
あの頃 いつも
今日の仕事が 最後かも知れない
そう思いながら 悔いのないようにしようと 考えていた
でも 今はどうだろうか
コンサートの調律も
自分の楽器を使ったコンサートも
もはや 特別なものではなくなった
リハが終了して 本番の調律をしている時
明日の仕事のことを 考えてることすらある
過去の自分は こんな今の自分を 軽蔑するだろう
今週は ふたつの ブラ3を聴くことができた
曲は同じでも 演奏は異なる ふたつのブラ3
ふたつの演奏は 音楽の魅力だけでなく
こんな漫然な自分を 戒めてくれた
09. 09. 21
3人そろえば・・・
先日 仕事でホールに楽器を設置していると
お手伝いらしき人が来て 尋ねた
「あのー 延長コード 必要ですよね?」
『え? いや 要りませんよ』
「は? 電子チェンバロって 書かれていたんですが・・・」
『あ いや 原始チェンバロですから 大丈夫です』
とっておきの 悩殺スマイルで
いいギャグを 切り返せたと
ウフフな気分だった
が
「え? 原子力なんですか?」
こ これは ギャグの応酬なのか
それとも 本気で おっしゃってるのか
もの凄く マジメそうな方だったので きっと 本気なのだろう・・・
なので ゲンシのギャグの説明と 非礼を詫び
それでも なんだか 面白いことを言いたかったので
『これが 原子力だったら モンジャもびっくりですよね!』
「それって モンジュじゃないですか?」
あ・・・
どうやら 私のオツムだと
3人そろっても
モンジャな知恵しか 浮かばないようだ・・・
09. 09. 20
ミッションC 広く熱い底辺
目黒 パーシモンホール
スズキ・メソード 自由が丘支部
「ヴァイオリン・チェロ演奏会」
リハーサルが始まる
指揮者は 楽団に 最初の音だけを 一斉に出させる
そして ホールに響く余韻を しっかり聞かせる
練習会場と違い 豊かな音響のホールで
いつもより クリアーに演奏するよう
各自の耳に 確認させて 曲に入っていく
リハの最後に 指揮者は 伝える
「とにかく 楽しんで演奏すること これが 一番大切です!」
本番で 指揮者が 楽団と向き合う
すぐには タクトを上げず
しばらく 笑顔の作り方を 楽団に見せて 緊張を和らげる
プログラムの後半
チェンバロの出番が なくなったので
私は 聴衆に混ざって 演奏を聞いていた
子供達を中心に 最後は130名ほどの奏者が
弦楽器を手にして 音楽をしていた
私にとっては
大きめのビオラにしか見えない 小さなチェロや
手のひらに収まるかのような 小さなヴァイオリンや
普段 素晴らしい演奏を 聞かせてくれる
プロの演奏家も
きっと こういう時代を ひとつひとつ 歩んできたんだろうな
楽器のサイズが 大きくなる度に
技術も 音楽も 脱皮していって
そうやって 羽化していくんだろうな
・・・・・・・・・・・・・・
ブランデンの3番は
私にとっても 思い出がある曲
その話は また 明後日
09. 09. 19
09. 09. 18
09. 09. 17
ミッションC 埼玉ダービー
新宿 近江楽堂
チェンバロ ローレンス・カミングズ 林美枝
知らない人も 多いかも知れないが
実は 埼玉県というのは
チェンバロと フルートの生産量 日本一なのである!
久保田 柴田 深町 島口 横田・・・
私が知ってるだけでも 5人の製作家がいるし
もしかしたら もっと いるのかも知れない
そんなワケで 今日は 会場常備の
久保田彰製作のチェンバロと
私の楽器との 2台のデュオ
音が大きいほうの フタを取る ということで
権兵衛 見事にフタを取られて サブ楽器に・・・
でもね それでも バランスが取れなくて
久保田楽器は 884 権兵衛 88 と
レジスター増減での解決になりました
この会場のチェンバロの 専属調律師は 後輩うらら
なので メイン楽器は 後輩に調律してもらい
私は サブ楽器として 自分の楽器をペンペン
そんなワケで 調律師も 埼玉ダービーな1日でした!
・・・・・・・・・・・・・・・・
「いやー 884まで 狂わずに いい調律だったね」
『いつものことです』
「オレ もう現役 引退しようかと思ったよ」
『ちょうど良かったです アトリエ響樹 買収しようと思ってたので』
「はぁ? 買収されたら オレは 何すればいいんだ?」
『ここに 派遣します! しっかり働いて来てくださいよ!』
小松菜の収穫か・・・
買収されないように もうちょっとだけ 現役でガンバロ・・・
09. 09. 16
新しいヴォイシング
数日かけて 権兵衛の調整が終了
というか かなり 大きな変更をした
自分の楽器があるというのは
技術屋にとっては 本当にありがたい
なんてたって いじりたい放題なのだから
今回も ツメを全部入れ替えて
新しいヴォイシングを試みた
うん たぶん いいんじゃないかな
2001年に作った 初めての2段鍵盤の楽器の時から
とにかく ヴォイシングは 様々なコトを試してきた
白いデルリン 黒いデルリン 羽軸・・・
今は ツメの長さは 弦と全く同じ
通常だと 連打が効きにくくなるのだけれど
それは あおり止めと スプリングで 見事にクリアー
弦より長いツメは どうしても ねばるんだよね
それから 私の楽器は 子音が多いから
縦振動を増やす意味でも 弦より長いツメはタブー
厚みは わずか 0.3mm
しかし それで問題だったのが 低音だった
せっかく放射状響板にしたのに
このヴォイシングだと 低音は おとなしすぎる
で 昨日 全く逆の発想を試みた
低音だけ 子音を しっかり出すように・・・
これが 長い真鍮弦には 見事にハマった!
こういう 新しい発見が出来ると
本当に嬉しい!
きっと 巨峰効果かもしれない!
ただ 低音は 中高音よりネバるから
ツメの長さは やはり弦と同じ
連打不安のジャックは スチールのスプリング!
でも 問題はあるんだよね
ずっと 何日も 同じ楽器と向き合ってると
こちらの指と耳の方が 慣れてきてしまって
果たして 客観的に これが弾きやすいのか否か 分からなくなる
明日は さいたまダービー!
新座の 久保田大明神の楽器と デュオ!
足 ひっぱらないようにしなきゃ・・・
ま 調律師のスケっとがいるから
きっと 大丈夫!
ん? いや・・・ 誰よりも辛辣なスケっとだからな・・・
昼飯 おごって ゴマでもすっておくか
09. 09. 15
破戒
昔 沖縄出身の演奏家から
御礼にと 沖縄の南国フルーツを
ダンボールで いただいたことがある
私は 果物も好きだ
痛んじゃいけないと思い
毎日 毎日 南国フルーツを
食べて 食べて 食べ続けた
パイナップル パパイア マンゴー
あと・・・ なんだっけ・・・
その時 なんの根拠もないのに
ゴーギャンになった 気分になったものだ
昨日 実家から 巨峰が届いた
正確には オフクロの同級生が育てている
長野の畑から 直接 ダンボールで届いた
オフクロからのFAXでは 1週間 もたないらしい
だから 早く食べろと
そして 友人に分かちあえと
昨日は 隣に住んでいる ちょっと変わったオジサンにプレゼントした
今日は 仕事の帰りに 後輩の家のドアノブに ひっかけてきた
ケンタ工房にも 行こうと思ったのだが 作業に夢中になり ならず・・・
そんなワケで 昨夜から 巨峰を
食べて 食べて 食べ続けている
生涯の中で これだけ葡萄を食べ続けることは
きっと 2度とないだろう・・・ 幸せである
で 何の根拠もないのに
島崎藤村になった 気分になっている
明日も 明後日も 藤村な日々は続く
09. 09. 14
愛国心
朝霞は 駐屯地の街である
南へ仕事をする時は
戦車やら ヘリコプターを 眺めながら ドライブ
駐屯地をぶったぎる 長い直線道路
そこに 一台の軍用車が 入りたそうにしていたので
私は 徐行し パッシングで合図して 前に入れてあげた
私は パトカーと 軍用車には 道を譲ることをいとわない
勿論 理由は異なる
パトカーが 自分の後ろに併走されると たまったもんじゃない
しかし 軍用車へは 愛国心によるものである
若い素敵な女性にも 道を譲る
ただし 曲がる瞬間に 子供が見えたりすると
チェっと 舌打ちし 激しく後悔したりする
しかし 軍用車へは 愛国心によるものである
ただ 勿論 軍用車でも 後悔することはある・・・
私の愛国心なんて そんなものだ
09. 09. 13
この夏のバロックピッチ
さて そんなワケで 今日は 赤の聖地へ
大分から 連敗ウイルスを受け取った 浦和レッズ
ナビスコ杯も含めて 7月18日から 8連敗!
今シーズン 私は すでに6試合くらい
聖地へ足を運んでいるのだが
実は まだ 負けた試合は 一度も見ていない
ということはだ
私が観戦に行けば 必ず 勝つだろうと
甚だしい勘違いを胸に抱き さいたまスタジアムへ赴いた
大宮のナックファイブスタジアムに 2回
ソウルのワールドカップ競技場へ 1回
今年は 様々なスタジアムに 足を運んでいる
しかし 7月以降 一試合も見ていないので
実に 久しぶりのサッカー観戦!
もう 聖地に近づくだけで ワクワク!
一時は 首位になったレッズが 現在10位
うーむ ダイジェストだけでは
どんなサッカーをしているのか 分からないからな・・・
もう これ以上 連敗は出来ない!
今日の対戦相手は 「平田牧場」を背負った
モンテディオ山縣 じゃなかった 山形!
胸には 「はえぬき」
袖には 「でん六」
うーん うまそうなモノばかり 食べてるチームだ!
こりゃ 手ごわいぞ!
信者席も メインも 数万の群集が ひとつになって
赤と白の マスゲームで 選手を鼓舞している!
ああ いつ見ても 感動的である!
私は ことあるごとに 言ってるセリフがある
1万円で 感動したければ ライオンキングを観に行け
3千円で 感動したければ さいスタへ行け
そして 4-1
レッズは 見事 8連敗を脱出し 勝利した!
ゲーム内容は・・・
まあ 得点差ほど 圧倒的な強さが無いのが また 魅力なのだ!
勝利の後 スタジアムに残った 4万のサポーターは
ひとつになって 勝利の歌を 高々と歌う!
大規模でも100人程度の クラシックとは ワケが違う迫力!
はい 泣きました
声 枯れました
そして エネルギーを いただきました!
しばらく 仕事で 行けないけれど
あと 1回くらい 4万の合唱が 聞きたいです!
ウォーーーー 頑張るぞ!
09. 09. 12
トナカヤノとケンタクロース
今日は 作業の合間に
ケンタ工房へ 行ってきた
どうやら 弦が張り終わるとのこと・・・
ちなみに 私のアジトから ケンタ工房までは
歩いて 15分くらいの距離にある
国道254のバイパス工事のため
ところどころ 道が寸断されているのだが・・・
工房の扉を入って まず その美しい姿に ビックリ!
「おおおおおー スゲー! なにこれ! 美しいじゃん!」
しかし ケンタは ヘヘヘと笑って余裕のよっちゃん
しばらく ホゲーと マホガニーの木目が 輝く塗装に
ホレボレとしていたら ケンタが 私の手にあるものを見て言った
『驚くのはいいですから 早く その柿の種 下さいよ』
今日は お土産に 柿の種を持っていったことも忘れ
ああ そうだったと手渡し ケンタは すぐにポリポリ
私は 再び ホゲーと うっとり見とれていた
5オクターブ半の ブロードウッドのピアノ
去年の夏に 浜松に取材に行った日が 懐かしい!
そして ケンタは 1年近くをかけて ついに弦を張り終えた!
時々 電話で いろいろ相談を受けていたのだが
「ケンタ きっと それは200年前に ジョンも抱えた悩みだ! がんばれ!」
などと 何の役にも立たないアドヴァイスを贈っていた
しかし 塗装が終わり 弦が張り終わると
あの板っきれが こんなふうになるんだと
分かっていても 感動するものだ!
「よし 二人で クリスマスに 新作 お披露目会をしようぜ!」
『いいですね! やりましょ やりましょ!』
てな感じで いつものように 二人は馬鹿話に興じ
私がトナカイ ケンタがサンタのコスプレをして
“トナカヤノと ケンタクロースが あなたに贈るクリスマス!”
なんてネーミングの プチ・コンサート&お披露目会をやることにした!
というか いつも企画とネーミングに やたら盛り上がり
何度も ボツにしてきた二人なのだが・・・
今回は この美しいピアノの為にも がんばらなければ!
あ・・・
ボツにしてきたのは いつも私の方だった・・・
なんとしても フォルテをクリスマスまでに完成させて
ケンタのピアノと一緒に デビューさせなければ・・・
09. 09. 11
削除
工房で リハーサルしてる間
二階で 実家に 手紙を書いた
今 実家にいる 愛猫 ジローは
7日に 7歳をむかえた
人間なら 44歳らしい
おめでと
こんな年になって
オヤジも オフクロも 元気でいてくれることが
嬉しかった
911
8年前 私の知合いは 家族を失った
彼女にも メールを書きながら
結局 削除した
おめでと が無い知人に
私は きっと 何も伝えられない
だから せめて 小さな猫には おめでとって伝えたい
私は 飛行機の小さな窓から あの 高いビルを見ていた
それは 2月のニューヨーク
そのビルの名前を知ったのは それから 7ヶ月後だった
本場の スタインウェイの音も
世界最古の クリストフォリのピアノも
あの事件のせいで 私の記憶は ごちゃごちゃになった
でも 私の家族が 生きていることが
静かに 嬉しい
期限付きの 幸せ
911
いろいろな意味で
2001年9月10日は
果てしなく 遠い日になってしまった
09. 09. 10
サイクルショップの悲劇
今のアジトに 引っ越してきて
もう十年以上が経った
すっかり 気分は 朝霞市民であり 埼玉県民である
朝霞に来る前は 立川のオンボロアパートに2年ほど 住んでおり
風呂無し 網戸無し 勿論 エアコンなんぞ無く
現在の私の 夏に強い基礎体力が 培われた日々であった
というより 我孫子時代も 浜松時代も
エアコンがある環境では 暮らしたことない・・・
で この朝霞に越してくる時 条件だったのが
近くに コンビニがあることだった
それは コピーの為である!
当時 まだ 調律師の研究グループに関わっており
ワープロで打った テキストなぞを 講座で使う部数だけ
コピーしなければならず それは たいてい深夜の作業だった
そして 今のアジトには 歩いて2分くらいのとこに 711があった
ところがだ 今年になって 711は 引っ越して行ってしまった
歩くと 7分くらいかかる場所へ・・・
ま 自家プリンターの時代だし
テキスト コピーすることも無くなったので
さほど 不便になったワケではない
しばらく 元711の店舗は 廃墟となり
空っぽの店が 交差点に ひっそりと佇んでいた
長年通ったコンビニなので それは それで
ちょっとだけ 痛々しかった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近になって 自転車が欲しくなった
電車に乗せて 輪行できる
16インチの 折りたたみ自転車である
欲しくなると どんどん 欲しさが募っていき
もう 街を歩いていても 自転車ばかりに目がいき
気になった自転車は 帰宅してネットで検索するくらい 中毒化してきていた
夏の出張から 帰って と ある日
元711の店舗に 9月オープン!の
でかい文字が 目に飛び込んできた!
それも サイクルショップ!
ヒャッホー!
これで 自転車を買って パンクしても
歩いて2分で 直してもらえるぞ!
ああ 私は なんて幸運な男なのだろう!
天は ちゃんと 私に必要なものを
そのタイミングに合わせて 用意して下さる!
もしかしたら サイクルショップで
妙齢の カワイ子ちゃんが アルバイトしていて
通い詰めるうちに 「あの お名前は・・・」 などと
頬を染めて 話かけてくれるかも知れない
イッヒッヒッヒ! ああ 早く 9月にならないかな・・・
しかし 妄想力よりも 健忘力の方が 勝っている脳みそは
すっかり サイクルショップのことなんぞ 失念しており
先日 「ハッ!」と思い出し 歩いて2分の距離を
走って 1分で行ってきた!
店舗の前には 何やら 洗濯機が並んでおり
あれれ? なんで自転車屋に 電化製品があるのかな?
などと 訝しりながらも 店内に入っていった
そこには 青い 折りたたみ自転車が 1台
輝きを発しながら 鎮座していた!
がしかし! その他に自転車は 見当たらず 完全なヨロズ屋である!
はぁ?
私の自転車は いずこに・・・
妙齢の 朱色の頬のオミナは いずこに・・・
で 一度 店を出て もう一度 看板を見上げてみた
そこには 自転車屋などとは 一文字も書かれてなく
「リサイクルショップ」と 書かれていた・・・
あ・・・
自転車欲しい欲しい中毒が 発症していた時期だったから
どうやら 勝手に 「リ」 という文字を 飛ばして
都合よく サイクルショップ と 信じ込んでいたらしい・・・
はぁ
今年は 本当についてない
いや 憑いてるのか?
せっかく 全速力で走ってきたので
それでも と 思いなおし
リのついた サイクルショップを見学することにした
まあ これはこれで 面白いものである!
こりぁ 誰も買わないでしょ! ってなモノまで 陳列されている
苦し紛れの フリーマーケットよりも 気の毒なモノまで 陳列されている
テレビなんか 全部 地デジ非対応だし・・・
でも どうも テレビが映っていると
立ち止まって 鑑賞してしまう習慣がDNAにあるらしく
ホゲーと だらしなく口を開けて アナログ放送に釘付けになっていた
時々 ヘヘヘ などと笑いながら
時々 テレビと会話なぞしながら
狭い通路に佇み
完全に 自宅モードで 食い入るように鑑賞していた
ふと 視線が気になり 横を向くと
そこには 何故か ジムのフットサルに来る
おっかないオネーちゃんが 立っていた
この おっかネーちゃんは 私よりもサッカーが 3倍も上手く
なので フットサルをしていても 一度も パスを出してくれたことはなく
挨拶しても 堂々と無視してくれる 凄い人なのだ
私は ホゲーとした口を 慌てて閉めたのだが
恐らく 完全に見られただろうなと 思い
バツが悪い心持ちで テレ隠しに 「あ どうも」と 頭を下げた
おっかネーちゃんは 相変わらず
こちらを睨んだまま 白昼堂々 無視しやがった!
そして 数秒 対峙していたのだが
どうやら 彼女もテレビを見たかったらしく
私は 負け犬のように すごすごと その場を去った
店内を5周くらいして あらかた 店内の商品が記憶できた頃
もう一度 テレビが見たくて テレビコーナーに近づいていった
すると そこには まだ おっかネーちゃんが テレビを観ていた
気配を察したのか チラっと こちらに視線が動いたので
私は 大慌てで 冷蔵庫の陰に隠れて
そのまま 大回りして 店外へ遁走するハメになった
1分の猛ダッシュをして この店に来た時と
180度 さかさまの気分で 店を出た
フレッシュな自転車の数々は
使いふるされた 電化製品に 取って代わり
妙齢な 大和なでしこは
眼力でも勝てない おっかネーちゃんに 取って代わった
ああ 711 戻って来てくれー
私は トボトボと アスファルトを見つめながら
3分もかけて 帰宅したのであった
09. 09. 09
セレブな朝食
コンサートなどの仕事の時
私は スタッフの食費を
全て 支払うことにしている
もちろん 密かに ギャラから
差し引いているのだが・・・
昨日の仕事は 朝6時代に出発したので
現場で コンビニに入り
気に入ったものを 選んでもらって
まとめて レジで支払うつもりだった
ところが 後輩は
「いえ 自分で払います」と 言い放ち
スタスタと 隣のレジに行ってしまった
しまった ギャラから 差し引いていたのが
バレてしまったのだろうか・・・
後輩の手には オニギリと お茶だけだったので
これは 安上がりで 助かったと
内心 イヒヒと思っていたのだが・・・
私が レジで会計をしてもらっていると
隣のレジの 店員と後輩のやりとりが
聞こえてきたので ふと 耳をそばだてた
後輩 「すいません 細かいのが無いんですけど いいですか?」
店員 『ええ 構いませんよ!』
後輩 「じゃ これで お願いします!」
店員 『え? えええ?』
私は てっきり 1万円札あたりで
支払っていると 思っていたのだが・・・
店員の 驚愕ぶりが尋常じゃなかったので
後輩が 握り締めている お札 じゃなかった
小切手を見て 私も え?えええ? と唸ってしまった!
パンパンに膨らんだ 後輩の財布を見ながら
携帯より薄い 私の財布から
ギャラを 思い切り ケチってやったのは 言うまでもない
09. 09. 08
09. 09. 07
桃金
先日 久しぶりに テレビを見た
といっても 3.5インチの 携帯画面である
それも ワンセグが受信できるのは 窓際のみ・・・
この携帯は ブログチングのくったと同じ
ドコモの SH-04Aという機種なのだが
色は かなり恥ずかしい ピンクがかったゴールド
実は この前の ソフトバンク時代も
携帯は ゴールドだった
どちらも 同じ理由から ゴールドな携帯になった
携帯を買いに行って 在庫が この色しかなかったのである
ならば 好きな色を注文すれば いいようなものであるが
そこは 江戸っ子 超短気なのである
欲しい時に 買いに行ったのだから
もう それ以上 1分だって 待つことなんか
出来ないのである!
今回のドコモは 更に条件が厳しかった
2月の韓国出張 出発の当日 ドコモショップに駆け込んだ!
この SH-04Aは 私の条件を 全て兼ね備えている 抜群な機種だった!
韓国でも使える GPSが使える テレビも見られる
パソコンと同じ配列のキーボードがある
だから どうしても 韓国出張で使いたかったのである!
しかし 在庫は ピンク・ゴールドしか無かったのである!
そして 手続きが想像以上に長くかかり
あわや 飛行機に乗り遅れるかと思ったほど ギリギリの買物だった!
普通 そんなコトしないわな
もっと 計画的に 少なくとも前日に ドコモに行けよ
がしかし それが出来ないのが 私の私である所以なのだから 仕方ない
金融会社のCMで 「ご利用は計画的に!」 などと ノタマワレると
『ふん てやんでー! こっちったぁ 江戸っ子でぃ!』と
心の中で いちいち反発したくなるくらい 計画性が無いのである
そんなワケで 超恥ずかしい 桃金色の携帯を持って 韓国へ行った
しかしだ 説明書など読まない人間にとって 最近の携帯は 恐ろしい!
読まないということは 勿論 出張先にトリセツを 持っていってなかったので
最初の二日間は 電話に出る方法すら 分からずに
ソウルの地下鉄の中で けたたましく鳴る着信音に アワワとなり 電源を切っていた
ま ホテルで いろいろ 押せる全てのボタンを押して
ようやく 電話に出たり メールが打てるようになったのだが・・・
ちなみに 動物占いのゾウは
とりあえず 全てのボタンを押してみたくなる特徴があるらしい・・・
ん? なんだっけ?
あ! テレビの話だった・・・
ブログなんて 思いついたまま 書いてるので
しばしば 話題が逸れる・・・
すまん
で テレビを 久しぶりに見ていた
もちろん 日本代表とオランダのサッカーである!
窓際に置いた 小さな画面を しっかり見つめていたが
ボールが ゴマ粒くらいしかないのだから 迫力無いこと この上ない
仕方ないので 音声を ステレオにつないで
町中に響き渡るくらいの 大音量にしてみた
しかし マツキの声が やかましくなっただけだった・・・
そこにだ! 突然 電話がかかってきたのである!
私の電話の着信音は ヒグラシのシンフォニー!
画面が真っ青になり そこに 初めて見る電話番号が表示され
部屋中に ヒグラシのハレルヤが充満してしまった!
私は しばしば 簡単にパニックに陥る
アワワ アワワと 携帯を お手玉しながら
とりあえず ボタンを押して 「はい もしもし!」
すると 相手の声は ステレオから 大音量で 『もしもし!』と 繰り返す!
なんだか 怒られてる気分になってきて
こちらも 必死に「はい もしもし! もしもし! 聞こえますか?」と
泣きそうになりながら 繰り返した!
しかし 何故か こちらの声は届かずに
聞きなれない 男性の声が 『もしもし!』と
ふたつのスピーカーから マツキよりやかましく鳴り響く
あ・・・
なんてことはない
ステレオに繋いでいるコードを抜けばいいんだ・・・
で 14秒後くらいに ようやく 人間らしい会話に辿りついた・・・
「あ すいません もしもし 聞こえますか?」
すると どうだろう!
『あー寝ちゃったかと思ったよ! お前 酔ってんだろ!』
はぁ?
名乗れよ!
アンタ 誰?
なんてこと パニック後の小心者には 言えるハズもなく
「すいません どちらさまでしょう?」
『あれ? ○○じゃねーの?』
はぁ?
間違い電話?
リダイヤルの時代に 間違い電話か?
「えーと 違いますけど」
『ガチャ!』
おい! このやろー!
こっちは アンタの電話番号 知ってるんだぞ!
すぐに リダイヤルして 『あ オレオレ 金 振り込んでくれ!』と
報復したかったが 携帯は すぐにテレビ画面に戻ってしまった・・・
・・・1点 入ってるし
オランダに ゴール 決められてるし・・・
見逃したし・・・
私は 不眠症である
酒を飲まなければ コンビニのように
24時間 休まずに 頭は冴え渡っているのである!
フッフッフ
ウシミツ時になったら 公衆電話から 間違い電話野朗に
お岩さんの声で 電話してやろ!
で よっぽど悔しかったのだろう 憤ったのだろう
本当に公衆電話から 電話している夢を見た
すると 相手は ヤーサンで もっとビビって 目が覚めた
09. 09. 06
立派な銀座人
振り返ってみると 今年は 毎月 ケガをしている
9月に入って 早速 「今月のケガ」をした
立っているのが 辛かったので 電車でもバスでも 座っていた
ガラガラだったので 一番 近くにあった席に座った
そこは どうやら 銀座だった
銀座は 英語で シルバーシートというらしい
ふと 優先席に座れる資格を見た
今日の私は 一番 右の
ケガ人という有資格者なのだが 見た目は 普通である
やはり 銀座に座れるケガ人は
松葉杖とか 腕を吊る三角巾が無いと
どうも 嘘っぽくて なんだか ドキドキしてきてしまった
しかし 左から2番目にある絵は
どうやら メタボな人も 有資格者であることを 示唆している
そうか よかった メタボなケガ人なら 2重に銀座人である!
まあ ガラガラなんだから いずれにしろ
そんなに 罪悪感を抱くことも なかったのだが・・・
途中の駅で 向かいの席に 妊婦が座った
おお! あれだけ膨らんでいるというのは
あと少しで ママになるんだな! おめでと!
心の中で 喝采を送った 次の瞬間
左から2番目の絵が メタボでなく
妊婦を指していることに 気付いてしまった!
というか 普通 そうだろう・・・
慌てて スゴスゴと ビッコを引きながら
銀座から 立ち退き
一般の青座に 退散した
嗚呼 記憶力だけでなく
想像力まで イカれ始めてしまったようだ・・・
体より 心のほうが よほど痛む 今日この頃であった
09. 09. 05
オッターヴァ デビュー!
夕陽が昇り始めた早朝
「今 何時?」 と 携帯を見ると
何通か メールが・・・
その中のひとつに 「笛吹きちゃん」から
『出会い系ぢゃないぢょ』 という
不思議なタイトルのメールがあった
はぁぁ? どうしちまったんだ 笛吹きちゃん!
あの 天然で なおかつ 真っ直ぐな キャラクターからは
想像できない タイトルである!
喘息連盟の同士だから もしかして インフルにかかって
重症患者になって 熱にやられたのか?
などと 不吉な思いになり 本文を読んでみた
えっ? マジ?
どうやら 私のリクエストが ラジヲで読まれたらしいのである!
いやー 車検拒否制度に ビビっていただけに
久しぶりの朗報に フトンを蹴飛ばし PCのスイッチを入れた!
そして オッターヴァをクリック!
さあ あなたも下の写真の画面が 表示されたら
赤い 「Wed」のボタンを クリックしてみよう!
今週の水曜の番組が オンデマンドで聴けるのだぞ!
はい ノッケに かけていただいた
ショスタコのジャズ組曲を リクエストした
アノニモスこそ 私のことであります!
実は このリクエストは もうちょっと早く 投稿したかったんだ
というのも 笛吹きちゃんが 8月20日に誕生日を迎えて
リクエストが 24日にかかる ということで その日に 間に合わせたかった・・・
しかーし その日 韓国で最後に 会長の楽器をメンテしていたため
放送時間に 間に合わない時間の 帰宿となり
ウーム 残念だ・・・ と 思っていたのだった
そして 油断していた今週の水曜に どうやら かかっていた・・・
悔しい・・・ 生放送 聞き逃した・・・
でも やはり オンデマンドというシステムは 素晴らしい!
こうして 生を聞き逃しても 聞けるのだから!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は この番組は 後輩のウララから 教えてもらった
そして 後輩は すでに 斎藤さんから リクエストを読んでもらっている!
私も 何度かリクエストしたのだが・・・ ボツの連続であった
これで 後輩にも いばれるぜ!ウヒヒ!
この番組で 新たに知った名曲も 数知れず
別ウィンドゥで かかっている曲の タイトルや 演奏者が分かるシステムになっており
まさに 私にとって クラシックの「出会い系サイト」と なっていたのだ
ちなみに ラジヲネームの 「アノニモス」は 匿名という意味でもあり
時々 作者不明の楽器や作品に 使われている言葉でもある
私は 今年から 自分の作った楽器に 「アノニモス」と記載している
作者の名前を書くとこに 「作者不明」という意味の 言葉が・・・
自分にとっては 最高のギャグなんだけどね・・・
・・・・・・・・・・・・・
この水曜日の オンデマンドの 49分くらいから流れる
バッハの オーボエダモーレ協奏曲
実は 9月27日に 近江楽堂で 聞けますよ!
この写真の アノニモスチェンバロと共に!
入場は無料ですから
9月27日 13:30 近江楽堂へ どうぞ!
さ 天気がいいぞ!
09. 09. 04
500ギガの誘惑
きっかけは 「8月のクリスマス」という 一本の映画だった
2000年の秋 レンタルしたDVDで 韓国にはまった
それから 韓国映画を 集めるようになった
まだ レコード屋にも 韓国映画など
ほとんど 並んでいなかった時代である
何度も 何度も 観ることによって
耳についた韓国語と 字幕の意味がひとつになり
少しづつ 簡単な韓国語を 覚えていった
2001年に 初めて韓国に旅をした
そこで VCDなるものを購入した
ビデオCDといって 2枚1組で 韓国映画が収録されている
これは とにかく安くて ありがたかった
4枚1000円くらいで購入できたので
私の 韓国映画コレクションは 加速していった
数えてみると VCDは70作品あった
やがて DVDの映画は ハードディスクに録画するようになった
黒い方が 映画専用で 78作品で 満杯になっている
そして 映画より ドラマの方が セリフの時間が長いので
少しづつ ドラマのコレクションが始まった
白い方には 冬のソナタ7枚 チャングム18枚 チュモン39枚が
ぎっしりと詰まっている
8年間で 映画が142本 ドラマは64枚 見たことになる
なんでも そうなのだろうが
コレクションは 場所を取る
その点 ハードディスクの登場は 本当にありがたい
いずれ ひとつひとつ 映画を紹介するカテゴリーを作ろうと思ってる
週に1回 紹介しても 3年はかかる大仕事だ・・・
はぁ きっと やらなさそうだな・・・ 膨大な作業に弱いからな・・・
あ 書きながら 勘違いしてたことに 気付いた
ドラマは まだ 冬ソナしか見てないんだった・・・
連載ものは ちょっと やばいんだよね
見出すと きっと 止まらなくなって
徹夜とかしそうで・・・ やばいんだよね
ま チャングムも チュモンも ゆっくり時間のある時の 楽しみにしよう!
09. 09. 03
豆腐菓子
韓国土産は いつも 頭が痛い
ヨン様をはじめ 韓流スター達のお陰で
日韓の距離は 縮まり
よって 韓国の食材などが 豊富に日本に入っている
なもんで 日本で手に入らない
韓国っぽくて
それほど 高価でないもの・・・
お菓子は その点で いいアイテムである
やや かさ張るが コンビニなどで
面白いものに出会えれば ゲット!
パクリ系では こんなものを 土産にした
ハイチュウ そっくりの マイチュウ
カロリーメイト そっくりの カロリーバランス
かっぱえびせん そっくりの セウカン
ホヨヨ系では こんなものを 土産にした
キムチチョコ
コチュジャンチョコ
ひまわりの種のチョコボール
しかーし 既にネタは尽きてきていた
で この夏は こんなモノになった
「豆腐クァジャ」
まあ 大豆の練り物にゴマを混ぜて 油で揚げ
塩味の ちょっと硬いスナックなのだ
これは 最終日 竜山の電気街を徘徊している時
駅ビルの お菓子屋で 見つけた
やっと 珍しい菓子に出会えて ニンマリ!
10個ほど 両手に抱えて レジへ
たぶん 千円くらいだと思ったら
「30000ウォンです」 ・・・マジ?
ハハハ 円が強くて よかったよ
でね このハングル 두부꽈자 (←ハングルだから 文字化けの人もいるかも)
てっきり 『豆腐菓子』と 翻訳していたんだけれど
『菓子』のハングルは 과자 なんだよ
あれれ じゃ 꽈자 は どういう意味なんだろうって
気になって 調べたんだけど 載ってないんだな 辞書に
で 꽈 の項に 꽈배기 というのがあって
「小麦粉をこねて 細長く伸ばしてひねり 油で揚げた菓子」 と 書かれていて
原料が大豆だから 과자 と 꽈배기 をかけて 꽈자 になったのかなぁって
こう考えると 日本語にも たくさん造語とかあって
これって 外国人から見ると 分かりにくいだろうね
辞書に載ってないしさ
ま 豆腐スナックを ボリボリ食いながら
辞書を ペラペラめくり
こんなことを ボソボソと 呟いてる 夏の終わりなワケだ
09. 09. 02
ペ ゴッパ
えー 個人的にはですね
地球温暖化とか 言われながら
こんだけ 涼しい夏しか こないというのは
どんなものかと・・・
熱いのは
甲子園と 選挙だけ という
そんな 日本の夏なわけで
輸入なぞ なかった 江戸時代の小説なんぞ 読んでると
冷夏=不作=飢饉 なワケなんですよね
給料を 米で貰っていた時代が あるんですわ
わずか 300年くらい前の この国なんだけどさ
原子力も無かった時代
気候に 一喜一憂してる 本気な人々
地球の生物の ひとつだったよね その頃は
いろんな 生物の映像を 見せる授業があったらしい
交尾とか 捕食とか いろいろね
で 人間の学生は そういう生物の実態を見て
「なんで あんな 命懸けなんだろうね」って
冷めた感想を 述べたらしいよ
でね 先生は 伝えたらしいよ
人類も同じだと
命懸けで 生きなくても 生きられる人間は
どこかで 命懸けに生きてる人に 支えられてるんだって
ふうん
生物として 命懸けでなく 生きられる人間はさ
それ以上の仕事 しなくちゃ だめだよね 絶対
土も 海も いじらなくて
毎日 おいしく食べて 生きていられるんだから
土や 海と 戦ってる人々に
せめて 素晴らしい音楽を 贈れる仕事 頑張ろうよ
我々の 最高の殉職は
きっと 餓死なんだから
09. 09. 01
友有り 近方より来たる 亦た楽しからずや
今夜は ケンタがやって来た
7時の約束だったが
私が帰宅したのが6時半
慌てて メシの支度に勤しんだ
買ってきたばかりの 愛しの浅蜊ちゃんは
砂抜きする余裕がなかったものの
どうやら 大丈夫だったので やれやれ
湯葉に 豆腐に サンマに
何故か たんぱく質ばかりの夕餉
野菜は ミョウガと 大根おろしと キンピラゴボウくらい・・・
気がつけば 二人で 2合のメシを たいらげていた
今夜のケンタは テーラー
「深町屋」と名乗って 私の体の寸法を計って
世界でひとつの オーダーメイドの軍服が出来上がる
もちろん コンサート用の制服にするつもりなのだが・・・
楽器造りで ディティールにこだわる男は
洋服にも プロ並みの こだわりとセンスを持っており
彼のあつらえた上着を着て ひそかに感動しちまった・・・
生地の買い付けから始まり
仕立て屋との悶着や 職人とのやりとりなど
全く知らない世界の話を たくさん聞かせてもらった
BGMは 彼の作った ジルバーマンのピアノのCD
特選をとった その音楽を聴きながら
こいつは いったい 何者なんだ?と ひそかにビビった
ズボンの寸法を出すべく 腰を採寸されてる時
「このまま 屁 こいてやろうか?」と 脅かしたつもりが
『やれるものなら やってみなさい! 浣腸して 止めてみせますから!』
月末には 出来上がってくるかも知れない制服
しかし しっかりと 宿題も課せられた
『このオナカ しっかりダイエットして へこませといて下さいよ』
「ホーイ」