« 2008년 2월 | Main | 2008년 4월 »

08. 03. 31

もはやラッキーにあらず

地下鉄3号線 「良才駅」から歩いて イ宅へ
日曜とあって 夫婦そろって 教会へ
杣は 留守番をしながらメンテを開始


Img_9043


昨年12月に メンテした楽器なので たぶん楽勝だと思っていたが・・・
何故か ピッチがキレイに 半落ち じゃなかった 半音落ち
3度目の調律で ようやく安定してきて タッチの調整・・・


Img_9045


同じく 半落ちのピッチを 安定させるが 弦が切れないかヒヤヒヤ
1段鍵盤なのに ちゃんと 8・8・4と3列あるので メンテは楽できず・・・
昼過ぎに 終了しかけたトコに 夫婦が帰宅 一緒に食事に連れ出される


豚肉の 茹でたやつを ハッパで挟んで食べる料理を 御馳走になる
料理名は 忘れたが うまかった


韓国ということもあって ニンニクを食べても 迷惑をかけないだろうと思って
生のニンニクを バクバク食べてみたのだが 午後になって 自分の息の匂いに
テメーが臭くて やや 卒倒しそうな強烈さだった・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


食後も 残りのメンテを終わらせ 車で迎えに来てくれた ハ宅へ移動
昔 どこかで会っているのだが 思い出せなかったので
セウカンにネズミの頭が入ってた話で時間をかせぎ 記憶をまさぐる

 
Img_9051


そして 出た! 音が出ない楽器 登場!
何故か ピッチは 半音上がっており この1台だけで 4時間ちかくかかって
ようやく 演奏可能な状態に・・・ 韓国は こうでなくてはならない!


Img_9058


一緒に晩飯を食おうと誘われるが それどころでなかったので辞退し
2台目のフレンチと 悪戦苦闘


全てが終了してみれば 時計は21時を とっくに回り
帰ろうとすると なんと ちゃんと 晩飯を残しておいてくださった・・・
ほとんど 視力が朦朧としながら パクパク


2号線 「永登浦区庁駅」まで送ってもらい 乗り換えてホテルへ
長時間のメンテは 腰と視力が かなり疲弊するようだ
12時間以上の 労働時間に 佐川並みだと 一人ゴチる


てなワケで 三日目を迎えました
行ってきます!


・・・・・・・・・・・・・・・


笛吹きちゃん&みやさま


リハ 本当にミアネヨ!
落ち着いたら ちゃんとメールします!
7月までに 楽器 完成させなきゃだよね・・・ がんばらなきゃ

| | Comments (1)

08. 03. 30

ラッキー枯渇

今後の テメーのメモ代わりにさせていただきやす・・・


地下鉄を乗り継いで 2号線 「弘大入口駅」へ
2番出口で オと合流 車に乗って 自宅へ
まずは リサイタルで使うチェンバロを メンテ
 

Img_9032


韓国としては 大きなトラブルが無い状態に属するものの
弾き難さは抜群で 本番前に来れて 良かった・・・
3時間ほどかけて とりあえず 滑らかなタッチへ調整


調律法は ゴールドベルク用の スペシャル音律
とりあえず いろいろ弾いてみてもらうことにして
昼食は 辛い魚の鍋「ファンテチム」を 御馳走になる


Img_9035


昼食後 3号線「独立門駅」近くにある オのスタジオへ車で移動
なんでも 運送してもらったら 弾けない状態になっているという・・・
でたぞ! 弾けない状態! なんだ なんだ 


結論から言うと ジャックのロアガイドのネジが緩んで
ジャックが ムーミンのニョロニョロよろしく あっちこっちへ乱立状態・・・
それを知らずに治そうとした調律師が アッパーガイドまでいじったらしい・・・


こういう時 楽器を作ってみた経験が役に立つ (自慢してます ハイ)
鍵盤を引き出して 悪戦苦闘しながら とにかく解決・・・
初日から 未経験のトラブルに遭遇して ラッキー不足に陥る


Img_9036


スタジオ終了の連絡を入れると 午前のメンテの楽器の ノイズが気になると・・・
タクシーに乗って オ宅へ戻る(オタクではない)・・・ 時 すでに19時
何故か まずは夕食を ということで 手造りのキムチを パクパク


スペシャル調律は 気に入ってもらえた様子
で ノイズは・・・ このノイズまでカットすると 鍵盤スティックの可能性が・・・
でも 本番までは韓国にいるので とりあえず消音作業


で 試奏を見て思いついたので 鍵盤の深さを浅く調整
ハッキリ言って こちらの方が ノイズ撲滅には はるかに効果的だった・・・
やっぱり 弾き方を見ないと ナニが起ってるか 分からんものだ


・・・・・・・・・・・・・・・・・


地下鉄を乗り継ぐ気力を失い タクシーで ホテルへ
で 運転手が 日本のドラマが好きとかで
いろいろなドラマの話をされるが・・・ 杣がテレビ見てないもんで・・・ ミアネヨ


しかし 運転手は 「涙そうそう」などをBGMで流してくれ
杣が 一緒に口ずさんでいると 運転手も一緒に ハミング!
かくして タクシーの中では ちょっとした カラオケ房状態で 日韓友好歌唱大会!


本当は トイレを我慢していて 「あわや殉職か?」と 
臀部の筋肉に 史上最大の力を込めて 抗っていたのですが
なんとかホテルについて トイレに駆け込んだ1日でした・・・ ふぅ


| | Comments (2)

08. 03. 29

Mr.ラッキーな出発

ソウルは 朝から 雨


昨日は マジ ビビった
羽田発の飛行機 出発は 午後6時半と記憶していたので
4時半に到着できるよう 準備していた


しかし1時過ぎに 確認のため E-チケットを見直すと
出発は 6時半でなく 16時半・・・
ということは 14時半までに 空港に到着していなければならない・・・


やばい・・・ 遅刻だ!
というか どんなに頑張っても 出発1時間前 ギリギリになる
電車を乗り継ぎ モノレールに乗った頃には すっかり諦めていた


おまけに E-チケットには 「羽田I」と書かれているから
第一ターミナルに行ってみれば
「Iは 1ではなく インターナショナルのIですから 国際ターミナルへ どうぞ」


完全に パニクっていたが そこは ミスターラッキー
オシの強さで 搭乗し
2階建ての飛行機の 2階に座らせてもらった ガッハッハッハ


まあ 空中では 1階も2階も たいした違いはないのだが・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ホテルでは 予約していた部屋が インターネットが繋がらず
「電話した時に そういう約束だったハズだ!」と ダダをこね
回線のある部屋に 代えてもらった


しかし ジャックを繋いでも インターネットには 繋がらない
くたびれていたし 韓国語で説明することは 大儀だから
どうしようと 思っていた


で ふと 線をたどり ルーター(だったっけ?)を たぐりよせる
すると ランプがついてない
よくよく観察してみれば 電源の接触不良


なもんで 調律工具カバンから いろいろ取り出し
なんとか 電気が通る状態にし 固定してしまった!
つまり 1日で ラッキーを 2回も使い果たしてしまったのである


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんなワケで 土曜のソウルは 雨である
これからは ラッキーは 1日1個にしようと思った
・・・ やば 早速 遅刻しそうだ 


行ってきます

| | Comments (0)

08. 03. 28

ジグザグの ケ・セラ・セラ

やっと 関東も暖かくなって
ダウンジャケットを 脱げるようになったが
また 寒い地方へ 出張である


なんだかんだで 慌しく 勢いだけで 4月を迎えようとしている
今回の出張は 比較的 非日常なので
今年という曲の中の 楽章を変えられればいいなと 思っている


3月までの 1楽章は やはりプレストだった気がする
外の仕事の合間に 工房で作業をやり
なおかつ サッカーのための 体力つくりに アップテンポだった


終盤になって 落胆のせいか 全休符の日々もあったが
杣は 休むことで 回復が出来ないどころか
より 沈んでいくので 今回の出張で 動き回って 気持ちを切り替えたいと思う


がしかし 今 現地の最高気温を知って ちょっと憂鬱になっている
最高気温が10度? マジかよ・・・
最低気温が0度ってことは・・・ 冬に逆戻りである


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


このブログが 投稿される頃は たぶん 雲の上にいる


飛行機が嫌いな理由として
空を飛んでいる ということが 最大であるが
気圧が低すぎる ということもある


ポテトチップスの袋なんかは
機内では パンパンに 破裂しそうに膨らんでいて
ポップコーンよろしく 爆発するのではと ハラハラして食いそびれる


その点 宇宙は 大気が無いというから
きっと 気圧なんて ないんだろうなー
気圧が無いということは 高気圧と低気圧の どちらに近い状態なんだろ


今回は 恐らく8台くらいの楽器に 出会えそうだ
それぞれの楽器を できるだけ いい状態にしてきたい
手ごわい楽器も 多々あるので 準備だけは しっかりやった


それから 今回の別のテーマは 筋トレである


4月は 練習試合と 公式戦が控えている
出張から帰ると ブクブク太ってしまうので
今回は 寝る前に 筋トレをやって 体重維持を目標にしている


・・・・・・・・・・・・・・・・・


それでも テンションが上がらない
ま 春の前は 三寒四温
暖かくなって 寒くなって そうやって ジグザグに季節は変わる


しばらくは ジグザグの心境で 4月に挑もう
どうせ 悪あがきしても ひっそりしても 脱却できない時もある
こんな時には ケ・セラ・セラ


では

| | Comments (1)

08. 03. 27

薄すぎた携帯

Img_8917


信号が黄色から 赤になる
車は 停止線で停まり 視野が広くなる


隣の右折車線に 停まった車が目に入る
メタリックなベンツ 運転手は サングラスをした女性
左ハンドルなので 彼女は すぐ傍 携帯でメールを打っている


「やっぱ ベンツなんか乗り回すオンナは 持ち物が違うよ
 携帯なんか あんな ウスッペラだよ」


ナンだか ハナについたので 知らずに 一人ゴチてしまったが 
後部座席の後輩は 聞き逃さなかった


『先輩 それ冗談ですか?』


ん? 冗談じゃないし 隣を見れば 一目瞭然
それどころか 今の皮肉は ちょっとイケてるセリフだと思ったので
カッチョいい自分に 陶酔しかけていたのだが・・・


『先輩 冗談でしょ? あれ 携帯じゃなくて アイポッドですよ』


ガハハハと 涙を流しながら笑う 後部座席の後輩は
全く こういう時 本当に 憎たらしくなる・・・
いつか きっと その座席に ブーブークッションを仕込んでやる!

| | Comments (1)

08. 03. 26

ミッションC

上野 東京都美術館 講堂


054


| | Comments (1)

08. 03. 25

モグラの塒 

Img_5327


モグラという名称は 「もぐる」という動詞に
「er」をつけて 名詞にしたのだろうか
するってーと 正式には モグラー と発音しなければ ならない


だから ナンだと言われても
仕方がない


ひきこもっていると モグラーの気持ちが よく分かる
恵みのシャワーを放つ あの太陽でさえ
なんだか 眩しすぎて 脳がクラクラしてくる


演奏家は よく 弾きこもっている
工作員は よく 挽きこもっている
フッフッフ

| | Comments (0)

08. 03. 24

ダイエット食堂

Img_8895


しばらく メタボな自分を どうにかします


| | Comments (1)

08. 03. 23

ミッションC 

四谷 紀尾井小ホール


1


       フルート 砂山佳美
   ヴァイオリン 桐山建志 大西律子
       ヴィオラ 上田美佐子
        チェロ 十代田光子
      ヴィオローネ 西沢央子
       チェンバロ 武久源造


2


        生楽舞 福峰有梨


3


          朗読 麦人


4


        絵画 高田三徳


323

| | Comments (0)

08. 03. 22

ミッションC

本郷中央教会


Img_8904


オカリナ カリンバ ネイティブアメリカンフルート
          堀田峰明

       チェロ 諸岡由美子
      チェンバロ 海老原智子
       ピアノ 村松江伊予


322

| | Comments (0)

08. 03. 21

かたつむりのサナギ

食欲が無い ということは 
考えようによっては 絶好のチャンスである
そう ダイエットには すこぶる好都合なのである


ダイエットで難しいのは 体重でなく
脂肪だけを 減らすというコトにつきる


食わなければ 力道山であっても 体重は減る
しかし その時に減っているのは 脂肪でなく 
筋肉だといういうから カラマーゾフもビックリである!


だいたい 筋肉をつけるというのは 想像以上に大変である!
どんなに筋トレをしても 成長ホルモンだかが分泌されて
破壊された筋繊維を 補修してくれなければ 筋肉は太くならないのである


大量のアルコールで 肝臓が多忙な時には
摂取されたタンパク質は分解されず 
筋繊維の修復は 見送られてしまう


成長ホルモンが分泌されるのは 筋トレ時と 睡眠時だそうで 
ということは 不眠症の杣にとって 泥酔している睡眠時には
筋肉は太くなっておらず・・・ だから 筋肉をつけるのは 至難である


ほうれん草を食って 力コブを出してみせる
あの ポパイとかいう水兵は 体脂肪が1ケタである
あいつのトレーニング方法を 誰か教えて欲しい


Img_8900


そんなワケで 思いついたのが この写真の媚薬である


これは 杣のアジトで 密やかに 作られている秘薬である
一粒 一粒 精魂を込めて 時々 鼻毛を抜きながら
生産されている スペシャル・ダイエット剤である!


市販のダイエット剤というのは 高額なわりに 効果が期待できない
痩せたい という人の弱みにつけこんだ あこぎな商品が多く
杉田玄白が生きていたら どれだけ慟哭するか 想像に難くない


Img_8896


今日は 特別に この秘薬の作り方を 指南しようと思う


まずは 最寄のドラッグストアに行く
そして 写真のような カプセルを買ってくるのだ
この時 間違っても コソコソしたり オロオロしてはいけない


ダイエット薬を作ることは 犯罪でもなければ 恥ずかしいことでもない!
オカモト・ゴムの製品を買う時の方が よっぽど勇気がいる!
もっとも オカモト・ゴムを使わないで挑むのは 更に勇気がいる!


Img_8897


イカン 心が捻挫しているせいか 最近 話が逸れすぎる
青少年の育成に 推薦されるほどの 健全なブログであることを
ついつい 忘却してしまう・・・ 


カプセルの中には ハルシオンを砕いて・・・
いや間違えた 
ただの 唐辛子である


早い話 カプサイシンを 運動中に摂取しようという作戦である


食欲が無いので 大好きなキムチすら 食べる気がしない
かといって 唐辛子だけ 水で飲むわけにもいかない
恐らく 花粉症と間違われるほど 鼻水と涙にむせぶことになるだろう


なもんで ランニングの直前 このカプセルを飲む
すると 脂肪だけが燃焼してくれて ダイエット成功!
と ビリー隊長も嫉妬するほどの 効果が約束されているのである!


どうだ! 参ったか!


Img_8899


・・・あ 書き忘れていたが
この秘薬は 実は まだ 試していない・・・ ハハハ
絵文字を作って 遊んでいる段階である


効果があったら 誰か 教えてくれ!
 

| | Comments (1)

08. 03. 20

失速中の随想

さて 失速というか エンストの日々は続く
もはや なにをやるにも 集中力がなく 散漫であり
自暴自棄になっており オッパッピーな時間だけが流れていく


まあ 年が明けて ちょっと飛ばしすぎて 疲れていたから ちょうどいいか
どうせ 低気圧だし お月様だって 痩せ細ってることだろう・・・
ん? あれ? 次の満月は22日だ! やば 張り切らないといけない時期じゃん!


というか エンストとか 失速で 思い出してしまったのだが・・・


杣の愛車 メルセデス・テポドンは マニュアル車である
つまり 今時 いちいち ギアチェンジをしながら 野を行き 山を行くワケだ
当然 坂道発進時には 巧みな半クラを披露し 1mほどバックして 慌てて前進する 


杣のような 横着な人間は すぐに シフトアップして
50キロくらいの国道を 5速に入れたまま 走っている
そのまま 交差点につっこみ 左折しても シフトダウンするのは 稀である


マニュアル車を 運転したことのない人は
低速なのに 高いギアで走る時に 聴こえる 低過ぎるエンジン音
きっと 聞いたこと ないかも知れないなー


バスとか タクシーに乗った時に 注意して聞いてもらいたい
左折して クラッチがつながった時の 重低音
あれって 例え660ccの小さなエンジンでも 低い音がするんだぜ


・・・・・・・・・・・・・・


重低音で 思い出しちまった


なんだか 行き当たりバッタリで ブログを書くと
やたら 長くなることを 実感している
このあと どこまで続くのか ちょっと 自分を観察してみるか


杣は カメとゾウが 好きだ
で そのゾウさんは 人間には聴こえない 低い音で 会話をしているらしい
そのコトを知った時に 思いついた物語がある


まだ 書いてないんだけれど あらすじは こんなである


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


主人公は そうだなー 年寄りの博士とかが 似合いそうだな
アフリカに研究に行っていて ん? 探検の方が 似合うか?
ま 舞台は アフリカで 博士の名前は とりあえず ヨーゼフにしておこう


ヨーゼフは ある日 象牙の密猟者が ゾウを殺す場面に遭遇する
で ヨーゼフは 密猟者を追い払うのだが ゾウは既に殺されていて
まだ 生まれたての 子ゾウだけが残され 連れて帰る


でも ヨーゼフは ゾウと会話ができないから 悩むんだな
そして 友人のウィーンのピアノ製作者に 特別なピアノを造らせる
人間には聴こえない 低い音が出る 8オクターブのピアノ


そのピアノの 低い音の鍵盤で ゾウに語りかける
ゾウが何か言う時には ダンパーペダルを踏んで
弦を共鳴させ ヨーゼフは 倍音で ゾウの声を聞く


そうやって ヨーゼフと 子ゾウは 仲良くなっていく


数年たって ある日 遠くのゾウから 川が氾濫した知らせを 子ゾウが聞き取る
子ゾウは ヨーゼフに そのことを知らせ ヨーゼフを背負って 一緒に逃げる
おかげで ヨーゼフは命を 救われる


というような 「ゾウの恩返し」という 物語


でも オチが陳腐なんだよね まだ
いっそ 子ゾウが大人になって 鍵盤に貼られている 象牙が
自分の両親のモノだと悟って 逆ギレして ヨーゼフを踏み潰す というのは どうだろう


いやいや 象牙が両親のモノだと知るのだが
ヨーゼフには恩義があって 苦悩し葛藤する心情を描く 
純文学にしてみようか


あるいは ゾウとの会話を録音して レコードにしたら
なんだか大ヒットして 億万長者になっちまう恩返しとか・・・
それとも ゾウが 長い鼻で 見事な調律をしてくれて コンサートは大成功!


やば また調律とか コンサートに話題が・・・


ちなみに ウィーンのベーゼンドルファー社の (今や ヤマハの傘下)
インペリアルという 290センチのピアノは
人間が聴こえない 低い鍵盤があって 8オクターブあるんだぜ


やはり 長くなった
尻滅裂だ
ゾウの取材にでも 行くか 

| | Comments (1)

08. 03. 19

さらば セウカン

食から たくさんのコトを 学んだ


昨夜は 髪の毛が全部抜けるのでは! というくらい 怒り心頭していたので
食欲が全く無く テメーの体積と同じくらい アルコールを摂取した
そのまま孤独死しようものなら 火葬場で 新記録が出るくらい よく燃えただろう


しかし 昨日の仕事では 夕食が出た
サンドイッチ それも ヒレカツのサンドイッチだ!
そのまま持ち帰り 本日の朝食になる


賞味期限は 昨日の18時だから 昨夜 配給された時点で
既に 微妙に その期限を超過していたのだが
今日の朝食にするには 覚悟を必要とするくらい 完璧な期限切れである


とはいうものの 戦時中の生まれのせいか (注:大東亜ではなくベトナムである)
米の一粒は 血の一滴 と 教育されてきたせいか (注:パンは小麦である)
食べ物を残さない点では 金日成バッヂがもらえるくらい 貪欲なオトコである


で 鋼鉄の肝臓に プラチナな胃袋で 
賞味期限が切れた ヒレカツサンドを いざ食べようとして
ふと パソコンのニュースに 目が釘付けになった


韓国の かっぱえびせんから ネズミの頭が出てきた! というニュースである!


これは ショックである!
別に ネズミの頭が出てきたことなど どうでもよい
例え ゾウの頭が出てきても ちっともビックリしない


驚いたのは 韓国産だと信じて疑わなかった 
韓国の「セウカン」というお菓子が
実は 中国で作られていたということだ!


実は エビさえ献上していれば 御機嫌なケンタには
「これは 韓国の伝統的高級菓子でござる 御賞味いただきたく候」
などと 韓国土産を 安価にすませていたのだが・・・


ケ 『これは カッパエビセンそっくりではないか! けしからぬ!』 パクパク
杣 「いえいえ 滅相も無い 我が大日本帝国が 真似をしたのでござります」
ケ 『さようか ならば こちらが本家本元ということじゃな?うん 美味い』 ポリポリ


こうした 偽装土産が 見事にバレて 二度と買えないどころか
あらたなエビ系土産を 探さなければいけなくなり
その労力を慮れば 韓国出張は極秘にせざるを得なくなる・・・


ま どーでもいいが とにかく中国産だったということにショックを受けたのさ


誤解が無いように 付け加えておくが
中国産の食物に 微塵たりとも 偏見など抱いていない


もしも メタミドホスを摂取すると 犬のような聴覚になると言われたなら
青汁のように 一気に飲み干し 「うー マズイ! もう一杯!」
というCMに 喜んで 出演してやってもいい と思っているくらいである


Img_8894


話を元に戻そう


こんな食品ニュースを 朝から見てしまったせいか
強気だった内臓たちも 与党のように 保守的になり
「豚肉は アタると 怖いぞー!」という 疑念が生じてくる


しかし 脳みその毛細血管の隅々まで アルコールが充満した思考回路は
「食べ物を 無駄にするな!」 という呪縛から 解放されることもなく
ネジレ国会のような無駄な審議の末 せめて レンジで温めることで 着地点を得た


  ほかほかの ヒレカツサンド
  秒速17センチの やわらかな湯気と共に 
  芳香までもが 艶やかなベリーダンスを舞う


  そっと 手にとってみれば
  そのヌクモリと ヤワラカさは
  まるで シリコン入りの 豊かな〈削除されました〉 のようだ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


早い話 腹を壊した


悶絶しながら もっと早く ホット便器を導入するべきだった とか
これが本当の ネジレ後悔だ なんてコトを考えていたことは 割愛する
そもそも 便器上では やることが無いから 様々な思考が錯綜する


これからは 弁当だけは 賞味期限内に食べようと思う
少なくとも 便器が冷たい季節だけは 注意したいと学習した
人間とは こうして 逞しくなっていくものである


| | Comments (4)

08. 03. 18

ミッションC ふうん

渋谷 セルリアンタワー 能楽堂


Img_8892_2


   チェンバロ フォルテピアノ 武久源造
       ヴァイオリン 大西律子


318


以上

| | Comments (1)

08. 03. 17

権兵衛-10 曲げてやる!

チェンバロ造りは 仕事でないのだから
ただ 好きでやっているのだけれど
キライな作業も 時々ある 


キライなことを 金と時間と労力を費やして やる必要は無いのだが
これを通過しないと 次の作業が出来ないので 
仕方なく 泣く泣く 恐る恐る やらざるを得ない作業が 時々ある


板を曲げる


プロの製作家にとってみれば なんてことないのだろうが
杣は この作業が 大嫌いである


というのも かつて Sベントを曲げる時に
8回くらい失敗して 毎日 「あと もうちょっと!」 というところで
板が 「ピシッ!」と 無惨にも 割れてしまったのである


が 考えてみれば ここ7年くらいは 
板を曲げる作業は 1回でクリアーしてるから
何も そんなに 恐れることは 無いはずなのだが・・・


Img_8518


弦が切れる瞬間も 死ぬほど苦手だが
板が割れる瞬間も 生き返るくらい 苦手である


今回は 自分にとっては初めての 15ミリというメープルを曲げる
メープルという木材自体が すでに硬いのに
無謀にも 厚みが15ミリ・・・


よくもまあ そんなキライな作業に より リスキーな選択をするものだ
テメーで テメーの選択に ホトホト 呆れる


が 曲がった!


胃から血が出るくらい 板を薄くしようかと 悩んでいただけに
成功すると 胃から麻婆豆腐が出るくらい 祝杯を牛飲する!
というワケで ラリっている文章だ・・・


しかし かなり疲れている・・・
たぶん そろそろ バテると思う
嗚呼 スペインにでも 旅に出たい・・・

| | Comments (2)

08. 03. 16

ミッションC 透き通ったバロックの輝き

王子 中央工学校 ステップ


Img_8832


        ソプラノ 井上由紀
       リコーダー 奥田直美
       チェンバロ 鴨川華子


316


あたたかな 春を感じる日曜の午後
普段 あまり耳にすることのない 楽器と音楽に
聴衆は 高い集中力で 拍手を贈ってました!


クラシック応援団 と称する団体が主催する
手作りなコンサートだったのですが
とても いい雰囲気でしたねー


プログラムは 初期のイタリア・バロック ということで
マニアックな選曲に 思えてしまうのですが
実際に演奏を聴けば 既知の有無なんて 全く関係ないもんで


曲や 楽器の解説のトークが 実に自然体で
食前酒のように 次の演奏への期待が高まる刺激になり
大きな流れも ゆったりとした フルコースでした!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


チェンバロは 演奏者のハズバンドと共に 搬入したのですが
彼は 腰を痛めて 今でも通院されているとか・・・
終演後 腰痛談義に花を咲かせ 互いにねぎらっておりました


腰は 本当に 生活が一変しちまうから
あらためて お大事に!

| | Comments (1)

08. 03. 15

ミッションC ガラ・コンサート

築地 浜離宮朝日ホール


Img_8733


 チェンバロ&ジルバーマンピアノ 武久源造


315

インターネットの投票によって 出演者が決まるという
新しい企画の NEC ガラ・コンサート


上位4名は 当確で 
6位までが審議の結果 出演することになり
3時間以上の 長丁場のコンサート


武久源造は チェンバロと フォルテピアノを演奏
ジルバーマンのピアノで 奏でられた バッハのシャコンヌは
かっちょよかった!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2回目を迎えた このコンサートだが
ネット投票というものも 
いろいろ問題があるらしい


まず どんなにファンが多い 演奏者でも
ネットに精通していない世代が多いと
投票率が下がって 当選しないんですなー


なおかつ エントリーしても
落選したら あまりにもカッチョ悪いために
エントリー辞退する 演奏者も多いとのこと


そして 投票は 全国各地から出来るが
実際にコンサートに 足を運べるのは 限られた地域で
投票数と 来場する聴衆の数に ギャップがあること


ま でも 出演選考の方法が ちょっと変わってるだけであって
コンサート自体は 全員 本気の演奏ですから
聞きに行けた人は 大満足だったでしょう!

| | Comments (1)

08. 03. 14

ふきふきチューナー

若い頃 とある音大の調律事務所で
先輩が ふきふきチューナーについて レクチャーしてくれた
「だから 杣 お前はフキフキチューナーにはなるなよ!」


まずは オオボラを吹くことから 始まるらしい
誰の仕事をしただの
有名な音楽家との仕事を ホラを交えながら吹聴するらしい・・・


Photo


でもって 調律しているより 
ピアノをピカピカに 拭いている時間の方が長いらしい


Photo_2


挙句の果てに いざ 演奏が始まると
自分の調律に自信がなくて 冷汗を拭いているらしい


どうやら 自分は 
立派なフキフキチューナーに なってしまったようだ
すまぬ 先輩

| | Comments (0)

08. 03. 13

ミッションC ピッコロ・ヴァイオリン

銀座 王子ホール


Img_8671


  ピッコロ・ヴァイオリン グレゴリー・セドフ
         チェンバロ 佐伯恵美
    ピアノ ユーリー・コジェヴァートフ


313


世にも珍しい ピッコロ・ヴァイオリンの登場である!
先日 驚いた ピッコロ・チェロに続いて
今年は ピッコロ・サプライズが続いている!


ヴァイオリンは 子供の練習用に 小さいものもあるが
このピッコロ・ヴァイオリンは 小さいだけではない
なんと 通常のモノより 1オクターブ 高く調弦されるのだ!


3132


この ピッコロ・ヴァイオリン
弦の長さは 約23センチである 
その長さで e3の振動数を出すというと・・・


ちなみに チェンバロもピアノも この音の弦長は 14センチくらいである
つまり この振動数を 20センチ以上の弦長で出すということは
よほど 細くて丈夫な素材の弦でないと 不可能なハズである


で このE線 
どうやら NASAの研究を元に 開発したらしい・・・
直径0,178で この張力に耐えられる素材って・・・ 参った!

 
Img_8642


楽器に関する ハードにも ぶったまげましたが
演奏にも ぶったまげました!
いやはや 世界は広いものであります ハイ

| | Comments (3)

08. 03. 12

ミッションC マリーの愛した音楽

上野 東京都美術館 講堂


Img_8606


     フォルテピアノ 小倉貴久子


312


ルーヴル美術館展 開催に合わせて
3回に渡る 「フランス宮廷の美」 記念コンサート
第一回目は 「マリーアントワネットの愛した音楽」


ドゥシーク作曲の 「フランス王妃の苦悩」という曲は
マリーの若い頃から 斬首されるまでの人生を
小さな見出しをつけながら ドラマチックに展開していく


かつて パリから地下鉄に乗って ヴェルサイユ宮殿を見た時
その スケールのでかさに圧倒され 
「権力とは かくなるものか」と 驚嘆させられた記憶がある


かつての 芸術が これほどまでに豊潤に開花できたのも
実は 偏った権力構造によるもので
民主主義の現代 同じような境遇を 芸術家に提供することは難しい


庶民が パンが食べられない という情報を聞いて
「それなら お菓子を食べればいいのに」 と言ったマリー


死刑囚の苦痛を軽減するべく ギロチン開発に貢献し
その ギロチンで斬首された ルイ16世


マリーが 耳にし 愛したであろう音楽
その美しい演奏の中で 様々なエピソードを回想する
これらの曲を マリーは どのような心境で耳を傾けていたのだろう

| | Comments (1)

権兵衛-9 テール

ピアノでいう親板 ボディのパーツで
一番短いピースが テール
「しっぽ」という意味


Img_8491_2


杣の工法では このテールと
次のベントサイドが 立体接着になる
つまり 底板と 親板に接着される


立体接着は 接着される部分が 3次元で
きちんと平面になるように 削らなければいけない
この辺りから 杣の工法は 伝統的な工法より面倒臭くなる


・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて テールである


この チェンバロの先っちょを 
テール とか シッポ とか ケツ と呼ぶ分には分かるのだが
時々 「あたま」と表現する人がいる


楽器の位置を 変えたりする時に 
「頭を もうちょっとふって!」 と言われるから
鍵盤のことかと思うと 当人は このテールを 「あたま」と思っている


ま 「あたま」と信じてる人に 
『これは テールというんです 頭ではありません』などとヤボなことは言わない
その日 一日だけ 「テール=あたま」 という切り替えをするだけである


なもんで チェンバロの場合
「頭隠して 尻隠さず」という言葉は どんな状態になるのか
混乱したりしながら 工作は続いていく

| | Comments (1)

08. 03. 11

カラオケハウスで クイズ大会!

もう 歌うだけじゃつまらない!
眉唾商事の経営する カラオケハウス「ノレバン」では
最新の設備で あなたの来訪を お待ちしております!


数十年ぶりの クイズブーム!
ノレバンでは このクイズマシンを導入


操作は簡単 
画面のメニューから クイズのカテゴリーを選択し
一人でも 複数でも クイズ王への街道へいざないます


 Q:ラスコーリニコフは 若い頃 何歳だったでしょうか?
 Q:28年ごとに 同じカレンダーが使えるのは 何故でしょう?
 Q:杮と柿 それぞれ なんと読むでしょう? (がたまりなら分かる・・・)

 ま こんな問題が 出題されるワケです


オプションとして 「ボケ・サービス」もあり
ボケのセンスが高い場合 ボーナス得点もゲットできます!
知識だけで勝負できない人は 是非 ボケで逆転を狙いましょう!


 Q:ブレジネフは何故死んだのでしょう?
 A:生まれたから (ボーナス20点)


 Q:地球温暖化の最大の要因はなんでしょう?
 A:宇宙が夏になったから (ボーナス35点)


なお 遠距離クイズ大会も可能なため
遠距離恋愛中の 彼女も参加できますし
田舎の両親と バトることもできちゃいます!


さぁ あなたも 是非 「ノレバン」でクイズ王へ!
今なら 脳が活性化すると評判のドリンク 「メタミドジュース」も飲み放題!

| | Comments (0)

08. 03. 10

ミッションR 極秘プロジェクト

都内某所


Img_8513


二人の美人チェンバリストが登場
撮影と録音なのですが
監督によると 「これは極秘プロジェクト」とのこと


楽器は ヴァージナルと
イタリアン&フレンチのチェンバロの 合計3台
うーん 詳細を書きたいが 抹殺されそうなので やめとこう


というか ブログ的には 
手を抜けるミッションでありました
イヒヒ


しかし 撮影とかって とにかく拘束時間が長いものであります
出演者も 待機時間が長くて可哀想だけれど
スタッフ達も みんな忍耐強くて 頭が下がります ハイ

| | Comments (0)

08. 03. 09

権兵衛-8 スパインとチーク

現代のグランドピアノでは グルリンコとしているボディは 親板という
薄い板を積層して 長い板を 一発で型にあてて接着するので
継ぎ目がない


ただ 例外もある
ベーゼンは 比較的チェンバロに近い4ピースの親板だし
ブリュートナーは グルリンコのボディを 数箇所ジョイントしてある


チェンバロでは ボディは 4枚(乃至3枚)のピースで出来ている


この親板の 低音部分の長い板を スパインという
「まっすぐ」とかいう意味らしい (酸味があるわけではない)
杣の工法では まず 底板にスパインを接着するとこから始まる


Img_8407


一方 高音側の 短いピースを チークという
チークダンスと同じ 「頬 ほほ」という意味らしい


杣の工法では このチークを接着する時に
ピン板&ネームボード そして ベリーレールを
同時に接着する


なもんで 平面だったモノが 初めて立体になる瞬間でもある


Img_8412


この接着の時は やたら慌しい
ボンドをつける部分が多いから 乾かないうちに
あちこちを しめつけていかなければならない


ピン板は スパインとチークに接着するだけだが
ベリーレールは 同時に底板にも接着する


なおかつ 底板とチークの垂直
両サイドと ピン板などの垂直
これらをチェックしながら ドヤドヤと一気にやる


接着が終了し 一服している時 ケンタが遊びに来た
「お!すすんでますね!」
安堵している時の 一番嬉しい来客である ・・・幸せだ!


Img_8488

| | Comments (2)

08. 03. 08

ときめき

遠足の前日の記憶など 今となっては 皆無である
初めてのデートの記憶など 今となっては 皆無である
ドキドキした記憶は 何故か 薄れている


ときめいている 今 ときめいている


ときめき という言葉自体が もはや 死語なのかも知れないが
いずれ 薄れていくであろう この気持ちを 書き記しておきたい


明日は チームの公式戦
今シーズンの 初戦である


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


20数年ぶりのサッカーは 様々なコトを教えてくれた


ボールを蹴ったり 止めたりする難しさ 楽しさ
チームという 不特定多数の人間との関わりの難しさ 楽しさ
年齢とか 体力とか 仕事とか 趣味とか


でも 今 ワクワクしている


チームとして 勝たなければいけない試合だから
杣は たぶん 出場できないだろう
でも 今 ワクワクしている


練習や 練習試合は アンサンブル
ボールを 馬鹿みたいに追いかける 
責任はなく ただただ サッカーを堪能する


でも 公式戦は コンサート
勝たなければいけないゲームは
勝てる仲間に 全てをたくす


サッカーに リサイタルは無い
アンサンブルのコンサート
もしかしたら シンフォニー もしかしたら コンチェルト


それでも いい という思いと
でも やっぱり ゲームをしたいという思いと
その どちらもが 葛藤して でも それだけで ワクワクする


ときめきってやつは
結局 この 葛藤なのかもしれない


うーむ うまく言葉にできないもんだ
でも 言葉にできないくらい ときめいている
今夜も すぐに過去形になって 記憶から剥がれていくんだろうな


遠い日の 遠足も デートも コンサートも
きっと 今みたいに ドキドキワクワクしてたんだろうな
さ 酒飲んで 早く寝よ!

| | Comments (1)

08. 03. 07

ミッションC バッハを讃えて

横浜 みなとみらい 小ホール


音楽ネットワーク「えん」主催 第3回コンチェルト演奏会


Img_8421


2台のチェンバロ協奏曲は なんと 2台のピアノで!
久しぶりに ピアノでバッハのコンチェルトを聞けました!
本格インドカレーが食べられる時代に 懐かしいライスカレーを食べた気分!


Img_8476


コーヒーカンタータでは 
かつて 桐朋にいた時代に よく拝見していた
声楽の先生に 久しぶりに会いました!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


様々なホールに行くと 様々な舞台スタッフにお会いする
そして 舞台スタッフの対応で 結構 ホールの印象が変わる
みなとみらいは いつ来ても 気持ちがいいスタッフ達


彼等にしてみれば ほぼ毎日 なんらかのコンサートを影で支え
リハから本番まで 演奏を聴いている
チーフ曰く 「音楽が好きじゃなきゃ やってられませんよ」


そうだろうなー
いろんな主催者や 出演者との やりとり
そして本番終了まで 長い長い1日の連続


彼らの 誠意溢れる その仕事ぶりに
あらためて こうした 裏方の尽力あってのコンサートだなーと
感心した1日でありました!

| | Comments (3)

08. 03. 06

会いたい


아무리 기다려도 난 못가 바보 저럼 울고 있는 너에곁에
アムリ キダリョド ナン モッカ パボチョロム ウルゴインヌン ノエギョッテ

いくら待ってくれても 僕は行けない 馬鹿みたいに泣いてる 君のとこに


상처만 주는 나를 왜 모르고 기다리니 떠나가란 말야
サンチョマン チュヌンナルル ウェ モルゴ キダリニ  トナカラン マリャ

傷つけるだけの僕を 何故か分からない 待たないで 僕は去ると言ったのに


보고싶다 보고 싶다 이런 내가 미워질만큼
ポゴシプタ ポゴシプタ イロン ネガミウォジルマンクム

会いたい 会いたい こんな自分が嫌になるほど


울고 싶다 내가 무릎꿇고 모드 없던 일이 될수 있다면
ウルゴシプタ ネガ ムルプルゴ モドゥオプトゥン ニリ トゥエルスイッタミョン

泣きたい 僕がひざまずき 全てがなかったことになるなら

 
  미칠듯 사랑했던 기억이 추억들이 너를 찾고 있지만
  ミッチドゥルス サランヘットンキオギ チュオクドゥリ ノルチャッコイッチマン

  狂おしいほど愛した記憶 思い出に君は捕らわれているけれど


  더이상 사랑이란 병명에 너를 가둘수 없어
  トイサン サランイラン ピョンミョゲ ノルル カドゥルスオプソ

  これ以上 愛という病名に 君を閉じ込めることはできない

 
  이런면 안되지만 죽을만큼 보고 싶다
  イロンミョ ナンドゥエジマン チュグルマンクム ポゴシプタ

  こんなことは いけないのに 死ぬほど 会いたい


보고 싶다 보고 싶다 이런 내가 미워질만큼
ポゴシプタ ポゴシプタ イロン ネガミウォジルマンクム

会いたい 会いたい こんな自分が嫌になるくらい


믿고 싶다 오른 길이라고
ミッコ シプタ オルン キリラゴ

信じたい どんな道であっても


너를위해 떠나야만 한다고
ノルル ウィヘ トナヤマンハンダゴ

君のために 去らなければならないと


  미칠듯 사랑했던 기억이 추억들이 너를 찾고 있지만
  ミッチドゥルス サランヘットンキオギ チュオクドゥリ ノルチャッコイッチマン

  狂おしいほど愛した記憶 思い出に君は捕らわれているけれど


  더이상 사랑이란 병명에 너를 가둘수 없어
  トイサン サランイラン ピョンミョゲ ノルル カドゥルスオプソ

  これ以上 愛という病名に 君を閉じ込めることはできない


  이런면 안되지만 죽을만큼 보고 싶다
  イロンミョ ナンドゥエジマン チュグルマンクム ポゴシプタ

  こんなことは いけないのに 死ぬほど 会いたい


죽을만큼 잊고 싶다
チュグルマンクム ミッコシプタ

死ぬほど 忘れたい

|

08. 03. 05

権兵衛-7 崩壊へのレジスタンス

えぐった部分に 
ピン板&ネームボード ベリーレールをはめて
構造をチェックする


底板との垂直 横幅の長さ
今回は なんだか スンナリと上手くいった
前回Fは 底板とボディが 僅かに垂直でなく 修正をした・・・


Img_8400


通常のフレンチやフレミッシュなら このまま接着をするのだが
杣の工法は ここから大きく トラディショナルから外れる


ま それはいいとして


時々 ネームボードが スパインやチークから 剥がれ
上にズレてくる というトラブルを見かける


まあ 基本的に えぐった中にあるので
ピン板まで 剥がれて ぶっ壊れることは無いのだが
ちょっとした工夫で このトラブルを 容易に回避できる


それは ネームボードの えぐりを 
スパインやチークの 上までしないこと
たった それだけのことである


Photo


「この部分」という箇所のように 1センチで えぐらない部分を残しておくことで
ネームボードは 万が一 剥がれが生じた場合でも
上方にズレてくることは無い


というのも このトラブル
原因が様々で 
それだけに 工作時に工夫をしておくことは やぶさかではない 


(なんだか ヘンな日本語になってきたぞ)


例えば チェンバロの弦が引っ張る 総張力は
3列の弦 5オクターブで 1トン近くにもなる
(杣の場合は ハイテンションなので たぶん1トンくらいになる)


「ピアノはなぜ黒いのか」 という本では200キロと 書かれているが
これは 真鍮弦の 1列な ヴァージナルや スピネットにしか該当せず
少なくとも 鉄弦を含んだチェンバロは 結構な力を 木材だけで支えている


ちなみに チェンバロに 61音×3列 900キロの張力があったとしても
現代のピアノでは 1本 90キロもの張力がかかっていて
1音に3本弦なので わずか 3音くらいで チェンバロの全ての張力に匹敵する



たった ひとつの部材で
この1トンくらいの張力がかかっているのが
このピン板であり それ故に 変形のリスクが高い


そして ピン板と接着している ネームボードも
ピン板と共に変形してしまい しばしば 剥がれるトラブルが生じてしまう
もっとも これは 湿度や温度 接着剤の種類など 様々なキッカケが加わるのだが


というわけで こんなトコから 剥がれるのは
秘密工作員としては カッチョ悪いので
作る時に いろいろ 姑息な手段を選んでいるのである


かかって来い! 1トン野郎!
受けてたってやるぜ!

| | Comments (2)

08. 03. 04

権兵衛-6 スパインとチーク

Img_8397


バームクーヘンを 思い描いてもらいたい
あれは 文字通り 木のお菓子なワケだが
それだけに 木材の構造を 説明しやすい


木の中心 バームクーヘンの中心の穴
そこに近いのが 木裏
木の表面 皮 バームクーヘンの外側 そこが 木表


で 時間が経つと 板目の木材は
木表の両端が シャチホコのように 反り返る


バームクーヘンの積層が ミルクレープのように
平になりたがるように 木材は変形する
写真では 上が木裏 下が木表


なもんで ピン板も その変化を考慮していたが
スパインやチークといった ピン板を挟む両端の板も
この木材の 変化を 利用する


時間が経って ピン板や ネームバテンが
はがれていかない方向 つまり 木表が内側になるように
親板は 内側に木表を使う


Img_8398


今回のえぐりは 7ミリ
ネームバテン+ピン板 ベリーレールを 底板より 14ミリ大きく切断し
その えぐりの中に 組み込むようにする


エグリの直線は 定規を使う
ルーター というか トリマーを使い
角は ノミで きっかりとかき 部材の寸法に合わせる


Img_8399


さて これで スパインとチークを
底板に接着できるぜ!
あ ネームボード&ピン板の カきについて 説明不足だ・・・


ま おやすみ

| | Comments (0)

08. 03. 03

揺れる心

県道に面した アジトに住んでいると
激しい車の往来に 部屋まで振動する・・・


引っ越してきた当初は 地震が来たのかと思うほどだったのだが
人間とは 生きていくために 麻痺できる能力が携わっているらしく
今では 地震が来ても 「今のは10トントラックだな・・・」 などと勘違いする


しかし それでも 疑問が解消したワケではない


自動車や電車は 丸い車輪で 地面を回転していく
なのに 何故 上下の振動が 生じるのだろうか
常に 接触し続けているのに 何故 振動が生じるのだろう・・・


例えば 力士や 叶姉妹が ジョギングをするのであれば
ドシンドシン と 振動するのは 解せる
しかし 車輪は 滑らかに過ぎて行くのに ドシンドシンと振動しやがる


Img_5852


ま 職業上 「振動」は 
キライな現象ではないから ヨシとするが
事故だけは・・・ ね!


| | Comments (0)

08. 03. 02

権兵衛-5 ベリーレールとレストプランク

底板が出来たら 次はスパインとチーク
このスパインとチークには
ベリーレールと ピン板を えぐりこんで接着する


P3290075_thumb1


ベリーレールは 杣の場合は 2枚の板を合わせて作る
ここの強度は 弦の張力で変形して レジスターが動かなくなるトラブルを
回避するべく いろいろと 強度の強化をしている


ピアノで言えば カマチ であり ウチマワシの一部
この上に響板が 接着されるので
振動のロスを防ぐ目的と 強度を考えて 材料はメープル


Photo


レストプランクは チューニングピンが ネギ畑のように並ぶ部材
ピアノで言えば ピン板


ピン板の役割は ピアノでは ただ 調律ピンを維持できればよいが
チェンバロや フォルテピアノでは もっと大きな役割がある
それは 楽器のネジレ変形防止!


このピン板の材質が やわらかかったり 厚めにしないと
張力によって 楽器は 簡単に変形する
ある意味 ボディの脊髄のような意味もある


Photo_2


後述するが このピン板の木取りは 
木裏が 上になるようにする
木材自身の変形は 木表に向かうので 弦の張力と相殺させる為である


と ここで ミス
ピン板に接着されているのは ネームボードという部材だが
ここには 4フィート操作などの レバー用の穴を開けておかなければならい


ピン板接着後に この穴を開けると・・・
きっと ピン板に 傷ついちゃうだろーなー
見えるトコだけに ちょっと憂鬱


なんで 忘れてたんだろ・・・
ま 気を取り直して 頑張りますか

| | Comments (4)

08. 03. 01

第39回 さいたま市民浦和サッカーリーグ

Ssl


今日は サッカー部の練習に行った
そして 今年のリーグ戦の パンフレットを貰った
で いろいろ びびった!


今や さいたま市という名称になってしまった 旧浦和市
その 浦和サッカーリーグだけで シニアなども含めると
100ものチームが存在するのだ!


仮に 平均20名の部員がいるとすると
2000名もの野郎どもが サッカー部に所属していることになる
驚くより 呆れる・・・ 凄すぎる!


で このリーグ戦 1部から4部までは 1ブロック 8チームが組まれており
3月から10月にかけて 7試合を戦うことになる
で ブロックで勝ったりすると トーナメントとかあるらしいが・・・ よく分からん


Fcw_001


杣が所属するのは FCウォーターズ
県の水道局のメンバーが 立ち上げたので ウォーターズ
なもんで メンバーは 県庁関係の人が多い・・・


FCWの名簿を見ると 何故か 最終学歴まで載っているのだが
さすが 杣以外は みな 有名どころの大学出身者ばかりである!
杣は 一人だけ 「東洋音楽専修学校」などと・・・ ショボすぎる


でも 昨年の夏から始めたサッカーは やっぱり楽しい
フットサルに比べると 卓球とテニスくらいの差があって
何より 青空の下で 喘ぎながらも 走り回るのは オジンになっても楽しい!


また チームの連中が これまた 素敵な人間ばかりで
こうした出会いというのも 本当に 人生の中で 貴重なものである!
あと何年 やれるのか分からんが 今はただ ワクワクしている


で 公式戦の初戦は 3月9日
相手は 蹴東会 ・・・ (なんだか強そうなネーミングだ)


試合に出れなくても ベンチから 声が枯れるくらい 応援するつもりだ!
出してもらえたら・・・ そうだな ま ハットトリックでも きめてやるか 
がっはっはっは!


普段 集団行動が嫌い どころか
人と食事をするのも 苦手としている杣なのだが
チームに所属して 楽しんでいるなんて ・・・自分でも奇跡のようである


そう言えば 「奇跡の人」が 初めて発した言葉も
「ウォーター」 だったような・・・

 

| | Comments (1)

« 2008년 2월 | Main | 2008년 4월 »