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09. 06. 19

骨太の放心 ⑥ (著:ケングム)

今日はソウルから春川へ向かう道すがら、カピョンで途中下車し
ナミソムという島へ上陸することとなりました。
ここはユジンとチュンサンが高校時代を過ごした春川の湖の岸辺という設定ですが
本当は春川ではありません。真実の愛は偽りの設定の下に描かれたのです。

まずは汽車に乗り、その後タクシーで船着場まで、
それから連絡船で島へ上陸するのですが、気のせいでしょうか、
島に近づくほど旅費が割高になってまいります。

パンフレットによれば、この島は元々砂しか見当たらない不毛の地であったそうですが、
何とか言う先生が一株一株苗木を植えて緑の島に育て上げたそうです。
本当だと思います。

そして今では「ナミナラ共和国」として文化の独立を宣言し、
愛国歌や貨幣にとどまらず独自の象形文字まで使用しているそうです。
また、世界中の芸術家たちがこの地に集い、腕を磨いているとのことで、
永遠の自由人として詩人になり、画家になり、音楽家になるそうです。
本当でしょうか。

それから、この島は訪れた人々の欲望に支配された心を童心に返すことから
人々はこの島を、夢と想像の「童話の国」と呼んでいるそうです。そう書いてありました。

よかったです、答えが見つかりました。この島が夢と想像の産物だったようです。

悪口は言いましたが上陸はいたします。

まずは島での移動手段の確保です。
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自称貴族のわたくしのために、カヤノ氏がクラシックカーを調達してきてくれました。

なかなか気に入りました。電気で走るエコカーです。

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少々小ぶりですが、この島の流儀に従い、
足りない分は想像力で補うことと致しましょう。

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走り出せばなかなか快調です。
歩くよりは速く、坂道もちゃんと登ります。

そして本日一番の目的地へ到着です。

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夏だというのにちゃんと雪だるまがあります。
まるで夢でも見ているようです。

なんだか不思議なことに、自動車に乗って楽をしたい
という欲望から解放されていく自分を感じます。

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電気はクリーン、とは言っても元々が原子力発電なら石油よりも問題はかなり深刻です。
人力車に乗り換えていざ再出発です。

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ユジンに横恋慕するチュンサン
それともカヤノ氏が間男に入ったのでしょうか。

カヤノ氏に審判が下ります。

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かなり分かりにくいですが、(氏の意向なので仕方ありません)
噛みつかれております。
不正直者に噛みつくローマにあるあれだと想像してください。

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最後は手品です。あ、もうここはナミソムではありません。春川の夜です。
島を出て、どうやら夢から覚めたようです。心なしかタネも仕掛けもよく見えます。

ここまできてカヤノ氏かなりご満悦のご様子。
わたしのシッターぶりもなかなかのものだったようです。
ナミソムのおかげで氏のいつもの童心ぶりにも磨きがかかったようです。

この後カヤノ氏は、酒に意識も沈んで夢の国へ再び赴きました。

おわり

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