あの夏の415 ⑬
21.VIII .1999
朝 眠らずにシャワーを浴びて 8時に朝食を食べに行く
先生が 遅れて登場
気をつかいながら 食事をとるのは 疲れる
そういえば 昨日 ヘスラーのピアノを見た
カタログをもらった
その話をしたら いい楽器についての話をされた
鳴る楽器とは オイラにとっては
音量が 大きいとか 簡単に音が出る というよりは
反応がいい 響いてるという意味だ
そして 楽器に甲乙をつけるのが イヤだ
楽器は 人間が造ったもので 楽器自体に 責任は無い
鳴ならくても いい状態で使われることが 楽器の幸福
そういえば 昨夜 西ドイツとソビエトの サッカーの試合をやっていた
ゲームの内容も ユニフォームも サポーターも
とても 昔のものだった
けれど 見ていて 楽しかった
西ドイツも ソビエトも 今はない
かたや 統一し かたや 分散した
なんとなく 不思議だった
朝食の後 タクシーで空港まで行った
空港に来て また車椅子に乗るのだが
先生は 車椅子から降りて 歩き回る
どう見ても 車椅子は必要ないが
先生らしい 一面である
30分遅れで ライプツィヒを出た飛行機は
20分遅れで フランクフルトに着く
フランクフルトでは なんと カバンが一番に出てきた
それだけで 何となく 嬉しかった
足の傷の血が かたまったが 分からないように
かばいながら ビッコをひく
ホテルに着いて バスタブに お湯をはって10分くらい浸った
途中で 先生から電話があり 慌てて飛び出て
昼食を 2時半からとることに決まる
風呂を出て 荷物の整理をする
針金ハンガーは 大活躍したが ここに置いていこう
昼食を御馳走になって 街へ出る
フランクフルト空港や駅は なんとなく つかめた
かなり 遠回りして マイン川を渡って ドームに来る
この前は ポール教会でオルガンが聞けたので
今日は ドームにチャレンジ!
幸い まだ 開いている
着席すると なにやら始まる雰囲気
鐘が けたたましく鳴る ちょうど6時になるところだ
この後 延々と この儀式のレポートが
3ページに渡って 記されているが・・・
もちろん 割愛
ドームを出ると ポール教会や
その他の教会を見ながら
コンサートがあるか否か 探した
残念ながら ないようだ
結構 歩いて 8時過ぎに インドカレーを食べた
ドイツで インド料理を食べる 日本人って
かっちょえー!
量が多くて 死にかけるが
全部 食う
おのこしはいけません主義なのだ
駅の売店で ビールと水を買い 地下鉄に乗る
空港で シャトルバスを 30分以上待った
帰ってきて のどが渇くが 腹いっぱいの状態
なかなか 寝付けない
そして 頭の中は 楽器造りのことで いっぱいになる
あそこは こんなふうにしてやれば
造り易く 強度もいいとか・・・
2時過ぎまで 起きていたと思う
やっと少し ウツラウツラとして
汗をいっぱいかいて 何度も起きる
ツインのベッドなので
ぜいたくに 隣のベッドで 寝なおす
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