国境の島 ④
6月2日
対馬の朝は 広すぎる蒼
朝食を がっつりと食べて 宿を出発
さ 残りの時間を充実させるぞ!
まずは 昨夜 教えてもらった 吉田茶舗
対馬の椎茸は とても美味いという!
サンプル無料の 椎茸の煮物をいただいて うん 確かに!
10時に入店したにも 関わらず
既に 椎茸は 残り4袋のみ・・・
全部 購入させていただきました ハイ
これから しばらく 対馬のどんこで
朝餉が 豊かになります!
万松院へ向う 道すがら
修復中の 石垣に遭遇!
ひとつ ひとつ チェックされております
楽器でも そうなんだけどさ
修復って 製作より 倍以上の労力が必要なんだよね
一度 解体して 元に戻すんだから・・・
歴代の墓地がある 万松院は 残念ながら 修復中
引き返す途中にあった 土産屋で 70代の老人と遭遇
彼との話が 凄かった!
この土産屋は どうやら 真珠屋らしいんだけれど
対馬の真珠産業から 話が始まり
宗家や 元寇まで 歴史に詳しい 詳しい!
昨夜の 若者達は 現代の対馬の魅力を語ってくれたんだけれど
今日の老人は まさに 一番興味深い 対馬の歴史について
ひとつ ひとつ 丁寧に教えてくれました!
倭寇 小西行長 朝鮮通信使・・・
薄っぺらくて まだらな知識の 質問ばかりだったけれど
大きな繋がりで 対馬の歴史的な意味に 着地させてくれました
1時間以上 話しこんで
最後は 対馬歴史民族資料館へ!
一度 来てみたかった対馬
大陸と そして 朝鮮との窓口だった 対馬
ほんの点のような来島だったけど 充足させてもらいました
かつて 伽耶の国が 滅ぼされて
国民が 日本に逃れて来た時も
恐らく この対馬を経由してきたんだろうな
それは 1450年くらい昔の話
もしかしたら 僕の 遠い御先祖様も
この島の 青い空や 緑の山々を
眺めていたかも知れない
国を追われて 命がけで 異国へ向う心に
この島は どのように 映っただろう
同じ場所に立って 感慨を咀嚼してみたかったんだ
対馬には 陸海空 全ての自衛隊が駐在しているらしい
昨今のニュースでは 韓国資本が入り込んで
いろいろ 根拠のない キナ臭い噂も 飛び交っている
国境っていうのは
国と国を 分かつ位置というイメージが先行しがちだけれど
国と国を 繋いでいる地域なんだよね
3万人近くが 住んでいる国境の島 対馬
様々な歴史と 美しい自然に 満ちている対馬
13時のフェリーに 飛び乗って
僕は 御先祖様と同じ海路を
南へ 南へ 揺られながら
たくさんの宿題を抱えて 帰港しました とさ!
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