ミッションR 録音中
三鷹芸術文化センター 風のホール
録音は 数々の名盤を 手がけている コジマ録音
今回の調律は 上記のような3種類
19日はチェンバロにTDD 20日もチェンバロにThm
そして 21日がフォルテピアノにTcm
演奏者が 考案した音律は メールの文章で来るので まずは 5度圏図にする
そして 優先順位や バランスなどの注意を加えていく
事前に イメージを膨らませながら 調律手順などを考える
それでも 実際に現場では
「もっと この3度をやわらかくしてくれぃ!」
『ですが この5度が やばくなりますが・・・』
「いいんだよ! やれ!」 『はい・・・』 こんな感じである ・・・トホホ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現代の調律師は 5度と4度で骨格を整え
3度や6度は ユガミのチェック
といった習慣がある
しかし 平均律になる以前の 数々の音律は
その手順を調べてみれば 3度なども 骨格を整えるために使用され
それゆえに響く バロックなバランスがある
現代のように 精巧な電子チューナーなど なかった時代にも
調律は 日々 行われていて
そうした カジュアルな調律こそ 当時の響きに漸近する
なーんて 偉そうなコトを ブツブツとつぶやいてみるものの
今回の調律は やばい・・・ 特に フォルテピアノが・・・
なんつったって 貫通式の調律ピンは・・・
そういや ジュンナマが弾いた クリストフォリの録音
調律をしたウララが 「とにかく やばかった!」と 言ってたのに
出来上がりを聞いてみたら 別に ひどくなかった・・・
いやー 先輩ズラして 貫通ピン対決では
どうやら ウララに軍配が上がりそうだ・・・
え? 普通のピンでも ウララの方が うまい? ・・・シュン
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Comments
別にそんな臭いは気になりませんでしたが、
詳細は、CDが完成するまでには書いてくださいね。
今回は、早いですよ、すぐ出来ますよ。
Posted by: おおぐま | 08. 02. 21 AM 1:18
また、とりあえずの記事を削除してくれちゃったので、前のコメントがいったい何のことだか・・・カレーの臭いの話です、皆様。
調律・・・実は明日、モダンでブランデン5番の本番があるのですが、そのリハーサルの時に、Aisが高すぎるのが気になって、自分で調律してみたのですが、なかなか難しいものがありました。自己流割付はある程度自身はあるのですが、チューニングハンマーをピンからはずすときにちょっとずれてしまったり・・・こんなミスは本職の方はなさらないですよね。
Posted by: おおぐま | 08. 02. 26 AM 12:56
To おおぐま
スマヌ とりあえずの記事ばかりで・・・
調律のピン操作で
杣は 音を追いかけてるより
ピンが安定しているか 確認してる時間の方が長いんです
ハンマーの回転と ピンの回転が うまくいかないから
だいたい ひねれてるし 傾いてたりする
なもんで 張力バランスと共に ピンの安定は
今でも 大きな課題であります ハイ
Posted by: 某閑人 | 08. 02. 28 PM 4:24