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08. 09. 17

ミッションL 手作りの響き

調布 桐朋学園芸術短期大学 2301


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「チェンバロは 普段 チェンバリストが 自分で調律してるんです」
『へー 大変ですね』


ギターを弾く人は なんだか 音がヘンテコになったら
自分で 調律をするだろう
ヴァイオリンだって チェロだって 楽器は本来 演奏者が調律をするもの


調律という作業が 演奏者の手を離れたのは 19世紀のピアノから


現代のピアノというのは 「楽器の非常識」の塊なのだけれど
あまりに普及したから ピアノの周辺が 常識のように 考えられてしまう
でも やっぱり ピアノは 楽器の中で 特殊の塊


7オクターブ以上の音域
メカニックを機械で作ることによって可能な 安すぎる価格
20t以上の内力を孕み 200kg以上の重量


そして 1年も調律がもつ ということ
そして 調律師という 演奏者以外の技術屋がいる ということ


ピアノ色のメガネを かけたままでは
他の楽器は 見えてこないし
ピアノ自体の 本当の姿も 見えてこない


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とは言っても 鍵盤楽器の調律は
やはり 面倒くさい


かつて 調律学校の講師をしていた頃
一部の学生は こうノタマワった
「自分は 調律の才能が無いから・・・」


調律の才能なんて 自分も無いさ
才能なんてものは 最後に必要なもの
それまでは ただ ひたすら やり続けること


「もっと 調律がうまくなる 近道とか ないんですか?」
『無くも無い』
「え! 教えてくださいよ!」
『調律を好きになることだよ』


チェンバロを弾く人は 
この調律という作業と 付き合いながら
音楽を学んでいく


ピアノが失った 演奏者自身が
楽器の響きを つくりあげていく作業
本当は とても 素晴らしいコト


以前より はるかに 上達してる学生達の調律を聞きながら
なんだか 嬉しくなった
日々 がんばってる様子が 音の追いかたで 分かる


調律を教える時
一番 重要なことは
調律を好きになってもらうことかも知れない


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Comments

おひさです。
調律を好きになってもらうのにいちばんいいのは、子供時代に刷り込んでしまうことではないでしょうか。北朝鮮のように。。。。(ちょっと違う?)
釣りの季節になってきました。

Posted by: あら、まっちゃん | 08. 09. 19 at 오후 5:29

Dear あら まっちゃん

そうだね 調律もガキの頃から刷り込むか!
アジトの前 幼稚園だから 「調律の時間」 作ってもらおう!
うまくできないヤツは 強制収容所送りで 北朝鮮のように・・・

釣り 行くか? ちと 忙しいが・・・
メゴチとか釣って フライにして 食おうぜ!(小さ過ぎる夢)

Posted by: 某閑人 | 08. 09. 21 at 오후 9:16

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