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08. 05. 18

不発弾のある街

今日は 調布で仕事なのだが
どうやら 63年前の不発弾を撤去するタイミングに 
遭遇してしまったらしい・・・


と 不安と 密かなワクワク感と共に
アジトを出発したのだが
移動中の車の中で 撤去作業が無事に終了したニュースを聞いた


なもんで この記事は 朝とは 異なる内容になった


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不発弾


これは 一般的には その目的を果たさなかったという意味では
失敗作であり アクシデントであり 恥じるものなのだろうが
こと 爆弾においては その失態は尊いものだと思う


人を殺める行為を 悪 と定義することは 容易い
しかし 殺人事件や 戦争は 決してなくならない
これは 矛盾というより 人類が欠陥生物である証拠かも知れない


人類が 地球上に存在する前
人類と同じ感情や道徳を持ち 
それ以上の能力を持った生物がいたとしよう


仮に この生物を Y類と名づけよう


Y類は 高度な文明を持ち 繁栄を築いていった
しかし 人類と同じ感情を持っているため
時には 憎み 嫉み 殺意を抱くこともあった


Y類は 人類のような欠陥生物ではなく 完璧な生物だった
その為 強い殺意を抱くと
殺意を抱かれた者は 跡形もなく消滅させてしまう能力があった


ナイフも 拳銃も ましてや 爆弾もいらない
殺したいと強く念じるだけで 相手を葬ることができる能力
証拠どころか 存在すら消滅させてしまう能力


かくして 人類が地球上に存在した時には
Y類は全滅しており その亡骸も 残ってはいなかった
わずかに ナスカの地上絵など 彼等の痕跡のみが確認できる程度である


人類は Y類の突然変異な 残党なのかも知れない
殺意を抱かれても 消滅しない 欠陥Y類として 生き残った生物
なので やはり 誰かを愛し 誰かを憎み そのイトナミを繰り返す歴史


・・・・・・・・・・


誰でも 一度くらいは 「あんにゃろー ぶっ殺してやる!」と
憤りや 悲哀に 呪詛の念を抱いたことはあるだろう
それでも 実際に相手を物理的に 抹殺することなど 皆無に近い


ミツバチは 針で相手を刺すと 内臓も一緒に飛び出してしまい
僅か 一撃で 自分の命も 落としてしまうという
命と引き換えに たった一度の殺意を 実行する生物


「あんにゃろー ぶっ殺してやる!」という感情は
欠陥生物の人類にとっては 不発弾のようなものである
炸裂させないことが 尊い結果に繋がり 人類の存続に繋がっている


でも 欠陥生物であることを 自覚していない 傲慢な人間によって
相変わらず 戦争は絶えることなく 殺人は終息することはない
彼等は 心の爆弾を 不発に出来ることが 本当の勇気であることを知らない


なんてね


不発弾のある街へ 向かう車の中で そんな妄想に 励んでいたワケですわ
撤去作業が終わった街には 要所要所に 警官がはびこっており
モノモノしい警戒態勢が 静かに収束していく光景が 広がっておりました とさ


 

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Comments

無事にご生還 よかったです

Posted by: 笛吹きちゃん♪ | 08. 05. 18 PM 10:09

Dear 笛吹きちゃん

727までは 死ねない

Posted by: 某閑人 | 08. 05. 20 AM 11:18

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