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08. 06. 11

よ! ポリエステルマン!

ベンチプレスに寝そべって 大胸筋を鍛える
まずは 80キロのバーベールを 3セットほど持ち上げる
最後に 100キロの重量にし 神経を集中する


呼吸を整え 歯を食いしばる
顔面中の静脈の隆起さえ感じながら
自己の限界に 上半身の全ての筋肉が 小刻みに震えだす


完全に腕を曲げることは まだ出来ない
しかし もう少し もう少しだけ 曲げて そして 持ち上げよう
そんな瞬間だった


「よ! ポリエステルマン!」


ジムの天井と バーベルしかなかった視界に
嘲笑を浮かべた 後輩の顔が アップで加わる・・・


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驚愕とは このことである
なんてったって こっちは 命がけな行為の最中である
後輩は ニマニマして 繰り返した 「よ ポリエステルマン!」


必死になって バーベルを引っ掛けて とりあえず一命を取り留めた・・・
『バカやろー! バーベル持ってる時に 驚かすんじゃねーよ!』
「あれ? 先輩 首チョンパになるとこでしたね アハハ」


首チョンパ? 
よくぞ そんな死語を 覚えてるもんだ・・・しかし 差別用語じゃないのか? 
いやいや そういう問題ではない!


『首チョンパでも バカチョンパでもいいが あぶねーだろーが!』
「あ 先輩 今 バカチョンって言ったでしょ それ 差別用語ですよ!」


しかし こいつとは 会話が咬みあわないこと甚だしい


『なんだ そのポリエステルマンってのは!』
「ブログ読みましたよ ポリエステルの」
『ああ そうか フフフ まあな』


ブログの内容を出されただけで 急に機嫌が良くなる先輩であった


「今時 自分がポリエステル着てること知らない日本人は 先輩くらいですよ」
 とりあえず持ち上げておいて 思い切り 怒らせるのは 後輩の得意技である
「そんなバカなコト晒して 恥ずかしくないんですか?」
 とりあえず怒らせておいて 徹底的に打ちのめすのも 後輩の得意技である


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「だいたい そんな無理して筋肉鍛えて どうするんですか?」
 突然 会話の内容が変わるのも 後輩の得意技である
「もっと 足の筋肉つけた方がいいんじゃないですか? ヒョロヒョロですよ」
 突然 偉そうにアドバイスするのも 後輩の得意技である


『大きなお世話だ! オレは叶姉妹より 大きなバストになりたいだけだ!』
 実は AVの男優志願である などと 口が裂けても 言うワケにはいかない
『三島由紀夫だって 40代からマッチョになったんだぞ 凄いじゃないか!』
 実は 三島もホモだった などと 口が裂けても 言うワケにはいかない


「ふうん がんばってくださいね じゃあ!」
 一方的に会話を始めて 一方的に会話を終えて
 そして 突然 去っていくのも 後輩の得意技である


かくして ポリエステルマンは 集中力をかき乱され
ベンチプレスの上で ポツネンと取り残され
その復讐を ブログでやろうと決意するのであった・・・

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Comments

ものすごく きれいに 読めてしまいました。

Posted by: 440 | 08. 06. 12 at 오전 7:44

Dear 440
クチナシの花の質感って すごく いいね
あの写真はさ
「ハナムグリ 情事の後に 花もげる」
とか書くと アクセスアップ 間違いなし!

Posted by: 某閑人 | 08. 06. 13 at 오전 11:18

うわっ 
ほんまヵ ?

Posted by: 440 | 08. 06. 16 at 오전 8:12

Dear 440
もちろん 6月のエイプリルフールさ

Posted by: 某閑人 | 08. 06. 17 at 오전 7:50

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