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09. 08. 30

シャーミン化現象

ウーパールーパーなる生物が 一世を風靡していた頃
夕方のニュース番組で 幸田シャーミンは
ビッグな女性歌手の来日を こう のたまわった


「女優で歌手の シンディー・ルーパーさんが 今日 来日しました」


少年だった私は このニュースを聞いて 小躍りして喜んだ!
シンディー・ルーパーだ? ギャハハハハ!
勿論 シャーミンは しらっと すぐに訂正していたのだが


Photo


先日 栃木は さくら市なるところへ仕事へ行った
東北道を北上してる頃 後部座席で 後輩がぼやいていた
「先輩 知ってます? 野菜が高いんですよ! ナスが1本58円もするんですよ!」


これは 遠まわしに ギャラの値上げの催促かと思ったので
『ふうん ナスなんて 栄養ないから 買わない方がいいぜよ』と
巧みに かわしてやった フフフ


しかし よく聞いてみれば 最近 後輩は
イオンの宅配サービスを利用し どうやら 
ナス 1本でも 配達してくれることを 誇示しようとしていたことが判明した


『お前! たった1本のナスを 配達させたのか!』 と 私がキレてみせたら
「あ いや 他の買物のついでに ナスも1本だけ 頼んだような気がしてきました」と
しどろもどろになり始めた クックックッ!


で 仕事を終えて インターに帰る道すがら 農産物直売所があり 
「寄ってくれなかったら ギャラを値上げする」と 騒いだので
寛大さを装いながら 実は その場に置き去りにしてやろうと 車を駐車場に止めた


しかし 直売所は 野菜好きな私にとっても 魅力的である
車を止めると 後輩の存在など忘れて 店へ歩いていった
すると そこは パラダイスだった!


素晴らしく新鮮な野菜が 素晴らしい量にもかかわらず
ありえねーくらい 安い値段で 売っていたのだ!
乾物の 椎茸 しめじ エリンギだって 対馬なみの安さである!


数時間前 後輩が 58円もすると騒いでいたナスだって
ピチピチなものが 10個くらい袋に詰められ 100円で売っている
私は 『ナスには ポリフェノールやナスニンが豊富なので・・・』
などと しどろもどろになりながら 買物カゴに つっこんだ


後輩も狂喜し レジのおじさんに
「ナスは 私の街では 1個 58円もするんです!」と
あまり嬉しさは伝わらないような感想を 熱心にトークしていた


直売所のおかげで 私は ギャラの値上げ交渉から 免れ
東北道を南下しながら 後輩は ナス談義を始めた


「先輩は ナス どうやって 食べるんですか?」
『ナスも しし唐も 生で味噌をつけて食う』
「はぁ? ナスって 生で食べられるんですか?」


フッフッフ 私は こう見えても東洋の種馬と呼ばれてきた男である
あまたいる 過去形の彼女の中に 農家出身の娘がおり
彼女は 夏になると 食べても食べても 食べきれない野菜を
ナスも含めて 生で 食べていたという話をしてくれた


なので 当時 私も ナスを生食し始め
大量のフレッシュな ポリフェノールを摂取し
アフリカ人並みの視力を 維持してきたのだ
最も 視力は維持できたが その娘には フラれてしまったのだが


そんな 甘い感傷を ブチ壊すかの如く
後輩は おいしいナスの食べ方を 一方的にレクチャーし始めていた
なんだか まるで 私が ナスの料理を知らないかのように 思えてきたので
とっておきの 横着かつ美味い ナスの調理法を 教えてやった


『まず 生のナスの皮を剥いてだな それを レンジで加熱するんだ
 それを そばつゆの素につけて 冷蔵庫に入れて
 仕事から帰ってくると すっげー美味い 焼きなすが完成してるのだ!』


どうだ 参ったか! と 言わんばかりに 私は 鼻の穴を膨らませてみせた
もちろん 後部座席にいる後輩には 私の鼻の穴の膨張率までは
知らしめることは出来なかったのだが・・・


・・・・お待たせしました ここまでが 序文です


「でも先輩 生のナスって 皮剥くのが 大変じゃないですか?」
『ナニこいてげすか!(遠州弁) ピーローで剥けば 簡単ズラ!(遠州弁)』
「は? ピーロー? それって ピーラーのことじゃないですか?」


ん? そうだったか?


私の16分休符な間を 後輩は見逃さなかった
「ピーローって何ですか?ピーローって! ギャハハハ!」
あ 英語では ピーラーだったか フランス語では・・・ などと弁解したかったが
後輩は ノバでフランス語を勉強していたことを 突如 思い出した


『うん まあ ピーラーとも言うかな 最近では・・・
 まあ それで 皮は簡単にむけるのさ ハハハ』


しばらく 涙を流しながら 大先輩のミスを 嘲笑していたが
なんだか 釈然としない・・・
あれ ナンだっけ? ピーロー ピーロー


「あ! 思い出した! ピーローは枕のことだったっけ! ハハハ!」
素晴らしく 切り返したつもりだった
ちょっとだけ 自分って ナンて頭がいいんだろうと ウフンとなった


しかし そんな勝利気分は 32分休符の瞬間だけで 
後輩は アウフタクトで言い放った
「先輩 それは ピローです! ピーローじゃなくて ピローです!」
『あれれ? ピーロートークって 言わなかったっけ?』


くそ・・・
サルマタとサスマタの区別もつかない奴に
ここまで 侮辱されるなんて・・・


あまりの悔しさに 佐野インターで 
ラーメンを食ってる後輩を そのまま 置いてこようかと思ったが
インターで置き去りにしても こいつは すぐに帰ってくるだろうと 思い直し
いつかきっと 帰ってこれない秘境で 遺棄してやろうと誓うのであった


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


若い頃は こんな 言い間違い 皆無だったハズである
だからこそ シャーミンの 「シンディールーパー」は
嘲笑できたワケで・・・


そうか 大人になるって こういうことなのか
あの 遠い夕暮れ シャーミンも
こんな 打ちひしがれた気分だったのだろうか・・・ 


すまん シャーミン
今なら あなたの気持ちが 痛いほど よく分かる!


私は カタカナの記憶力が 異常に悪い
正直に告白すると 幸田シャーミンの名前を入力した時
何のためらいもなく 幸田シャーマンと書いていた・・・


投稿する前に気付いて 本当に良かった
そんな 今日この頃である


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Comments

韓国ではこのたび、ウーパールーパーの食用開発に成功したそうですよ。
うわ〜ん。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000012-scn-kr

Posted by: saskia1217 | 09. 09. 04 at 오전 11:07

Dear saskia1217

というか よく こんなニュース
見つけましたね! 凄すぎる!
ウパルパは 分かりませんが
犬肉は 是非 一度 召し上がって下さい!

Posted by: 某閑人 | 09. 09. 07 at 오전 7:35

これ、Yahooニュースだったので、パソコン開けたら一番に目に入ってきたんですよう。ウーパールーパーに郷愁を感じる年代の人間としては、やっぱりちょっと涙目かも。
で、ワンちゃんはどうでしょうね〜。
愛犬家のダンサー近藤良平さんは「犬を喰ったやつは明日ステージに上げない」と、コンドルズ韓国公演のときに一喝されたそうです・・・。
日本人も太古には食べていたし、ヨーロッパでも大陸では食べる習慣あったようですけどね。
大抵は何でも食べてしまう私は、知らされなかったらきっと食べてしまう・・というレベルでしょうか。う〜ん。

Posted by: saskia1217 | 09. 09. 07 at 오후 11:56

Dear saskis1217

きっと ペットとして 飼われていない動物だったら
なんの嫌悪感もなく 食べれるんでしょうね 多くの人は・・・
私なんか 鴨 鶏 の次に おいしいと思うんだけどな・・・
牛や豚よりもはるかに・・・

Posted by: 某閑人 | 09. 09. 08 at 오전 6:11

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