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07. 07. 24

恐愁所 Ⅰ

杣は 例え 免停になったとしても 
決して 免許取消しには なれない・・・


それは 若かりし日の 教習所で 思い知らされた
オノレの 情けない能力を 
再び 噛締めなければならないからだ・・・


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杣は 調律の専門学校に 千葉の我孫子から
埼玉の所沢まで 実に 2時間半もかけて 通学していた
なもんで 教習所は その間の 西武線沿いの場所を探していた


当時 同じクラスにいた カワイ娘ちゃんの情報によれば
「とても親切で 優しく教えてくれる 教習所があるわヨ!」 てなことで
対人恐怖症の 杣青年は その言葉を信じ 手続きをすすめた


その 教習所の名前は あえて 出さない


というのも この連載を 読み進めていけば 分かるが
もしかしたら これは 犯罪に匹敵するかも知れない過去であり
これが 原因で 今更 免許剥奪の証拠を さらすワケには いかないからである


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当時の 教習所は 半年間しか通えないシステムだった
なもんで 9月に入学した杣は 2月までには 卒業しなければならず
まあ 就職までには 十分 余裕があると思っていた


最初に ドライバーの適正検査 なるものを やらされる
まあ 性格診断テストみたいなもので
杣は このテのモノは かなり正直に返答する


かつて 高校時代にも どんな就職が向いているか調べるために
性格診断を やらされた記憶があるが
「とてつもない 悪いヤツ」 という結果が出てしまった・・・ まぁ 当っている


なもんで この教習所の 性格診断も 正直に書いた


翌日 講義が終わって 杣と もう一人の男性が 残るように言われた
で そこで あろーことか 説教をくらったのである!
教習所 入学 二日目の ワクワクした時期にである!


もう一人の男性は すぐに 「帰ってよし」となり
教室には 教官と 杣の 二人きり
教官は言った 「君の性格は ドライバーの資格が ないんだよね」


診断結果は 1と2 そして それぞれ A~Eに分かれており
一番 運転への適正があるヤツは 1A
最も危険で 愚鈍で 運転させてはいけないヤツが 2E 


で 杣は 2E の性格だった・・・


すぐキレやすい とか 譲り合う精神を もたなければいけない だとか
30分以上も 説教をされた
つーか すでに20年近くかけて 形成された性格が 直るハズもない


そんなふうに まるで「人間失格」 に似た 烙印を押されて
教習所生活が 始まったのである・・・
ちなみに 今でも 杣の性格は 2Eのままである・・・


(つづく)

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Comments

「教」という字は、よく「恐」に置き換えられるようですね。
自分は、某ブログで「恐師」と書かれてしまった。

Posted by: おおぐま | 07. 07. 26 at 오전 12:31

To おおぐま
へー おおぐまが 「恐師」とは・・・ 想像できない
どちらかというと 「響師」なんじゃないかな?

Posted by: 某閑人 | 07. 07. 30 at 오전 7:28

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