府中 府中の森芸術劇場 ウィーンホール
鈴木メソード 今村クラスの
記念すべき 第10回目の コンサート

ビックリするくらい 小さな子供が
小さなヴァイオリンを 巧みに演奏し
音楽を 楽しむ!

子供の成長に合わせて 数種類のサイズの ヴァイオリン
舞台裏では こうした多種なヴァイオリンが
ズラリと 40艇近くも 並べられている
石戸寛子は これを ひとつ ひとつ 調弦していく
最後の調弦が 終了すると
再び 最初から チェックし 調弦を繰り返す・・・
その根気に とにかく感動した!
2台のチェンバロを 調律したくらいで
ヒーヒー言ってる自分が ナンダカ 情けなくなってきた・・・

今回のコンサートで 伴奏を担当するのは
なんと オーケストラ・シンポシオンの 中核メンバー!
技術 音楽力 そして人間味に溢れた 素敵な演奏者達だった
休憩時間に 舞台から降りてくる オケのメンバーの顔は
毎回 充実した笑顔に溢れ 彼ら自身も 本当に楽しんでいる表情だった!
小さな子供達の 小さな曲にも 本気でアンサンブルをしていた
オケの中には かつて この鈴木メソードで 育った演奏者もいて
30年近く前の自分と共に 演奏しているのでは・・・

30人近くの 生徒達による合奏も 圧巻だった!
そこには 年齢も 様々 経験も 様々な生徒の大集合だ
音がそろっている とか 小さいのに弾けている とか
そういった ミセモノ的な要素でなく
それぞれの個性を持ちながら ひとつの方向に向かって
音楽を 純粋に楽しんでいる様子が とにかく 涙腺を刺激しやがった!

最後は ゲスト演奏
シンポシオンのメンバーは 長丁場の疲れも見せず
生徒のベクトルの延長に こんなに素晴らしい世界があるんだよ と
思わせる 熱く 密度の高い演奏を プレゼントしてくれた!

このクラスを 指導しているのは
なおなおぽん こと 今村直子
今村自身 鈴木メソードで ヴァイオリンを学び
15年前から 師である 故 鈴木鎮一の教えを
次の世代に伝える役割に 尽力している
生徒の前では 実に 自然体の 友人であったり
それでいて 良き指導者でもあり
それは 本質的な信頼関係が 育っているんだな・・・と思えた
舞台裏では そうした 関係を しっかり支える
父兄達の 献身的な活躍があった
演奏者も 舞台裏も 本当にひとつになっていた 新年の幕開けだった!
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実は この記事を書くのは イヤだった
それくらい 圧倒されるほど
幾つもの 種類の異なる 感動を もらってしまったからだ
どれだけ 言葉を並べても うまく表現できないし
でも この現場に 立ち会わせてもらった 嬉しさは
書いてみたいし・・・
この教育のシステムでは 家庭というのが
ひとつの 重要な要素になっている
鈴木鎮一の言葉をすれば 「人は環境の子なり」
生徒の全てが いずれ プロのヴァイオリニストになって欲しいとは
誰も 望んでいないと思う
でも こうして ひとつのコトに 打ち込んで
その 楽しさ 辛さ を経験することは
人間として成長するのに すごいコヤシになると思う
ある生徒さんは 年末に 右手首を骨折したのに
9日間で 治して 本番には出たい!と
関係者を 嬉しいサプライズで 驚かせてくれたそうだ!
ナオポンは 体をいたわりながら
この活動を ますます がんばって欲しいな
今年の杣のテーマは 「がんばろう がんばらねば」 なんだけど
とても エネルギーをもらって スタートできました
とにかく みなさんに 感謝ハムニダの 1日でした!