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08. 06. 18

ポルトガルの小舟

飼育係が バケツを持って現れると
動物達は ソワソワとして 集まってくる
そう 食事の時間がやってきた


結局 食べたいのである


動物達は その能力を イカンなく発揮して
人間には 到底 不可能な芸当を 鮮やかに披露してくれる
そして さりげなく 御褒美をパクリ


結局 食べたいのである


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


7時から11時まで開店! というネーミングの店は
やがて 24時間営業になり 
需要は供給を扇動し コンビニは いたるところで煌々としている


それならば という時代の風に 後押しされているのか
最近のスーパーは なかなか どうして
随分と遅い時間まで 営業している


会社帰りの 実直なサラリーマンや OLらしき人々は
さほどの量を 購入するワケでも無いのに
21時を過ぎたスーパーで カラッポのカゴを カートに乗せ アンダンテに歩む


しかし その動きが ややプレストに テンポを変える
まるで終楽章を迎えたソナタのように 慌しくなる
その先には スーパーの職員が ペタペタ ペタペタ


「半額」


そのシールが 貼られるやいなや
弁当や 寿司売り場は 動物園の餌の時間のようになる
半径7メートルで カートを遊ばせていた群集は 半額に群がる


スーパー慣れしていない 杣のカゴには
20%引きの バッテラがひとつ
念のため 群集に紛れて 寿司コーナーに 2.0の視力を向ける


「半額」


しまった・・・
ほんの数分の差で 398円のバッテラが 半額になっている
しかし これは 竹島問題よりも 由々しい事態である


今更 20%引きのバッテラを 売り場に戻し
半額のバッテラを 手に取る勇気が 湧いてくるだろうか
羞恥心を放棄し 恥辱と屈辱にまみれ 30%の差額のために・・・


ジョナサン・リビングストンではないが
プライドというのは 実に 厄介である


結局 食べたいのである


しかし 現代の日本において
食べられるか否か という切迫感は皆無であり
残されたアレグロは 安さとプライドの選択でしかない


アジトで食った バッテラは それは それは 美味かった!
少なくとも 半額のバッテラよりは
30%ほど 美味かった!

 

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Comments

でも後悔と財布は30%分痛かったりして、、、

Posted by: くった | 08. 06. 18 at 오후 11:53

負け惜しみをっ!

Posted by: 愛宕町私設ライブラリ | 08. 06. 19 at 오전 9:06

プライド⇔安さ
確かに!。

Posted by: 440 | 08. 06. 19 at 오전 11:31

チハヤ母は、半額シール貼ってもらいに店員さんのところにいきますョ(笑)

ニュースで地球温暖化対策の一つとして
24時間営業しているコンビニ、スーパーの深夜営業の自粛要請の記事を読みました。
深夜に空いてないと不便かもcoldsweats02

Posted by: Chihaya | 08. 06. 19 at 오후 3:59

Dear くった
痛い30%は 授業料さ
次回は バッテラを イカそうめんの下に隠して
半額を待つのさ・・・


Dear 愛宕町私設ライブラリ
男の矜持とは かくなるものさ


Dear 440
プライドは 高くても
しなやかな方が いいらしい


Dear Chihaya
チハヤママに 倣おう・・・ そんな手があったとは・・・
仕事 がんばってね
その辛さは 心の筋肉になるから

Posted by: 某閑人 | 08. 06. 20 at 오전 4:40

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