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07. 07. 05

ミッションC 18世紀の鍵盤事情

上野 東京藝術大学 H416
[ E139゜46.1922' N35゜43.1321 ]


フォルテピアノ 小倉貴久子
チェンバロ クラヴィコード 大塚直哉
両講師による 鍵盤楽器奏法の レクチャーとレッスン


芸大の フォルテピアノ科の学生と チェンバロ科の学生が 合流し
18世紀半ばの エマニュエル・バッハの教則本から
当時の 鍵盤楽器事情や 奏法について 興味深い講義が展開した


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というのも 当時は チェンバロ クラヴィコード に加えて
新たに台頭してきた フォルテピアノが 鍵盤音楽を開花させており
それぞれの楽器を 実際に用い 可能性や限界について 学ぶ良い機会となった


教室には 2台のチェンバロ 2台のフォルテピアノ 1台のクラヴィコードが並び
普段のレッスンでは 弾くことのない 鍵盤楽器を体験し 見識を深めていた
ハッキリ言って 小倉&大塚の解説は 実に興味深く そして 楽しかった!


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4時間にも及んだ イベントの最後は
菊池香苗のバロック・フルートと 大塚直哉が アンサンブルしたのだが
大塚が選んだ鍵盤楽器は なんと クラヴィコード!


誰もが バランスを憂慮しただろうが そこは さすが プロの二人! 
互いを気遣いながらも
しっかりとした密度のアンサンブルを 堪能させてくれました!


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さて 今夜のサプライズは なんと言っても ジルバーマンの フォルテピアノ!
日本初 というセンセーショナルさに留まらず 
その 幅広いダイナミックレンジと 表現力に 講師陣も驚愕!


講義の途中で この楽器の製作者 深町研太が
ワルターの跳ね返り式アクションと ジルバーマンの突き上げ式アクションを解説し
学生達も グルリと囲んで 初めて見る楽器に 興味津々でした!


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まだ ペダルなど 完全な完成はしていないものの
講師陣からも 是非 コンサートで使用したい とのオファーもあり
オフィシャルなホールで バッハの弾いたピアノの響きを聞けるのは もう間もなく!


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ただし・・・ 杣の調律だけは ひどかった!
実は このジルバーマン 
クリストフォリ同様 弦はピン板の下に張ってあって 調律ピンは貫通式!


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ぶっつけ本番では とてもじゃないが
テンションバランスを整えることはできなかった・・・
演奏者 聴衆 そして ケンタ・・・ スマン!


リベンジしてやるー!

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