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09. 04. 02

ミッションC 未来を消費してはならない

広尾 ドイツ大使館


「文化遺産の保存 その理由と意義」
   講演 ヨハンナ・ライッスナー


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ヴァイオリン 穎川晴子
チェンバロ  磯村叙子


02


ベルリンの壁 崩壊から 20年
ドイツ再統一から 来年で 20年
そんな ドイツな大使館で ミッションだった!


ゲートでの手続きは 人相の悪い者には 執拗で
なんとか 潜入し 楽器搬入の経路などを確認


担当のダンディが 「ハイ コンニチワ」 と
流暢な日本語で 話しかけながら 握手をしてきたので
ここは ひとつ ドイツ語で挨拶を! と はりきる!


『やーやー あうふびだーぜん!』
「ソレハ サヨナラノ イミデスネ」
『おー そーりー いっつ えいぷりるふーる!』
「ソレハ キノウデスネ」


なんだ 完璧な日本語を話せるダンディじゃないか!
ノッケから 思い切り恥じをかきながらの搬入


なんつたって 自分の知っている ドイツ語で
一番 長い言葉は 「ボー イスト トワレット?」なので
それが口をつかなかっただけ ヨシとするか・・・


しかしながら 十にも満たない ドイツ語のボキャブラリーの中で
よりによって 全く反対の意味の言葉を 選んでしまうとは
天才的なくらい 天然なボケであり 本音を吐けば ちょっと怖い・・・


まあ いいや


大使館内は 治外法権 つまり 日本ではないのだ!
このまま 亡命とか出来るのかな?
そうすれば タダで ドイツに行けるのかな?


会場は とにかく 素晴らしい響きだった!
5階くらいの 吹き抜け 硬い壁 適度な凹凸
ヴァイオリンも チェンバロも 豊かな響きで 音楽を彩ってくれた!


そして しなやかで 体温のある演奏!
講演を挟んだりしながらも 高い集中力!
満たされた拍手も やはり 降り注ぐ空間! うーん ブンダバー!


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様々な要因で 過去の貴重な文化遺産が 消滅していっている
そして それを食い止め 復元に情熱を費やす人々がいる
その活動の中で生じる 様々な問題と その対処


未来を消費してはならない


過去の偉大な文化遺産を 将来へ贈ること
その難しさ そして その重要さ
普段 全く考えたこともないテーマと 出会った


音楽も カタチの無い 文化遺産
地球の反対側で 300年前の音楽を 今宵の演奏で聴くかぎり
しっかりと 現在という瞬間を経て 未来へ繋がっていることに 充足する


音楽は 演奏だけでなく
楽器や調律という領域も 一緒になって 音になる
歴史の中の一点として 未来を消費させないよう貢献しなければ・・・


『あうふびだーぜん!』
「アウフヴィーダーゼン!」
別れ際 ダンディは 笑顔で握手してくれた


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