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09. 06. 07

国境の島 ②

ヴィーナスと名づけられた 高速船 (往復1万5千円)
時速70キロくらいで 北へ北へ
1時間ほどして まずは 壱岐の島


Photo


下船する人 乗船する人
少しだけ 空気が動いて
そして 再び エンジンが激しく震える


まだ 風の力だけで 大海原を滑っていた時代
凪は 船乗りの天敵だったろう
でも 現代では この凪が ありがたい


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遣唐使とか 元寇とか 文禄慶長の役とか
大陸と日本が接する時に いつだって舞台になっていた島
倭寇が 住んでいた島


19時半 夕日が沈みかける その瞬間
国境の島 対馬が その姿を現した


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縦百キロ 幅十キロ
細長い 山だらけの島
ユーラシアのシッポまで わずか50キロ


僕は下船して 静かな街を 一人で歩いていった
まずは 宿を確保しなければいけない
いつだって いきあたりばっ旅


Tsushima_3


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