権兵衛―44 そして下鍵盤
チェンバロの場合 鍵盤の白黒が 逆転するモノもあるので
白鍵 黒鍵 とは言わずに
いわゆる白鍵の ドレミファソラシが ナチュラルキー
いわゆる黒鍵の ド♯ ミ♭ ファ♯ ソ♯ シ♭ が シャープキー
ちなみに チェンバロの歴史的な順番で 地域を書き出していくと
イタリアン ナチュラル:白 シャープ:黒 (現代と同じ)
フレミッシュ ナチュラル:白 シャープ:黒 (現代と同じ)
フレンチ ナチュラル:黒 シャープ:白
チェンバロって言えば 全部 鍵盤の白黒 逆転と思われがちだけれど
実際には フランスの影響なんだよね
だから 全体的に見れば 現代と同じ配色の方が 圧倒的に多いんだ
今回 ナチュラルキーは 黒檀
でもさ 最近 真っ黒な黒檀(マグロ)が 入手しにくいんだよね
そういや 黒檀に塗料を塗って 真っ黒に染めてる製作家もいたっけ・・・
チェンバロは こんなふうに
まず しっかり長方形の 黒檀を貼ってから
シャープキーの為の隙間を 加工していくんだよね
でも 現代のピアノでは もう こういう形をした アクリライトが売っていて
それを貼って ちょこっと 削るだけで もう 完璧!
うーん 羨ましい!
木口にも 黒檀を貼って メンを取って
そうやって チマチマと チマチマと 仕上げていくと・・・
だんだん 鍵盤らしくなっていくんだ!
シャープキーは メープル!
ちょっと重たいんだけれど やっぱり メープル好きは
メープルを あちこちで 使いたくて たまらんのだ!
ちなみに この写真は 26日 月曜日のもの
まだ 5日間あるから 間に合うと 思ってた頃のもの・・・
つーか 搬入 明日だよな?
・・・2007年に続いて 不参加か
ううう 手抜きしたくない場所だし・・・
でも まだ 上鍵盤 残ってるし・・・
« 権兵衛-43 下鍵盤 | Main | 連敗・・・ »
The comments to this entry are closed.
Comments