ダビデの音楽
デイビッド
旧約聖書の中で
彼ほど 人間的なヒーローは いないんじゃないかな
ダビデ
その勇敢さは ゴリアテとの戦いで ドギモを抜かれるし
ヨナタンとの 年齢差を超えた友情は 感動的だし
ダンナを激戦区に送って殺しちゃって 人妻だったバテシバと 結ばれるあたりは
うん 人間なんだなって ダビデの等身大の体温に 惹きつけられる
そんなダビデのエピソードで
一番 印象に残っていたのが
竪琴の名手だったことなんだ
彼の つまびく 竪琴は
王様の心を癒すほどの 音楽だったらしくてさ
子供の頃 そういう音楽って どんなんだろって 思ったんだ
僕が ハープの演奏を 初めて聴いた時
思い出したのが この ダビデに纏わるエトセトラ
サウル王とおんなじ 簡単に 魂 奪われたさ
僕は 鍵盤楽器の調律屋なんだけど
ハープの調律も 積極的にやりたがるのは
やはり その楽器の音楽性だと思う
旋律楽器は 言葉による音楽
鍵盤楽器は 文字による音楽
そして ハープは その どちらでもあり どちらでもない
2月には 録音でも 調律する機会があった
そして 今度の土曜日 ハープのリサイタルで
この奇跡な音楽の 調律デビュー
2009年5月16日(土) 15時開演
新宿・大久保 淀橋教会 小原記念聖堂
西山まりえ バロック・ハープコンサート「聖と静 憧と動」
調律師の人にも 聴いて欲しいんだけど
ガット弦のミーントーンって つまり金属弦とは ハーモニーが違うんだ
ハモった時の 「なるほど!」って感じが チェンバロでは 出会えない領域
先日の 津田ホールで 発見したんだけれど
聴衆のザワメキの中で ハープを調律する時・・・
頭蓋骨で音を聞くと・・・ 今回も その作戦で レッツラ・チューン!
それから 音楽を愛する 多くの方々へ
シンフォニーのような ハデさもなければ
歌のような ダイレクトさも ありません
でも そこには 最も 魂に近い浸透圧の音楽が存在してます
僕は 鍵盤楽器の 限界と可能性を
認識して 音楽を聴いてるつもりだったんだけれど
それでも 激しく嫉妬した音楽が そこにありました
是非 聴きにいらしてください!
とは言うものの チケットって どうやって予約するんだ? ん?
e-mail : anthonello.concert@gmail.com
↑ ここにメールすれば いいのか? すまん 事務は苦手なんだ
よく 分からんから ここから辿り着いてくれ!
子供の頃 聖書物語を読んでいて
賢いソロモン王より その父 ダビデ王の方が好きだったのは
きっと あの竪琴のせいだったんだろうな
さすがに 行間から 音楽は聞こえてこなくて
すっかり 忘却の彼方に 置き去りにされていた ダビデの音楽
ついに その ソロ・リサイタルで調律できる・・・
あとは バテシバに会うだけだ!
淀橋教会で 会おう!
The comments to this entry are closed.
Comments
ダビデの竪琴が、『音楽療法の始まり』って、何かで読んだことがあるような・・・。
Posted by: ichigokko | 09. 05. 15 PM 8:49
明日ですかっつ☆うわ~ 残念(ρ_;)
でも 次の機会は拝聴してみたいなあと思いました☆
Posted by: 笛吹きちゃん♪ | 09. 05. 15 PM 10:10
Dear イチゴッコ
オイラは アウロスの笛が
音楽療法の始まり って
何かで 読んだことがあるような・・・
Dear 笛吹きちゃん
しばらく 関東公演はないんですよ
8月の終わりに リハがあったよね?
記入もれで 日程 忘却してるんすけど・・・ ヘルプ!
Posted by: 某閑人 | 09. 05. 25 AM 8:12