腰を下ろして 見えてきたもの
駅前のロータリーで バスを待つべく
花壇の石垣に腰をかけ 本を読む
ふと 目を上げると 母親に連れられた 小さな子供
その子と 目が合う
子供の目の高さって こんなに低いんだ
腰を下ろして 見える世界は 子供の世界
空は 少しだけ 狭くなって
看板も 自転車も 少しだけ 大きくなって
身長が定まって 物理的な目線は 変わらなくなったけど
追いかけているコトへの目線は 今でも 少しずつ変わっている
あの頃 見えなかったコト 今では 見えるコト
人間や 技術や 経験の中で 新しい視点を持って
解決したものよりも もっと沢山の 疑問が湧いてくる
きっと このまま キリが無いのだろう
子供の目線で 世界を見ていたら
今の 自分の目線も 壊してみたくなった
工房で 忘れていたモノが 見えてきた
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