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07. 12. 31

さなぎ年!

今頃 杣は 我孫子の実家で
年金生活者の購入した 酒を 浴びるほど飲み
ほとんど 飼い捨てにした 愛猫と 戯れていることだろう


もしかしたら 紅白まで 実家のワイドなテレビで見ているかもしれない
年間を通じて コンスタントに親不孝をしている杣は
それでも 末っ子という権限を イカンなく発揮していることだろう


もしかしたら 「お前は 紅組と 白組 どちらを応援してるんだ?」と 問われ
『どちらかというと ピンクです』 などと返答し
幼い頃のように 家外に追放され 寒空の下 ふるえているかも知れない


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今年も いろいろあった
「さなぎ」のような 1年だった
それは 成虫でもなく 幼虫でもない さなぎ


今年の 杣の5大ニュースを 紹介しておこう!


5位 「体脂肪が 10.7%になった!」
   念願の 体脂肪1ケタまで 王手をかけることができた!
   といっても 今夜の両親のモテナシで 元に戻りそうだが・・・


4位 「ネクタイを締めた!」
   実に10年ぶりくらいに 格好だけは マットウになった気がする
   いつまで続くか分からんが 今しばらく マジメに生きたいと思う


3位 「念願の バンジージャンプが出来た!」
   水面 40メートルの橋の上から 一気に飛び降りた!
   飛び降りるより 棄権するほうが 勇気がいることを学んだ!

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2位 「欲しかった 金日成バッヂを 貰った!」
   それも 韓国はソウルで誕生日を迎え その時にもらったのだ!
   これほど シュールでハッピーな誕生日は 生まれて初めてだ!


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1位 「サッカーを始めた!」
   とにかく 20数年ぶりに サッカーが出来たことは 最大の感動だった!
   ハスミン ホーリー エジソン モテギン ・・・本当に感謝してます!


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後悔することは 嬉しかった出来事より 37倍ほど多く
軽くベスト275位まで ランキングされているが 紙面の都合上 割愛する
ただ 杣は 後悔しても 反省しないから 来年も同じ過ちを 繰り返すだろう


そして 今年は 大きなケガもなく 風邪もひかず いたって健やかだった
アレルギーとか 喘息とか 食中毒は 度々あったが
強靭な体力と 加齢臭の増加は どうやら 比例しているようだ


しかし それも まずは こういう体に産んでくれて 育ててくれた
両親と アネキの おかげだと思う 
今 偶然 気づいちまったから 急に 感謝をしたくなってきた!


そして このアンポンタンな 工作員が こうして ノウノウと食っていけてるのも
本業の秘密工作活動ではなく 副業の 調律に関わる 多くの人々のオカゲである
取って付けたように 仕方なく ついでに 社交辞令で 感謝でもしておくか・・・


皆様 今年も お世話になりました!
来年は サナギから 成虫に羽化できるよう 頑張りたいと思っております!
是非 1年に1度は ピアノ調律を! (って コマーシャルになってきちまった・・・)


・・・・・・・・・・・・・・


最後に このブログで知り合った 多くのヒマジン達へ


まあ これで 今年のブログは終了さ
来年の リアルタイムな投稿の再開は 松がとれた頃からだぜ
今年も チョンマル カムサハムニダ!


お互い 来年も頑張ろうぜ! 


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07. 12. 30

初夢のゲネプロ

Katz


昨日 酒を飲んで寝た
どうやら 幾つかの 悪い夢を見たらしい
フロイトなら どのような分析をするのだろう


それは バカでっかいテレビのニュースで 報道されていた
(テレビが欲しい願望が あるのだろうか)


アメリカの 大統領に選ばれたのが ビンラディンだった
(ビンラディンの顔は ホメイニ氏だったのだが)


そんなワケで コンサート会場に遅刻した
(この夢は 1年を通して 一番多く見る夢である)


そして 謝りながら調律を始めると ヒッチピンレールがバキっと剥がれた
(この夢は 1年を通して 2番目に多く見る夢である)


すると 何故か 杣は怒り狂い 演奏者達が 必死で杣をなだめている
(普段 よほど ストレスが溜まっているのだろうか)


仕方なく ホールのピアノを出してきて すごく いいコンサートだった
(スタインウェイと トラヴェルソが共演していたことに 疑問は持たなかった)


帰りに 壊れたチェンバロの代わりに ピアノをテポドンに積みこんでいる
(7オクターブが軽自動車に入ることを知り スで喜ぶ自分がいた)


しかし 前にも書いたが 夢の世界は 本当に不思議だ
欧米人と 韓国語で会話をしてたり
ウツツでは 忘れていた旧友と 自然に会話していたりする


夢を しっかり記憶する能力があれば
直木賞も 夢ではないと思う
あの 奇想天外なのに 普通に感じる 発想力と平常心は 奇跡だ


というか 疲れてるんだと思う


疲れている時と 元気な時では 
夢に 決定的な違いが ひとつだけある!
女の子が出てくる時は 元気な夜だけである!


初夢には 可愛い娘が 現れてくれますように!

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07. 12. 29

勤勉な仕事納め

さて 本日で 今年の杣の 外仕事も終了である
明日からは アジトで オーバーホールが始まる
そんなワケで 宇都宮まで 楽器を取りに行った


楽器の搬出には 後輩うららが スタッフとして同行してくれた


道中 ふと 違和感が漂う・・・
いつも 食うか 喋るか そうでない時は 寝ているウララが
朝から 車内で ダンマリを決め込んでいる


静かに越したことは無いのだが 
ルームミラーで 後部を チラっと見ると
どうやら 食ってるワケでも 寝ているワケでもないようだ


なにやら 真剣な表情で 考え込んでいる・・・
なんだ? 失恋でもしたのか? まっとうな人間に生まれ変わったのか?
いや まだ未払いのギャラがあったのか・・・ 杣は 気づかぬフリを決め込む


そういえば ウララは エネルギーが尽きると 急速に黙り込む癖がある
なもんで 腹が減ると 急に寡黙になり メシを食うと 急に雑音を発する
そうか! 朝メシ 食い損なったんだ! イヒヒ ざまー見やがれ!


そして 車は 東北道を 順調に北上し
埼玉の県境を越えた頃 
突然 ウララが つぶやいた


「労働道路・・・」


は? だっ大丈夫か こいつ?
昨夜は 確か オペラシティで 横浜の先生のゴールドベルクの調律に
行っていたハズだが・・・ シナプスが凍結したか?


「ボンタン田んぼ・・・」


ルームミラーを チラとのぞくと
今度は 得意満面な笑顔で どうだ!とばかりに
鼻の穴を おっ広げている・・・


『ナニ どうした! 脳みそまで師走になったか?』
「シマウマ美味し・・・」
『腹減ってんなら サービスエリアに停まってもいいんだぞ!』
「磨かぬ鏡・・・」


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まあ 事情を聞いたら ナンてことなかった
今年最後の 杣大先輩との仕事なもんで
先日のブログの 「回文」を思い出したらしい


そして 「冷凍トイレ」に勝てる回文を 杣大先輩に献上すべく
彼女なりに 必死に 空っぽの頭をフル回転させていたようだ
なもんで その心意気に 杣は回文で礼を返す


『ネコネコ 車で丸く コネコネ』
「ぎゃははははー!」


フフっ ちょろいぜ!
こいつのギャグのセンスは 「チョコがチョコチョコ」というレベルであり
しょせん 小学生を笑わせられれば こいつは 笑う! 


しかし ウララは頑張った!
宇都宮インターを降り 目的地に着くまで あと数分というトコで
突然 後部座席から わめいたのである!


まあ 今年も世話になったし 世話してやったし
最後の最後に なかなか ハイレベルで 
「冷凍トイレ」級の回文を 思いついたんだから 来年も せめてがんばってくれぃ!


「勤勉便器!」


はぁぁぁぁ・・・ 良いお年を・・・


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07. 12. 28

蘇州の響愁

あれは 2002年だったから 5年も経つのか・・・
ちょうど 今くらいの 12月の終わりの頃


とある チェンバロ工房の旅行で 上海に行った
というか 連れて行ってもらった
2泊3日だったかな?


ナカビは フリーだったので 一人で 隣町まで行った


知らない国に行くと 電車に乗って 近隣の町を訪ねたくなる
だいたい 宿泊は 観光地だから その国の 本当の姿が分からない
で 隣は 蘇州という町だった


自分で計画した旅ではなかったので
上海が どんな街なのか 隣の蘇州が どんな街なのか
なにも調べずに 行き当たりバッタリの 初めての街


蘇州の駅に降り立つと ワンボックスの観光タクシーみたいのが タムロしていて
外国では 腰ヌケになってしまう杣は いざなわれるまま
1台のタクシーに乗せられ 観光地を 引きずり回された


中国語なんか シエシエと ニーハオくらいしか 分からん
英語なんか 「これはリンゴです」という 
なんの役にも立たないフレーズくらいしか 分からん・・・


それでも 身振り手振りで メシを奢らさせられ
真昼間から 運転手と酒を飲み
静かな町並みを 大騒ぎしながら 盛り上がっていた


蘇州は かつて行った 福岡の柳川よろしく 水郷の街で
あれよ あれよ という間に 運転手と 若いガイドと
3人で お堀のような水路を 舟遊びとあいなった


彼等は 船上で 陽気に歌を唄ってくれた
それは 青空の下で まさしく 中国の響きとメロディーで
散財させられているワリには とても気持ちのいいものだった


旅は 食べ物や 風景よりも 
方言や 外国語などの その土地の響きが
一番 旅情をそそってくれる


で 何曲か歌い終わった彼等は 杣にも 日本の歌を唄えという!


杣はあせった・・・ このさい 音痴なんてことは どうでもよい
まして テメーが 音を合わせる工作員などと 身分はバレていない
しかし 日本の歌って・・・


まさか ここで 松本伊代や パフィーを唄うわけにはいくまい
ましてや 「ジャジャジャガイモ サツマイモ 浮かべて並べて食べたいなー」
などと 威勢の良い 軍艦マーチも 南京大虐殺を彷彿とさせそうで 怖い


なもんで キーミーガーアーヨーオーワー と唄いだした


このメロディーは 実に素晴らしい
日本の印象を 多分に含んだ 旋律であり
トニックも ドミナントも どこ吹く風の コード進行である!


しかし キーミーガーアー の アーの部分で 微妙に音程を間違えた
すると すかさず そこから 転調という作曲的な 即興に転じた


なおかつ チーヨーニーイイー の後 ピッチが高すぎて
いきなり 1オクターブ 下げて唄ってしまった
その後も 元に戻ったり オクターブ下がったりを 繰り返す・・・


キーミーガーアーの辺りから 彼等は手拍子を始め
勝手にテンポが 固定され 息が続かないくらい ラルゴな君が代・・・
かくして 杣の中国歌唱デビューは 散々なものだった


でも 酒の勢いもあったのだろう
ふんだんに ボラれてやった効果も あったのだろう
かろうじて 純和風なまま 即興は成功した


終わってみれば 船の周りの堀にいる中国人からも 
ヤンヤヤンヤの喝采を浴び マンザラでもない気分だった


冬の高い空 乾いている青い空
そこには いろいろな思い出があるけれど
時々 蘇州の響きを懐かしむ


あの時 杣が 美しく君が代を 歌ってしまい
連中に それが 日本の国家だとバレてしまっていたら
すかさず 簀巻きにされ 今頃は 水郷の澱の中で 白骨化していただろう


音痴というのも なかなかどうして すてたモンじゃない!

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ベーゼン 買えるかも!

まあ 正式に 決まったようで・・・
思ったより けっこう安いのには 驚いた!
ホリエモンなら ポケットマネーで 買えそうだし・・・


でも なにも ベーゼンに自動演奏器は 
つけなくても いいんじゃん?
バックハウスが聞いたら 激怒しそうだな・・・


つーことはナニかい?
いずれ サイレントのベーゼンとか
挙句 ベーゼン・ブランドのエレクトーンとか・・・


ベーゼン・ブランドの ピアニカが発売されたら
ちょっと 欲しいかも・・・
というか 買えるかも・・・ 


創業120年の 極東の楽器屋は
創業180年の 大先輩を
もっと いたわって欲しいな・・・

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07. 12. 27

ひるむな! 大和魂! いざ!


この記事は 非常に 婉曲な 自己啓発である・・・
目の前の皿へ フォークを刺すために
テメーを鼓舞するためだけに 文字を羅列してみた・・・


・・・・・


  「偽装」


このキーワードに関わる 当事者と世相には 大いに笑わせてもらった!
いろんな事件が 幾つもありすぎて 世間に疎い杣にとっては
やや 記憶が乱雑に混然としている部分もあるのだが・・・


・・・・・・・・・・・・・


ありゃ 確か ミートホープだったっけ?
ミンチに なんだか いろんな肉が混ざっているとかで・・・ 叩かれた


しかし そのミンチの中には なんと 鴨肉まであったというから
タダの牛肉100%より はるかに 鴨肉入りの方が 食いたかった・・・
世の中は 美味いモノより 「正しい」ことの方が 重要らしい


ありゃ 確か 吉兆だとか その他モロノロだったっけ?
産地偽装・・・ どこで取れたかなんて どーでもいいじゃん
偽装が判明するまでは 「うんめー うんめー」 と 食っていたハズだ


だいたい 人様に食われる 動物の身になって考えれば
好きで 有名無名な産地に 命を授かったワケじゃ あるめーし
命を捧げるからには 骨までシャブってやんなきゃ 可哀想ってもんだよなー


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今年の春 仕事の帰り 伊勢の おかげ横丁に 寄ってきた
あの 赤福も まだ 胸を張って営業していた頃だ
残念ながら杣は ダイエットのために 食わなかったのだが・・・


日付偽装というのは もう 全くもって解せない
食えるんだから いいじゃん! このヒトコトである


ブルーシートや ダンボールハウスで 暮らしている人に語らせてみな!
賞味期限だとかが いかに アホくさいか 
その逞しい生活で 証明してくれることだろう!


昔は 糸のひいたプリンの 上面だけをすくって捨てても
中身は しっかり食っていた杣なんぞは
食品の賞味期限なんざ 腹痛を通して 体で学習してきた世代である


食品アレルギーのある人は 深刻だろうが
それ以外の人間は 大丈夫!
食い物で 人間なんて そう簡単に死なないんだから!


命懸けて フグを食おうとした 大和魂は どこに行っちまったんだ?


・・・・・・・・・・・・・・・・


まあ それでも 差し引けない問題は それを提供する 
せこい企業倫理なのかもしれない


でも 利益追求というという問題を 抜いてみれば
味も分からず 食える限界を知らない 消費者も 浮き彫りになった・・・
そっちの方が 資源の無い国としては はるかに由々しいと思うのだが・・・


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美味しい生ゴミ餃子も造れる 韓国の 自動販売機には
ドリンクのサンプルに とても素晴らしいものがあったので
最後に紹介しておこう


プルトップは 開いており 
ビンの底には 飲み残された 僅かな液体が沈殿している
恐らく 実際に 飲んだビンを 洗いもせずに 陳列しているのだろう


これこそ 我が大日本帝国が 学ばなければならない ケンチャナヨ精神である


細かい配慮や 繊細な気配りは 日本人の美徳である
と同時に 細かいコトを気にしない鷹揚さがあれば 
もっと立派な工作員になれるコトであろう! 


さ 食おう! いざ 食おう! 
たった二日前の クリスマスケーキじゃないか!

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07. 12. 26

生類憐れみの例

平成の為政者は 綱吉の霊が とり憑いているのか
巷では ペットへの特別待遇が 過剰ともいえる勢いで加速している
今や 「お犬様」は 「ヨン様」やら「鼻カミ親父」を凌駕したと言えよう


高速のサービスエリアというのは 本来
運転して 疲労したドライバーを ネギラい イタワり 憩う場所であり
用をたし 一服し 更なる運転の 英気を充電する場所である


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ところが どうしたことであろうか
最近のサービスエリアは お犬様専用のエリアが充実し
そこには お犬様専用の 水飲み台や ゴミ箱まで完備している


この現象に 圧倒的に反比例しているのが 喫煙者への扱いである


灰皿は エリアの隅の方に 申し訳程度 設置され
まるで レンタルショップで 桃色キネマを借りる時のような
コソコソと 後ろめたそうな輩が 黙々とモクモクしている


とても大人気ないが (ダイニンキじゃなくてよ)
あえて 言わせてもらうなら 犬は高速料金を 一銭も払っていないのである
(まぁ 今どき 1銭払うというのは 1円払うより高くつきそうなものだが・・・)


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綱吉の怨霊は 施設だけに留まらない! 


杣は わずか300円程度の 大好きなジャガベーを
買おうか 買うまいか 財布とボソボソ 相談をし 
今日くらい贅沢しても いいじゃないか などと葛藤しているというのに・・・


お犬さま専用の 豪華弁当は 
ジャガベーの3倍くらいの価格なのだが 飛ぶように売れている!
 

断腸の思いで 断念したジャガベーへの未練を残し トボトボ歩く杣を
豪華弁当を喰らいながら 犬はチロリと 杣を横目でさげすみやがる!


ま そんなワケで 韓国では 犬鍋を腹いっぱい 食ってやったさ!
ッケ ざまーみやがれってんだ! 

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07. 12. 25

たくさんのサンタクロース

メリー クリスマス! と言うが
メリーって 結婚するって 動詞じゃなかったっけ?
ん? スペルが違うのか? あれ マリーだったか?


杣の中学レベルの 英語能力で この言葉を訳すと
「クリスマスと結婚しろ!」 という命令形になるのだが・・・


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杣はというと サンタでなく ケンタと イヴを過ごした
野郎二人で 七面鳥でなく 焼き鳥をつつき
ワインの代わりに ビールやら日本酒で・・・


ケンタは 相変わらず ヒョウヒョウと楽器を作っており
苦労も多いだろうが そんな表情も愚痴も いっさい表に出さない
「ケンタ苦労す」 なんて 微塵も思わせないヤツだ うーん 大したものだ!


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そういえば ソウルの地下鉄には
救世軍の金が 鳴り響き
どこぞの教会の提供した ツリーが 彩っていた


「人は パンのみにてよらず」 というマタイの福音書の言葉と
関係が あるのか ないのか 分からんが
ツリーには 何故か パンが飾り付けられていた


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そういうワケで 今年も サンタは来なかった
いや この1年を振り返ってみれば
様々なサンタに いろいろな場所で 会った気がする


こうして 好きな仕事をして 工作員ごっこができるのも
有形無形の 様々なエネルギー源を 
いろいろな人から いただけたからだと あらためて思う


なもんで メリークリスマスの日は 感謝ハムニダの日にしよう


「今年も いろいろ ありがとうございました!」


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ま こんな靴下じゃ サンタも嫌がるわな ・・・トホホ

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07. 12. 24

ヘルメットより硬い 石頭

高校時代 茨城の とある高校に 
サッカーの練習試合で 遠征に行った


そこで 当時の杣少年は 軽いショックをうけた


まず 言葉が 凄く訛っていて
相手チームの 言っているコトが 理解できないのだ!
利根川の向こうは 外国なんだと 密かに決め付けたものだ


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いや それ以上に 強いカルチャーショックは
当地の ヘルメット事情だった


小学生や 中学生が 自転車なのに
ちゃんと 黄色いヘルメットを かぶっている!
今では 良く見る光景だが 当時は 異様な光景だった!


なおかつ 高校生が バイクを自由に乗り回し
その ほとんどが ノーヘルなのである!


自転車がヘルメットをかぶり バイクがノーヘル・・・


ま 当時は 横浜銀蠅が ぶっちぎって つっぱって
アラジンが オレってバリバリか? なーんて時代である!
確かに リーゼントに ヘルメットは似合わないものだ

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07. 12. 23

師走の土産

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そんなワケで 氷点下の街から
南国の 大日本帝国に生還した
ハッキリ言って この国は 暖かい (今日はタマタマか?)


今回のミッションは かなりハードスケジュールだった・・・
なもんで いつも必ず顔を出す 南大門の ユニフォーム屋や
ソウルのアキバである 竜山のDVD屋にも 行けなかった・・・


土産が無い


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


しかし 買物に行く時間は 無かったが
何も買わなかったワケではない
こんなモンを 買ってしまった・・・


場所は 南部バスターミナル駅の 5番出口
メンテとメンテの間に 通過したのだが
オッサンが 不思議なパフォーマンスを繰り返している


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座っている椅子の前にある ガラスに向かって
ブタらしきものを ベチャ! ベチャ! と投げつけているのだ!
ぶつけられたブタは ベチャ!と鳴くが オッサンはイタッて寡黙である・・・


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かつて甲子園を夢見た 元球児から 球速87キロで放たれたブタは
当然 ガラスの上で 変形というより 崩壊する
幸い 細胞同士の結束力は固く まるで逆境に強いパルチザンのようだ!


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タレパンダならぬ タレブタは
しかし この後 とんでもない回復力を見せつける!
それはまるで CGか はたまた セロが現れたかのような サプライズなのだ!


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3秒後 ブタは 元の形に回復しているのである!
そして オッサンは そのマルブタを オモムロに取り上げ
再び 時速74キロで ガラスに叩きつける


ひたすら これを 黙々と続ける
ブタは 何度も タレとマルを繰り返し マゾであることを証明し続ける
様々な職種を見てきたが こんな仕事が世にあるとは さすが韓国である!


買った!


言っておくが 決して 面白がったワケではない! 杣はサドではない!
「ストレス発散」とあるが その痛々しいブタが 哀れでならず
これ以上 被害豚が増加しないようにと 憐憫と博愛が 財布を取り出させた


で アジトで ブタを投げつけてみた
恐る恐る 心を鬼にして 痛くないよう手加減して 投げつけてみた


ブタは つぶれた


そして ブタは 回復した


よく見ると ブタは 笑っていた・・・


その笑いが 何故か憎らしく思え 再び投げつけた・・・ オモロイ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて キンポ空港の免税店には
はたして 「明るすぎる家族計画」は 販売しておらず
これは 「その時」が到来した折に 薬局のひっそりとした自販機で買うことにした


テメーへの土産は ネクタイ
別に欲しかったワケでは なかったのだが
大好きなゾウが たくさん居たので 思わず買った


今回の韓国でも たくさんの悔恨と感動があった
折にふれ ここで紹介していくことになるだろう


そして このネクタイをしめる度に 今回のツアーを思い出そうと思う
ネクタイをしめる度に ビシっと 気を引き締めていこうと思う


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07. 12. 22

明るすぎた家族計画

杣の記憶が確かなら その昔 「明るい家族計画」なるものは
薬店の前に うっすらと佇む 時代がかった自動販売機の中で
ひっそりと 「その時」を 待ち続けていたものだ


母親に 手を引かれていた 幼い時代から
その商品の意味が 分からずとも
あの 自動販売機が漂わすオーラには 違和感を感じたものだ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて ここ大韓民国の地において
地下鉄の便所に入ろうものなら
時々 ユニークな 自動販売機に遭遇する


恐らく 男子便所にしか 置いてないと 勝手に推測しているのだが
女性便所に無いという確証は いまだ得られず
それを この目で確認しようものなら 異国において 手が後ろに回されそうだ


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写真が ややブレてしまったのは
なにも 照度と シャッタースピード 及び その技術の因果ではなく
こんなモンを 写している テメーの恥辱心の微振動が そうさせた


明るい家族計画は これほどに イメージチェンジを計り
ひっそり とではなく 堂々と 「その時」を待ち
日々のイトナミの中で 大活躍しているようだ


そのせいだろうか


ここ 大韓民国は 世界最下位の出生率に陥り
来る22世紀の 人口ピラミッドへの期待照度は 著しく暗く
それは 明るすぎた家族計画に照らし出された 影のようでもある


家族計画とは さほど 明るくないほうが
将来の社会というのは 明るくなるのかも知れない


・・・免税店に 売ってたかな・・・?

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07. 12. 21

師走の邂逅

杣が 初めて韓国に来たのは 2001年の5月
それから なんやかやで 10回以上来韓し 
もう正確には 数えていない


もちろん 日帰りするわけではないので 必ずどこかのホテルに泊まる


最初が YMCA 次が カヤホテル
しばらく 仕事でもプライベートでも カヤホテルを使っていたが
2004年の コンヴェルスムのツアーで 初めて 今回も使用しているホテルに宿泊した


ホテルの名前 知りたい?
ん? 別に知りたくない? 
こっちとしては 言いたくないような 言いたいような・・・


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韓国語では Fを ファ行で発音しない! 何故か パ行になってしまう!
なもんで コーヒーは コピー  ゴルフは ゴルプ  フランスは プランス
ということは ポルテピアノ プレンド パック・ユー ・・・本当だよ!


でもって このホテルは 「ティパニー」


な? 
言いたくないけど 言いたい この恥ずかしい気持ち 分かるだろ?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2004年 夏 杣は韓国へ 一人旅に出かけた
目的は ソウルで行われていた 韓国調律師協会主催のピアノフェアー&セミナー
そして 「8月のクリスマス」という映画の ロケ地訪問


その ピアノフェアーで 出会ったのが 当時の協会の ソ・サンジュン会長


そして 2度目に会長と会ったのが 同じ年の10月 ここホテル・ティパニーで・・・
コンヴェルスムのツアーの時だったのですが これが 大事件でした!
話すと長くなるので 今回は詳細割愛


その後 何度か お会いすることができ
今年は 5月の調律師世界大会 そして 9月の会長来日の時
そして 今夜(すでに昨夜の出来事ですが) なんと 御馳走になってしまいました!


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今回は メンテが どんどん増えてしまい
(予定が コロコロ変わるのが 正統で 伝統的な 韓国式!)
時間的に無理かも・・・ と思っていたので 3ヶ月ぶりの邂逅は 嬉しかった!


会長は (厳密に言えば 元会長なんですが)
今 新しいプロジェクトを計画していて 今回も その話で盛り上がりました
いよいよ4月には イギリスで ポルテピアノ収集に着手するとか・・・


そうそう 面白かった話のひとつに サミックのことがあります!


韓国で製作されている サミック(三益)というブランドの ピアノは
1955年に創業し 最初は なんと 「ホルーゲル」 というブランドだったそうです!
Hでよかったね Fだったら 「プルーゲル」になっちまって ブルーゲルとの区別が・・・


で そのサミックの 「三益」という言葉の意味ですが
「顧客・会社・職員」 この三者の益なんですと!
へえー クロックナー


ま 珍しいモノを 御馳走してもらいながら
とにかく 次から次と 楽器を中心に 話は盛り上がっていきました!
いやー 心も体も 満腹になるくらい 楽しかった!


あ ちなみに このホテルで 朝食を食べたことはありません・・・ 念のため


 

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07. 12. 20

師走の行列

さて 母国では 偉そうに エヘンエヘンとしてる杣でありますが
韓国に来れば ただの便利屋であり 佐川より働かされます ヘーコラヘーコラ・・・
生身の人間扱いは されてません


本日も (というか この辺りから 1日ズレると思うから 昨日のこと)
がんばらせていただきました!
幸せであります! 寒いのに ええ もう あっちこっち・・・


で コンサートの楽器があるスタジオに
早目に到着できたので 今のうちに エサ じゃなかったメシを食おうと
徘徊していたら・・・ なんと スゲー行列!


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えー 一応 韓国マニアとして 勝手なこと言わせてもらいますが・・・


韓国人は 基本的に短気なので 
どんなに 美味い店でも 行列に並んでまで 食べるという印象はありません
というか 地下鉄のエレベーター以外に 韓国人の行列を見たことがありません!


かくいう杣も 超短気で 行列に並べませんが・・・


なもんで この行列は 韓国人のアイデンティティを 崩壊するほどの
美味い店が この先にあるのだ! などと 取材が始まるワケです!
これはもう 腹減った人間には 興味津々なワケですが・・・


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辿りついた先は ・・・投票所!


そう 本日は なんと
韓国大統領の 選挙だったんですね!
(なんで平日にやるのかな・・・?)


そんなわけで 美味い店は オアヅケで
数年に一度しかない 貴重な大統領選挙の現場に
偶然にも 遭遇してしまったワケであります!


・・・・・・・・・・・・・


しかし 投票所に行列を作る人々は けっこう不気味でした!


どこでも おしゃべりが好きな韓国人なのですが
投票所に向かう人々は お互い ライバル同士なのかどうか 分かりませんが
シーーーーーンと 静まり返っているのです!


行列する寡黙な韓国人・・・ というと
ジョークの言えるドイツ人 とか  
食えないモノがある中国人 というくらい 不思議な光景であります


ま それは さておき
マバラな記憶を 繋ぎ合わせてみますと
韓国の大統領の力というのは すごかった気がします


たしか 司法にまで 権力を行使できたと思うので
大統領になると 恩赦 特赦 などの大赦が生じ
なおかつ テメーの選挙違反なんかは 簡単に握り潰せたような・・・


日本では 勝てば官軍 ですが
韓国では 勝てば現人神 なわけです


まだまだ ヘーコラヘーコラな日々は 続きます・・・


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07. 12. 19

ミッションC ファイナルミッション!

ソウル 芸術の殿堂 リサイタルホール


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ブクステフーデから バッハを経て
最後は ソレルのファンダンゴ
演奏するのは 超美人な パク・チヨン


楽器は デュコルネのフレミッシュ・フレンチ


前日のメンテで 
このパワーで 広い会場は どうなるかな・・・と懸念しておりましたが
どうやら杞憂に終わり 集中力の高いリサイタルでした!


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アンサンブルは 全てバロック楽器
まだまだ 弦楽器のバロック奏者は 少ないと思っていたのですが
すこしずつ 充実している現実に ささやかに驚き 大いに嬉しく


何度か 一緒に仕事をさせてもらえた 演奏者にも再会できたのですが
杣の髪型が 自衛隊になっていたこともあり
「チョウム ペッケスミダー」などと ヨソヨソしく挨拶され・・・


『オレだよ 忘れたのですか? ソマですよ!』
すると 「おー ソマッシ! 久しぶりー!」と
ロコツに 驚いて 握手なんかしちゃったりと・・・ おいおい


アンサンブルは バッハのコンチェルトだけだったのですが
お祭り騒ぎのような 賑やかな雰囲気でありました!
これで 今年のミッションCは 全て終了!


スゴハセヨー! (おつかれー!)

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07. 12. 18

師走の肝臓

朝 起きる 時計は7時


当たり前のようだが 奇跡に近かった
昨夜は サッカー部ハスミン支部の 忘年会
ワインのデキャンタを 記憶が無くなるまで飲み 帰宅してからもワイン1本完飲


極度の頭痛の片隅で 必死に脳を活用し
慌てて出張の準備をして 8時過ぎに出発し 羽田へ向かう


鉄のカタマリが フワフワ揺れている時
読んでいたのは 123便が 群馬に墜落した事故に関する小説・・・
だから 飛行機は嫌いだ! 


目的地に着陸し 恐怖から解放され ホテルへ直行 
そして 本日のメンテ


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おおぐま達がのっている コンサートを聞きに行きたくて
慌てて 地下鉄を乗り継ぐが すでに終了
冷たい夜風に ようやく 二日酔いが薄れてきた 


ま せっかく来たのだからと そのまま打ち上げに合流


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明日も仕事なもんで と 途中で退席し ホテルに帰り
ビールと百歳酒を しこたま飲んで うっすらと気が遠くなり始めた今
遠い昔 初めて覚えた韓国語を 思い出してしまった・・・


「スル モッコ チュッチャー!」


「酒飲んで死のう!」 って
こんな生活していたら 本当に死んじまいそうだ
不安が極限に達した時は ジンロで意識を薄めてしまうに限る・・・

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空が高すぎる

透明な物体 ことさら ガラスのようなモノが無かったら
人類の速度と行動範囲は 大いに異なったことだろう


目をつむったまま 全力で走ることは出来ない
前が見えるから 自動車も 列車も
そして 飛行機も すげー速度が出せる


すげー速度が出せるものだから
人類の 行動範囲は 著しく広くなった


そんな文明に抗って 東海道を2週間もかけて 歩き続けたことがある
歩き続ければ 確かに どこまでも行くことができるけど
それには 膨大な「時間」というエネルギーを 浪費することになる


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時間というエネルギーの代わりに
人類は 石油を初めとする 様々なエネルギーを駆使し
そして 透明な物体と共に もっと速く もっと遠くへ


空を見上げるのは 好きだ
でも
空から見下ろすのは キライだ


今日も 空は高すぎる
こんな日は 透明を呪いたくなる・・・ 

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07. 12. 17

ミッションC あうあう

上野 東京藝術大學 第1ホール


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フォルテピアノの学生による 発表会
今回のテーマは ベートーベン!


芸大にある フォルテピアノは 
5オクターブのワルターモデルなので
ベートーベンだと 弾ける曲は 限られてくるのだが・・・


さて どんな成果を 見せてくれたのだろう!


・・・・・・・・・・・・・・


実は 出張の合間ということで 仕事を詰め込みすぎ
残念ながら 学生達の演奏は 聴けませんでした
ウーン 残念!


昼まで芸大で調律して その後は 慌しくメンテへ直行!
なおかつ 夜はサッカー部 「ハスミン支部」の飲み会
明日 ちゃんと起きられるのかな・・・

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07. 12. 16

ミッションC 聞き耳をたてるベートーベン

いわき市美術館


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「巨匠 ブールデル展」 開催中の いわき市美術館のロビーで
開催中 最多人数を記録た聴衆に囲まれて
ベートーベン・プログラムの フォルテピアノを演奏するのは 小倉貴久子


ロダンの弟子である 彫刻家のブールデル
彼は ベートーベンの音楽に感動し 
ベートーベンの中に 自分と同じ人間をみて 同化したという


それによって 彼は 生涯の中で 80点以上もの 
ベートーベンのブロンズ像などの作品を 制作したという
会場にも 幾つかの ベートーベンの像が 聞き耳を立てていた


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フォルテピアノの背後にも 大きな作品が 鎮座しており
18世紀に誕生した作曲家の曲を 19世紀に誕生した彫刻家の作品が並ぶ中で
20世紀に誕生した演奏家が 21世紀の冬の日の午後 ひとつの空間を創りあげた


こうした ロビーコンサートというのは 
閲覧者と コンサートの聴衆が 自由に行動するため
比較的 ざわめきに包まれることが多い


しかし この午後のロビーの聴衆は かなり高い集中力を発揮しており
小倉ならではの 潤いのある スーパーピアニッシモから
「月光」最終楽章の 轟きまで しっかり心酔していた


・・・・・・・・・・・・・・・・


曲間の解説中に 杣は 背後から 肩を叩かれ 振り向く
すると そこには 昨夜のおじいちゃんが 
恥ずかしそうに笑いながら 「また 来ちゃいました」


さて おじいちゃんにとって 今年最高のコンサートは 昨夜と今日と 
どちらになったのだろうか・・・ 


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07. 12. 15

ミッションC 演奏者への伝言

いわき市 聖タリアセン教会


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フォルテピアノ 小倉貴久子


モーツァルト そして ベートーベン
両者の 誰もが耳にしたことのある 名曲(大曲でもある)を
楽しそうに 舞うように 演奏してくれた!


杣の隣に座っていた おじいちゃんは
楽器のことなんかを いろいろ尋ねてきてくれて
フォルテピアノについての問答が しばしば続く


アンコールは エリーゼのために (だったっけ? 正確なタイトル知らないんだけど)
全ての演奏が終了して おじいちゃんは 笑顔で言ってくれた
「今年 聞いた中で 一番最高のコンサートでした!」

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07. 12. 14

この回文 全部 イカの子

「上から読んでも山本山 下から読んでも山本山」
誰しもが 下から読んだら マヤトモマヤじゃん!と 憤慨した記憶があると想う
そう これは 回文ではない!


そういえば 高校時代に 「おおの だい」という 山本山的な名前の友人がいたが
あいつは 本当に 頭の回転も 心の回転も 速い いいやつだった!
どうしてるかな・・・


さて 回文である


回文は その9割が 意味を持たない
なもんで 説明をつけてやると 俄然と輝いてくる(ものもある)
身近な人間で 遊んでみよう


・・・・・・・・・・・・


時速170キロで 中央分離帯に激突したが
運転していた彼女に 命の別状は ないようだ!
うーん やっぱりオキャンだ!


   「骨折節子」 コッセツセツコ


九州から出てきて 若いながらも 今や立派な チェンバロ製作家となったケンタ
その 探究心と向上心は いまだ 衰えることを知らない
それどころか 次の新作は また 業界のドギモを抜くだろう!


   「探検ケンタ」 タンケンケンタ


そのケンタが 弟子入りしていた久保田工房
今や 日本最大の生産量を誇り 社長の久保田彰も 大忙し!
なもんで 彼には なかなか会えないらしく こんな自慢話も噴出!


   「久保田 見た僕!」 クボタミタボク


しゃべる声だけで すでに すげーバリトンと分かる「ふいご屋」
今や オルガンやチェンバロのレンタルも始め
すっかり 売れっ子になってしまい なかなか会えない 今日この頃


   「石井 恋しい」 イシイコイシイ


チェンバロだけに とどまらず ハープでもミューズな彼女
いつか ベリーダンスも舞う コンサートをやりたいというから 今から楽しみ
ちょいと強引だが 回文のために 寒がりになってもらおう!


   「エリマキまりえ


そんでもって やっぱり彼で遊ばなきゃ 面白くない!
「平成のバッハ!」と言おうものなら
「バッハが バロック時代の源造だ!」と 言い出しそうな勢い!


   「もう尊敬 源造も」 モウソンケイゲンゾウモ


最後は 芸大5年目の 充実学生!
千駄木や 根津で デートする時には 彼女に情報を お伺い!
おかげで 借りがまた増えちまったが 今度 奢るからなー! 待っててくれぃ!


   「がたまり ありがと 借り有り またか・・・」 ガタマリアリガトカリアリマタカ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ま 続きは今度にしよう


かように 回文の9割には 強引な注釈が必然なワケだが
残りの1割には 素晴らしい作品も ある!
もう 説明不用! 空想の翼をもった作品も ある!


杣が メチャメチャ気に入っているのは 
「博士が愛した数式」で 博士がルートに残した回文である!
さあ この含蓄と 奥行きのある言葉に 思い切り酔いしれてくれ!


   「冷凍トイレ」

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07. 12. 13

靴下

別に 水虫なんかじゃないんだけれど
靴下は 手袋みたいに 全ての指がある


夏は もちろん 指の間の汗まで 快適だし
冬も 指先まで 温かいから 快適だし
運動機能も だいぶ 良い気が しなくもなくもない 


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難点も もちろんある
それは 普通の靴下よりも
指先に 穴が 開きやすい・・・


なもんで お客さんとこで 穴あきソックスを曝し
恥をかいたことも 何百回とあり
今では 「アハハ」と 笑って誤魔化すテクニックの方が はるかに上達している


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じゃ 穴あきソックスは 速攻 ゴミ箱へ・・・
なんてことは しない!
ちゃんと ストックしてある


何故なら 数日間の 出張の時 ホテルで履き捨てるのだ
特に 韓国出張の時は 穴あきソックス撲滅の かっこうの機会である!
さて そろそろ 溜まってきた頃だけど 寒そうだしな・・・


あ でも サンタは 足指ソックスに
プレゼントを 入れてくれないらしい・・・ くそ! ケチ!

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07. 12. 12

ミッションL 今でも催眠講師

調布 桐朋学園芸術短期大学


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今日は 音律の基礎についてレクチャー
数え切れない 音律も テーマは わずかふたつ
でも その解説までの 基礎の説明が ややっこしい・・・


数え切れない 音律を示す 五度圏図は 音楽でいえば ただの楽譜
そして 実際の調律という作業が 音楽でいえば 演奏
楽譜を読む能力も そして 演奏する技術も どちらも大切


最後は やっぱり 演奏力であるように
調律も 最後は やっぱり 音を合わせる作業
理論と技術のバランス どの世界でも同じですなー


しかし かつての調律学校での講義でも そうでしたが
杣の授業は たぶんに睡眠効果があるらしい・・・
オイ! 寝てんじゃねーぞ!

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07. 12. 11

大器晩凄

杣くらい 大富豪になると 
郵便受けを にぎわす DMだって
庶民とは 大きく異なってくる


アラブの油田を 買わないか? とか
ラスベガスのカジノ 今なら お得ですぜ! とか
地中海の小さな国が 売りに出てる とか


ま そんな中 頻繁にDMを遣してくるのが
宇宙旅行を専門に扱っている
スペース・トラベル社だろう (そのまんまのネーミング)


なんでも 最近は 冥王星まで行けるらしい


が まだ特急が無く 各星停車だという・・・ うーんローカル線か
せめて 通勤快速なんかがあると いいんだが・・・


でも ちと待てよ
宇宙の通勤快速に乗って 出稼ぎに行く 土星人とかに遭遇しても
会話できないし・・・ やっぱ ローカルでのんびり行くか


しかし 冥王星までの往復には やたら時間がかかる
行ってる間に 年取り過ぎて そのまま 冥土に行っちまいそうだ
そうなってくると スペース・トラブルとして 告訴しなければ・・・


Mujuuryoku


最大の問題は もちろん 日々の便所だ!
宇宙船の中で 毎日 毎日 用を足さなければならん!


無重力の状態で 放出することを想像すると なんだか怖い!
全身 汚物まみれに なっちまいそうだ・・・


あ でも そこはやっぱ バキュームみたいので 吸引してくれるのかな?
まさか 他人と同じバキュームを 使うわけないから
自分専用の 吸い込み口が 支給されるのだろう うん


でもって 問題はサイズだよな
まあ常人は SからLで コト足りそうだけど
LLか XOくらいないとな・・・ へへへ  

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07. 12. 10

常連

すいません いつもの ふたつ! 


持ち帰りで!


あ サンショウは いらないよ!


Unagi


ふと ゴンギツネを 思い出しちまったぜ・・・

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07. 12. 09

ミッションC フライングなクリスマス

三軒茶屋 人見記念講堂


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日本国際ボランティアセンター 主催による 第19回 東京公演
バッハの「クリスマスオラトリオ」 そして 幾つかの 「クリスマスキャロル」
内耳は すっかり クリスマス! ちょっと早いけど・・・


しかし リハを含めて チェンバロの動きが 妙である


チェンバロは 温度が高くなると ピッチが低下していくのだが
リハでも 今日の会場でも 搬入して 調律して
だんだん会場の温度が 上がっていってるのに・・・ ピッチが上がっている!


湿度の影響も すこぶる受けているのは 分かるのだが
気温5度という 車内で ピッチは 441Hzまで下がっているのに
会場の28度の中 何故か ピッチが 445Hzまで あがっている・・・


生まれて 初めてのサプライズだ!


まあ 今回は オルガンと一緒に仕事をしているので
おかげで オルガンと同じピッチ変化をして ありがたいのだが
いよいよ 楽器崩壊の予兆なのか? オーメンか? などと訝しくなる・・・


いや まあ サンタからのプレゼントだと 考え直し
ちょっと早い クリスマスを存分に満喫させてもらったさ
オーメン! じゃなかった アーメン!


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07. 12. 08

いろんなキッカケ

「きっかけ」 というのは たいてい 過去形で使われる


良いコトであれば 「運命」級の 称号を与えられるが
悪いコトであれば 諸悪の根源 もしくは 悪の枢軸が如く
本当の理由が ぼやけるくらい その「きっかけ」だけが フォーカスされる


さりとて 「きっかけ」には 必ず 「選択」という動詞が 不可欠になってくる


選択されたことにより その直線は きっかけという角度をはらみ
それまでの進行方向とは 異なった 新しい方向を生み出し
その延長に 「運命」だの 「根源」だの ラベルがつけられる


そして 「きっかけ」には 無意識と 恣意的と 双方がある


そもそも 確率なんて 
未然形では 1~99パーセントしか 存在せず
過去形では 0か100パーセントしか 存在しないものである


つまるところ 「きっかけ」なんぞ 光であり 時間のようなもので
日常に溢れており 平等に存在しているものだと思う


世の中に 「才能」というものが もし あるとするならば
それは 自分に応じた きっかけに 気づく能力であり
そして それを活かす 努力というものを 厭わない能力にすぎないのかも知れない


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このティッシュがきっかけで
杣の場合 福澤諭吉と黄門が 
接吻する危機を 回避することができた


こと 1枚のパンチョスを 殉職から救出してくれた この事態を鑑みると
このティッシュを 配ってくれた オネーサンは
マザーテレサや 新宿の母より 恭しく 神神しい


かくして 杣の場合 きっかけへの嗅覚は 
トリュフを探求する ブタが如く 冴え渡っているといえよう
どうだ まいったか!

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07. 12. 07

秘策の効能

音大の 定期演奏会ともなれば 
楽器店も 祝福に チカラが 入っております!


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日本が世界に誇る 二大メーカーも
立派な 御花を ババーンと贈る!
両者 並べてみると 互角な対決!


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しかし カワイの方が 2段重ねという秘策をとり
この勝負 見事に勝利!


・・・ただ ステージで使われていた 2台のピアノは
ヤマハと スタインウェイだったんだけれどね・・・


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ま 気を取り直して 簡単に ご案内をば!


杣も メンバーである 日本ピアノ調律師協会のイベントでございやす!
日本が世界に誇る ヤマハとカワイの フルコンサートのモデルを
同じ空間で 聞いてみよう! てな 企画であります


ショパンコンクールなどの 世界のコンクールでも 活躍している 日本のピアノ!
なんだか分かんないけど 舶来の方が 絶対イイに決まってると
妄信しちまっている そこの アナタ! 是非 その耳で確かめてみては いかが?

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07. 12. 06

窮屈な御見合

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あのー 御趣味は?


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茶道と 極道を 少々・・・


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では 後は 若いモノ同士で!

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07. 12. 05

ミッションC チェンバロデビュー

調布 くすのきホール


桐朋学園短期大学 第13回定期演奏会


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ヴァイオリン 田代晶子
チェンバロ  坂本友香


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ソプラノ 植木稚花
フルート 海保朱美
チェンバロ 桑原遥


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


桐朋といえば 古楽でも 名だたる演奏家を輩出している音大である
その同じ敷地にある 短大でも 今年から いよいよ 
チェンバロをはじめとする 各古楽のクラスが スタートした


そして 今回 いきなり 二人のチェンバロの学生が
見事に オーディションをクリアーし
定期演奏会 出演の切符を手にし 見事に その大役を果たした!


チェンバロをとっている 学生達は
普段 学校のチェンバロを 自分達で調律し 
熱心にレッスンを受けている と 先生から聞いていた


学校にとっても チェンバロ界にとっても
そして 学生自身にとっても
また 新しいページが めくられた


がんばって欲しい!

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07. 12. 04

自嘲 髪無し 家事 オヤジ

遂に 日本が 世界一の 金持ちになってしまった


なんてことはない 石油に代わる エネルギーが
日本で 開発 じゃなかった 養殖されたのだ!


もちろん 次世代のエネルギーは
温暖化に関係なく 地球に優しい


こうなって 青ざめたのは アラブのセレブ達である
石油が湧く という地理的条件だけで ブイブイ言わせてきて
なんの努力もしてなかったから さあ 大変だ!


Liejin


新しいエネルギーは ずばり 雷!
好きな時に 好きなだけ 好きな場所で 電気が湧く!


クローン技術によって 新しい雷様を 次々と誕生させ
世界に輸出も始まった!


さあ! 一家に一人 雷様を扶養する時代がやってきた!
今 御予約いただければ
眉唾商事特製の 雷おこしを もれなくプレゼント!


え? 雷様の食事は どうするかって?
そりゃ もちろん アンタのヘソですが なにか?

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07. 12. 03

愛情のカタチ

愛情ってぇー ヤツはよぉー 難しいなぁー  (←誰?)


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「彼に票を入れないで下さい 票を入れないことが 彼への愛情です」


  選挙期間中 こんなふうに 街宣カーから 大声だしてたら
  きっと 当選すると思うんだけれどな・・・


「彼女に免許を与えないで下さい 免許を与えないことが 彼女への愛情です」


  時々 おりますな・・・ 独自の交通ルールを アドリブで開発し続ける オミナ
  あるいは 交通ルールを厳守しすぎて 危険な モミジマーク


「エサのハトは揚げないで下さい ハトを揚げないことが・・・」
「ハトに時差を与えないで下さい 時差をあげないことが・・・」


ま ハトに限らず 誰に対しても 愛情の無い杣ですから
ハトのエサを 横取りしながら 帰ってきましたわ

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07. 12. 02

捕裏映像

杣が 幼少だった頃 写真は まだ モノクロだった
やがて 天然色という名の カラーになり
今では デジカメの画像が パソコンの画面の中で 伸縮自在


その昔 リッチな家庭には 8ミリという 映写機があり
テレビ以外で 映像になるチャンスは
リッチで なおかつ 8ミリマニアの家庭に 誕生するしかなかった


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平成生まれが 大学生になっちまった 昨今
映像は 平民にも普及しており
なおかつ ネットによって 様々な映像を見ることができる


先日 とてもキュートなミューズから メールをもらい
念願の ベリーダンスの動画を 見ることができた
うーむ すげー動きだ! 


見るのも 撮るのも 映像はスペシャルな時代では なくなった


少子化だからだろうか
我が子が 出演するイベントや スポーツでは
親の数だけ ビデオカメラが可動している


恐らく 初めて 二本足で立った日から
高校の入学式くらいまで
現代の子供は 映像で 過去の自分を 見ることができるのだろう 


そして 結婚式あたりで
そうした かつての映像が ババーンと披露されて
誰もが 節々の自分の動画を 保持しながら生きていく


・・・・・・・・・・・・


ならば 自分の そうした 過去の映像があったとして
見てみたいか と 自問してみるが
さほど 興味は無い というか 恐ろしい


とある飲み会で 携帯の動画に 映されていた己は
やたら 身振りが大きく やたら 声が低く
まるで またたびに狂った 猛獣のようだった


己の真の姿を 知ることは 重要なのだが
世の中には 知らない方が良いことも 多々ある


長い人類の歴史の中で
テメーの成長が すべて映像に残ることなんぞ
本当に稀なことで そんなコトしない時代の方が 偉人は沢山いた


えーと やたら長い 言訳になりましたが
あの 泥酔状態の杣の動画 
そういうわけで どうか消去していただきたく お願い申し上げ候

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07. 12. 01

福音のドリンク

酒飲み というのは
どうやら 辛党であることが 
本物の条件であるらしい


杣の知っている 大木凡人 そっくりのチェリストも
本物の酒飲みよろしく
甘いモノは 全く 食べないという


うーん そうなのか


ここで 唸らなければならない理由は ひとつ
本物の酒飲みを 豪語してきた杣であるが
辛いものも 甘いものも 大好物なのである


もっと言えば 口にできるものは
ムシ以外は ほとんど 「うめー うめー」と
嬉々として ほおばることに躊躇しない


甘いものは アンコでも チョコでも
ギャル曽根に 劣るとも 勝らない!


辛いものは 常人の10倍くらいまでの耐久力があり
バスタ屋で タバスコを空にしたのも 1回や2回ではない
牛丼屋では 七味唐辛子が 表面張力を起こしている


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さて これは 辛党にとっては
福音であり 玉缶であり 
更なる 激辛ヴァージョンの登場を 願ってやまない


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しかし 日付にも 税がからんでいたとは
さすが 新大久保の コンビニである!
これなら 偽装も 隠蔽も 恐れることはない

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