権兵衛-3 脚の金具
脚は3本
最初から そう 初めて楽器を作ってから
そう決めていた
面は3点で成り立つ
現代のピアノも 3本の脚で 成り立っている
3点の支点は スピーカーにも 起用されている
振動の漏洩を 最小限に留めて
なおかつ 音の放射を 最大限に約束してくれる
と 信じている
がしかし 脚を底板の裏につけると
ちょっと カッチョ悪い
Fは 外付けにしたから こんな部材をつけちまった・・・
今 コンサートで使っている コリアン君もそうだが
脚を止める金具は 底板の内側に付けている
まずは 芯棒の穴を開ける
その穴に金具を通して 金具の線を描く
金具の分だけ 底板をえぐる
で 金具を底板に ネジどめする
その上に 鍵盤のオサのベッドを取り付ける
楽器と脚の位置の関係だけれど
昔 こんな実験をしたことがある
ハシゴ脚を 前後に 少しずつズラしてみた
すると 前の脚は ピン板の真下にある時が
一番 楽器の鳴りがよかった!
なもんで 3本脚でも 前脚は ピン板の真下にしてある
ただ あの実験は 1台のみだったし
前脚と後脚は 同時に動くから
後脚との関連が 正確には 把握できていない・・・ トホホ
でも ピアノでも キャスターの向きだけでも
楽器の可能性を左右するのは 現実だから
これからも いろいろ試していってみたい
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Comments
あ~
確かに!
たくさん脚のチェンバロ見るとき、
どれが浮いてるかな~・・・と
いつも気になりますもん
Posted by: 440 | 08. 02. 26 AM 9:08
To 440
だいたい 反り返っていて
鍵盤の高音側が 浮いてます
重心が違うものだと テールが浮いてます
3本脚で 1本でも浮いてたら ホラーです
Posted by: 某閑人 | 08. 02. 28 PM 3:58