権兵衛-27 弦の位置出し 8’ブリッジ
通常 ブリッジ(駒)の位置は おろか
ピンまで 打たれた状態で 響板は ボディに接着される
しかし 杣は 響板を接着してから この位置を出す
響板を接着してから ピンを打つと
そのハンマーの振動やら 衝撃やらで
響板が割れると考えられている
しかし 杣は 今まで 一度も割れたことは無いので
結論として この懸念は 杞憂であると言える
むしろ メリットとして
響板と レジスターとが 動かない状態で位置を出せるので
各音の間隔や精度は とても上がる
杣は レジスターをセットし そこにジャックを立て
ひとつひとつ 正確に駒上に 位置を出していく
はっきり言って 面倒くさいったら ありゃしない
しかし ちょっと集中力をとぎらせると
とたんに 駒上の位置の感覚が わずかにおかしくなり・・・
なので 油断大敵な緊張な時間でもある
ピン板から 垂直に定規をあてるのだが
定規が届かないところは テグスをピンと張り
垂直ラインの延長を出しながら 全ての音の位置を出す
バック8’を定規から取り その位置から平行して 4ミリ左に
フロント8’の位置を 同時にとっていく
この 垂直に平行 という位置のためにも 専用の定規を作る
これが うまくいったのか否かは 弦を張るまで分からん
そして 弦を張る時には すでに修正が出来ない
ユーゴーではないが ああ無情 てな気分である
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Comments
かっこいいぞー!
Posted by: 440(兄) | 08. 06. 27 AM 8:00