ミッションC 秒速50センチの宴
中野 百観音明治寺
[ E139.39.17.07 N35.26.19.46 ]
仏滅で イースターにも関わらず お釈迦様の誕生日
13回目の「花まつりコンサート」を 彩ってくれたのは
チェンバロ:武久源造 ヴァイオリン:大西律子 チェロ:十代田光子
コンサートの冒頭 草野榮雅副住職が こんな話をしてくれた
「桜が散っていく 花びらの速度は 秒速50センチだそうです
これは ホタルが舞う速度でもあり
人間の心を 和ませ 癒してくれる速さでもあるようです
慌しい日常に生きている 現代の我々にとって
今宵のコンサートも 桜が舞うような速度の
安らかな ひとときに いざなっていただけるでしょう」
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先代の 故榮應和上と 武久源造の友情によって 続けられてきた
花まつりコンサートも
またひとつ 新しい時代に入った
先代の御子息であり まだ若い榮雅副住職であるが
その貫禄と 優雅さは 会う度に洗練されていき
この宴を 豊かに潤してくれる存在になられていた
杣は このコンサートで 1年の節を感じる
武久のトーク 音楽 そして 一丸となったスタッフの エネルギー
更に 聴衆の期待と 満たされた空気
昨年 故榮應和上の言葉を綴った 「やさしい言葉」という本を購入した
その中で その言葉と 人柄から
たくさんの 励ましや 元気をもらった
今 また 新しい宴が始まった
境内にある 大きな桜の木のように
散っても また 花をつける 桜の木のように
人間の営みとは こんなふうに 紡がれていくんだろうな
瞬間を煌く音楽と それを慈しむ人間と
そうした宴の末席で 音を合わせられることが 幸せだと思った
榮應和上! 今夜のコンサート 聞いてらっしゃいましたか?
あなたの御子息に 感動しちまいました!
あなたは 確かに まだ 杣の心の中でも 生きてらっしゃいます!
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