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07. 10. 31

チバリヨー!

オペラの曲の中で どれだけ 鍵盤楽器が使われるのか
よく分かっていないが それほど 多くは無いと思ってる


なもんで 調律屋たるもの
仕事で オペラに関わることは ほとんど無いと思っていたし
昨年の 「ディドとエネアス」が 最初で最後だと思っていた


実のところ イギリスの作曲家 ヘンリー・パーセルが
オペラを書いていたことさえ 知らなかったし
その仕事のオファーがあって 初めて 「ふーん」と感心したくらいだ


ま 勉強不足と言えば それまでだが


で また オペラであり ダイドとエネアスである
もう ストーリーも把握しているし 曲も知っている
しかし 異なった演奏家による 同じ演目は これまた新鮮である


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そのリハが 今日から始まり メンバーと会った
おおぐま こぐま と 馴染みの演奏家もいれば
初めて 一緒に仕事する 演奏家もいる


今回は チェンバロ スピネット そしてリードオルガンを使う
果たして 彼らは どんな演奏を 聴かせてくれるのだろうか!
そして 歌が入ると どのようなオペラになるのだろうか!


さあ 元気出して 行きますか!


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07. 10. 30

岐路

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さて どこへ行こうか
 
いや どこへ行けるだろうか

まあ 歩くか

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07. 10. 29

ミッションC モーツァルトのパレード

上野 東京芸術大学


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小倉貴久子門下の 専攻 副科 合わせて
14名の学生達による フォルテピアノ勉強会
オール・モーツァルト・プログラムに あっという間の2時間強


学生達の中には 男子もいれば
ヴァイオリンや 歌とのアンサンブルもあり
この楽器との関わりを それぞれの個性で 表現してくれた


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杣は 桐朋時代から こうした発表会での それぞれの感想を
プログラムに 暗号で書いている


特に面白かったのが それぞれの学生達の 音の違いが
プロ以上に 大きく変化していたことである


まだ 楽器に慣れていない者もいれば
きっと 人前という緊張感で 包まれている者
それでも それぞれの一生懸命が そのまま音楽になる


最後の学生の演奏は 特に惹きつけられてしまった


自分のイメージを 押し付けるのでなく
こうして それぞれの個性を 等身大で表現できるよう
指導している 小倉先生のベクトルも 垣間見ることができた


それぞれの これからの音楽人生が
とても楽しみになる ひとときだった

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07. 10. 28

遠迷拘束道路にて

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先日の 集中工事による大渋滞 17時間ドライブ以来
なんだか 東名高速との相性が すこぶる悪い


昨日は 敦賀から 一気に横浜まで帰る予定で
2時過ぎに 名古屋を通過した頃には 余裕だと確信した
しかし 浜名湖を過ぎた頃から 見事に台風と併走するハメになった


すげー雨 ドシャ降り 可視界3メートル・・・
そんなのは もう結構 経験済みで 注意してさえいれば
ゆっくりと前進することは可能である


が 昨日は それに加えて 強風 豪風 轟風・・・
愛車テポドンは 左右に1メートルくらい蛇行しながら
隣の車線に はみ出そうになる・・・


それは まるで サッカーのフェイント シザースのようで
杣自信は うまくできないフェイントなのに
車で 出来るとは これいかに・・・ というくらいの ブレ方だった


実際は そんな余裕は カケラもなく
ハザードを出しながら 40キロくらいで トロトロと 蛇行していて
ハッキリ言って バンジージャンプなんかより 恐ろしかった!


で そのまま 御殿場のカーブを乗り切ることは デンジャラスと判断し
沼津でリタイアし 一泊してきた


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で 台風ファミリー じゃなかった 台風一過の日本晴れである
さっさと横浜に 楽器を搬入して
密かに 11時からのフットサルに 出ようと 企んで 東名をかっ飛ばす


しかし 東京料金所で すでに1時間以上も アイドリングをしている
何故か 道路情報を見ても このワンポイントの 渋滞で
そこに 見事にハマった自分って ・・・よほど 日ごろの行いが悪いのだろう


てなワケで 買ってきたCCレモンも 飲み干し
強烈な陽射しのもと やや干上がりながら
こうして パソコンで これだけの長さの文章を書いても・・・まだ


ま 不幸中の幸いは 朝の排便を 済ませてきたことだろう
ここでモヨオシたら 生まれてきたコトを後悔するくらい 絶望的な場所である・・・
嗚呼 ナニやってんだ オレ

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07. 10. 27

ミッションC 60周年

敦賀市立気比中学校


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チェンバリスト 野口詩歩梨が 母校での凱旋コンサート!
創立60周年を迎えた 気比(けひ)中学校の記念事業で
チェンバロや バロックの魅力を 学生達に披露した!


野口曰く 「私は この中学を 十年くらい前に卒業した」
うーむ 今はやりの 偽装発言か はたまた 年齢詐称か・・・
それとも 中学を十年以上 留年し続けたのか・・・


なんて ツッコミをいれようものなら
体育界系チェンバリストの スカッシュで鍛えた パンチが飛んできそうだったので
ニヤニヤしながら 我慢して やり過ごした・・・ おかげで 命は無事である


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ソプラノに 木島千夏  リコーダーとトラヴェルソに 吉澤徹 を迎えて
チェンバロ・ソロのほかにも 様々なスタイルの バロック音楽を披露し
母校60周年の記念に 華を添え 故郷に錦を飾った


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こうした 式典の中に組まれている コンサートは
たいてい 調律する時間は 隙間の僅かなものしかない
今回も 例外に漏れず やばいスケジュールだった


当日は 朝もはよから 準備やら 吹奏楽のリハやらで
バロックチームのリハができないので
前日に楽器を運びこみ PAなどのセッティングとリハを 行った


で 当日 会場に着くと 杣は まず舞台へ
すでに式典の 本番を待つ空気の中
舞台の隅に置いてあったチェンバロの ピッチを確認


やばい・・・ 高い・・・


恐らく 夜の冷気のせいで ピッチが上昇したのだろう
しかし 調律ができる時間は セッティングを含め 僅か25分
これで 催しの時間が押せば 調律時間は 間違いなく 縮められてしまう・・・


なもんで 催しの合間の 僅かな時間の度に
前ブタだけを開け 密かに ピッチ変更を つなぎ合わせた
狭いスペースに 無理に体をつっこんで 短い調律を 重ねる


ま そんなこんなで なんとか無事に 本番は終了


・・・・・・・・・・・・・・・・・


しかし 気比とは 珍しい地名だ
冒頭に 「根」を付け加えれば 根気比べ となりそうだが
体育界系チェンバリストが恐ろしくて 言えるハズもない


この事業を支えていた 先生方や OB諸氏 そして保護者
彼等 彼女らの 団結した働きは 部外者の杣にも
とても ハツラツと 気持ちの良いものだった


現敦賀市長も 3代に渡って この中学の出身らしいが
こうして 多くの学生を輩出し 母校に愛着を持ち
こうした記念事業が出来るということは 素晴らしいなあと思った


在学中に こうした記念式典を 経験した学生達は
いつかまた もっと大きな数字の記念事業で
後輩たちに 同じように尽力することが 自然に出来るかもしれない


福井県といえば 原発 なもんで 原発の見学なんぞに
足を運んでみたかったが 時間がなく
慌しく 帰路への高速を 東へ かっ飛ばしていた


でも この事業で お世話になった 先生方との
やわらかく あたたかい交流が しばし 余韻となって
コンサート共々 充実した気分で ハンドルを握ることができた

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07. 10. 26

歪んだ交差

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もしかしたら 緩やかな曲線なのかも知れない
それとも それを写す レンズの歪みなのかも知れない
あるいは 最初から 思い込んでいただけだったのかも知れない


それぞれの 真っすぐが 交差していく
それぞれの 心のレンズが 屈折させていく
あるいは 最初から 垂直に交われなかったのかも知れない


そんなコトばかり 頭と心が攪拌される 雨の朝
気がつけば 朝食の時間が 終わりそうなことに気づいた
ああ 腹減った・・・ ああ 生きている・・・  


モヨオシて 我慢して 我慢して 
腹へって 我慢して 我慢して
そんな時にしか 生きてる実感が無い人生って・・・嗚呼 

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07. 10. 25

ミッションC 風に吹かれて

東秩父中学校


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リコーダー : 吉澤徹 古橋潤一 細岡ゆき 吉澤敦子
チェンバロ : 野口詩歩梨


5センチ程の長さの 短い笛から
身長より高い 長ーい笛まで
様々なリコーダーを用いての コンサート


普段 音楽の時間に 吹いているリコーダーが
こんなにも 種類があって
こんなにも 可能性があること・・・


中学の時代に こうした生の体験ができると
リコーダーとか コンサートとかの イメージが
だいぶ 変わるだろうなー


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大手 リコーダーメーカー
アウロスのスタッフと出会えた
一緒に 裏方を いろいろと 手伝ってもらった


リハが始まる前に 彼から 様々な話を聞くことができた


プラスチックのリコーダーの 限界を 把握しつつ
その中で 出来る限りの 工夫をされているメーカーの
真摯な努力に とても感動する話を 幾つも聞けた


例えば リコーダーの型に プラスチックを 流し込む時の
粘度や 圧力で 仕上がりのリコーダーの 安定感が
だいぶ変わってしまうらしく 効率よりも 品質を優先してること・・・


量産楽器は リコーダーに限らず
コストを下げることと それでいて クオリティを
どこまで どうやって維持するか ・・・大きな課題だと思う


日本のピアノは そうした意味で 非常に成功したが
チェンバロとか 弦楽器では まだまだ 難しい問題である


でも リコーダーのように 教育楽器として 採用されたものでも
その大きな市場に 甘えることなく
真摯に製作していく姿勢に とても嬉しくなった


音楽も スポーツなどと同じく
底辺の大きさが 頂点の高さに 比例してくる


多くのアマチュアや 愛好家という底辺の広さが
こうした 製作現場の精神と共に向上していく時
頂点は より 密度の高いものになっていくんだ


そんなコトを つらつらと反芻しながら
次の街へ向かって 車を走らせた

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07. 10. 24

仏陀のブタをブッたら ブったまげてピックりした

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ブタがいた


可愛かったけど 食っちまった


食ったら また 腹が減った


でも もう ブタはいいや

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07. 10. 23

巷のジェラシー

光が強くなるほど 影も濃くなる


思いが強くなるほど 嫉妬も深くなる


でも それは愛じゃなくて 執着


縛られるほどに 安心する犬じゃなくて
気ままに 徘徊する ノラ猫
ま 妬いた方が負けなんだけど 焼いた方が美味いモノもある


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07. 10. 22

FAX変更

アジトのFAXは ブラザー製のマイミーオ君なのだが
ぶっこわれた・・・
正確に表現するなら ぶっこわした


マイミーオ君は パソコンからFAXが送れ
スキャナーも コピーも FAX受信も
これ1台で可能な マルチなものだった


が アジトへの電話を 携帯に転送するようにしておくと
FAX受信ができず FAXが来ると
携帯のスピーカーが 「ピーピー」と 叫んでしまう


で 慌てて 留守電センターへ電話をして
転送を解除して めでたく受信と
あいなっていたワケだが・・・


・・・・・・・・・・・・・・・


最近は めっきりメールでのやり取りが多くなったが
それでも やはり FAXによる連絡は 後を絶たない


そんな折
マイミーオ君のインクが切れていたので
インクを購入し 交換の作業に取り掛かった


恥ずかしながら 杣は 木工とかは 得意なのだが
電気機器に めっぽう弱く 
トリセツなるものを 全く読もうとしない


で 適当にカバーを外し エンヤコラと 強引な作業をしていたら
・・・パネルやら 操作ボタンがついているカバーが 
ガバッと とれてしまい つまるとこ いわゆるひとつの崩壊と あいなった


ショックである・・・


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なもんで あわてて インターネットでFAXができる会社と契約した


考えようによっては これは便利だ
なんてたって 携帯への転送は解除しなくていいし
印刷はできないが パソコンの画面で確認でき 送信もできる!


ということは 出張中でも パソコンからFaxでき
受信したら 携帯へメールで通知してくれる!
月々の経費は 千円弱である! にゃはは! ビバ文明!


と思ったが fax番号変更のお知らせを しなくてはならない
というコトに気づき・・・
面倒くさいので ブログに書いて 横着をしている


でも ここにFAX番号とか書いて 大丈夫なのかな・・・
そんなワケで アジトへのFAX送信の可能性のある方々
下記の番号へ 訂正しておいて下さいませ


050-3488-0070


あの ついでに付け加えておきますが
送信先は バレる仕組みになっておりますので
イタズラは 数倍になって報復しますので ヨロピク!

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07. 10. 21

ミッションC 秋晴れのマチネ

大船 玉縄和田ホール


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トラヴェルソ  前田りりこ
チェンバロ   辻本 彩


小さなサロンでのコンサートは
音楽というか 演奏というか
そうした 単位を感じることができる


録音や放送という 新しい媒体によって
音楽が普及したのは 
人類の歴史の中でも まだ ほんの最近のこと


楽器や 演奏家のいない所に
音楽は存在せず
また それだけが 音楽だった


・・・・・・・・・・・


二人の 聴衆と一体となった 自然体の演奏と 語りは
そうした 音楽の本来の 素敵な可能性を
改めて感じさせ 充実させてくれた


演奏する側も それを楽しむ側も
どちらも 発信者で 受信者になる
それが サロンコンサートの魅力かもしれない


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かつて 桐朋で仕事をしていた時
有田正広という トラヴェルソ奏者の演奏に ぶちのめされ
古楽というものに 真剣に取り組むきっかけになった


当時 その有田クラスの学生だった 前田は
今や スケールのでかい トラヴェルソ奏者となっていて
こうして 時々 一緒に仕事をする時 不思議な気分になる

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07. 10. 20

カルピスの秋

調律屋なら 誰でも経験があると思う


お客さんの家に行くと
「どうぞ お気使いなく」と 申し上げても
お茶やら 御菓子で もてなして下さる


調律師の中には 好き嫌いがハッキリしていて
あれは食えない あれは飲めない という人もいるが
杣の場合は そうしたものが無いので たいてい 御馳走にあずかる


杣は ピアノの前に通されると
挨拶もそこそこに いきなり 音を出して パネルを分解し始める
なもんで お客さんには さぞかしセッカチな人間に 映っていることだろう


なもんで 温かい飲み物など 準備して下さってる時には
「ここに 置いておきますので どうぞ・・・」と
かえって 気を使わせてしまうのだが・・・ ちょっと ニヤリとする


杣は 猫以上の 猫舌で
もし 作業開始前に 熱いコーヒーなど 飲まなければいけない場合
へたすると 15分以上 時間を無駄にしてしまう


そんなワケで 割り振りをして 低音が終わったあたりで
冷めて 飲みやすくなったコーヒーを ガブリと一気にあおり
カフェインで冴え渡った耳が 高音で生かされる


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作業が終了すると 今度は ゆっくりと
お茶をいただきながら 近況を話し合って
すごすごと 退散していく


さて 問題は この 作業後の「お茶の時間」である


ある時は 熱いコーヒーと みすヾ飴という もてなしを受けた
お年寄りの中には この 長野名物 「みすヾ飴」ファンが 意外に多い
なもんで これは 絶対に完食しなければならない


しかし みすヾ飴は 以前 サシ歯が取れたこともあり
キャラメルや ヌガーの類と同じく
食べる時には 緊張の咀嚼か 一気に丸呑みという作戦をとらざるを得ない


ある時は 冷たいコーヒーと 冷たいスイカという もてなしを受けた
午前の作業が終わり 空腹に 冷たいコーヒーとスイカは
虚弱な杣の胃袋を 見事に崩壊してくれ 普段の鍛錬不足を反省したものだ


小袋に入っている 長持ちしそうな御菓子は
まあ 手をつけずにおいても 迷惑をかけないと思うのだが
ナマモノや ケーキは きちんと馳走に与るようにしている


なもんで 最近 ダイエットをしている身には
時々 キリシタンにとっての踏み絵のように 心が葛藤するのだが
まあ 根が食いしん坊なので 馳走に与り 帰宅してから ジョギングをする


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お年寄りは こちらが恐縮してしまうくらい 丁寧にもてなして下さり
遠慮ではないのだが 遠慮と判断されてしまい
ここで 断っては 申し訳ない・・・ と感じてしまう 優しさ攻撃を受ける


ある夏の日 作業が終わると 居間に通され
「ナニも無いですが 冷たいモノをどうぞ」と
おばあちゃまは ニコニコとして カルピスを出してくれた


氷が浮いて 汗をかいたかのように結露した ガラスのコップには
いつになく 透明度が低いカルピスが なみなみと注がれていた
氷が溶け出したら 表面張力の限界を超え 決壊するのは歴然としている


無作法と知りつつ こぼしては もっと失礼だと思い
グラスに右手を添え 口を ググっとグラスに持っていき
音をたてないように 最初の一口を 吸引力のみで すすり上げた


ああ 本物のカルピスだ!


いや 本物すぎるカルピスだ!


恐らく おばあちゃんは 自分では カルピスを飲まないのだろう
グラスに入ったカルピスは 原液だった
これが 100%無添加のカルピスである


俳優にもなれるくらい 自称演技派の杣は
それでも 座卓の向こうに対峙した おばあちゃんに笑顔を向け
「今年も 暑くなりそうですね」 などと 心でむせながら 会話を始めた


しかし 氷は こういう時に限って 容易に溶解しようとはしない
キンキンに冷やした カルピスの原液の中で
氷は ゆっくりと あざ笑うかのように カラーン などと 呑気な音を立てる


仕方ない 
このおばあちゃんの好意に なんとしても 応えなくてはならない


なもんで 一気にあおって グラスを空にした!


ヘヘヘ どんなもんだい!
オレだって やりゃーできるぜ ベイベー
今頃 カルピスは 胃の涙が希釈してくれていることだろう ・・・ゲッップッ


完全なる勝利を確信した 杣であったが
世の中とは カルピスほど甘くはなかった


「あらまあ 喉が渇いてらしたんですね
 さ さ もう一杯どうぞ!」


おばあちゃんは そう言いながら 
コラーゲンとカルシウムが不足しているかのような 膝の痛みに耐えながら
立ち上がり カルピス・ロックの おかわりを 持って来てくれた


もちろん 飲んださ


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余談だが 「初恋の味」というキャッチフレーズの カルピスだが
原液は 初恋どころではない


例えるなら 不倫のあげく 痴話話がもつれ
刺し殺されるような ドロドロとしたものである
初恋とは こうした可能性を 希釈したものなのかも知れない


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自分が年寄りになったら 
ボケたふりして やってみたいイタズラ集に 
このカルピス作戦を付け加えた


その時まで カルピスの原液が 
販売され続けていて欲しいと
願わずにはいられない

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07. 10. 19

カルピスの夏

杣の暦は 比較的 日本の暦に対応しており
昭和は学徒な日々であり 平成から 社会人になり
平成の年号が そのまま 社会人のキャリアの年数になる


平成元年 4月 浜松に行き 手作りピアノの工場に
研究生として採用してもらい 修行に励んでいた
杣を含め7人の職人達は 月に20台程度のピアノを 造っていた


大橋ピアノには 夏になると たくさんの中元が届くようで
その中には たくさんのカルピスがあった
そして トイレの横にある 小さな流しに コップとカルピスが 陳列してあった


大橋ピアノは 昭和中期の 浜松の工場 そのままの設備で
当然クーラーなど無く 夏などは 窓を開け放し
汗だくになって オガクズにまみれる日々だった


夕立などが来ると 社長の号令の元に 
工場の全ての窓を 慌てて閉めにかかり
よけい蒸し暑くなるのだが 大正生まれの職人達は もくもくと作業をしていた


今思えば 汗をかいて 夏をやり過ごすというスタイルも
この修行時代に 身につけたものかもしれない


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汗をかくと 喉が渇く
なので 流しに行っては カルピスを ガブガブと飲んでいた
腹を壊すくらい ガブガブ飲んで 正露丸のお世話にもなった


浜松時代 けっこう たくさんのモノを 飲んでいた
寮では 7つ年上のケンさんと ドイツワインにはまり
近くの酒屋で ウンチクを教わりながら アウスレーゼに酔いしれたものだ


なので カルピスと ドイツワインと タンカレなんかは
この時代に 一生分飲んだといっても 過言ではない


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工房では それぞれが 自分の作業に没頭しており
視界は 著しく 自分の手元に集中するものだが
聴覚や 嗅覚は 周囲の状況を 把握しているものである


7時の方向で 電ノコの音がすれば その音の種類や長さで
あの人が もう あの作業に入った ということは
自分は ちょっと ペースを上げなければ とか・・・


また 切断される 木材の匂いで ナニを切っているかも分かってくる
南洋材なんかは アクが強く 花粉症より激しいクシャミの合唱が起き
ブナなんかは 甘い匂いがして ブリッヂの切断は そりゃー楽しみだった


そんな中で カルピスは さわやかで すっぱい匂いがした
当たり前だが 工房の中では存在しない 別世界の匂いで
春と秋の 近所の花の匂いの連鎖の 仲介をしてくれていた


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今では もう 自分でカルピスを買うこともない
たまに 仕事先で 出される程度である
そして その度に あの暑くて 熱い日々が蘇る


大正生まれの職人達も 何人かは亡くなってしまったけれど
彼らと共に カルピスを飲みながら作ったピアノは
まだ 各地に ひっそりと生きていて 音楽を歌っている


そうしたピアノが いつまでも 大切にされて
いつまでも 音楽に貢献してもらえることを
願って止まない

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07. 10. 18

カルピスの春

杣の少年時代
テレビは 最初 モノクロで
やがて 天然色という名の カラーになった


杣家は 厳格なテレビ規制がひかれていて
チャンネル権は 完全に親が掌握しており
アネキと杣は その中で 許可された番組だけを 視聴していた


今でも記憶に残る程度の 番組しか 見せてもらえなかった
それは 「ニュース」 「野生の王国」 「連想ゲーム」 「大河ドラマ」
そして 日曜7時半 8チャンネルの 「カルピス劇場」である


今思うと 勉強もせず テレビもほとんど見なかったのが
現在の 杣の驚異的な視力維持の 源泉と感謝しているのだが
アネキは 同じテレビを見ていても 勉強のしすぎで 近眼になった


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「ムーミン」では
クールでさすらう スナフキンに憧れ
幼少ながら ああした 風来坊のように生きたいと 憧れたものだ


「ロッキーチャック」では 
「ニュースだよ! ニュースだよ!」と 叫んで飛び回る
サミーという名のカケスのモノマネを よくやったものだ


「アルプスの少女ハイジ」では
ハイジが喰らう 黒パンというものが すこぶるおいしそうに思え
クララよりも 黒パンが食えるハイジの方が 幸せそうに思えてならなかった


「フランダースの犬」では
今の仕事をして フランダースが どこの地域にあるのか知ることができ
レンブラントだとか ルッカースの存在に 距離を縮めてくれた作品である


「母をたずねて三千里」の主題歌の中の
「さあ出発だ 今 陽が昇る」という部分は 恥ずかしい話ながら
東海道を歩いている時 けっこう口ずさみ マルコの気分で 自分を鼓舞していた


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「トム・ソーヤの冒険」あたりになると 厳密には カルピス劇場ではないが
少年時代に見聞きした こうしたアニメは
最近 記憶せざるを得ない 対数関数やら 半音係数より 鮮明に覚えているものだ


当時 カルピスは あまり飲んだ記憶が無い
中学になって ゼラチンで ゼリー作りにはまった時
カラフルな断層のゼリーの 白い層に カルピスを用いた記憶が かすかにある


少年にとって 冬のホットカルピスのCMが とても大人チックで
ちょっと ませた気分になったことも おぼろげに覚えている
カルピスは 飲み物より テレビのアニメの代名詞だった

 

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07. 10. 17

ニューアメリカ

昔 米屋の娘がやっている ブログに
「新米」という表示は 年内しか使えない とあった
そして 今 新米の季節を 迎えている


杣のアジトは やや 文明に乗り遅れている
普通の家庭にあって アジトに無いものが 多々ある


まず 時計が無い
そして テレビが無い
まあ これらは 携帯電話で 代用している


文明の利器といえば パソコンと 電子レンジくらいなものであるからして
たとえ 泥棒が侵入しても
持って行くものが無く 悔しい思いを させてしまうことだろう・・・ スマヌ!


でもって 電気炊飯器が無い


米は 鉄の鍋で炊く
これが 美味い!
笑っちゃうくらい 美味い!


電気炊飯器が無いくせに
精米機なるものが ある


なもんで 新米でも 玄米で買ってきて
玄米のまま 炊くもよし
5分づき 7分づき 白米にするもよし


ハッキリ言おう
米は 精米したてを ガスで炊けば
ブランドなんぞ 軽ーく超越して 美味くなるのだ!


昔は 精米でとれたヌカで ぬか漬けにして
野菜を バリバリ食っていたものだが
夏の出張中に 見事に腐り 糠床を 泣く泣く捨てたこともある


さて 美味いゴハンを食うには
それなりに 面倒臭さが 伴ってくる


鉄の鍋は 洗った後 火にかけて 水分を飛ばさないと 錆びる・・・
なもんで 毎回 炊きたてを食うわけにはいかず
5合くらい炊いて 冷凍庫で保存する


そして 新米の季節である


最近は 雑穀や 古代米などと 一緒に炊いたりしていたが
新米は 真っ白に精米して 銀シャリをいただく


食器は もちろん オールステンレス
真っ赤なチゲも 真っ白なシャリも
ステンレスのスッカラ(スプーン)で ほおばる


とりとめもなくなったが
こんなコトを 書かせたくなるくらい
新米が 美味かったのさ
 

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07. 10. 16

多国籍で無国籍

杣の体は 典型的で 古典的な 日本人
つまるところ
巨頭 短足 なで肩 ・・・着物は 似合いそうだ!


杣の思考は 典型的で 先進的な 朝鮮人
つまるところ
熱しやすく冷めやすく 面倒なことはケンチャナヨ 


味覚は 印度的であり
聴覚は イスラエル的であり
嗅覚は ポルトガル的である


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しかし 視覚は アフリカ人的であり
近づかなくても 見えてしまうのだから
仕方ない・・・


(デジカメの 12倍ズームに 勝ったと思った瞬間である!)

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07. 10. 15

さわやかな日々の 光と影

冬は 寒いので 長袖を着て
夏は 汗をかくために 長袖を着て
1年の半分以上 長袖が肌を被う


春と 秋の 僅かな日々
さわやかな風に 半袖を着て
季節の移ろいを 全身で感じる


車の窓を開ければ
金木犀の匂いが どこからともなく 漂い
エンジンを止めれば 鈴虫のシンフォニーが 漂う


日に日に 少しずつ 変化していく
風の温度 秋の香り 陽刺しの柔らかな痛み
嗚呼 こうして ゆっくりと 秋がデクレッシェンドしてゆく・・・


「あれが あなたの 好きな街 
 港が見下ろせる 小高い公園・・・」
などと オフコースの唄が 自然に口をついて 溢れ出したり・・・


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ぶち壊しである!


慌てて 車の窓を閉め
鼻歌は 「秋の気配」から 「帰って来たヨッパライ」絶叫ヴァージンに変更し
半袖から 体に付着した 糞塵を クンクンしながら 払い落とした とさ

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07. 10. 14

廃藩置県後のヒーロー達

群馬の グンマン・・・
こう言っちゃ なんだが ・・・ヘボい!


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明治になって 生まれた 
こうしたヒーロー(?)の仲間は
他にも いるらしい!


ふくしマン (東北)
さいたマン ぐんマン (関東)
とやマン (中部)
わかやマン (近畿)
ひろしマン おかやマン(中国)
とくしマン (四国)
かごしマン (九州)


蝦夷地と 琉球を 除くと
全ての地方に 必ず一人は ヒーローがいるというのも
薩長も なかなか 粋ではないか!


しかし・・・
こんにゃくブルーは ないだろう・・・
なんだか 新しい精神病の名前みたいだぜ!


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07. 10. 13

彼が見たモノ・・・

見事な カメラ目線!


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と 思うだろうが ハタと 考えた


こいつの右目は 確かに カメラを見据えている

左目は どう考えても 足元の地面を 見ていることだろう・・・


この 180度 異なった ふたつの景色を見ている
鳥の視界とは いかなるモノなのだろうか・・・


なもんで 実験してみた


右目で パソコンの画面を見ながら
小さな手鏡を 左目の前に据え
左目は 180度逆さの 後ろを見てみた・・・


なんだか よく 分からない世界にしか 見えないのだが・・・


ふと 左肩の上に 見てはいけないモノが 見えてしまった・・・
ミッ ミズコか・・・?
そういえば 肩が重いような気がしてきたじょ


なで肩の原因は この 数々の ミズコだったのか・・・?

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07. 10. 12

第三楽章

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2楽章で 終わったけれど
3楽章が あるような気が しないでも ないけれど
1楽章が 幸せだったとは 限らない ・・・潜水艦の中だったし


パンダのウンチョスは いい匂いがするらしい


人間も 笹だけ食ってれば いい匂いがするのかな?


ハイ 手抜きです・・・
というか 脳みそ 停止中です


さて 明日から 日常の再開といきますか! 

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07. 10. 11

ミッションC 武久源造と愉快な仲間たち

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広島県 三原リュージョンプラザ 文化ホール


ヴァイオリン   桐山建志 大西律子 鍋谷里香
ヴィオラ      上田美佐子
チェロ      十代田光子
フォルテピアノ 武久源造


地元ライオンズクラブ主催によるコンサート


まずは ヴィヴァルディの四季
四季の通奏低音に フォルテピアノというのも新鮮!


このメンバーの四季 
密度も輪郭も充実していて
真剣なユーモアも冴えまくり いやー 楽しかった


続いて バッハのチェンバロ協奏曲


実は このフォルテピアノ チェンバロストップというのが付いていて
ピアノなのに チェンバロのような音も出すことができ
チェンバロの表現力に ピアノの可能性を加味した世界を展開


コンサートは 初めて聞く人も
クラシックファンも 十分楽しんでいた様子


が しかし・・・


調律は ひどかった
あの・・・ この楽器 どうやっても 調律 保ちません・・・
演奏が充実してただけに 杣は 恥をかきに広島まで行ったようなもんでした


ミッションC


さて この夜 コンサートデビューした フォルテピアノ
埼玉在住の 若手鍵盤楽器製作家 深町研太が
この夏に完成させたもの


バッハが弾き 聞いたであろう フォルテピアノは
この ジルバーマンが製作したもので
日本では 初めて 耳にすることのできる響きである!


ダンパーのペダルがあり
上述したように チェンバロストップというものもある
5オクターブの音域は ベートーベンの初期まで演奏可能である!


杣のミッションではないが
深町研太自身が この楽器と共に
来月9日 愛媛 10日 舞鶴に登場するらしい! 乞うご期待!

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07. 10. 10

参ったの・・・

そんなワケで ようやく ホテルに到着・・・
17時間 連続運転は 自己新記録ですわ
トイレと ガソリンと タコヤキ休憩合わせても 20分にもならないし


闘迷拘束道路の 集中工事とは
つまるところ
長い長い 縦列駐車でしか ありませんでしたわ


えー でですね
本日のタイトルは 時間軸に沿って
“参った”の 「な行五段活用」という趣向でした


いかに 退屈で 閑だったか・・・
携帯に入ってる音楽を 延々と聴いて
柴田淳なんか シングルコレクション 2回も繰り返したぜ!


そんなワケで 猫の似合う街におります


麦酒 一気にあおったら 朦朧としてきた・・・
昨日も 3時間しか 寝てないし
今夜も 眠れそうにないから 韓国パブにでも 行くか!


おやすみ!

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参ったね…

参ったね…
やっとこさ 遅めのブランチ

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参ったぬ…

参ったぬ…
アジトを出発して かれこれ9時間以上経つというのに
まだ ミソカツ ういろう の 名古屋さえ
通過しておりません


嗚呼 腹へった…


自分の腕が 手羽先に見えてきました…
写真の看板すら
もはや 「松家」にしか見えません…

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参ったに…

参ったに…
アジトを出発して かれこれ8時間が経つというのに
まだ 名古屋にも 到達してない
東名集中工事 なんだとさ…


高速道路で アイドリングするために
生まれてきた訳じゃないのに…
嗚呼 北極が溶けてゆく…


そうだ! CO2排出を抑制しなければ!


息を 止めて…


ブハッ!


かたじけない 未来の人類よ!
君たちの命より
今の自分が かわいいみたいだ… 許せ!


嗚呼 エゴイスト…

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参ったな…

参ったな…
アジトを出発して かれこれ 5時間が経つというのに
まだ ようやく 静岡だよ…
東名集中工事なんだとさ …知らなかった


今夜中に 楽器搬入は 無理だな


おまけに サービスエリアで
ガソリンを入れようとしたら
かわいいネーちゃんだったから 焦って


「現金満タン レギュラーで!」
なんて ホザいてしまい
爆笑されちまうし…


そんなわけで 本日 大遅刻ですので!

嗚呼 腹 へった…

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07. 10. 09

耳をすませば

猫に限らず 耳だけが 音源にむかって
ヒョコヒョコ動かせる動物は けっこういる
昼寝している猫でも 呼びかければ 耳だけ こちらを向いてくれる


音を聴く仕事をしていると
あんなふうに 耳が動けば
さぞかし 楽ちんできるだろうなー とか 憧れていたりする


がしかし


人間の耳が ヒョコヒョコ動くと
都合の悪いことの方が 多いような気がしてきた


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例えば


秋の昼下がり 静かな音楽のかかる 喫茶店で
久しぶりに会う 彼女が テーブルの向かいに 座っていて
近況などを オモムロに 話してくれるとしよう


彼女は アールグレイと 木苺のケーキ
自分は 本日のブレンドと 白い山には とうてい見えない モンブラン


彼女は 最近のオフィスの出来事やら 趣味の話をし
自分は ひたすら フムフムと聞き タルトタタンを 追加注文する
時々 いかにも ちゃんと聞いているかのように ツッコミをいれたりする


しかし 店内に流れるBGMが バロックに変わった瞬間
(ん? このコンチェルトは コンベルスムだ・・・)
などと 耳は 正直に スピーカーの方へ向いてしまう・・・


あるいは 5メートル離れたテーブルの カップルの会話に興味が湧き
(いや その述語じゃ 正しい文法にならないんだけど・・・)
などと 耳は 正直に 7時の方向へ向いてしまう・・・


すると彼女は 「私の話 聞いてるの?」 と 少々 オカンムリ
慌てて 『もちろん もちろん』 と シドロモドロになりながらも
耳は 正直に 正面を捉えていなくて・・・


うーん やっぱり 耳は動かない方が いいのかもなー


・・・・・・・・・・・・・・・・


例えば


本番前のステージで チェンバロをピロピロ 調律していたとしよう
リハーサルを ダラダラやりやがったおかげで
本番調律は 開場してからの うるさい時間しかなくて・・・


顔だけは真剣なのだが 客席の声が 聞こえてきてしまう
「でね 彼ったら 私の手料理が食べたいとか 言い出して」
『えー うっそー それってミエミエじゃない! で? どうしたの?』


すると 耳は 客席の方を向いたまま
開演5分前の ベルが鳴ってしまい・・・


「あの調律師 耳が ずっと こっち向いてるけど・・・大丈夫なのかな?」
『そうよね さっきから ちっとも楽器の音を 聴いてないわよね』
などと ささやかれかねない・・・


うーん やっぱり 耳は動かない方が いいのかもなー

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07. 10. 08

ギロチンの垂訓

ギロチンという 処刑道具を語る時
必ず ルイ16世が シニカルに描かれるが
いやいや どうして これほどのハッピーエンドも なかなかあるまい


18世紀のフランスで 絞首刑とか 斬首刑が 処刑方法だったらしいが
斬首の際 下手な執行人が 首を切ろうとすると
何度も失敗して 受刑者は たまったもんじゃなかったという


なもんで ギヨタン博士が 苦痛の少ない 処刑道具として発案して
当時の国王 ルイ16世なんかも 大いに関わって
苦しまずに 首を落とせる処刑道具を 完成させたらしい

ま これが いわゆる ギロチンである


でもって フランス革命が起き 
ルイ16世やら 「ベルばら」の マリーアントワネットなんかが
ギロチンにかけられ 処刑されてしまった


ギロチン開発に 関わった者が
ギロチンで 殺される ということが 皮肉と語られるワケだが・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・


てな話を 仕事の帰りに ケンタと論議していたのだが
我々は これは 美談ではないか! という結論に至った


「情けは 人のためならず」
「備えあれば 憂いなし」


この諺が これほど適切に あてはまるエピソードは無いだろう
と まあ こういう着地点に 至ったのである


というのも もし ルイ16世が 
「もっと 苦しみながら 殺す 処刑道具を作れ!」
なーんてこと言っていたら 当人は どれだけ苦しむことになったのか・・・


なもんで 杣とケンタは これを 「ギロチンの垂訓」と名づけ
日々の生き方の中で この心を 大切にしようと
大笑いしながら 帰ったとさ

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07. 10. 07

アリマキ

弱い自分を 守るが為に
甘い汁を ばらまいて
守ってもらうコトも ある


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共生ってのは 
敵が強ければ 強いほど
絆が 強くなるようだ

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07. 10. 06

ミッションR 録音終了

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武久源造は 
「クラヴィコードが こんなに美しく響く会場はない!」と
絶賛しながら いくつもの曲を 録音していった


あの バッハ作曲 武久編曲の シャコンヌも
今回の録音で ついに ディスクとなって
多くのファンを 喜ばせてくれるかもしれない!


そして いよいよ フーガの技法にも 着手していった
全曲 録り終えるのは まだ未定だが
近い将来 数々の楽器で 武久のCDが完成していくことだろう


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バッハが 実際に弾いたであろう 唯一のピアノ
それは ジルバーマンの製作したものだった


そして 今回の録音で この夏に完成した
日本では初めての ジルバーマンピアノが
デビューした!


まあ 調律は かなりヤバいんですが
こればかりは 仕方ない・・・
フォルテを弾かれて 音が高くなるって・・・ どういうこと?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


エンジニアは コジマ録音の 小島幸雄
彼の 音と音楽へのこだわりは
追求に次ぐ追求で 数々の名盤を 世に送り出している


今回から始まった このプロジェクトでも
武久と しっかりとタッグを組み
妥協の無い仕事を 淡々と 黙々と こなしていった


更に 武久の音楽活動を 影ながら 堅実に支えている
ピアニスト 山川節子


彼女の献身的なサポートは
武久の練習中から 録音中まで
演奏者と同じ精力で 三日間を費やしていった


さて 今回の録音が ディスクには 
どのようなカタチで 登場するか 定かではないが
また 楽しみなCDが 世の中に登場することになった


もうちょっと 長生きしてみようかな・・・ 

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07. 10. 05

ミッションR 録音中

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初日から 楽器のホコリで 鼻炎アレルギーになった杣は
この日も 鼻水ダラダラ状態で ティッシュを鼻につめたまま
調律をしていた


今回のミッションは 大澤夫妻の 個人別荘ということもあり
奏者 スタッフ共に 食事から 就寝まで お世話になっている


録音中は 邸内の雑音を阻止するため
誰もが それぞれの持ち場で 息を潜めている


しかし 僅かな時間をかいくぐって
大澤夫妻は 贅沢な御馳走を準備してくださり
録音は 円滑にすすんでいく


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今回は 全員 この大澤邸に宿泊しているのだが
杣は ホールの2階にある いわゆるひとつのバルコニーで
布団をひいて 寝ていた


寝つきが悪い上に 標高が高く 気圧が低いため
朝は すこぶる低血圧になって
朝日を感じながらも ウツラウツラしていた


が・・・


突如として ハルマゲドンか テポドンでもやってきたかのような
大音量に 叩き起こされるハメになった!


早起きの奏者が いきなり オルガンを弾いて
ホール全体は 響きのカオス状態!
それも 寝起きには 想像を絶する大音量!


あわや これまでか! と 神々に祈祷を始めようとしたが
どうやら これは オルガンの音だと ようやく理解し
しぶしぶ 半ば 強引に目が覚めた


ま こんな感じに 合宿状態で 二日目も無事終了


・・・・・・・・・・・・・・・・・


夜 玄関の前に立ち ふと 夜空を見上げて ぶったまげた


星がきれい というニュアンスは 分かっているつもりだったが
軽井沢の夜空は 初めて見る 素晴らしさだった


星って こんなにたくさんあるんだ・・・
呆然とするほど 見事な夜空で
本当に 闇の空をつついて 穴があいているかのように
無数の まぶしい星たちが 輝いていた


静寂も 闇も光も 
天然のものは スケールが違う!

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07. 10. 04

ミッションR 録音開始

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軽井沢 大澤邸


2001年に完成した フランスのオーベルタン製作のオルガンが
鎮座している 大澤邸で 録音が開始された
今回は このオルガンを含め 4台の楽器が 収録される


個人のホールということもあり
街中のホールとは 防音設備が異なり
飛行機や 工事の音の度に 録音は しばし中断


しかし やはり 避暑地の軽井沢は 閑静である


夜半から 天然の静寂の中で
小さな音色のクラヴィコードは 
今までになく 素晴らしい響きが マイクを通過していった


夜中の2時頃までかかって 初日は終了!

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07. 10. 03

ゴミゼロ IN

杣は なんでも 名前をつけたがる
なもんで 「名前はまだ無い」 なーんて野暮なこと
言い出すモノは 無い 


ちなみに 車はテポドン 時計はシゲちゃん
携帯はクロスケ パソコンは・・・
「アケミ」 である


杣のアジトのパソコンは デル製のスーパー大容量なのだが
桃色サイトへの訪問のし過ぎか はたまた
なんぞ よからぬメールを もらっちまったのか ほとんど機能しない


なもんで ちっこいパソコン 「アケミ」が
大活躍してくれている 今日このごろである


アケミが 出先で活躍するには
当然 外部との通信手段が 必要になるわけだが
今までは コイツが相棒となっていた


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Air-H” これで 「エアーエッヂ」と 読ませるそうな・・・
無理があるよなー このネーミング!
「イヤーン エッチ」 の方が はるかに覚えやすいが・・・ ダメですよね ハイ


でもって 最近は エアーエッヂが 潰れたのか 吸収されたのか
はたまた 統合したのか 名称だけが新しくなったのか
新機種は ウィルコム という名称になったようだ!


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通信速度が 速くなるそうだが
電波の速度って そんなに違うのか? ん?
こういう世界は よく分からないが 性能はアップしたらしい


普通なら 性能やら 価格などで こういった機種を選別すると思うが
杣は やはり これも ネーミングで選んだ


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ナハハ 
ネーミングに誕生日が 隠れているというだけで
御機嫌に なっちまうのだから アンポンタンである


が まあ 10月も出張ミッションが多いから にして
530君(ゴミゼロクン)には 大活躍してもらおう!
アケミも 御機嫌さ!

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07. 10. 02

パンダまん

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これぞ ホンマの 中華まん!


ウププ・・・ ヤ ヤバイ・・・
トーショーヘーに 見えてきちまった・・・
ますますもって ホンマの 中華マン!


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いやいや 北京五輪を前にして 
こうした発言は 反日感情を 煽るだけだ
自粛しなければ・・・ ウププ 

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07. 10. 01

ネガとポジ

とある ネットの日記で 写真をネガにして使っている
日記の内容と ネガ写真の内容は 全く関係なく
ただ その日思ったことなんかを 徒然に綴っている


写真をネガにする習慣がつくと
普段の景色を見ても ネガにした時のイメージが湧いてきて
この色は こんなふうになるだろうな とか 想像する


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セピア色の写真は ネガにすると
その全てが ブルーになる
ブルーだけの濃淡は それはそれで 美しい


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デジカメになって ネガとか フィルムというのが失くなって
全て 見たままのイメージだけが 写真として 記録として残る
人類の歴史の中で ネガの領域は 消滅してしまうのだろうか


それでも ネガティブとか ポジティブとか
自分の中の 心のネガとポジは 相変わらずサインカーブを描いていて
日々 季節ごとに 浮き沈みは 激しく繰り返されていく


誰かへの 感謝とか 陳謝とか 表に出る前の 気持ちは
心の中では ネガのように 異質な構造をしている気がする
でも それが等身大のまま 相手に届けられたら ちょっと嬉しい


ネガのように 色だけが反転しているなら
まだ 想像の余地があるのだけれど
全てが 変形して 歪んでしまったら たぶん それは すごく厄介


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そういえば カエルの目は 自分から遠ざかるモノだけが見えると
何かに 書いてあった気がする
それぞれ 生きていくカタチに合わせて 見える世界は 異質なようだ


で 自分の中の ネガとポジ
五感と 記憶と 心理が ごちゃ混ぜになって 立体的なネガが出来ても
ポジには 比較的 平面的に焼きついてしまう


その ギャップに 時々 疲れてしまうことがある

 

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