三寒四温
お客さんの家に行くと
寒い季節は 温かい飲物を 頂戴し
暑い季節は 冷たい飲物を いただく
ありがたいことだ
がしかし お客さんの親切に対し
杣の対応は 甚だ 無礼である
決して 悪気は無いのだが・・・
まず とてつもない猫舌である
これは 精神力が弱いのだと 自分に言い聞かせ
熱いものを 熱いうちに 涙を流しながら 食べて
世間様に 顔向けできるよう 立派な 猫舌脱却を試みたこともあった
が 結果は 口の中の皮という皮が ただれ
しばらく ナニも食べれない・・・ という状態に陥った
なので 猫舌は どうやら 根性とは 関係ないようだ
一方 冷た過ぎるものも 苦手である
子供の頃 カキ氷などを食べると
すぐに頭が痛くなり うずくまってしまった・・・
この現象は いまだに 不可解である
子供の頃は 冷たいモノは オナカでなく
頭に行き だから 頭が痛くなると 本気で信じていた
甘いものは別腹 ならぬ 冷たいものは別腹説である・・・
だが 理科の授業で
熱いものは 上に行き 冷たいものは 下に行くと 習った
そして 食べたものは 決して頭部には行かないとも 習った
少年は 混乱の極みに陥る
なもんで 理由は いまだにワカランが
冷たいものは 今でも 前頭葉を直撃し 悶絶する
これも 根性では どうすることもできないらしい
暑さ 寒さにも 適応力が無く
熱さ 冷たさにも 脆弱な自分は
ときどき 変温動物なのでは と 本気で考えることも なくもない・・・
もっとも 饒舌に オヤジギャグを 熱くとばし
周囲を 氷点下に冷却しても 一向に 御機嫌でいられるのだから
精神は 恒温動物であることに 間違いは無いらしい・・・
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