ミッションC 聞き耳をたてるベートーベン
いわき市美術館
「巨匠 ブールデル展」 開催中の いわき市美術館のロビーで
開催中 最多人数を記録た聴衆に囲まれて
ベートーベン・プログラムの フォルテピアノを演奏するのは 小倉貴久子
ロダンの弟子である 彫刻家のブールデル
彼は ベートーベンの音楽に感動し
ベートーベンの中に 自分と同じ人間をみて 同化したという
それによって 彼は 生涯の中で 80点以上もの
ベートーベンのブロンズ像などの作品を 制作したという
会場にも 幾つかの ベートーベンの像が 聞き耳を立てていた
フォルテピアノの背後にも 大きな作品が 鎮座しており
18世紀に誕生した作曲家の曲を 19世紀に誕生した彫刻家の作品が並ぶ中で
20世紀に誕生した演奏家が 21世紀の冬の日の午後 ひとつの空間を創りあげた
こうした ロビーコンサートというのは
閲覧者と コンサートの聴衆が 自由に行動するため
比較的 ざわめきに包まれることが多い
しかし この午後のロビーの聴衆は かなり高い集中力を発揮しており
小倉ならではの 潤いのある スーパーピアニッシモから
「月光」最終楽章の 轟きまで しっかり心酔していた
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曲間の解説中に 杣は 背後から 肩を叩かれ 振り向く
すると そこには 昨夜のおじいちゃんが
恥ずかしそうに笑いながら 「また 来ちゃいました」
さて おじいちゃんにとって 今年最高のコンサートは 昨夜と今日と
どちらになったのだろうか・・・
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Comments
そりゃもちろん
「両方♪(^0^)v」でしょ☆
(おじいちゃんの心を透視しました 笑)
なんだかワタシまで
嬉しくなってしまったお話でした♪
ありがとちゃんです☆
Posted by: 笛吹きちゃん♪ | 07. 12. 17 PM 9:52
To 笛吹きちゃん♪
人の心が透視できると 不幸になるらしいよ・・・
でも おじいちゃんの笑顔は ホンモノでした!
喘息 お大事にね!
Posted by: 某閑人@ソウル | 07. 12. 21 PM 9:40