FF28 真鍮への試み
低音に使う真鍮弦は 鉄弦に比べて やわらかく切れやすい
そして 張ったばかりの真鍮弦は 音がボンヤリしている
この両方の問題に ちょっとした試みをしている
昔 ダルシマー製作者に 会った
彼との話の中で 興味深いコトを聞いた
それは 弦を 一度 切ってから使用するというものだ
真鍮弦は 徐々に張力を増していくと その硬度が増す
一気に 断弦ギリギリの張力に上げると
新しい弦だからこそ プッツリ切れてしまう
なもんで 音色と 硬度のために
わざわざ 張弦の前に 張力をかけて
一度 切ってから使っている
断弦の速度も 弦の状態に 変化を及ぼす
すばやく切ると 音は ボンヤリしたままなので
ゆっくりと張力をかけて 弦全体に ストレスをかける
この方法のデメリットは 弦に無駄が出ることくらいである
決して安くない弦ではあるが
しばらく この方法で 真鍮弦を張っていきたい
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Comments
へーーっ!
そりゃ~おもしろい!!
Posted by: 440 | 07. 04. 30 AM 6:22
To 440
ある人は 真鍮の弦を
家の中にオモリをつけて
ずっと ぶらさげていたよ!
あっちの方が 時間が経って
いい状態なんだろーなー
Posted by: 某閑人 | 07. 05. 04 AM 2:25