« 1992年7月26日 オフィシャル | Main | ミッションC ローマを見た少年達 »

08. 09. 05

1992年7月26日 プライベート

今日は まったくもって 恥ずかしい話である


それは まるで 恥部まで アラワにするようで
そして 自分のレベルを 晒すようで
まったくもって 恥ずかしい 話である


あ このまま 延々と 言い訳が続きそうなので 
本題に 入ります


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


かつての古巣である オーハシのドキュメンタリーが放映された日
すなわち 1992年7月26日
自分は 浜松で 日本ピアノ調律師協会の入会試験を 受けていたのである


調律専門学校を卒業する時 自分は みっつの目標を立てた


1 独立する
2 日本ピアノ調律師協会の会員になる
3 コンサートの仕事をする


20年前の 青臭い目標であり まったくもって ピーマンである
これだけでも 十分に 恥ずかしい
音楽よりも 技術屋の表面的なスタイルだけが 目標だったのである・・・


その中の ひとつに
日本ピアノ調律師協会の 入会がある


この 日ピ(ニッピと呼ばれている)に 入会するには
学科と 実技の試験を クリアーしなければ いけない


んでもって 意外に 意外に 落ちる人もいる
なもんで 当時の自分は 結構 というか 人生の中でも 指折りの
プレッシャーや緊張と 格闘していた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


当時 自分は 調布の音楽大学の 調律事務室に 勤務していた
試験前日 浜松へ車で向かい
浜松勤労青少年寮の かつての友人の部屋に 泊めてもらった


もちろん 違法である


で 試験当日 ヤマハ・ピアノ・アカデミーという 
ヤマハの調律師養成所の学校へ行き
調律→学科→UP整調→GP整調→張弦→面接 という試験を受けていた


この試験 当時は それぞれ70点以上 取らなければ合格では なかった
なもんで ひとつでも 70点を下回れば 来年 再び 受験しなければ いけない
1万円以上の受験費と 数万の交通費は カツアゲしながら捻出したもんだ (うそ)



最初の調律実技の試験
少なくとも 2回 調律しなければ ピッチが安定しないくらい
わざと 狂わされている


1回目は 下律 といい 
響板の変形や 弦の伸縮を考え すばやく 終わらせる
そして 2回目 本当の調律に入る


ま 当時は 音大で 調律ばかり やっていただけに
まさか 調律の実技で アクシデントが起こるとは
ヒトカケラも 想定していなかった



試験終了 十分前に 天井のスピーカーから
ホワイトノイズが 聞こえてきた・・・
まもなく アナウンスが入る 雨の匂いに似た 気配


その瞬間のことは 今でも 覚えている
え? もう終わり? あと10分 残ってると思ってたのに・・・
すると アナウンサーは 平べったい声で 言った


「あと10分で 試験が終了します」


わかってらー! 時計あんだから! ビビらせるなよ!
しかし その動揺はハンパではなく 最後の10分間 頭は真っ白になり 
パニック状態で ナニも聞こえなくなっちまったのだ・・・ (マジ)


また 来年 金貯めて 受けに来るか・・・
自分は 試験合格どころか 己の精神的弱さに
完全に 人格が変形するくらい ヘコんでいた・・・・


Photo_2


つまるトコロ 調律の試験では 最後まで終わらずに 終了しちまった
それでいて 何故か 合格しちまったのである・・・
なんて 強運なんだろ


ちなみに 合格通知は ヒトツキ後くらいに届いた
最初は 不合格通知だと信じこんでいたので 全ての点数を見て
あれ? 全部及第点じゃん・・・ と 訝しかった
そして 最後に ようやく 一番大きな 「合格通知書」という文字が読めた


それでも 合格は合格である
ま 最初の調律が ワリと狂わなかったのだろう (ありえねー)
あるいは 自分が ラッキーな人間だからこその 奇跡だったのか・・・


なもんで 日ピの会報には 毎回 寄稿している
なんとかして 贖罪したいという気持ちで 書いているのだ (うそ)
今更 不合格 とか言われないよう 寄稿しているのだ (うそ)


ま そんなワケで 自動車教習所卒業と 日ピの試験合格は
イカサマである・・・
誇れるのは 実力ではなく 運の強さだけである・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんな感じで 凹んでいた 1992年7月
かつての学び舎の ドキュメンタリーのことも 忘れ
ただ ひたすら 日ピの試験と 取っ組み合っていたのである


なもんで 「音 いつまでも」 は
ふたつの意味で 泣ける放送だったのである・・・
オーハシの日々 日ピ試験のショック


いやー 実に やばい人生 送ってるなー
こういう時にこそ 使う言葉だよね
「あなたと 違うんです」

|

« 1992年7月26日 オフィシャル | Main | ミッションC ローマを見た少年達 »

Comments

工作員ちゃまのルーツをたどる
旅でもありますねえconfident
今後も変わらず楽しみにしております☆

Posted by: 笛吹きちゃん♪ | 08. 09. 05 at 오후 10:31

Dear 笛吹きちゃん

昨日まで一緒だった 歌手の人
拳法とか 武道をやっていて
呼吸法は 歌と一緒だから 勉強になった って 言ってた

Posted by: 某閑人 | 08. 09. 08 at 오전 9:15

The comments to this entry are closed.

« 1992年7月26日 オフィシャル | Main | ミッションC ローマを見た少年達 »