« 2008년 10월 | Main | 2008년 12월 »

08. 11. 30

ミッションC ヴィヴァルディびと

上野 東京文化会館 小ホール


Img_5787


ラ・ストラヴァガンツァ・トウキョウ


ヴァイオリン 松野弘明 菅谷史 篠原智子 佐藤まどか
   ヴィオラ 篠崎友美 大島亮
    チェロ 植木昭雄 木越洋
コントラバス 黒木岩寿
   リュート 佐藤亜紀子 
 チェンバロ 大木和音


113_2


ヴィヴァルディの 知られざる名曲を
積極的に演奏していく というベクトルの元に
集まった 弦楽アンサンブル


ヴァイオリン協奏曲集からとった 
グループ名 「ラ・ストラヴァガンツァ」は
奇妙な 風変わりな という意味を持つらしい!


昨年のミッションRで録った
この「ヴィヴァルディズム」 というCDをひっさげて
本日のコンサートで デビュー!


いやはや 素晴らしい迫力であります!
特に コンバスの圧倒的存在感と 
リュートのブイヨンが 他に無いサウンドを薫らせてくれます!


| | Comments (0)

08. 11. 29

韓国の土産

今回の 韓国の土産は・・・


Okoge


これは おこげ味の飴


米のジュースとか
米関連のお菓子が 結構 充実している韓国
おこげ味も なかなか どうして うまいぞよ!


Himawari


これは ひまわりの種の チョコボール


九州ツアーの 演奏者達と
サッカー仲間へ 大量購入!


といっても 安いので
お土産を 渡す時も 恥ずかしかったのですが
大量に購入する時も 店のオバチャンに笑われて 恥ずかしかった・・・


最近は 韓国のモノ 結構 日本で買えるから
韓国らしくて 珍しくて 邪魔にならないモノ
探すのが 難しくなってきております・・・

| | Comments (3)

08. 11. 28

農作物に溺れる幸福

Img_4769


韓国というと 焼肉のイメージだが
ところが どっこい
野菜を しっかり食っている国民である


焼肉を食おうが チゲやら タンやら 食おうが
数種類のキムチやナムルが
テーブルが表面張力をおこすくらい ズラリと並ぶ


野菜好きには たまらん! 


同時に 果物も よく食べる
韓国映画の中で 雨と 果物を剥くシーンが
必ずといってイイほどあって 驚いた記憶がある


果物好きには たまらん!


| | Comments (0)

08. 11. 27

ミッションC 耳を遠くに

調布 くすのきホール


桐朋学園芸術短期大学 音楽専攻
第14回 定期演奏会 (三日目)


Img_5733


    フルート  市川友理
    オーボエ  市島結衣
   チェンバロ  桑原 遥


Img_5702


今年の定期演奏会でも
大塚直哉門下の学生が 
見事に頑張っておりました!


リハーサルの際 師曰く


「もっと 耳を遠くに
 客席で聞こえる音を聞いて
 演奏してみよう」


普段 練習しているところとは 響きが違うから
それを感じて 利用しながら ホールでの音の鳴らし方を
音楽の中に 取り入れていくのも プロへの階段のひとつ


こうやって ひとつ ひとつ
現場で学んで 成長していくんだなぁ


・・・・・・・・・・・・


リハ終了後 師から 
チェンバロの音色の調整が 依頼される


弾いてるトコでは 気にならないのだが
客席では デコボコに聞こえたらしい


ああ 俺も
耳を遠くに 調整しなきゃ・・・
ああ 俺も
成長しなきゃ・・・

| | Comments (0)

08. 11. 26

ゆらゆら

Img_4446


赤ちゃんというのは 
美しい人間のバランスから 計るに
著しく 不恰好である


なおかつ 首は グニャグニャ
ヒトリで 何も出来ず モニョモニョ
ウンコだって 垂れ流しである


がしかし 可愛い


この 人間にインプットされている
可愛いという感情は
まったくもって 不可解である


動物の赤ちゃんだって 可愛い


動物の親は 可愛いなんて感情もってないだろうが
赤ちゃんは 可愛い
少なくとも 人間は そう感じてしまう


著しく不恰好な 大人である杣なんぞは
なぜ 幼児体型的バランスで 成長してきたのか
甚だ 遺憾である まったくもって 由々しい


冬の光にユラユラ
この人形の可愛さは このバランスでも スマイルでもなく
首を振る その速度だと思う


プレストで 首をユラユラされたら
エクソシストな午後に なっちまうだろう
この笑顔が 余計に恐怖を煽ることだろう


しかし 可愛いという感情は 不思議だ


| | Comments (2)

08. 11. 25

ミッションC 嗚呼ビバビバ!

福岡 小倉インマヌエル教会


アントネッロ
  コルネット&リコーダー 濱田芳通
  ヴィオラ・ダ・ガンバ 石川かおり
  チェンバロ&ハープ 西山まりえ

カウンターテナー 彌勒忠史


Img_5169


屋根や壁があることが こんなに素晴らしいことだったとは!
と メンバー全員が 感嘆の声をあげながら リハが始まる!
やはり 雨の境内は 凍えて 濡れて 可愛そうでした


今夜は 仏教ではなく キリスト教の館なので
アヴェ・マリアも 思う存分 歌ってもらいましょう!


Img_5509


いやー イカせてもらいました!
演奏も プログラムも 本当に ビバビバであります!
出張の疲れが 吹っ飛ぶどころか エネルギーをいただきました!


主催した 地元の音楽家達も
本当に 心のこもった対応をされており
演奏者も お客さんも 幸せなヒトトキを 過ごすことができたことでしょう!


さ 「そよ風が吹けば」でも 口ずさみながら
帰りの 1100キロを ルンルンですっ飛ばして帰りましょう!
もちろん デューク弥勒より 2オクターブ低い音程ですが・・・

| | Comments (0)

08. 11. 24

ミッションC 雨ニモマケズ

福岡 聖福寺


アントネッロ
  コルネット&リコーダー 濱田芳通
  ヴィオラ・ダ・ガンバ 石川かおり
  チェンバロ&ハープ 西山まりえ
カウンターテナー 彌勒忠史


   笙     石川高
シンセサイザー 宝達奈巳


Img_5011


気温 12℃  湿度 94%


普段 ガットを使用している 弦楽器奏者の気持ちが
よーく分かりました・・・
ガット弦と 湿度の関係 よーく分かりました・・・


ほぼ 雨の屋外での コンサート
チェンバロは 温度変化が少なかったので よかったものの
ハープは 本当に 半音くらい かるーく下がってくれる・・・


普段 調律で ウィィーーーーーンなんて 音を上げることなど
新しい弦を張ったり ピンがおかしい時くらいである


安定させるために 必死こいて 何度も調律していると
ハープ奏者が 心配そうに 近づいて来て
「弦 切れるかもしれません・・・」 と 教えてくれた・・・


気分は ムンクの叫びである


調律屋にとって もっとも忌み深い音は
調律している弦が 切れる音なのである
高音であれば 8ヶ月 低音であれば 2年7ヶ月 寿命が縮む


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


しかし ナントカなって
寒い 雨の夜であったが
素晴らしい音楽を 聴くことができた


なんだか 嬉しいなー


照明 音響 ドライアイス係 誘導 駐車場 etc・・・
様々なスタッフと 出演者が みんな頑張っていた
そして 公演への 聴衆の拍手


なんだか 嬉しいなー


ホメラレモセズ クニモサレズ
サウイフモノニ  ワタシハ ナリタイ

| | Comments (2)

08. 11. 23

ミッションC みあかり楽夜

福岡 聖福寺


アントネッロ
  コルネット&リコーダー 濱田芳通
  ヴィオラ・ダ・ガンバ 石川かおり
  チェンバロ&ハープ 西山まりえ

カウンターテナー 彌勒忠史


Img_4942


日本で最初の禅寺といわれる 聖福寺
その仏殿で 雅楽の笙とシンセサイザー
そして 西洋の古楽の コラボレーション!


なんといっても 舞台らしいトコが無いので
横長になって ギリギリ 楽器が配置され
互いのコンタクトが取りにくい・・・ 可愛そう


がしかし


さすがは アントネッロ!
呼吸はバッチリでした!


禅寺で 弥勒が歌う カッチーニのアヴェマリア
冬の訪れを感じる 澄んだ夜空に
高く 高く 響いておりました! 


Img_4790


濱田監督! 渋い!
野球部発足という情報を キャッチ!
録音エンジニアのコサックと 早速 入部希望!


Img_4982


コンサート終了後は 打ち上げ嫌いな杣も
博多ラーメンツアーに 便乗・・・


杣と 濱田監督のラーメンが いつまで待っても来ない・・・
他のメンバーは 替え玉まで 食ってるのに
我々 二人のラーメンが 来ない・・・


いやー あせりましたね


なんてたって 食うの 凄く遅いし
おまけに 猫舌だし
待たせて迷惑かけたらどうしよう・・・ それだけで 冷や汗ダラダラ


がばい うまかと

| | Comments (0)

08. 11. 22

あれから 9年

あれは 9年前の夏


ワイマールへ向かう 列車の中で
先生は こんな話をしてくれた


「受け入れる愛と 拒む勇気と それを判断する英知を お与え下さい」


8181


抗癌剤治療の中 
ドイツはミュールハウゼンで
リサイタルを終えた先生


旅の途中 いつも毅然とされていて
いつもの如く 厳しくて
そして 音楽に真摯にぶつかっていった夜


8182


4人で ささやかな打ち上げをした
先生は その時 初めて 泣かれた
激しく 泣かれた


僕は 常温の黒ビールを 
ただ 黙って飲み続けていた


あれから 9年が過ぎた


僕は いつか 
あの時の 先生の涙の意味を 心を
解る時が 来るのだろうか


僕には 愛も 勇気も 英知も 無い


あの時と同じように
ただ 黙って 音楽の現場へ向かっている


あの時と同じように
素晴らしい音楽へ 貢献できることを願って


先生 頑張ります!

| | Comments (0)

08. 11. 21

落ちた顔

Img_4450


ウーム


いささか 選挙には 平仮名にしないほうが良いと 
思わないでもないのだが・・・

| | Comments (2)

08. 11. 20

秋の陣 ⑮ 生還メッセージ

Forpia


今回のツアーでのメンテは 2回だけ
スケジュールの追加や 変更で
結構 テンヤワンヤ


でも 初めて 韓国で フォルテピアノに遭遇しました
6オクターブ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


日本の入国は さすがに厳しい
税関では 手荷物検査場で 麻薬を嗅ぎ分ける犬がクンクン
大好物の肉とかあったら どんな反応するんだろう・・・


ポシンタンの肉とかあったら どんな反応するのだろう


なんてコト考えていたら 港のオッチャン達が
車から 勝手に楽器を積み出しており 後輩激怒!
なんかあったら どないしてくれんねん われ!


10時に港に着いたものの 手続きが重なり
大阪を出発できたのは 12時半
ま 悪い人がいるから 彼等も真剣なので 御苦労様なのであります


540キロの行程を すっ飛ばしてきたものの
楽器を搬入したのは 20時半
何故か 8時間もかかってしまった


韓国から 無事に帰ってくると
何故か ムショウに 誰かに感謝をしたくなる
だから 今回は このブログの読者に 感謝をさせていただきます!


カムサハムニダ!


どの現場でも 必死に動き回り
ムードメーカーになって 現場の空気を和ませてくれ
なおかつ 長時間 狭い車内で忍耐してくれ


なのに ホッペを両手でつねられた 後輩にも 
チョンマル 感謝ハムニダ! 
お疲れサマンサでありました!


君が いなければ 完遂できないミッションでした!


さ 秋の陣は 終了
それぞれの 音楽の現場で
また 全力で 頑張っていきませう!


Img_4501


| | Comments (7)

08. 11. 19

秋の陣 ⑭ 港の詩人

昨日 夜 釜山到着


ソウルから 高速に乗って
最初は 3回くらい連続で サービスエリアに寄らざるを得なかった
運転して 数十分もすると 睡魔が襲ってくる・・・


ストレッチして 顔洗って コーヒー飲んで・・・
途中から 元気回復!


がしかし 釜山での高速の降り方は 難しい
今までも 何度か失敗しているのだが
「クソIC」まで来る前に 支線に乗らないと 南端まで来られない


そんなこと すっかり忘れていて クソICで降りてしまい
市内の渋滞と喧騒の中 
勘を頼りに 港方面へ・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今回 韓国入りした時
釜山の税関で 楽器のチェックを受ける時
なんとも まあ ありがたいコトが起こった!


Img_4558


税関の所長 キム・ヒョンス大先生は 詩人でもあり
今回 3冊目の本を出したとかで
フムフムと 待機時間に お話を お伺いしていた


そして いよいよ荷物検査のダンになって
よほど 機嫌がよろしかったのか 
楽器はおろか 荷物をひとつもチェックせずに 「OK!」


ハハッハハ! ワッハッハッハ!
いやー いつもこうだと いいのですが・・・


Img_4551


フェリーの中で 楽器を満載した 愛車「テポドン」は
船底で 結構 孤独であります
しっかりと 固定され 下船を ヒトリで待ってます


ポツネン・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・


釜山で メシを食っていて 驚いた
食堂のオバチャンの 韓国語が 聞き取れないのである・・・
訛りのせいかも知れないが・・・ 外国に来た気分である・・・


この記事が アップされる頃は
恐らく 無事に税関を通過し 乗船し
15時くらいに 出港していることでしょう


対馬を通過し 関門海峡を通過し
瀬戸内海を ドンブラコとしながら 大阪到着は
明日の 午前10時!


右側通行の韓国で 慣れてしまった 運転モードを
再び 左側通行に戻して 最後の500キロ!

| | Comments (0)

08. 11. 18

秋の陣 ⑬ 釜山港へ帰れ

さて 不戦敗も含めて 惨敗だった秋の陣も
いよいよ 撤退であります


おーとものコメントどおり
「家に帰るまでが 遠足」 であります


今朝は 最後の早朝サッカーに参加!
なんと 氷点下のソウル! 
予報では -2℃でしたが チームの人曰く -4℃・・・


9人しか 集まりませんでしたが
調律師の キム・サンスも合流し
ヤン先輩と 3人の調律師チームを結成!


5-4で 惜敗でしたが・・・

 
「国民生活体育 キョンス蹴球会」の皆様
チョンマル カムサハムニダ! タシ マンナジャ!


Img_4765


さて 今回の訪韓で 最大のヒットは
土曜から宿泊していた ティーゲストハウスであります!


Img_4748


古来の韓国の民家で 快適な現代を生きることができます!
オンドルの部屋ながら 無線ランが飛んでるし
トイレもウォシュレット 洗濯機まである!


今度は プライベートで
ゆっくりと 何もしない旅を してみたいなー


そんな 素敵な出会いとも さよならして
釜山港へ 帰ります!

| | Comments (0)

08. 11. 17

ミッションC アルンダウン イ セサン (秋の陣 ⑫)

ソウル ポスト劇場


Img_4764


フォルテピアノ ライアによる 音楽
舞踏に 彫刻 そして 詩の朗読
魂の コラボレーション


Img_4736


ズルいくらい 素晴らしかった


T4


アルンダウン イ セサン


美しき この 世界
天に帰る時 この世界は 素晴らしかったと
そう思いながら 逝きたい


山有花の詩の 一節の如く
美しい音楽を 奏でて生きたい
彼は そう語り 最後のシャコンヌを 弾いた


アルンダウン イ ウマク


| | Comments (3)

08. 11. 16

秋の陣 ⑪ エネルギー充電!

Img_4733_2


昨夜から インサドンの隣 安国駅に近いゲストハウスにいるため
サッカーには 地下鉄を乗り継いで キョンス中学校のグランドに行く
ヤン先輩は 赤い目をこすりながら 遅刻して登場した


「ハンチャン キダリョッソヨ!」
『オー クレ?』
朝一番の 冗談の掛け合いに 握手してゲームにのぞむ


この ヤン先輩が所属している サッカーチームは
火曜から土曜まで 朝6:30から 7:30まで
日曜は 8:00から 13:00まで サッカーをやっている


今日は日曜なので 30名以上が集合して
最初だけ 他のチームと試合をして
あとは みっつに分かれて 紅白戦!


杣も 30分の試合に 4回出場させてもらった!
ヘボいプレーも 上手くいったプレーも
汗になって 充実した時間を満喫できた!


昼メシを 一緒に食っていけ! と誘ってもらったが
リハーサルのため 11時に早退し 宿舎に戻り
慌ててシャワーを浴び リハーサル会場へ!


今回の会場は 演劇の舞台で
地下2階まで 狭ーい階段を エンヤコラと 楽器を運んだ
午前も 午後も 汗だくである!


Img_4747


夕食は 韓国ピアノ調律師協会の 元会長に誘われ
刺身を御馳走になってしまった!
韓国に来る度に いろいろと情報交換をさせてもらい 盛り上がった!


韓国の刺身は 醤油もあるが コチュジャンをつけて食べることもある
焼肉のように 葉っぱに包んで 食べることもある
今回 初めて 「水刺身」なるものも 馳走にあずかった!


サヨリや ヒラメを 腹いっぱいになるまで 食べられるというのも
なかなか 日本では 出来ない経験である!


今 製作中の楽器が完成したら 
会長は 日本に来たいと 言ってくれた!
よーし がんばるぞ! いい楽器を 作ってみせるぞ!


韓国では 食事中に 何度も「乾杯!」をする
今回も 「ウリヌン ハナダ! (我々はひとつだ!)」と 叫びながら
国境を越えた同業者の 同じベクトルに エネルギーをもらえた!


| | Comments (0)

08. 11. 15

秋の陣 ⑩ We are over

ソウルに帰ってきた
ようやく インターネットに接続できる
PCからは 「薔薇の中の薔薇」が 流れている


Img_4708


例えば 君が 音楽家だったとしよう


演奏する為に コンサート会場へ行き
「音楽しなくていいから 適当に 楽譜通りに弾くだけでいいから」
そう言われたなら どんな気分だろうか


あるいは 


演奏よりも 楽屋の掃除を頼まれて
一生懸命 綺麗にして いざ本番 という時になって
演奏する権利を奪われたら どんな気分だろうか


11月は いくつもの 大切な仕事をキャンセルして ソウルに来た
大切な人たちには 本当に申し訳ない気持ちで
だからこそ いい仕事をしようと 頑張った


この韓国での仕事を請けるにあたり Gとは 約束をした
コンサート前 1時間は 調律の時間にしてもらうこと
たった それだけの約束も 彼は反故した


とにかく 狂い易い楽器を含めて 2台の鍵盤楽器である
「良きコンサートが為に」
その為に 1500キロも離れた都まで来て また 裏切られた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


1曲1曲 ステージのセッティングが変わる
それも 音楽の邪魔にならないようにと 完璧な準備をして
ステージマネージャーも やっている


しかし これは 本業ではない
どころか 本来 そんなコト する義務もない
しかしながら ステマネを当然の如く考え リハは 無駄に長い


ま こんな愚痴は 明日で最後だろう
彼とは これからは仕事をしないどころか 
2度と 口を聞くつもりもない


良きコンサートが為に


調律屋が出来ることは
楽器のコンディションを 最良の状態にすることでしかない
その権利さえ奪うセッキとは 共にいないことが 最良の解決だろう


・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・


もうひとつ 事件が起きる


韓国では まだ 音楽的派閥がある
Gを最初に招聘したのは Jというチェンバリストで
後に Mというチェンバリストになった


この JとMは 同じ大学の 先輩後輩でありながら
仲が悪い どころか 敵対しあっている
そして Gは2004年以降 Mの招聘のもと 訪韓している


昨夜 コンサートの休憩時間に (俺は必死こいて調律していたが)
後輩が このMという 一見 優しそうな女性から 軽い暴力を受けた
そして それでも後輩は 泣きながらも 最後まで忍耐しながら ステージスタッフを勤めた


話が 長くなりそうだが
キチンと釈明しておきたい


Jの友人の フォルテピアノ奏者が (Kという名前にしておこう)
Gに レッスンを受けたいという話があり 
それを Gに伝える役目を授かった


しかし 俺は馬鹿のオカゲで リハが延長し
その話を Gに伝える時間がなく 後輩に頼んだ
それを Mが 聞き及んだらしい


そして コンサートの休憩時間
俺は 楽器移動をして 調律している間
後輩は 必死にステージを変更していた


そこにMが来て Kについて 後輩に問いただした
恐らく 敵対しているJの関係者であることを 感知し
面白くなかったのだろう


後輩は 俺のメッセージを Gに伝えただけだから ナニも知らない
しかしながら Mは 後輩に執拗に問いただし
ついには 後輩のホッペを ツネリヒッパリして行ったらしい


何がなんだか分からない後輩は
その痛みと 悔しさと 怒りに 泣きながらも
最後まで ステージマネージを 完璧にこなした


冷たい俺は そんな後輩に対しても
慰めの言葉を ひとつもかけなかったが
コンサート終了後 Mにつめよった


「後輩が泣いてる 謝れ!」


Mは 慌てて後輩に 謝りに来たが
『韓国では 可愛い女子のホッペをツネるのが 愛情表現なんだ』
という嘘を 平然とついて 俺に通訳させた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


オレは こんな思いをするために 韓国まで来たのか?
こんなズルい人間のために 韓国まで来たのか?
コンサートが上手くいくために 韓国まで来たんじゃないのか?


明日は 最後のコンサート
文字通り Gとも Mとも 最後のミッションである
ケーセッキヤ! シーパル! 

| | Comments (10)

08. 11. 14

ミッションC (秋の陣⑨)

テジョン KAIST 大講堂


Img_4719


Img_4724


Tejon2


| | Comments (0)

08. 11. 13

ミッションC (秋の陣⑧)

テジョン KAIST N7ロビー


Img_4689


Img_4690


Tejon


| | Comments (2)

08. 11. 12

秋の陣⑦

今朝も 6時半から サッカーして汗だくです!
サッカーの仲間は すっかり顔と名前を 覚えてくれて
なんだか ますます楽しい交流になっております!


昨日は 9時にホテルを出て 楽器を搬出し ホールへ搬入
13時からリハ そしてリハ 19時近くまで ひたすら リハ


20時開演のコンサートは 22時半に終了し
それから楽器を搬出し ミンジャ宅へ搬入
ホテルに戻ったのは 24時半・・・


何時間労働してるんでしょうか


リハの時も 6曲 全部編成が異なり
いつもの如く 舞台チェンジの連続で
ステマネの仕事で 右往左往


てなワケで 今日はリハーサルの後 
大田(テジョン)へ移動です!
200キロくらい 南下して また楽器を会場に搬入


明日から しばらくサッカーが出来ないので
悶々としないよう 注意しなければ・・・


では 行ってきます!

| | Comments (2)

08. 11. 11

ミッションC (秋の陣⑥)

ソウル セラミック パレス ホール


Img_4668


Sera


Sera2


| | Comments (0)

気分スッキリ!

Img_4620


早朝 6時半に 車をすっ飛ばし グランドへ向かう
まだ 真っ暗なのに ヤン先輩のチームは
18人も集まって サッカーを 楽しんでました!


ハードルを ミニゴールに見立てての 1時間 ぶっ続けサッカー
いやー 楽しかった!
寒いソウルですが 汗だくであります!


いろいろ スッキリした!


大好きな韓国で 
調律が出来て
サッカーが出来て・・・


がんばるぞ!

| | Comments (0)

08. 11. 10

秋の陣⑤

今日はリハーサルかな・・・

Photo_4


楽器調整の後 仁川空港へメンバーを迎えに
かっとばす!


合流できたものの いろいろあって
杣 早くも 怒ってます・・・
はあ 情けない

Img_4619


| | Comments (0)

08. 11. 09

秋の陣④

Img_4600


8時にヤン先輩が ホテルに向かえに来てくれて
サッカー交流!

と なんと 試合の日でした!


Img_4506


午後からは 仁川へ行って Kリーグ最終戦 
水原-仁川戦を 観戦!
水原 見事に勝利! 


Img_4611


| | Comments (0)

08. 11. 08

秋の陣③

今日は プサンから ソウルへ移動!


Img_4540


話は すっとぶけど
日本でいうJリーグに相当する 韓国のサッカー Kリーグ
9日に 最終節を向かえることになる (たぶん)


で 現在 勝点51で 首位を争っているのが
水原ブルーウイングス と FCソウル


9日の 最終戦 
水原は 仁川で インチョン・ユナイテッドと
ソウルは ポハンで ポハン・スティーラーズ (正しく発音できない・・・)


なもんで ソウルの隣の 仁川へ Kリーグを観戦に行く!
水原が勝てば 恐らく そのまま 目の前で リーグ優勝!
ソウルが ポハンで勝てば (水原が負ければ)初優勝らしい!


先日の ソウルと水原の 直接対決では ソウルが勝利!
ここで 勝点3と 突き放したが 釜山に敗れ 
得失点差で 現在は 水原が首位


赤のソウルか 青の水原か
レッズファンとしては 赤の応援だし
ウォーターズとしては 青の応援だし・・・


レッズサポーターと 韓国のサポーターの 雰囲気の違いも含めて
日本にとって 宿命のライバル 韓国サッカーを 観戦してくる!
と 思う たぶん・・・


あ 一応 仕事 ちゃんとしますよ ハイ


Photo_3


| | Comments (0)

08. 11. 07

秋の陣② G船上のありゃ

深夜と早朝の狭間頃 大阪に潜入
雨のドライブで なんとも疲弊
サービスエリアで 仮眠をとり 港へゴー!


アフリカ人並みの視力と 豪語している杣だが
鳥目なので 夜に弱く なおかつ 雨の中で
ますます アフリカ人どころか パプリカ人と化してしまった・・・


008


10時から 車をカラッポにして
楽器の税関検査!
いつもながら 戦場であるが 今回は柔和な人で 無事通過!


カルネ ありがとうございました!


Pb070022


さて 今頃は 瀬戸内海の上を 
船乗りクプクプの冒険なんぞ していることでしょう


Photo_2


さて 明日は いよいよ 上陸だ!

| | Comments (4)

08. 11. 06

秋の陣① いざ西へ

今夜から 2台の楽器を積んで 
海峡を渡り 半島へ 秋の陣であります!


これが 車で行く 最後の韓国になるかな・・・


移動が長いことは まあ 仕方ないし
事故さえなければ まあ よかった よかった なんだけれど
韓国へ行く場合は 手続きが多すぎて ゲンナリ


車の書類を 免許センターへ 登録に行ったり
国際免許を取得しに 役所へ赴いたり
ダウンロードした書類を パニクりながら記入したり・・・


楽器関係の手続きも とても大変だと思う
アシスタントの方が カルネを取得したり 保険をかけたり・・・
まあ 金も時間も労力も 非日常な連続


調律とか工作してる時は 楽しいんだけれどね
事務が全くダメで ベソかきながら作成して
ダメ出しくらって 返送されて 再送したり・・・


Photo


以前は 下関出航のフェリーで 釜山に上陸していたのだけれど
前回から 大阪出航のフェリーにしてるんだ


朝の9時半に 大阪港でチェックインして
午後には 出航して 翌日の10時くらいに
もう 韓国上陸できるのさ!


なもんで 今頃は 大阪に向かって
東名を西へ すっとばしてると思う
居眠り運転で 事故らないようにしなければ・・・


Img_4502


長期出張の悩みのひとつに
運動不足がある
これって 意外に深刻なんだ


でも 今回は 秘策があるのさ


ソウル大学の調律師 ヤン先輩が
朝 仲間とサッカーをしているというので
その練習に 合流する予定


なもんで しっかりスパイクなんぞ 持って行く!
韓国で調律できることも 嬉しいけど
韓国人と サッカーできるなんて 幸せだ!


なんだか 元気出てきたぞ!
韓国で ゴールを決めてやるー!
いいコンサートに 貢献してやるー!

| | Comments (2)

08. 11. 05

秋の小川はサラサラゆくよ

バッハ とは ドイツ語で 小川という意味である


初めて それを知った時には
なんだか 偉大な 音楽の父! というイメージが
ズタズタにされてしまったものだ


Img_4219


音大で仕事をしていた時
恩地 という苗字の学生がいた
まったく 気の毒でしょうがなかった


市役所のロビーで ボンヤリ読書をしていると
「新妻さま 新妻さま!」と アナウンスが流れてきた
ふと 目を上げると バーサンが よっこらしょと 立ち上がっていた


トーキチローだって リスケだって
昔の日本では 大人になるに従って
名前を変えていく習慣があった


スズキだって フッコや セイゴから
改名を繰り返すことで
出世魚と 尊ばれている


オボコ   スバシリ  イナ   ボラ   トド
トドのつまりな魚は
ボラが最終名だったら なんとも気の毒である


もし 改名が自由な時代だったら
どんな名前にしようかな・・・ イヒヒ


| | Comments (0)

08. 11. 04

バナモン!

Img_4230


その昔 ドイツに留学していた演奏家に
日本では 「参人」 という 
大根と人参のかけ合わせ野菜が ブームになっていると
メールをしたことがある


ありがたいコトに 彼女は 信じてくれた


どこか 日本から 離れていて
植物に 疎い人に
「レモンとバナナのかけ合わせが 日本でブームになっている!」
というメールをしたいのだが 適当な人は いないだろうか

| | Comments (4)

08. 11. 03

ミッションC 母校のバロック

世田谷 恵泉女学園


Img_4491


チェンバロ 関川美樹


Y03


母校の文化祭で 華麗なチェンバロを披露し
たくさんの拍手に 包まれていた
歌と ソロと バロックの魅力を 後輩達は堪能していた


・・・・・・・・・・・・・


さて Mr.ラッキーと自称している杣だが
時々 運を使い果たしたせいか
アンラッキーが 重なるコトもある


楽器運搬の車が 校内敷地に駐車できないため
近くの コインパーキングに駐車するよう 指示されていた
まあ 楽勝だろうと思ったが 念のため 早めに到着


ところがだ!
10箇所以上 ウロウロ探しあてたものの どこもかしこも 満車満車・・・
2周目にして ようやく ギリギリのタイミングで 駐車ができた・・・


あぶなかった・・・・


で 昼食は 学園祭の模擬店があるので
どうぞ そちらで 召し上がって下さい! と 案内をもらっていたが
調律が終わって 模擬店に行ってみると どこも 完売完売・・・


朝飯も抜いてきて
昼飯も食べ損ねた


ま コンサートも無事に終わったし
ナニゴトも無かったのだが
久しぶりに Mr.アンラッキーの重複に トホホな帰路でありました・・・

| | Comments (0)

08. 11. 02

ミッションR 極秘録音終了

豊洲ララポート ミュージックアカデミー東京


Img_4449


極秘故 以上です

| | Comments (3)

08. 11. 01

ミッションR 録音開始

豊洲ララポート ミュージックアカデミー東京


録音 : オフィスENZO
エンジニア : 小坂 浩徳


Img_4444


どうやら 世の中は 三連休が始まったらしい・・・
ちーとも 知らなかった・・・


昨夜のうちに 古楽研究会から 楽器をかっさらい
朝 早めに出てきたものの 土曜のくせに 結構 車が多い・・・


会場のララポートは 巨大なショッピングモール!
ガキレンジャーと 親馬鹿軍団が 朝から 長蛇の列・・・
人 人 人 ということは 声 声 声


トイレに行くだけで 人酔いしちまいました


Img_4448

今回の録音は 二日間
演奏者に 「関西出身ですか?」と 問ふたところ
『いえ 京都出身です』と スッパリ!


ハハハ


高音が 上がって狂うんだよな・・・
ウーム ムムム

| | Comments (5)

« 2008년 10월 | Main | 2008년 12월 »