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08. 09. 30

近所の友達

アジトの近所には 白ヤギがいる


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シュレッダーとして 機密文書を 
せっせと 処理してくれるので
ありがたい ありがたい


請求書や 督促状を
黒ヤギさんからの手紙と 勘違いしてくれるので
ありがたい ありがたい

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08. 09. 29

目の上のたんこぶ

先日 フットサルで 
赤パンと呼ばれているオッサンのヒジが
モロに額を直撃し 一瞬 秋の花火を見た


幸い 眼を直撃しなかったので アフリカ人並みの視力は 損なわれていないが
頭蓋骨を通して聞こえた音は テメーの額が陥没したか
オッサンのヒジが 砕けたのでは と思わせるほどの周波数と波動だった


久しぶりに すごく 痛かった


で 翌朝 ヒゲを剃ろうと 鏡を見て ビビった
額は 陥没どころか たんこぶとなって 隆起していやがったのである
ビビったのは 痛さと隆起の形而上学的関係では無い


丸坊主の頭髪 黒い顔 剃られたマユ毛
それだけでも 職務質問をされても おかしくないツラなのに
その顔に 新たな アクセントが付加されてしまったのである


このツラで 仕事に行けば かなりヤバい
オイワさんだって 優越感に浸ることだろう
仕方なく こんなマスクを購入しようかと 本気で考えたほどである


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と ここまでが 前置きである


そんなワケで その日のフットサルで
ふたつも ヘディングでゴールを外したのは
この たんこぶのせいだった というのが 言いたかった


たんこぶというものは 同情だけでなく
ツラによっては 警戒を招くことを知った
そして サッカーには 額が重要であることも知った 

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08. 09. 28

ミッションC オリゴの秋

板橋 古楽研究会ビル スペース1F


早朝 ケンタの自宅で ケンタを拉致して
古楽研究会本部へ テポドンを走らせる
ケンタが目を覚ました頃 楽器を搬出する


ケンタは北村美緒リサイタルの現場へ向かい
現地では ウララが調律


楽器のコンディション および 会場のコンデションの影響で
弦が 3本も切れてしまったそうだ・・・
すまぬ 後輩・・・


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杣は オリゴの秋の 2段チェンバロと フォルテピアノの調律
リハが始まると 今度は 講座で使う 1段チェンバロの調整と調律
ケンタのイタリアン ケンタリアンと 久しぶりの御対面


で コンサートの前に 再び 2台の楽器を調律し
今度は 講座で使う ゴシックハープと バロックハープの調律
なもんで 残念ながら リハもコンサートも 聞き逃した・・・


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オリゴの秋は 生徒の発表演奏会と 
招聘講師による 講座の ふたつの催しになっている


今回の講座は 西山まりえ による
「ヒストリカルハープとチェンバロ 歴史的背景を探る」と題して
2台のハープとチェンバロを使用した 贅沢な内容


西山のチェンバロへの決着の場面は 音大の学食だったこと
更に ハープとの出会いは バイトの舞台だったこと
ユーモアたっぷりに でも それこそ運命だったと思わせるエピソードが聞けた


2時間に渡る レクチャーコンサートで
普段 聞くことのない バロック以前の音楽を たっぷり堪能し
チェンバロとハープが 歴史的に密接な関係を持っていたことも 学べた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて 今回のミッションは 5台の楽器を調律させてもらった
たぶん 一生の中でも これだけ バラエティに溢れる調律は 無いと思うので
ちょっと 書き記しておこう


フォルテピアノ  430Hz 1/8      (126本)
2段チェンバロ  415Hz 1/6      (183本)
1段チェンバロ  440Hz ミーントーン  (100本)
ゴシックハープ  466Hz ピタゴラス   (24本)
バロックハープ  440Hz ミーントーン  (83本)


実に 516本もの弦を 何度も何度も 調律していたことになる
それも ピッチも 調律法も バラバラである
いやー なんだか 楽しかった! 


講座終了後 チェンバロを搬入し ハープを奏者宅まで届ける
何時間労働していたか 分からんが 
これだけ 調律をやっていると 楽しい思い出になるから 不思議なものである


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08. 09. 27

練習試合

そんなワケで 今日は午後から
埼玉地検のチームと 練習試合
赤が検事チーム 青がウォーターズ


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トータルスコアは 5-5 の引き分け


25分くらいの試合を 5回ほどやりました
杣は あまり出場できませんでしたが
楽しかった!


半年ほどかけた リーグ戦が8月で終了し
我が FCウォーターズは 3部リーグCブロックで 2位!
お見事な成績でありました!


で 10月からは トーナメントが始まります!


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がしかし・・・ 初戦の相手は 1部リーグの 美園FC
強すぎねーか? いきなり1部と試合かよ・・・


ま 全員サッカーの ウォーターズ
勝っても 負けても みんなで全力を出し切るチームであります
今回の交代枠は 11名なので 全員 とっかえることもできます


なもんで 10月13日は 安息日と称して仕事ができません (イヒヒ)
夏の出張で鈍った体を 鍛えなおして
ガッツリ動き回ってみせます! 出場させてもらえたらの話ですが・・・

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08. 09. 26

ウトウトウト


普通に調律するより 難しいハズ
よくやった!


弦の長さが違うので 同じ音でも
張力が違うと こうも違う音色なのか
よくやった!


手だけで これだけの表情が出せるとは!
タメもいい!
よくやった!

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08. 09. 25

ミッションT 圧縮の朝

上野 東京藝術大学 第1ホール


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朝 現場に到着すると 佐藤先輩と御対面
「おー 杣くん 今日 調律なの?」
『ええ 佐藤先輩も 調律なんですか?』


杣の担当は フォルテピアノなので
てっきり それだけだと思っていたら チェンバロも使うらしい・・・
お互い 聞いてなくて 現場でビックリ!


「じゃあ 杣くんから どうぞ」
『え! ありがとうございます!』
普通は 先輩優先なのに 忝い (←かたじけない って こんな漢字なんだ!)


しかーし 7割がた終了した頃に 冷房がバンバン効いてくる
案の定 低音の 温度に敏感な 真鍮弦は バンバン ピッチが上昇中!
終わった頃には 4度くらいの温度差


そして 佐藤先輩 チェンバロの調律
別の部屋では 他のチェンバロも調律
試験の時は いつも いろいろ 圧縮されるものである


それでも 普段 一人でやってる者にとっては
人の調律というのを しっかり聞けるというのは 勉強になる
なんだか 調律師の試験を されてる気分だったさ

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08. 09. 24

赤のリベンジ 

1


聖地では アルカイダ じゃなかった アルカディシアとのイクサ
19時ともなれば すっかり 闇に包まれる季節


2


先週 敵地で まさかの敗戦
なんとしても 2点差以上つけて 勝たなければ
アジアの王者 浦和のプライドが ズタズタです


3


そして 見事に2-0で勝利!
準決勝では アジア・クラブカップでありながら
日本の ガンバと対戦するハメに・・・ 8日と 22日


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休憩時間中に メールをチェックすると
なんと サッカー部の ハスミン支部長も 信者席で応援していることが判明!
前から5列目だとか・・・ さすがであります!


さて この勢いにのって Jリーグも 頑張ってもらいましょう!
今度の日曜は アウェイで 名古屋との頂上決戦!
ちょっと ハードスケジュールだけど がんばってくれぃ!


我が FCウォーターズも 13日から トーナメント戦が始まります
感動的なエネルギーを もらったから
練習もはりきって 試合にのぞもう! 

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08. 09. 23

とって つけたような 取っ手

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プルでも プッシュ!


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鉄の味がした・・・

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08. 09. 22

無用な下書き

1


下書が 汚い字だと
清書も 汚い字になる


2


下書の 品詞の選択を間違えば
清書の 品詞も間違う


3


下書を 無視すれば
清書は もっと ひどくなる

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08. 09. 21

ミッションC 音楽の求心力

三鷹 風のホール


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エウテルペ合奏団 第13回 定期演奏回


指揮 杉原直基
チェンバロ 大村千秋  山縣万里
ハープ 新坂拡子


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いや まあ スゲー オケだった!


クオリティ高いし 
聞いてて楽しいし 演奏してる方も楽しそうな プログラミング
そして かっちょイイ 指揮者のパフォーマンス


写真はゲネだから 私服なんだけれど
本番は 女性はカラフルなドレスで
聞いても 見ても 楽しめるコンサートでした!


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で がたまりのブログに あったんだけれど
5オクターブ無いチェンバロでの連弾
確かに 窮屈そうだけれど 二人の呼吸は ピッタリでした


オケのメンバーは 昨日のリハで 初めて会ったんだけれど
演奏中は マジメな面持ちで かたそうなのに
舞台裏では とっても愉快で いい人達でした!


それぞれが それぞれの仕事や 家庭を持っていて
そして 趣味として 音楽を求心力に これだけのコンサートを やっちまう
末永く この空間を大切に 響かせていってほしいな!


あっぱれ エウテルペ合奏団!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


おおぐまのコメントもらって 思い出した


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健やかであって欲しい という願いが こめられているのでしょう!

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08. 09. 20

昼下がりのポッカリ

先日 ケンタと仕事をした
午前の仕事が終わり 次の仕事は夕方
ポッカリと空いた 昼下がり 


んなもんで 早めに 夕方の仕事場に車を停め
娯楽施設へ赴き 遊戯に興じることにした
ポッカリと空いた 昼下がり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まずは エアホッケー


お話にならない
所詮 体育系調律屋と 文化系楽器製作者である
ケンタ惨敗 ポッカリと敗北


反射神経を 必要としないものでないと
フェアーに 対戦できない!
その抗議に もっともだ と思い 遊戯を変える


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パターゴルプ 


ありえねーコースだったので ルール改正を繰り返し
終わって見れば やはり 体育系調律屋の勝利
ケンタ惜敗 ポッカリと敗北


下半身を 必要としないものでないと
フェアーに 対戦できない!
その抗議に もっともだ と思い 遊戯を変える


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ダーツ


機械の使い方が分からず バーテンのオッサンに 指南を請う
オッサン 機械の使い方と共に 体育会系調律屋の筋肉を 褒めちぎる
「あれは ホモだね」 『そうですね』


筋肉を褒められなかったケンタは コントロールも悪かった
まるで5度圏図のような的に 刺さらない 刺さらない
ケンタ劣敗 ポッカリと敗北


頭脳を 必要とするものでないと
フェアーに 対戦できない!
その抗議に もっともだ と思い 遊戯を変える


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ビリヤード ナインボール


ここにきて 二人は互角な対戦に白熱
「晩飯 賭けるか」
『今度の飲み会にしましょう』


10回やって 勝負がつかず 延長戦に突入
ケンタは 頭脳と技術で 着実に上手くなっていく
調律屋は 運と勢いだけで 着実に敗色が濃くなっていく


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運が尽きたとは このことだ
調律屋のショットは ありえねートコで 玉が止まりやがった
ケンタ勝利 ポッカリと圧勝


「次回は ボーリングで勝負だ」
『いいですよ でも また ビリヤードやりましょう』
近いうちに 調律屋の財布は ポッカリとカラッポになりそうだ

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08. 09. 19

ダイアトニックな日々

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ここに住んだとしよう
でも 手紙とか 書類に 自分の住所 書く時
ちょっと 恥ずかしいだろうな・・・

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08. 09. 18

ミッションC リーマン

代々木 ムジカーザ


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   チェンバロ マイコ・ミュラー


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渋い 大人なプログラム
それでも ストイックな演奏
リーマンの調律の上に そびえたバッハ


台風の接近で 危ぶまれた天気も 晴れ男効果で 雨をストップ!
しかし 楽器は やや 御機嫌斜めでした
繊細な楽器ほど コンディションに正直だからな・・・


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ライヴ録音を担当したのは 大友舎の主 おーとも


先月の夏の陣の準備で お世話になったり 
ミクシーの日記を読んだりで なんだか 
近い印象だったけど 実際に会うのは 3年ぶり!


で 会ってみて びっくり
3年前から 年 とってない・・・
むしろ 記憶より 若くなった気が・・・


ライヴ録音の 様々な話を聞けまして
撤収の時は ねじれないコードの巻き方 教わってきました
また どこかで 会えるかな (少しは 年 とるかな?)

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08. 09. 17

ミッションL 手作りの響き

調布 桐朋学園芸術短期大学 2301


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「チェンバロは 普段 チェンバリストが 自分で調律してるんです」
『へー 大変ですね』


ギターを弾く人は なんだか 音がヘンテコになったら
自分で 調律をするだろう
ヴァイオリンだって チェロだって 楽器は本来 演奏者が調律をするもの


調律という作業が 演奏者の手を離れたのは 19世紀のピアノから


現代のピアノというのは 「楽器の非常識」の塊なのだけれど
あまりに普及したから ピアノの周辺が 常識のように 考えられてしまう
でも やっぱり ピアノは 楽器の中で 特殊の塊


7オクターブ以上の音域
メカニックを機械で作ることによって可能な 安すぎる価格
20t以上の内力を孕み 200kg以上の重量


そして 1年も調律がもつ ということ
そして 調律師という 演奏者以外の技術屋がいる ということ


ピアノ色のメガネを かけたままでは
他の楽器は 見えてこないし
ピアノ自体の 本当の姿も 見えてこない


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とは言っても 鍵盤楽器の調律は
やはり 面倒くさい


かつて 調律学校の講師をしていた頃
一部の学生は こうノタマワった
「自分は 調律の才能が無いから・・・」


調律の才能なんて 自分も無いさ
才能なんてものは 最後に必要なもの
それまでは ただ ひたすら やり続けること


「もっと 調律がうまくなる 近道とか ないんですか?」
『無くも無い』
「え! 教えてくださいよ!」
『調律を好きになることだよ』


チェンバロを弾く人は 
この調律という作業と 付き合いながら
音楽を学んでいく


ピアノが失った 演奏者自身が
楽器の響きを つくりあげていく作業
本当は とても 素晴らしいコト


以前より はるかに 上達してる学生達の調律を聞きながら
なんだか 嬉しくなった
日々 がんばってる様子が 音の追いかたで 分かる


調律を教える時
一番 重要なことは
調律を好きになってもらうことかも知れない


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08. 09. 16

ミッションC 音楽史

川崎 洗足学園 2400


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   トラヴェルソ リコーダー 田中潤一
    ヴァイオリン 小田透 小池吾郎
       ヴィオラ 幡谷久仁子
        チェロ 高群輝夫
     コントラバス 蓮池仁
      チェンバロ 加久間朋子


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音楽史の授業 講師は 藤原一弘
「バッハの音楽 
 なぜ現代もなお 様々な形で広く愛好されるのか」


興味深いタイトルでしたが 袖で待機していたので
全く 聞くことは できませんでした
演奏の時だけ 扉のそばで 聞き耳を立ててました


「のだめ」のドラマのロケが行われた 洗足学園
受講している学生達も ドラマの中の人物のように
なかなか にぎやかな連中でした


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昨日の仕事で なんだかヤバいモノを 吸い込んだらしく
昨日の午後から アレルギーが発生
鼻水が 低い粘度で 重力に従順に 滝の如く・・・


それでも 5時に起床し 楽器を積み込み 6時にはアジトを出発
6時半前に 後輩宅へ行くが さすがは後輩
すでに出発準備が出来ていて 窓からテポドンを見つけ 速やかな出発


後輩は 早朝の杣のメールに応じ
鼻炎の薬を 分けてくれた
それを CCレモンで飲み干し いざ 川崎!


がしかし 連休明けの環八は 素晴らしい渋滞!


8時を過ぎた頃 まだ杉並区を走っていて 遅刻を覚悟
結局 到着は10分遅刻の 8時40分
楽器を搬入して マッハで調律して 9時半から リハ開始


リハが終了し 授業開始まで 約15分ほど 本番調律
素晴らしいライト 素晴らしいエアコン 素晴らしい学生達の喧騒
いつもの杣なら かなりイライラして キレそうだったが 今日は冷静沈着


どうやら 鼻炎の薬が かなり頭を麻痺させてくれたようで
なんだか 分からないうちに コンサートも終了していた


学んださ


これから イライラしそうな仕事では
あらかじめ 鼻炎の薬を飲んで 臨むことにしよう
さすれば 渋滞も 喧騒も 少ない時間も 冷静に対処できるようだ


まずは 秋の陣かな・・・

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08. 09. 15

注文の多い料理店

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アクアパッツァ
作れるようになったら
食べさせてあげるよ

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08. 09. 14

ミッションC 中秋の名月を祝う会

調布 森のテラス


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ベリーダンスで登場したのは 西山まりえ


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バロック・ハープ
そして 
ゴシック・ハープで トリスタンの哀歌を 歌い上げる


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


歌って 踊れる チェンバリスト
いつだったか そのような言葉を 聞いたことがある
そして 本当に そんなチェンバリストがいた


その 存在感の漲るソプラノは
CDや コンサートで 聞いたことがあった


そして 春のアントレに掲載されていたように
本当に ベリーダンスを踊りながら 
ひとつの宴を 歌って 踊って 奏でた


その ひとつひとつのクオリティが高いのには 驚く


何より 驚かされるのは
そうした 舞踏や音楽が それぞれ 異なった次元であるのに
サラリと 自然体で やってのけるのである


妖艶であるのに 淫らしくならない 舞踏
哀歌であるのに 密度の高い 歌唱
そして 鍵盤でもハープでも 有機的な時間を紡ぐ 演奏


恐らく 彼女は 
自分の中にあるモノを 
あるいは 自分の中に浸透したものだけを 表現しているのだろう

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08. 09. 13

ミッションP 弦の響

千代田区 エメ・ヴィベール


ある音楽家が 従姉妹の結婚式で 贈る音楽
つまびかれて 放たれた ゆみはりの響


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バロック・ハープ


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3列の弦 3列のチューニングピン
一番上が 左手のドレミファソラシド
真ん中が ド# ミ♭ ミ♭ ファ# ソ# シ♭ シ♭
一番下が 右手のドレミファソラシド


低音から次高音までが 羊の腸で出来た ガット弦
控え室で 何度も調律したものの
会場では 温湿度が異なるため 果たして どうだったんだろ・・・


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08. 09. 12

ミッションC 完全4度なデュオ

甲府 アリア・デ・フィレンツェ マイスターホール


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Ut/Fa (デュオ ウト・ファ)

リコーダー 宇治川朝政 Ujigawa Tomokazu
チェンバロ 福間彩 Fukuma Aya


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6種類のリコーダー と チェンバロの魅力
と題したコンサートだったが 
実際には 9種類のリコーダーを 曲に合わせて演奏


透明な音 としか いいようの無い 美しい 「恋のうぐいす」や
初めて聞いた というか 見た B管のテナーの 「サラバンド」
二人の呼吸の合った 和やかで クオリティーの高いソワレ


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二人の頭文字からとった Ut/Fa というデュオ名
演奏中は 外していたが 二人の薬指には
同じ輝きを放つリングが そっと 光っていた


聴衆の 正直な拍手に包まれた音楽
今夜の演奏に そして これからの二人の道へ
心から 感謝と エールを 贈りたい


おめでとう!

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08. 09. 11

サルマタ

スーパーの下着売場で (もちろん男性のだよ) ふと 思い出した


しばらく前のことだ
仕事に向かう車の中で 
いつものように 機関銃のような 後輩のトークが炸裂していた


「先輩知ってます? 鹿が出て 高速道路が通行止めになったの」
『知らん』
「テレビでやってたんですけど 警察がサルマタで鹿を 追いかけ回してたんです」


この時点で オチは想像がつくだろう
がしかし ここは イチイチ 後輩の会話の通りに
絵を想像して欲しい


『サルマタなのに なんで警察って わかるんだ?』
「そりゃ 警察は 誰だって分かるじゃないですか」


この時 杣は サルマタを履いた人間が
鹿を 追い掛け回している絵を 頭の中で描いていた


『だって 警察はサルマタで 鹿を 追いかけてるんだろ?』
「警察は 制服着てるから すぐ分かるじゃないですか!」


この時 杣は サルマタを履いて
上着だけ 制服の警察を 思い描いていた


『で どうやって 捕まえようとしてたんだ?』
「だから サルマタで捕まえようとしてたんですよ!」


心なしか 後輩は イライラしている
しかし 杣は 制服の警察が サルマタを手に持って
鹿を追い掛け回している絵を 想像していた


『サルマタで どうやって 鹿を 捕まえるんだ?』
「だからー きっと 鹿の首とかを 押さえ込もうとしてたんですよ!」


この辺りで ようやく 理解できた


『お前 それは サルマタでなく サスマタじゃないのか?』
「なんです? サスマタって」
『棒の先に Uの字の金具がついて 首ねっこを 押さえ込むやつだよ』


「そうです それです サルマタです!」
心なしか 後輩は 声が明るくなった
『あのなー サルマタってのはな モモヒキのコトだぞ』


「いやらしー 先輩 だから ゲイとか サブちゃんとか 呼ばれるんですよ」
心なしか 後輩の声には 嫌悪感が漂っている
『あほ サルマタで 首ねっこ掴む方が よっぽど変態だと思うんだが』


甚だしい勘違いの挙句 
人を変態呼ばわりするヤツである


いっそのコト 勘違いさせたまま
他人の前で もっとハジをかかせればよかったのだが
こちらも ついムキになって 正しい国語を 教育してしまった・・・


そういや 韓国の飲み会の時 
後輩は 会長に向かって 「先輩はホモなんです」と ぬかしやがった


おかげで 冷めた視線が5人
今まで以上に 親しく抱きついてきたヤツが一人いた
彼とは 別れぎわに 激しく抱き合い 
そのまま 道路にぶっ倒れた記憶がある・・・

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08. 09. 10

ミッションR 収録終了!

川口 スキップシティ


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監督の指示は ミーントーン
温度変化が 激しい中 何度も調律
ようやく安定したころに 演奏者登場


で 彼は ピタゴラスに調律変更


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クリストフォリも 狂いまくり


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ジルバーマンも 狂いまくり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


数回に渡る 収録も終了
今回も ナニしに行ったのか 分からない調律
全くの 役立たず


この楽器を持って行くツアー
やはり 断ろうと決意
あまりに 力不足


そんな 長い 一日

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08. 09. 09

グニャリ

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歪んでるから 前に行けない
歪んでるから 元に戻れない

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08. 09. 08

ネコ弾いちゃった

その昔 チェンバロを預かってもらった家があった
そこには 2匹の猫がいた


ある時 そのチェンバロを 出そうと思い
梱包し 台車に乗せた


しかし 猫が チェンバロの上に飛び乗り 威嚇した
飼い主も なめられたまま


あまりに凶暴だったため 立ちすくんでいると
飼い主が ありえねー時間に ねこ缶を開けて
窮地を救ってくれた・・・


だから 猫は嫌いだ


それから 数年後 
猫を飼った
一目惚れだった


いつの間にか 犬より 猫が 好きになった
猫の 気まぐれと 我がまま 
そうか 猫が嫌いだったのは 自分に似てたからだったんだ



猫の弾くピアノ
ケージだって 武光だって かなわない


人は 猫よりも 容易く変わる
猫は 人よりも 真剣に生きる

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08. 09. 07

ミッションC ビバ!チャコーナ

名古屋 宗次ホール


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     カウンターテナー 弥勒忠史

  コルネット&リコーダー 濱田芳通
    ヴィオラ・ダ・ガンバ 石川かおり
    チェンバロ&ハープ 西山まりえ


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弥勒忠史  ・・・恐らく 一生 記憶に残る歌手になると思う
いや 恐らく 一生 記憶に残る コンサートだったと思う


用意していた アンコールが足りなくなって
急遽 プログラムの中から フレスコバルディの 「そよ風が吹けば」
まだ 頭の中で そよ風どころか 疾風がリフレインしている


アントネッロの3人の 即興性 
リズムやテンポなど 時間軸の 斬新で求心力を持った奔放性
変幻自在に 動きまわる 旋律と和声
そして 弥勒の ありえない歌唱力


迫力と 美しさが 並存することを 初めて知った 二日間だった
来年の5月10日 津田ホール
彼のリサイタルに きっと きっと 聞きに行くぞー!


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今回 使用したのは 柴田雄康が製作した 分割鍵盤のイタリアン
ウチウチでは 柴田が作ったイタリアンを シバタリアン と 呼んでいる
もちろん ケンタが作ったイタリアンは ケンタリアンと 呼ばれる
(小幡という製作家が作ったイタリアンは・・・)


ミーントーンという調律法で 登場してくる 異名異音
例えば ソ#とラ♭ レ#とミ♭
これらの黒鍵を ふたつにして 異名異音を可能にしている


この複雑な鍵盤も サラリと弾きこなすどころか
弦が 3列に張られた バロックハープを 
ダイナミックに 美しく サラリと弾いちまうんだから・・・ まいった


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08. 09. 06

ミッションC ローマを見た少年達

滋賀県 安土町 文芸の郷セミナリヨホール


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     カウンターテナー 弥勒忠史
  コルネット&リコーダー 濱田芳通
    ヴィオラ・ダ・ガンバ 石川かおり
    チェンバロ&ハープ 西山まりえ


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織田信長が 築いた 安土城
完成から わずか3年で 信長の死と共に消滅


南蛮文化を 吸収した 安土と長崎
両者は 歴史の中で 大きな変貌を遂げた


4人の少年が ローマに行き 16世紀末の
本場の ヨーロッパの文化に 触れて
そして 帰国してみれば 伴天連排斥な時代


踏み絵を 踏まないキリシタンを 拷問した役人は
どんな気持ちで 同じ民族を 苦しめたのだろうか


原城に 立て籠もった 同じ民族を
幕府は どんな気持ちで 虐殺したのだろうか


明治になって 潜伏していた キリシタンは
すでに 和製キリスト教へと 変貌しており
本物の カソリックとは 異なる宗教だった


国教として 不自由なく 肥大した本場の宗教
潜伏して 命を賭けながら 知らぬ間に屈折していた教理
それでも どちらが 本物の信仰と言えるのだろうか


遠藤周作の「沈黙」
あの中の 転んでも 転んでも なお ついてくるキチジローの魂を
救えることができてこそ 本当の宗教では ないのだろうか


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安土の地に 鳴り響いた ローマを知っている 4人の魂
平成の彼等の奏でた音楽は
確かに 多くの魂を パライソへ導いてくれた


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08. 09. 05

1992年7月26日 プライベート

今日は まったくもって 恥ずかしい話である


それは まるで 恥部まで アラワにするようで
そして 自分のレベルを 晒すようで
まったくもって 恥ずかしい 話である


あ このまま 延々と 言い訳が続きそうなので 
本題に 入ります


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


かつての古巣である オーハシのドキュメンタリーが放映された日
すなわち 1992年7月26日
自分は 浜松で 日本ピアノ調律師協会の入会試験を 受けていたのである


調律専門学校を卒業する時 自分は みっつの目標を立てた


1 独立する
2 日本ピアノ調律師協会の会員になる
3 コンサートの仕事をする


20年前の 青臭い目標であり まったくもって ピーマンである
これだけでも 十分に 恥ずかしい
音楽よりも 技術屋の表面的なスタイルだけが 目標だったのである・・・


その中の ひとつに
日本ピアノ調律師協会の 入会がある


この 日ピ(ニッピと呼ばれている)に 入会するには
学科と 実技の試験を クリアーしなければ いけない


んでもって 意外に 意外に 落ちる人もいる
なもんで 当時の自分は 結構 というか 人生の中でも 指折りの
プレッシャーや緊張と 格闘していた


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当時 自分は 調布の音楽大学の 調律事務室に 勤務していた
試験前日 浜松へ車で向かい
浜松勤労青少年寮の かつての友人の部屋に 泊めてもらった


もちろん 違法である


で 試験当日 ヤマハ・ピアノ・アカデミーという 
ヤマハの調律師養成所の学校へ行き
調律→学科→UP整調→GP整調→張弦→面接 という試験を受けていた


この試験 当時は それぞれ70点以上 取らなければ合格では なかった
なもんで ひとつでも 70点を下回れば 来年 再び 受験しなければ いけない
1万円以上の受験費と 数万の交通費は カツアゲしながら捻出したもんだ (うそ)



最初の調律実技の試験
少なくとも 2回 調律しなければ ピッチが安定しないくらい
わざと 狂わされている


1回目は 下律 といい 
響板の変形や 弦の伸縮を考え すばやく 終わらせる
そして 2回目 本当の調律に入る


ま 当時は 音大で 調律ばかり やっていただけに
まさか 調律の実技で アクシデントが起こるとは
ヒトカケラも 想定していなかった



試験終了 十分前に 天井のスピーカーから
ホワイトノイズが 聞こえてきた・・・
まもなく アナウンスが入る 雨の匂いに似た 気配


その瞬間のことは 今でも 覚えている
え? もう終わり? あと10分 残ってると思ってたのに・・・
すると アナウンサーは 平べったい声で 言った


「あと10分で 試験が終了します」


わかってらー! 時計あんだから! ビビらせるなよ!
しかし その動揺はハンパではなく 最後の10分間 頭は真っ白になり 
パニック状態で ナニも聞こえなくなっちまったのだ・・・ (マジ)


また 来年 金貯めて 受けに来るか・・・
自分は 試験合格どころか 己の精神的弱さに
完全に 人格が変形するくらい ヘコんでいた・・・・


Photo_2


つまるトコロ 調律の試験では 最後まで終わらずに 終了しちまった
それでいて 何故か 合格しちまったのである・・・
なんて 強運なんだろ


ちなみに 合格通知は ヒトツキ後くらいに届いた
最初は 不合格通知だと信じこんでいたので 全ての点数を見て
あれ? 全部及第点じゃん・・・ と 訝しかった
そして 最後に ようやく 一番大きな 「合格通知書」という文字が読めた


それでも 合格は合格である
ま 最初の調律が ワリと狂わなかったのだろう (ありえねー)
あるいは 自分が ラッキーな人間だからこその 奇跡だったのか・・・


なもんで 日ピの会報には 毎回 寄稿している
なんとかして 贖罪したいという気持ちで 書いているのだ (うそ)
今更 不合格 とか言われないよう 寄稿しているのだ (うそ)


ま そんなワケで 自動車教習所卒業と 日ピの試験合格は
イカサマである・・・
誇れるのは 実力ではなく 運の強さだけである・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんな感じで 凹んでいた 1992年7月
かつての学び舎の ドキュメンタリーのことも 忘れ
ただ ひたすら 日ピの試験と 取っ組み合っていたのである


なもんで 「音 いつまでも」 は
ふたつの意味で 泣ける放送だったのである・・・
オーハシの日々 日ピ試験のショック


いやー 実に やばい人生 送ってるなー
こういう時にこそ 使う言葉だよね
「あなたと 違うんです」

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08. 09. 04

1992年7月26日 オフィシャル

アジトに帰宅すると ポストには 厚めの封筒が入っていた
「来たー!」
夕立に濡れながらも そのまま パソコンを起動させる


Img_2200


京都の調律師 まーちゃんが 贈ってくださったDVDである


数日前 ミクシーの 大橋ピアノのコミュで 
まーちゃんが 前から見たかった 
NHK放送 大橋ピアノの番組のビデオをゲットした というレスがあった


そして その番組を DVDに焼いて わざわざ 贈ってくださったのである


実は 自分も この番組を リアルタイムで見てはいない
しかし 親に頼んで ビデオに録っておいてもらっていたので
テレビがあった はるか昔に 何度か見たことがあった


しかし 今は もう どこかに消えていて
まさか もう一度 映像で 大橋ピアノの工場が見れるとは 思ってなかったので
早速 ビショ濡れのまま パソコンの画面に 釘付けになった


そして 今 2.0の視力も ビショ濡れである


Ohhashi

1992年7月26日 午前11時30分 NHK放送
新日本探訪 「音 いつまでも ~浜松・ピアノ町工場物語~」


この番組では 昭和33年に設立した 大橋ピアノ研究所の
2代目 大橋巌社長が 1991年10月30日に他界し
とし子夫人と 残された職人達が 
ピアノ造りに捧げる 最後の日々の ドキュメンタリーである


自分は 1991年3月23日に 大橋ピアノを退社し
その 3ヶ月後の6月 巌社長が 倒れたという報せを 聞き
半年後の10月末 巌社長の訃報を知る


日本の 最後の手作りメーカーといわれた オーハシ
その最後の最後に オーハシ・ファミリーと
年配の職人達から しごかれた世代になる


Photo


大きなサボテン 昭和30年代のまんまの オオハシの工場
毅然とされている とし子未亡人の しゃべり
大正生まれの鈴木さんの ぎこちない しゃべり
よく 可愛がってもらった 鉄工の神門さんの 愛くるしい表情


泣きました


なもんで 今は まだ うまく説明できません
でも 決意しました


オオハシでの修行時代 
自分は ピアノの製造過程を ほとんど写真に収めていました
時々 怒られながらも・・・


長くなるだろうけど やはり 当時の写真を
連載で掲載しなければ・・・


オオハシのピアノは 今も いろいろな家庭で
静かに 和らかく 歌っているハズです
その 生まれてゆく姿を 伝えていかなければ・・・


当時は ナンとも思ってませんでしたが
時間が経つと 本当に いい環境で 勉強させてもらっていたんだと
あらためて 感動し 感謝してます


そして この番組が 放送されていた日
偶然ですが 自分は 浜松にいたのです
明日へ 続きます


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08. 09. 03

冬が来る前に

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工場の一画 ICチップを製造するライン
ガチャンコ ガチャンコ 毎分 幾つものICチップが生産されていく
その中のヒトツが いや一人が 隣のチップに恋をした


突然変異的に 感情を宿したチップ エンゾは 
やはり 感情を宿した 隣のチップ ジョアンナに愛をささやく
ジョアンナが 応えようとした瞬間 二人は 別のラインへ流れていく


あの時 ジョアンナは 何を言おうとしたのだろう
エンゾは 携帯電話の中に組み込まれても なお
そのコトだけを 考え続ける日々


そして ある男の手に渡った携帯電話の中で
エンゾは 偶然 ジョアンナの行方を知ることになる
それは ある女の手に渡った携帯電話の中だった


冬が来る前に・・・


レオンは 月末に届いた 電話会社の明細を見て 驚愕した
いつもより ケタが ひとつ多いのである
慌てて 電話会社に電話をしてみるものの けんもホロロ


どうやら 毎晩 数時間 自分の携帯が 使用されているのだ
それも 毎回 同じ電話番号へ・・・
レオンは 翌朝 携帯の発信履歴を見て ある決意をする


もしかしたら オレは 夢遊病なのかも知れない
しかし 電話代が発生しているということは 相手も通話しているということだ
そして 思いきって その番号に 電話をかけてみた


「はい マチルダですが」
『あ あのー 昨夜 私はあなたに 電話をかけたようなのですが・・・』
「は? なにかの間違いじゃないんですか?」 ガチャン


冬が来る前に・・・


一年後 緑の風に包まれた教会で
マチルダは 真っ白なドレスを着て 父親の腕から離れ
まっすぐに新郎の元へ 歩いて行った


レオンは マチルダのベールを そっと持ち上げ 口づけをした
二人は 両親と 神様と そして自分達の携帯電話へ 感謝を捧げた
携帯の誤作動が 二人の出会いのキッカケになったのである


そして その頃 ジョアンナとエンゾも 小さなカバンの中で
ひっそりと 愛を語りあっていた
もう回線を使うことなく 二人は 一緒にいることができた


「僕達が あの二人の縁になったのかな」
『いえ 違うわ あの二人の為に 神様が 私達を利用しただけよ』
「もう どちらでもいいさ こうして二人で いられるのだから」


冬が来る前に・・・

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08. 09. 02

秋の気配

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オノノ イモコ という名前を 初めて聞いた時
イモコという響きに 大笑いして なんだか 気の毒にもなった
でも イモコが男性ということを知って もっと 驚いた


たくさんのコトを知って たくさんの経験をしていくと
それを元に 自分の中で 知らず知らず 常識という領域を育む
その常識から 外れたものは 驚愕という鮮度を与えてくれる


生理的な反応というのは
おそらく そうして構築された 
自分の常識によって 起こるのだろう


牛は食べられるのに 犬が食べられない人がいる
鯨を食べると 可愛そうだという人がいる
自分だって イモムシを蛋白源として摂取することなど 何故か出来ない


秋の気配がする


かつてのKGBでは 拷問での残虐なシーンを 何度も見せて
生理的嫌悪感を麻痺させ 立派な冷酷人を育てたという
これだけ聞くと なんだか イヤな話かもしれない


でも もし自分が KGB養成所の生徒だったら
そういったトレーニングによって 生理的筋肉がモリモリになって
血を見ただけで卒倒する 今の弱さは 克服できたかも知れない


ただ 自分でも不思議なのは 
どこかで 生きている血と 死んでいる血を 分けているコトである


殉職された アジを 3枚におろす
殉職された ウシのレバーを 刺身でいただく
その時 見ている鮮血には なんの嫌悪感も 抱くことなく パクパク食べられる


秋の気配がする


まだ小学生だったくせに ソガノ イルカ という名前を聞いて
なごり雪のメロディーが リフレインしていた記憶がある
ナカノ オオエノ オウジ という名前は 今でも どこまでが苗字か分からない


子供の頃から 人名に大きく反応してしまうのは
もしかしたら 自分の苗字のせいだったかも 知れない
苗字が 漢字3文字 というだけでも 名簿では珍しかった


コンプレックスとは 意外に くだらない
それでも 生じてしまうと その力は大きくて
静かに 肉体の成長に比例して 肥大していく


秋の気配がする

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08. 09. 01

夏の終わり

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紅茶と生姜は 合うから
試しに 珈琲にニンニクを入れてみた
どうして こんなコトを思いついてしまったのだろう
9月の朝は そんな後悔から 始まってしまった


ウォーターズ 5-4で 惜敗
昨日 リハーサルが終わった頃 その知らせが届いた
4勝2敗1分 半年に及ぶ公式戦が 幕を閉じた 


夏が終わった


体の節は 関節という機能によって 曲げることができる
曲げられた部位は また 元に戻すこともできる
そして その屈折角度には 当然 限界がある


関節をつかさどる 筋肉は 引っ張ることしかできない
元に戻す時には 反対側の筋肉が 引っ張ってくれる
その 曲伸の領域の中で 漫然で真剣な 生命活動が連続する


時間の中にも 時々 節がある


節から節までの距離は いつだって それぞれで
そういえば ネズミも キリンも 首の骨は7本だったよな・・・
マズ過ぎるコーヒーを飲みながら ぼんやりと考える


夏が終わった


自転車に乗って 前輪の すぐ前だけを見ていると
スピードは出せず フラフラと 不安定になる
自転車の安全は 自転車の安定の上にあって
自転車らしい速度の為には もっと遠くを見ていなければいけない


そういえば 今朝がた見ていた夢も イヤなものだった
坊主にしている途中で バリカンの充電が切れてしまい
電気シェーバーに持ち替えて 歪なスキンヘッドになっていく自分


珈琲の苦味と ニンニクの辛味は どうやら 仲が悪いらしい
人間の鼻は 芳香には寛大で 悪臭には神経質になるらしい
1杯の 珍しい珈琲は それでも たくさんのコトを 教えてくれた


夏が終わった


 

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