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08. 04. 27

ミッションC チェンバロの祝日

市川 明治倶楽部 鐵の家


フランス王妃 マリー・アントワネットの音楽サロン


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      クラヴサン 西山まりえ


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ヴェルサイユで マリーの音楽教師だった バルバトル
幼少の頃 マリーにプロポーズしたという モーツァルト
この二人を取り上げて 西山は 故郷に錦を飾った


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今日は ケンタとのミッションだった
そして 帰りの車の中で 本音トーク
楽器が素晴らしかった話や 演奏の感想などが飛び交う


そして お互い どうやら フランスの作曲家が 得意でないことが判明
ましてや 杣は モーツァルトも 苦手である
しかし お互い 今日のコンサートで 熱くなって興奮していた


「あの曲は 西山さんの演奏だから 楽しめたようなものですよ」
『そうなんだよ 西山さんってさ ナニ弾いても 西山ワールドなんだよ・・・』
調律屋というのは こんな勝手なことを言いながら 楽器を運んでいる


なんかのライナーノートにも 書いてあったが
西山は楽器に向かうと 憑依したかのような状態で演奏する
それは 本番だけでなく リハから 憑りつかれている


しかし 不思議なのは 曲間のトークである
等身大の カジュアルな話題を 自然体で話し 会場は大いに沸くのだが
そのトークと 演奏のギャップが 大きいのに 実に しなやかなのである


「不思議な人ですよね」
二人は そんな安直な着地点しか見つからず 再び楽器の話題に戻っていく
しかし 杣は 調律が酷く狂ったことを悔やみ ケンタに窘められながらの帰路になった


そういえば ネクタイを忘れたことも 忘れてた・・・

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