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08. 08. 09

遠鉄にゆられて ①

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浜松駅から 北へ伸びる 遠州鉄道
この電車に揺られた 2年間 遠い遠い日々


新浜松から 4つ目の 助信駅に 大橋ピアノ研究所があった
そして その ふたつ先の 上島に 勤労青少年寮があった
社会人1年目 初めて親元を離れた街


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今でも 切符には ハサミを入れてくれる
駅によって 僅かずつ 形が違うのも
今となっては 忘れかけた ハサミの音


まさか 自動改札の時代が来るなんて 思いもしなかった
まさか カード1枚で 鉄道もバスも 乗れる日が来るとは 思わなかった
そして いつの日か この鉄道も 自動改札になってしまうのだろう


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八幡駅には 世界のヤマハの工場がある
膨大な敷地に 社会の教科書で習ったような
工場らしい工場が ズラリと並ぶ


山葉寅楠が いなければ
極東 日本は 今のような 音楽の溢れた暮らしはなかった
楽器の充実は 音楽を志す人を支える 大きな底辺となった


寅楠は ここ浜松で オルガンを修理して そして 自分で作ってしまう
そして その自作のオルガンを 天秤棒で担いで 箱根の険しい峠も越えて
東京の音楽学校まで やってきて 音楽の先生に見せる


それなのに その評価は ダメダメで・・・
でも 寅楠は リベンジをして 成功して やがて世界のヤマハへと


その最初の一歩が ここ 浜松


その情熱を 追体験したくて 歩いた 8月の東海道
あれから もう 7年が経ってしまった
浜松は ちょうど7日目に通過した


ヤマハの工場を過ぎると 遠鉄は 高架から地上に降りる
そして 隣の 助信駅が見えてきた
浜松駅前は 大きく変わったものの この辺りは 昔のまま


(つづく)


 

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