ミッションC 卒業!
上野 東京芸術大学 奏楽堂
ワルターモデル(右) シュトライヒャー(左)
2台のフォルテピアノを使って 二人の学生が
上野の森から 巣立っていく!
5オクターブの音域の ワルターは1790年代のモデル
3曲の珍しい曲を 披露してくれたのは 渡邊孝子
最後のクレメンティの演奏に 目からウロコが ポロリ・・・
このピアノは 中高音が 軟鉄(アイアン)弦
そして 低音が 真鍮(ブラス)弦
鉄骨は まだ 使われていない
6オクターブ半の音域の シュトライヒャーは 1835年のオリジナル
メンデルスゾーンとシューマンを弾いたのは 柳澤藍
ソプラノとのアンサンブルで 思わず ウットリ 聞き惚れる
このピアノは 中高音は 同じく 軟鉄弦だが
低音は 巻線が使われている
ブリッジ(駒)が二つに分割され 半鉄骨が入っている
ワルターのペダルは ニーレバーといい
鍵盤の下にあるレバーを ヒザで押し上げる方式
シュトライヒャーは 足で踏み込む方式だが
現代のように 棒を突き上げるのでなく
太い鉄線で ペダルメカニックを 引き下げる方式
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前日に奏楽堂に 運び込まれた2台の楽器
いろいろ 手違いが重なって
結局 夜の23時まで 居残ることになった
しかし 大勢の尽力によって ミッションは無事に終了!
特に 奏楽堂のスタッフの方々の
献身的で 積極的な 協力なしには
完遂できないミッションでもあった! 本当に 本当に 感謝である!
更に 手違いで 調律ハンマーが届いてない!
という危機的ハプニングも 生じてしまったが
後輩うららの活躍によって コト無きを得た! 本当に 本当に 感謝である!
アクシデントが生じると 思わず その人間の本性が アラワになってしまうものだが
今回の現場では 関係者が自己犠牲的に 動き回ってくれた! ウルウル・・・
そして そうした労苦を 忘れさせてくれる 演奏だった!
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