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07. 09. 28

心霊写真

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都内各地で 成仏権を棄権した心霊達が 集会を開き
昨今の 心霊写真への危機をめぐり 様々な意見が交わされている


参加者によると どうやら 最近の デジタルカメラの普及により
自分達 心霊が 写真という媒体で 活躍できなくなったことを危惧し
早急なる対策と 打開策を講じる懸念が 高まっているという


というのも 心霊達の霊体振動数が
デジカメで捕捉できる 可視振動数を遥かに上回っており
心霊写真として 登場できなくなってしまったのである


分かりやすく言うと
CDという音盤が 高い周波数をカットしているように
デジカメでは 人間の視力に反応しない 高い振動数をカットしているらしい


かつて アナログの時代
レコードやカセットテープでは 実に豊富な倍音に恵まれており
フィルムの写真は 実に豊富な現象さえ 捕らえることができた


多磨霊園を徘徊する 心霊Hさん(享年76歳)は このように話す
「こんな時代が到来するのであれば もっと早く成仏しておくべきだった」
心霊写真になって 孫を驚かすのが夢で 未だに留まっていると結ぶ


谷中で屯している 心霊Gさん(享年98歳)は
「いっそ デジカメ普及率の低い 東南アジアにでも 移動しようかと思案中だ」
と言うものの 旅費が工面できず 仕方なく 三途の川へ旅立っていった


かつて 写真とは 我々を ワクワク ドキドキさせてくれるものだった

 
貴重なフィルムに残す たった1枚の写真に 
多くの思惑を重ね シャッターを押す
そして現像を待ち ようやく写真を見ることのできるトキメキ


1枚の写真は シャッターが押された現場から
手元で 眺めるまで 実に多くの時間を要し
その 時間の連続が また 写真への価値と畏敬を 高めていた


しかし 時代は推移し デジタルな画面の中で
無意味に 切り取られた 多くの瞬間が
無残にも 捨てられていく


ベトナムから渡り歩いてきた 心霊R・キャパ(享年41歳)は こう語る
「我々の時代に比べると カメラの性能は 遥かに進歩している
 だが 気軽に撮れるようになったものの 魂の宿った写真は 少なくなった」

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Comments

u-mm なるほど~
久しぶりにNIKON FM2出してこよう。。。
せやけど、、大勢集まってきたら・・・

Posted by: 440 | 07. 09. 29 at 오후 4:09

味のある写真を撮るのは難しいです…(泣)

心霊写真は撮りたくないですけど(笑)

Posted by: Chihaya | 07. 09. 29 at 오후 5:15

カメラだけでなく、心霊レコードはあったのに、心霊CDは少ないです。

Posted by: あら、まっちゃん | 07. 10. 04 at 오전 1:51

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