ミッションC マリーの愛した音楽
上野 東京都美術館 講堂
フォルテピアノ 小倉貴久子
ルーヴル美術館展 開催に合わせて
3回に渡る 「フランス宮廷の美」 記念コンサート
第一回目は 「マリーアントワネットの愛した音楽」
ドゥシーク作曲の 「フランス王妃の苦悩」という曲は
マリーの若い頃から 斬首されるまでの人生を
小さな見出しをつけながら ドラマチックに展開していく
かつて パリから地下鉄に乗って ヴェルサイユ宮殿を見た時
その スケールのでかさに圧倒され
「権力とは かくなるものか」と 驚嘆させられた記憶がある
かつての 芸術が これほどまでに豊潤に開花できたのも
実は 偏った権力構造によるもので
民主主義の現代 同じような境遇を 芸術家に提供することは難しい
庶民が パンが食べられない という情報を聞いて
「それなら お菓子を食べればいいのに」 と言ったマリー
死刑囚の苦痛を軽減するべく ギロチン開発に貢献し
その ギロチンで斬首された ルイ16世
マリーが 耳にし 愛したであろう音楽
その美しい演奏の中で 様々なエピソードを回想する
これらの曲を マリーは どのような心境で耳を傾けていたのだろう
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Comments
めっちゃわかりやすい!
Posted by: 440 | 08. 03. 14 AM 8:12