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06. 12. 31

命がけのオミヤゲ

韓国に 出張へ行くとき
最も頭を 悩ますのが
現地で お世話になる方々への オミヤゲである!


これが 欧米であれば
ちょっと和風であれば 十分エキゾチックで
オリエンタルで ディープなインパクトがあるのだが・・・


韓国では 日本と文化が似ているし
流通のオカゲで さほど 「ニホンだぜ!」ってなものが
ナカナカ 見当たらないのである・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんな訳で 眉唾商事に問い合わせてみた


で 送られてきた 「韓国への最高のオミヤゲ」は こちら!

Pa0_0000


え? ただのマンジュウじゃないかって?


でも たぶん このマンジュウを 
オイシイと思って 食べてくれる韓国人は
豊臣秀吉や 伊藤博文を 愛するくらい 皆無だと思う!


何故ならば・・・


Photo_79


裏も 見てみましょうか?


Ura


ま 今年最後の 眉唾商事の オススメ品ですから
マニュアルに従って 韓国人に 「トゥセヨ!」 (お食べください!)と
差し出しましょう!


Pa0_0001_1


あ マニュアルの最後の 注意書きも 載せておきましょう!
「生命の保証は致しかねます」 だそうです!

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06. 12. 30

伽耶の国への憧憬

杣の一族は 山口県に本家がある
日本国内で 上位4万にも 入らぬ 特殊な苗字であるが
山口県の 電話帳には いくつも見つけるコトができる


山口と言えば そう 長州であり
会津出身の人には ナンダカ 後ろめたさを感じるほど
戊辰戦争の傷を 今だに ヒキズッテいる 殊勝な長州人である


さて 山口は 朝鮮半島に かなり近く 位置している
そこから発展した 杣の妄想に しばし お付き合いいただこう


・・・・・・・・・・・・・・・・・


朝鮮半島には かつて 伽耶(カヤ) という国があった
日本に仏教が伝わる ちょっと前の 西暦532年に
新羅によって 滅ぼされた 鉄の王国である


で その時 伽耶の国民は 多数 日本に逃れてきた
そう 九州北部や 山口あたりに・・・


つまり 漢字こそ 異なるものの
杣の祖先は この 伽耶の国から来たと 考えるのは
さほど 強引な論理ではないコトが お分かりだろう


Kayagum


韓国映画 「8月のクリスマス」を 初めて見た時
その中の  韓国語の響きに ビビビが走ったのは
恐らく 自分の中の 朝鮮のDNAが反応したと 信じきっている


韓国には 「伽耶琴」という 楽器が 今でも使用されている
ハン・ソッキュ主演の映画 「銀杏の寝台」にも 伽耶琴が出てくる


その他にも いまだに
伽耶山や 伽耶という地名は残っており
伽耶の名残は 随所に見られる
 

Kayasan


来年の5月の終わり
韓国は 大邱(テグ) という都市で
世界の調律師が集合する イベントが開催される


その時 大邱の近くにある 伽耶山を
是非 登ってみたいと思っている


更なる ビビビがあるのか
あるいは ただ息が切れて ゼーゼーするだけなのか 
今は まだ 分からない


Kaya


自分のルーツに 思いを馳せるなんざ
よくよく 年をとったもんだなーと
ちょっぴり ニガクて クスグッたい気分になる

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06. 12. 29

ゆるーい恐喝

Anshite


「ガオー! 通りたければ 金 よこせ!」


Shiheideonegai


「ただし 便秘になるから 紙幣にしろよ!」


仕方なく 
大切な ウルトラスーパーノートを
投げ込んできましたよ・・・ 

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06. 12. 28

晴れないメサイヤ

毎年 年末になると
日本では ベートーヴェンの 第九が演奏されるが
バロックの場合は ヘンデルの「メサイヤ」の仕事が増える


が 今年は ブッキングも手伝って
メサイヤは 三島の1回キリだった


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


メサイヤ全曲の仕事の時
普段とは 違ったテンションで ホールに向かう


全曲演奏の時は だいたい リハーサルが数日あり
そして 3時間の 本番を迎えるので
スズメバチの飛行のような 長時間耐久モードになる


この 耐久モードに 切り替わってる時
ホールまでの 道のりは 冬景色で
寒い会場でも 耐えられるようにと 厚着したりする・・・


なので 冬を感じると 
冬=メサイヤ 
というパブロフの犬のような 錯覚に陥るのだ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて 今になって
どうやら 大きな勘違いをしていたことに
気づいた


メサイヤの第2部の 「ハレルヤ」コーラスは 有名だが
杣は この部分を キリストの誕生だと思っていた
しかし 実際には キリストの復活を 祝した場面だった・・・


トホホである


・・・・・・・・・・・・・・・


ま これに気づいたのは もっと 大いなるトホホに因る


去年のメサイヤの 記事でも書いて
先月の ちいちゃんのコメントのレスにも
書いてしまったコトなのだが・・・


メサイヤ 第1部の12曲目に 
英語なら 「ワンダフル!」 と歌う箇所がある


この部分 中田羽後の邦訳では 
「不思議!」と訳していて それが不思議だ! なーんて
確信を持って ホザいていたのだが・・・


後輩が 邦訳の歌詞を 持ってきてくれ
「先輩 どこにも 『不思議!』なんて 書いてありませんよ!
 先輩の聞き間違えじゃないですか?」 と ニヤリと ノタマうではないか!


実際には・・・ ↓


Hushigi


ちいちゃんの言った通り 
「妙に奇しき=タエニクシキ」
となっているではないか・・・


たぶん 杣の英語能力だと 
「ワンダフル」 は 「不思議」 と翻訳し
「奇しき=クシキ」 を 「不思議」 と聞き間違えてしまったのだろう・・・ 


いやー ハヂカシー


これじゃ メサイヤの仕事が減っても
仕方なかとですたい・・・


でも いつだったか 覚えてないけれど
初めて聞いた 日本語のメサイヤでは
「不思議」って 歌っていた気がするんだけどな・・・  トホホ

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06. 12. 27

ミッションC:コンヴェルスムのクリスマス

杉並公会堂 グランサロン


Photo_75


前半は シュッツ
鍵盤楽器は ふいご屋の調律で
ポジティフオルガン


ピッチは440Hz で 音律はシャイデマン


Photo_76


後半は バッハ
鍵盤楽器は 杣の調律で
ジャーマン・チェンバロ


ピッチは415Hzで 音律は1/7


・・・・・・・・・・・・・・・・


合唱は 東京ハインリッヒ・シュッツ合唱団
演奏は コンヴェルスム・ムジクム


椅子が足りなくて 会場の中に入れなかったので
演奏は 聴けませんでした・・・トホホ
今年最後の コンサートも 無事(?)終了!


がしかし 明日から 来年のリハーサルが始まる!
朝6時に アジトを出発して
階段4階上げだ!  がんばるぞ!


関係者各位 お疲れサマンサでござった!
良いお年を お迎えくだされ!


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06. 12. 26

ブザマな調律

ピアノや チェンバロは
とても 調律しやすく 作られている


Hutuunocyouritu


しかし これが 足鍵盤となると・・・
普段 使わない筋肉を 総動員して
ブザマなカッコで 調律しなければいけない・・・


Tuning


あまりに 体のフシブシが
ツリそうになったので
最後は 諦めて 左手で調律せざるを得なかった・・・


Hidaritecyouritu


オマケに 弾いている途中に
メカニックのトラブルが 起きれば
更に 困難な体勢で 対処しなければ ならなくなる・・・


Cyousei


まあ それでも 調律できるだけ ありがたい


コンサートの休憩時間に 調律のチェックをしたくても
楽器が聴衆に占拠されてしまうと
右端の調律屋のように トホホな散歩を せざるを得ない・・・


Tohohonaore

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06. 12. 25

素敵なパソコン

中国語の キーボードって
どうやって 入力するのか
ずっと 不思議だった・・・


Cyunguku


パソコンは 計算も速くて
記憶力も メチャメチャ 良くて
賢いのだけれど・・・


一番 素敵だなと 思うのは
ボタン ひとつで 全ての記憶を
消去できてしまうコトだと 思う


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06. 12. 24

サンタの苦笑

Photo_72


我々は 赤くないほうが 困るんじゃがのう・・・

無灯火で 捕まるし・・・

さて みなの衆! いざ 出陣じゃ!


           by トナカイ労働組合 組合長  讃多黒主 

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06. 12. 23

次の次

次の 天皇誕生日は 2月23日


さて 次の 次の天皇誕生日は

12月1日 になるのだろうか

それとも・・・

Manju


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06. 12. 22

ミッションC  今年最後のアマデウス

市ケ谷 法政大学 ステラビアホール


ミッションC


フォルテピアノを演奏するのは 清水由紀子
今夜は 古楽研究会所蔵の ドゥルケンモデルで
モーツァルトの幻想曲を 高い集中力で演奏!


ミッションC


更に 管楽器が加わって
ピアノと管楽器のための五重奏曲を 聞けた!


バロック楽器も難しそうだが
クラシック楽器も かなり 難しそうだった・・・

 

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06. 12. 21

オイスターへの陰謀

巷では ノロウイルスなる
いかにも 弱そうな名前のウイルスが
大活躍しているらしい!


この脆弱な ネーミングが すこぶるトホホなのだが
その犯行が 凶暴であるというから 
そのギャップが 恐怖心を過剰に扇動している気がするのだが・・・


Noronoro


さて 報道によると 
この悪の根源が 何の根拠もないのに
「牡蠣」というから たまらない!


あの O-157の 冤罪で滅びかけた
カイワレ よろしく
牡蠣業界も 大打撃を受けているらしい!


Kakikaki


しかし 今回の冤罪牡蠣事件の 首謀者は 
簡単に 突き止めることができる!


そう 牡蠣好きの 犯行である!


牡蠣を 悪の枢軸にしてしまえば
白痴で メディア真理教の 信者達は
テレビの前で 牡蠣を嫌悪し 不買運動で 信仰心を発揮する


結果 牡蠣の価格は 暴落し・・・
オイスター好きの マイスターは
毎日 牡蠣三昧の 飽食の食卓を囲めるというスンポウだ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・


杣は 日頃から 手洗い ウガイを 放棄し
無数の雑菌を 体内で育成し 共存しているので
こうした バイキンに すこぶる強い!


まして テレビを棄て メディアへ背信した 棄教者であり
レバ刺しで 何度も死にかけても 学習しない 豊かな忘却力に恵まれ
毎晩 ジンロを1本使用して 内蔵をアルコール消毒している 人間である


この ノロウイルスと牡蠣の関係は
玉音であり 惨状山上の垂訓に 匹敵する!


というワケで 生牡蠣ばかり 食っているのだが
これで ノロウイルスに 感染するまでは
みなさん 安心して 牡蠣を 食いまくってください!


人体実験好きな 杣が 保証しまっせ!
今が 牡蠣を 食べまくる 絶好のチェンスです!
ただし アルコール消毒を 忘れずに!

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06. 12. 20

13年目の真実

サッカー Jリーグでは
浦和レッズが優勝して
さいたま市は 盛り上がっていた! 


Reds


93年に 発足した Jリーグ
当時 杣は 立川に住んでいて
テレビもあり Jリーグの試合を観戦していた


それまでの 日本の 社会人サッカーの 人気は すこぶる低く
「国立競技場での 決勝の試合を 見に来てくれ!」
と サンマが 切実に訴える 中吊りが 電車の中でヒラヒラしていたものだ


ところが Jリーグなるものが 発足すると
どこから 集めたのか 膨大なサポーターが スタジアムを埋め尽くし
信じられい光景と 嬉しさの記憶が ほのかに残っている


・・・・・・・・・・・・・・・・


発足当時 常に 最下位だったのが 浦和レッズだった
ちょっと 負けが続くと 「振り向けば レッズ」 と言われるほど
「最下位」の代名詞になっていた


そんなチームが 遂に 頂点にたった!


・・・・・・・・・・・・・・・・


そんな 祝賀ムードの 余韻が残る 浦和で
13年目にして 初めて知ったコトがある
大きな 垂れ幕を読んで 「マジ?」 と思ったコトだ


浦和レッズ は 
「浦和 レッド ダイヤモンズ」 というのが
正式な名称らしい・・・


知らなかった・・・


ずっと 
「浦和 レッズ ダイヤモンド」 だと 思っていた・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・


Jリーグが 誕生した 1993年
杣が 桐朋を辞め 独立した年でもある
あれから 13年が過ぎたのか・・・


そんな感慨に ふけりながら
駅前の銅像と ジャンケンをしてみた!
連戦連勝だった!


まだまだ ツイているようだ!


Syouri


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06. 12. 19

響の断層⑥ 音律と調律

古典音律を扱った 書物の多くは
たいてい 平均律を 悪の枢軸 呼ばわりして
純正な音程を 美化するニュアンスが 含まれています


これには いろいろな意見があって 当然と思います
しかし 数学上の音律は 
実際の 現場の音楽では 別のモノになってしまいます


タルトタタンは リンゴを使いますが
同じレシピで 同じ調理法をしても
紅玉と ジョナゴールドでは 違うモノになってしまいます


肉じゃがでも 同様で
男爵を使うか メークイーンを使うかで 結果は異なり
どちらが オイシイか 見極めて使用されていると思います


・・・・・・・・・・・・・


音律というのは あくまで 設計図に過ぎません
実際には 「調律」という作業によって
音楽の中で 使用されていきます


ドイツでも アメリカでも
同じ図面で スタインウェイピアノは 作られていますが
両者は 全く別の個性をもっています


同じ楽譜を見て ゴールドベルク変奏曲を弾いても
グールドと 鈴木では 
全く違う 音楽が紡がれます


音律は こうした 楽譜と同じように
あくまでも 設計図でしかないのです


・・・・・・・・・・・・・


実際に 様々な楽器を 
いろいろな音律で 調律してみますと
既成の古典音律賛美論の 大きな欠落部分を 発見できます


それは 楽器の音色です


結論から 言ってしまえば
チェンバロには 平均律が 全く似合わないし
ピアノに 純正音程のある 古典音律は 似合わないのです


音律は 楽器の持っている可能性を
一番引き出すものが 選択されるとき
最も 自然体で 美しく 鳴ってくれます


・・・・・・・・・・・・・・


もうひとつ 


実際の調律において
チェンバロ オルガン ピアノでは
オクターブの幅が 異なってます


現代のピアノですら 
家庭用の 背の低い アップライトと
コンサート用のグランドでは 平均律の うなりからして 異なってます


そして 同じピアノであっても
調律屋が 異なれば
調律の結果は 異なってしまうものなのです


・・・・・・・・・・・・


更に もうひとつ


アメリカ人に 日本の代表的な料理を 聞くと
スシ だの テンプラ だの スキヤキ
と 答えるかも知れません


しかし 実際 我々が 毎日の食卓で口にしているのは
納豆やら 味噌汁やら 漬物 そして ゴハン であって
日本でありながら パスタも ラーメンも 食べています


そう 代表的な イメージと
日々の カジュアルなものとでは
少なからず ギャップがあるものです


18世紀の 西洋音楽というと
コンサートで聴ける 教会音楽や 宮廷音楽だけでなく
庶民の 楽譜に残っていない 無数の音楽が あったのです


同じコトが 音律にも あてはまり
現在 残されている 名前のついた音律だけでなく
カジュアルな 無名の音律の上で 音楽が響いていたと思われます


そして そうした カジュアルな音律は
昔の調律の手順や 傾向を 実際に調律していく時
おぼろげながら 見えてくるような気がしています


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一般的には 純正の ウナラない音程は 「キレイ」で
ウナる音程は 「キタナイ」と 語られています
そうすると ビブラートは 汚いのでしょうか?


鍵盤楽器は 音の自由を 剥奪することによって
逆に ウナリ という 新しい個性を 手に入れたように思います


その ウナリを 排除するだけの考え方でなく
逆に そのペナルティを 生かすことが
調律屋の 大きな課題であり 可能性の領域だと思えてなりません


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なーんて 熱く語っちゃうと
自分の仕事に 余計なプレッシャーを かけちゃうので
まあ こんなトコに しておきましょう!


調律って 楽器のために
そして 最後は 音楽のために あるので
その為に これからも精進して参りまする!


で ちょっと長すぎる 連載の最後に
古典音律を 耳で試したい人のために
音符で 調律できるようにした表を 掲載しておきます!


・・・・・・・・・・・・・・・・・


ミーントーン
Minton


ヴェルクマイスター
Werk


キルンベルガー
Kirn


ヤング
Young

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06. 12. 18

響の断層⑤ 遥かなる響き

5度圏図は 響きのイメージが 湧くようになるまで
少し時間がかかります
なので こんな図を 作ってみました


(↓ 右クリック⇒リンクを開く)
Ekoru


この図は ひとつひとつの 和音が
純正から どれくらいズレているかを
視覚的に 観察しやすくした(つもりの)ものです


アルファベットの 大文字は 長和音で
小文字は 短和音です


主音の右が 属音の和音で 左が 下属音の和音です
ですので 主音の前後ふたつを見ると
合計6個の 長短の全ての和音が 観察できます 


マスの中の 中央の 点線が
ウナラない 純正な位置だと思ってください


ですので 中央の点線から 離れるほど
ウナっている とイメージしてください


・・・・・・・・・・・・・・


ミーントーン

1523


この音律は ウナラない 3度が
8個もありますが
全くつかえない オンチな音も入っています


「wolf」と書かれた 右下の5度は
一人で ボンテギを 36匹も 抱えています!


この 36匹の音程を オルガンで弾くと
「ヴォルルルル!」 と 狼の遠吠えのように 聞こえるので
「ウルフ」と言われています


そして この音律は
シャープと フラットが しっかり分かれてしまいます


今は ミのフラットと レのシャープは 
同じ鍵盤で ナンの違和感もありませんが
この音律では それが しっかり分かれてしまうのです


なので ミーントーンで 全ての調を弾くためには
こんな鍵盤が 必要になってしまいます

Chibikuro


↑は 1999年に 杣が作った 最初のチェンバロですが
1オクターブの中に 19もの鍵盤があります
ハッキリ言って 実用性は皆無です! トホホなデビュー作でした・・・


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ヴェルクマイスターⅢ

1691


キルンベルガーⅢ

1780


ヤングⅡ

1800


このあたりが 「古典調律」と名づけられて
比較的 ポピュラーに 使用されている音律です


大雑把に見てもらっても
上部の方が 比較的 ナダラカで
下部の方が トンガッているのが 分かると思います


昔の音律は このように 
調性が変わると 響きも変化するという特徴がありました


こうした 変化に富んだドレミを
バッハや ショパンは 耳にしながら
曲を 作っていました


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


平均律

19c


これが 現代の我々が 何気なく聞いているドレミです
全ての和音が 同じカッコをしているのが 分かると思います
よって どの調で弾いても 響きは オンナジに聞こえます


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


このような 調性の特徴を 言葉で残してる人もいます


マッテゾン
Mat


グレトリー
Gur

 

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06. 12. 17

響の断層④ ボンテギ配置

調律の世界では
倍音どうしが 「ハモった点」 にある時
「純正」 とか 「ピュア」 といいます


この 純正な音程だけで 調律ができれば
音の設計図は 必要なかったのですが
そうは トンヤが オロサナかったワケです


1オクターブの中には 
7個の白鍵と 5個の黒鍵があります
合計 12個の音が あります


5doken_1


音の設計図には 五度圏図というものを使います
時計の 12時が ドの音で
右に 5度ずつ ソ レ ラ ミ シ・・・ と 最後はドに戻ります


白鍵は 7つの音ですから 
とりあえず
7つの音だけ 調律してみましょう


まずは ドから ドミソを ピッタリに合わせます
そして ソから ソシレを ぴったりに合わせます
最後に ドから ドファラを ぴったり合わせます


Junseiritu


さて 上図の通り ドミソ ソシレ ファラド という
主軸になる 和音は ピッタリと 純正になったのですが
ラとレの間が 「どひゃー!」 となってしまいました!


「ドヒャー!」は 耳できくと
グワングワン ものすごく ふたつの音がズレていて
としお も アケミ も 驚くくらいオンチに聞こえます


この 「どひゃー!」 で グワングワンという 
ずれた音どうしの 「ゆらぎ」を 「うなり」 といいます
ウナリの無い状態が 「ピッタリ」 で 「純正」 で 「ハモった」 ことです


・・・・・・・・・・・・・・・


調律講座であれば ここから
純正3度を 得るために生ずる
ジントニック シントニック・コンマを説明するのですが・・・


あまりに 専門的な領域になり
たいして 面白くないので ここでは軽く いきましょう


ま 七つの 白鍵だけでも ウナらない音程で
調律ができないわけですから
12個の音になると もっと 無理がでてきます


上図の 「どひゃー!」には 22匹のボンテギがいると 想像してください
純正な3度のためには 4つの5度で 
この22匹のボンテギを 分け合わなくてはいけません


更に 12個の音ですと 
ウナらない5度と ウナラないオクターブの間には
24匹のボンテギが 発生してきます


一人で 20匹以上のボンテギを 担当すると
思わず ヘドが出てしまうので
これを いかに みんなで分け合うか・・・


これが 様々な音律の ボンテギ配置につながっていきます


しかし ボンテギの数を 見せられても
響のイメージは つきにくいので
視覚的に イメージしやすい図を 紹介することにしましょう!
 

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06. 12. 16

ミッションC 300年の凝縮

横浜 みなとみらい小ホール


ミッションC


左から 現代のピアノ  クリストフォりのピアノ
クラヴィコード そして チェンバロ


こうした楽器が 一同に集合して 聞くことができる・・・
考えてみると スゴく 恵まれた時代だな・・・
調律するほうは 大変なんですが・・・


ミッションC


そして このクリストフォリで
バロックから 古典派までの レパートリーを
演奏したのは 大塚直哉


普段 チェンバロ オルガン クラヴィコードを 演奏している彼が
この ピアノという楽器を 演奏することは
当時の 鍵盤演奏家と 同じショックと トキメキを 覚えたと 語ってくれました!


・・・・・・・・・・


しかし ピン板の裏に 弦が張ってあると
調律の 細かい調整が 思うようにいかず・・・
奮闘させられました


終わってから 聞いたのだけれど
どうやら 聴衆の中に 調律師協会の メンメンがいらしゃっていたらしく・・・
はぁ・・・ 狂いまくらなくて ヨカッタ

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06. 12. 15

響の断層③ 鍵盤の憂鬱

ワープロや パソコンの普及で
実際に 字を書く機会が メッキリ少なくなってしまった昨今ですが
手書きというのは 限りなく自由なものです


手書きでしたら 「あ」 に 「゛」 をつけたり
「ら」 に 「゜」をつけることも 可能です
どのように発音するかは 分かりませんが・・・


しかし キーボードは こうした表示が できません
あらかじめ インプットされた字しか 表示できないのです
そう キーボード(鍵盤)には 便利さと引き換えに 不自由さがあります


Arapagu


音は 本来 限りなく自由で
音の高さや 音色 強さなど
一定に保つのは よほどの技術か 装置がなければ困難なものです


ためしに チューニングメーターに 向かって
「ラー♪」と 声を伸ばしてみてください
針がブレることなく 安定させられる人は 天才です


そのくらい 自由奔放な音を 
強制的に 一定に 閉じ込めてしまったのが
鍵盤楽器なのです


鍵盤楽器は 他の旋律楽器などと違って
あらかじめ インプットした音程でしか 歌ってくれません
鍵盤楽器の音は 自由を剥奪され 窮屈に存在しています


自由で 気まぐれで 凶暴なネコのツメを切ろうと
愛猫を 押さえつけると 飼い主は 血まみれになります・・・
そして しばらくは 愛猫に 嫌われます・・・


同じように 自由な音を 
あらかじめ 整列させてしまった鍵盤楽器は
いくつもの音程の間で ジレンマを生じさせてしまったのです


・・・・・・・・・・・・・・・・


前回 紹介したように 
音程は 音の中の 倍音どうしが 「ハモッた!」
という「点」で 誕生してきたのですが・・・


鍵盤楽器では この 「ハモった点」だけでは
事前にインプットできないという ジレンマに陥りました


ひとつめのジレンマは
ハモった5度(ドとソのような距離) と
ハモった3度(ドとミのような距離) だけで 調律することは不可能なコトです!


ふたつめのジレンマは
ハモった5度だけで
ハモった オクターブを調律することは 不可能なコトです!


Oct


ちょっと 余談ですが オクターブの話をしてみましょう


「オクト」は ラテン語で 「8」を意味します
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド ←8個なので オクターブなんですね


タコは 8本の(オクト) 足(パス) で オクトパス


じゃ オクトーバーは なんで8月じゃないの? ってコトなんですが
これは 昔の暦が 3月から始まっていて 8番目だったのです


ちなみに杣少年は 1月 2月・・・ を 
「ジャニアリー」 だの 「フェブラリー」 だのと知らずに
英語では 「ワンムーン」 「ツームーン」と 本気で思っていました・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


てなワケで 鍵盤楽器には 
あらかじめ インプットされるべく
音の設計図が 必要になってきたわけです


これを 「音律」と いいます


音律は 古来より たっくさん設計されていますが
大きく フタツに分けるコトができます


① とにかく ハモった3度を ひとつ以上欲しい
② ハモった3度を 必要としない


ちなみに 現代 我々が耳にしている 
「平均律」という 音律では
ハモった3度も ハモった5度も 採用されていません! 

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06. 12. 14

響の断層② 一粒の音の中に

小さな 一粒の種の中には
あらかじめ ネッコや クキや 更に 葉や花の要素が
ぎっしりと 詰め込まれています


同じように 一粒の音の中には
あらかじめ ドレミの 全ての音が含まれています
前回 紹介した 「倍音」というカタチで 存在しています


Photo_71


具体的に 説明してみましょう


「ド」という音を出すと その中には
すでに ドミソ という音が 同時に鳴っていて
更に ほとんど聞き取りにくいのですが 他の音も 含まれています


これは 簡単な実験で 
誰もが 耳にプリズムをつけるコトができます


①左手で ピアノの 真ん中の 「ド」を 音がでないように 鍵盤を押します
②その状態のまま 右手で そのドより高い 「ミ」や「ソ」の鍵盤を 瞬間だけ叩きます
③すると 音のしていなかった「ド」の鍵盤は 「ミ」や「ソ」の音が 鳴っています


まあ 実験できない人も 多いかと思いますが
「ド」の中には ドドソドミソシドレミファ・・・という順番で
光の中の色が 一定のルールに基づいて 含まれています


これは ドに限らず ミでも ラのフラットでも
全ての音に 共通したルールです


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて こうして 一粒の音の中に
「倍音」というカタチで 様々な音が含まれているワケですが
実は この「倍音」がなければ 音階というのは 存在しませんでした


ある音と ある音が 同時に鳴って
それが 「ハモっている」とか 「音痴だ!」と 感じるのは
この 倍音どうしが ピッタリか ズレているかの 違いなのです


この 「ハモっている」感覚こそが
倍音によって いくつもの 音階が生まれる 大切な要素であって
ハモっている音を 順番に並べて ドレミが誕生しました


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて ここから ちょっとヤヤコシクなりますので
関心の無い方は 次の段落まで ハショって下さい


Baion


「共通倍音早見表」なるものを 作ってみました
(右クリック⇒リンクを開く)


左の縦の列が 鍵盤だと思って下さい

で 一番上の C(ド)という列を 横に見ていって下さい
2 とか 3 とか 数字が入っています
その数字の 上にある CとかGが 倍音の音名です


さて こんな観察を してみてください

Cの列を 横に見ていって 「3」のある縦の列を 下におりていってください
そこに「2」という数字が 初めて出てきます
その 「2」の列を 左になぞっていって下さい

すると G(ソ)という鍵盤に 辿り着くと思います


これは Cの3番目の倍音と Gの2番目の倍音が
同じ高さで 共通して存在しているコトを 示しています


同じように Cの4 は Fの3 と同じ位置ですし
Cの5 は Eの4 と同じ位置に 存在しています


これが 倍音と 倍音を利用して出来た 音階の配置の実態です
上部の「純正音程比」 という表の 数字は
倍音が 互いに接する数値でもあります


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて ハッショッた方々も 合流してもらいましょう


トシオが 「ドー♪」と 声を出して
アケミが 「ミー♪」と ハモる時
アケミは トシオの「ド」の中の 「ミ」の成分を 知らずに聞き取っています


それが ピッタリ同じ高さで 歌えると
アケミは 「ハモったわ!」と 感激でき
ずれていると 「オンチ!」と トシオに怒られます


ま そんなふうにして やっとこさ捕まえて ハモった音を
並べることで ドレミが誕生しました


ま マトメとして
一粒の音の中の ルールを持った倍音を 聞き分け
その 倍音を利用して ドレミが存在するというワケです!


では その ドレミは どのような関係で
鍵盤の上に 存在しているのでしょうか?
次は その設計図を 紹介してみたいと思います


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06. 12. 13

響の断層① 耳のプリズム

光の中には たくさんの色が あります


例え その光が 透明であっても
たくさんの色が重なって 透明になっています


我々は 虹を見るとき
その透明の中の たくさんの色に 出会うことができます


Niji060708


実は 「音」の中にも 光と同じように
たくさんの 色が含まれています
その 音の中の色は 「倍音」という名前がついています


調律という作業は
「音の高さを合わせるコト」 と
「響を創る」 というフタツの結果を生み出します


そして この調律という作業は
必ず フタツ以上の音を出して
それぞれの光の中の色(倍音)を 同じにしたり ズラしたりしています


Prizm


調律を始める時 最初に訓練するのは
この 光の中の色を 聞き分けるコトです


耳にプリズムがつくまで 
透明な光の中の 様々な色を 聞き分け
自在に操れるように ただただ 特訓します


そして 同じ色を感じて それを重ねることが できるようになると
今度は それを 少しずつ ズラして
ぼかしたり にじませたりします


そうやって ドレミの音階を ピアノ全体に散りばめ
そうやって ピアノの響を 創っていきます


Nijiwotukamaeta


さて 今回のテーマは 「音律」です
音律というのは ドレミ という 「音階の設計図」 のコトです


現代の 我々が 普通に聞いている ドレミと
ショパンが バッハが 耳にしていた ドレミは
実は 異なるものなのです!


では それぞれの時代の ドレミが どのようなものだったのか
そして それらは 楽器や作曲に どのような影響を 与えたのか
更に 「音律」と 実際の「調律」という関係を 紹介していきましょう


どこまで イメージしやすく説明できるか 甚だ不安でありますが
筆者の力不足を 読者の想像力で 補っていただければ
これ幸いなり!

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ななまん

久しぶりに パソコンを開いてみると
アクセスが 7万を超えていた・・・
いやはや 感謝ハムニダ!


で 今夜から 440との約束を果たすべく
「音律」について 連載をしてみたいと思う


いずれ ピアノ技術者専門の ブログを作って
そちらで 詳しく取り上げるが
ここでは 一般の人にも 理解してもらえるように 試みてみる


「調律屋」 というと
調律という 「音を合わせる仕事」 だけを 連想されてしまうが
実際は 実に多岐に及んでいる


音を合わせる作業は 床屋みたいなもので
伸びてくる髪を 定期的に カットする程度のものである


それ以外にも 外科のような作業や
整体のような作業も カウンセラーのような作業と
楽器の健康管理を 全て扱っている


で その音を合わせる作業すら
設計図があって 昔から 様々な ドレミがあるのだから
面白くて たまらない!


その 昔からの 様々なドレミの 設計図を 「音律」といい
一般的に出回っている 常識から
実際に体験を通して 見えてきた実態を 扱ってみたい


とりあえず これは 前置きで
コメントのレスと 連載の開始は 夕方くらいに始めるぜよ!
ほんでは ちょいと 行って気やす!


いつも アクセス カムサハムニダ!

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06. 12. 12

馬鹿は風邪をひかない ⑤

新たな 人体実験は
そのまま 最後の人体実験に なってしまいました
かように申しましても 別に 死んだわけでは ございません


リンゴの次に 試した実験が 功を奏し
1年間 飲み続けて 遂に 風邪をひかなかったのであります


普通なら そのまま 飲み続けることでございませう
そこは 杣 
実験の結果が分かってしまったら もう面白くないのであります


1年間 飲み続けて 自分の体質に合っていることが
判明してしまうと プッツリと 飲むのをやめてしまったのです


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しかし 飲まなくとも 風邪をひかない状態で
数年が 経過してしまいますと
逆に不安になってくるものであります


あの 風邪をひかなかった1年は
偶然ではなかったのだろうか・・・
今もって 飲まずとも 風邪には見舞われないではないか・・・


そうなってくると いてもたっても 居られず
風邪をひきそうな ギリギリのコトを
密やかに 人体実験と称して 開始するのであります


そんでもって 風邪をひきそうになると
慌てて アメリカの 風邪薬というディフェンダーを飲み
風邪の間際で 食い止める という繰り返し・・・


Hanajiru


アメリカから帰国して 1年間 飲み続けたのは
「まずーい もう一杯!」 の青汁でありました
当然 杣の味覚の領域の中では 「うまい!」に 入るシロモノであります


出張などで 冷凍の青汁を 携帯できない時には
粉末の青汁で代用し
とにかく 1年間 1日も欠かさず 飲み続けたワケでございます


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さて 表題の 「馬鹿は風邪をひかない」 でありますが
これは 真理であると 思われます


馬鹿の中には 「信じやすい」 という特徴があります 
この タグイマレな 何の根拠も無いのに
信じきるエネルギーは なかなか どうして 侮れないのであります


ただ 一般的には 「信じやすい」 のではなく
「思い込みが 激しい」 と解釈されていますが・・・


杣は リンゴを信じ そして 青汁を信仰した・・・
そうした 実験を通して ついに
「自分は風邪をひかないんじゃ!」 と思い込んでしまったワケであります


つまるところ 杣にとっては
リンゴでも 青汁でも クサヤでも ボンテギでも
ナンでも 良かったのであります


・・・・・・・・・・・・・・・・


「自信」 とは 他人との相対関係において
優越なるものを 自負することではなく
劣等たるものを 卑下するものでも ございません


ただ 「自分を信じること」 ・・・たった それだけのコトでございます


・・・・・・・・・・・・・・・


さて 遠くない将来 杣も 風邪をひくかも 知れませぬ
その時は 間違いなく 「自信」を喪失し
「自分は馬鹿でなく 天才だ!」 などと 勘違いした時であります


そんな折には 耳元で優しく 囁いて下さいまし
「あれ? 大いなる馬鹿じゃ なかったの?」 と・・・


ま そうなる前に 姑息にも タイレノールを飲み
「これは 風邪ではない 鼻炎である」 などと
弁解を羅列し続ける ことでせう・・・ウヒヒヒヒ   


♪最後に愛は勝つー♪ じゃなかった・・・ 完

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06. 12. 11

湘南地区研究会

厚木 文化会館


湘南地区研究会


日本ピアノ調律師協会
湘南地区の 研修会


「スタインウェイの秘密 構造と実践」
講師:常見保夫
使用ピアノ:スタインウェイD-274


うーん 微妙ですね・・・


知らないコトは いろいろあるのだけれど
このテの講習会で 得たいのは
知識ではなくって トキメキなんだよね


よっしゃ 明日からの仕事も がんばろう!って
そういう気持ちに なりたかったんだけれど・・・
まあ 自分が悪いのかな・・・

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06. 12. 10

ミッションC 超多忙の時期

長野 須坂 メセナホール


ミッションC


すざかバッハの会主催のレクチャーコンサート
礒山雅を講師に迎えて 2年がかりの 計12回に及ぶイベント!
ピアノ:小倉貴久子  ヴァイオリン:桐山建志


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この すざかバッハの会の イベントでは
モーツァルトの 音楽家としての部分だけでなく 
人間として その生涯を 詳細に紹介している


プロジェクターや 音源を用い
実に興味深く 面白い内容だった!
磯山の 知性とユーモアに富んだ噺が とにかく魅力的であった!


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今回は 「天才の飛翔-超多忙の時期」 と題して
アマデウスが フリーメーソンに加入した時期を 取り上げていた


そしてコンサートで 演奏していた両者も 
当時のモーツァルトよろしく 超多忙な お二人!


しかし 楽器を持つと 疲れも見せず
あっという間に 音楽モードに 切り替わり
とても 楽しそうに 充実した演奏を 紡ぎだす!


今年最後のモーツァルト
思えば 今年最初のミッションも 小倉貴久子の モーツァルトだった!
おかげで モーツァルト嫌いの杣も かなり悔い改めました・・・


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そして メセナホールの スタッフの方々に 感謝である!
搬入搬出 そして 温度やら照明で
とても 献身的に やわらかく対応していただきました!


気持ちよく コンサートの本番を迎える時
いつも こうした 裏方の配慮が 大きく貢献してくれる!
おかげで 良いコンディションで 楽器も喜んでいました!

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06. 12. 09

馬鹿は風邪をひかない ④

アメリカでは 知人の知人の マンションを借りて
ホテル代を浮かし 往復5万円の 航空券のみで
安く 滞在する作戦でありました


1720年に クリストフォリが製作した 世界最古のピアノを 見たい!
更に スタインウェイで 
当時 モーレツに興味のあった エセックスなるピアノを 見たい!


それだけに 的を絞っていたのですが
風邪のため ダウンしてしまったのですから 情けない!
寝るだけの旅なんぞ それは それで 贅沢でもありますが・・・


そんな杣を見かねて 知人の知人が 
アメリカの風邪薬を 持ってきてくれたのであります


Kazeyosaraba


知人の知人 曰く
「アメリカ人は 体がデカイから アメリカの風邪薬は
 短足巨頭の日本人には よく効くのよ!」


伝統的で 典型的な 日本人の体格を 体言している杣は
「本当かな?」 と 怪しんだものの
人体実験は 大好きでありますから 早速 飲んでみました!


知人の知人 曰く
「4時間は ばっちり効くけど 4時間過ぎると 元通りになるから
 4時間後には また飲むのよ!」


あれまあ
さっきまでの 朦朦たる体調が 嘘のように完治しているではないか!
ルルだの ララだのが まるで ワカモトのように思えてきてしまった・・・


で 4時間経つと 予言通り ルルでも ララでも すがりたくなる廃人状態・・・


これって・・・ まさか・・・ 麻薬?
こうやって 麻薬常習犯に なってしまうのかな・・・
それくらい 劇的な効果が約束されている 媚薬


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まあ そんな訳で 風邪を治すのでなく
風邪の症状を とりあえず4時間は 押さえ込む
完璧なディフェンダーと 出会えたワケであります


その後 この薬は 韓国にもあることが判明!
杣のアジトには 常時 
スクランブル態勢で 配備されておるワケでございます


Kamsahamnida


さて 帰国後
リンゴはアテにならないと 風邪をリンゴの責任にし
新たな 人体実験を 試み始めるのでありました


・・・またもや お時間がきてしまったやうです
続かせていただきますとも!


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06. 12. 08

ミッションC ホットでフレッシュ

静岡 AOI講堂


ミッションC


午前中は 地元の小学生のための 
アウトリーチ・コンサート
こうした活動は とても貴重です!


夜からは 静岡文化芸術大学 主催
「ベートーヴェンのアンサンブル」の プレイベント
ワルターのピアノを弾くのは 小倉貴久子


静岡公演は 来年の2月8日 19時開演 (於:静岡音楽館AOI)
フォルテピアノと 小さなアンサンブルで
ベートーヴェンの 交響曲が聞けるというから 楽しみだ!


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調律屋という 仕事柄
音楽業界の 様々な分野の人々と
一緒に仕事を することが多い


一言で 「コンサート」と言っても
その裏には 実に たくさんの人々の ハタラキがあって
それは 想像以上に 多岐にわたっている


今回 一緒に仕事をしたのは
静岡文化芸術大学の 講師と学生達
アートマネージメント という分野を 勉強しているらしい


どの仕事も 楽チンでは ないだろうけれど
だから 面白いのかも知れない!
お互い がんばっていこう!


 

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06. 12. 07

馬鹿は風邪をひかない ③

さて 毎日毎日 リンゴを食しておりますと
様々な空想が 浮かんでくるのでありました


イヴは 善悪を知る実を 食したが為に 楽園を追放されたのではなく
初めてリンゴを食し 腹を壊して 楽園の外に 用を足しに行き
そのまま 地図を読めない女よろしく 帰って来れなかったのでは・・・


ニュートンは リンゴが落ちるのを見て 引力を発見したというが
実は 食べようとしたリンゴを 落としてしまい
悔しくて 悔しくて 誰かに責任転嫁を企て 引力を発見したのでは なかろうか・・・


そんな 馬鹿な妄想を逞しくしていましたが
なるほど 確かに 風邪は ひかないのであります!
これで 上半身を鍛えれば ボート作戦も 決行できるかも!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


余談ですが・・・ 
ある男が ギックリ腰になったのは
ボートを張り切って 漕ぎ過ぎたせいだそうです


10月18日といえば あるヴァイオリニストの誕生日でありますが
それとは 全く関係無く 彼は小田原城の お堀で
全速 全身 全霊を込め オールを漕いでおりました


平日の午後 男独りで 漕ぐボートなのですが
たまたま 妙齢で端麗な婦女が 2名
近くで ボートに乗っていたワケであります


彼は このシチュエーションで フェロモンを散布するためには
凄いスピードでボートを漕ぐ男 を演出するしかない と信じ込み 
婦女ボートの周辺を 何度も 全速力で 行ったり来たりしてみせたのです・・・


がしかし 婦女らには シカトされ
約束の1時間になって 船着場で 立ち上がろうとした時・・・
初めて 進化論を逆行する 己の腰の状況を 悟ったというらしい・・・


ま 誰の話かなんて 野暮なコトは申しません
御想像に お任せいたしますがね


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731部隊の残党の気分で
自ら 人体実験を続けていた杣でありますが・・・ 6ヶ月後
アメリカ行きの寸前 ついに 風邪をひいてしまったワケであります


原因は覚えていないのですが
これで ハッキリと言えるのは
リンゴを食し続けたところで 風邪はひく ということでありましょう


がしかし アメリカで 思いがけない出会いがあったのです
新たな人体実験と共に アメリカで仕入れたブツが
現在まで 風邪をひかない秘訣とも いえましょう


・・・そんな訳で お時間が来てしまいました
続かせていただきますとも!

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06. 12. 06

ミッションC 円い音 渦の音

新宿 新国立劇場


12061


西暦2000年 宇宙飛行士 毛利衛は
スペースシャトルに乗って オーロラをくぐった時
バッハと雅楽が 同時に聞こえるという体験をした と語る


その時の 体験を 再現すべく
武久源造による バッハのシャコンヌと
中村仁美らによる 雅楽の越天楽が 演奏される 


12062


後半は 毛利衛の マクロな世界と
須藤斎の ミクロな世界が 融合し
宇宙についての対談が 展開していく


そして 巨大なスクリーンに 映し出された
毛利が録画してきた 宇宙と地球を背景に
武久と 雅楽の 即興演奏が もうひとつの宇宙を瞬かせる


音楽という 見えない宇宙
その 即興演奏は 感動的だった!


12063


今回のミッションでは 武久所蔵の 
足鍵盤付チェンバロが登場した


劇場への 搬入搬出には
ホールサイドの 大勢のスタッフが
積極的 かつ 慎重に 手伝ってくれたのです・・・ウルウル


物質としての ミクロやマクロの宇宙
一般庶民としての 我々には
そうしたものは イメージの領域を 出ることはない


でも 時々 こうした 人々の親切に 包まれた時
心の中の 無限の宇宙を 確かに 感じることができる

人間の中の 見えない宇宙に 温められた1日だった 

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06. 12. 05

馬鹿は風邪をひかない ②

アメリカに行く 半年前 といいますと
2000年の夏になりますからに
杣が テクテク 東海道を 歩いていた頃であります


ただ 14日間 歩くだけの旅をするというコト自体が
すでに 馬鹿の権化 馬鹿の象徴であります


で 旅を終えて 帰ってくると
次は 京都から ゴムボートを漕いで 江戸に帰ってこよう
と 途方も無いコトを 思いつき ハリキリ始めたワケであります


ま このゴムボート作戦は 
釣具屋で コンドームメーカーの ゴムボートを購入する寸前
ベクトルが韓国に向いてしまい 頓挫してしまいましたが・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて 海原を 漕ぎ続けるというのは
ナニより 強靭な体力が 必要であります


というより 図工 体育 音楽 だけで
成績の均衡を保ってきた 杣でしたが
実は 泳げないのであります! カナヅチなのであります!


ですから この作戦が いかに ワクワクドキドキ していたか
容易に 想像がつくと思います


まさに 命を賭けた作戦なのであります!
それは 「風船おじさん」に 劣るとも勝らないのですが・・・
(ちなみに 風船おじさんも 調律師でした・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


で まず 風邪をひかないようにしよう! と 心に誓ってみました・・・


それで 風邪をひかないように する為には
どんな努力が 必要なのだろうか・・・
杣なりに それなりに 熟考したワケであります


で ハタと 思いついた格言


「 1日 1個のリンゴは 医者を遠ざける 」


そうだ! 毎日 リンゴを食べれば 良いのだ!
簡単じゃないか! そうだ リンゴだ!


てなワケで 自分のアイデアに 酔いしれ
翌日から せっせと 毎日 リンゴを食べ始めたのであります
人体実験の 開始であります


Ringowokuou


しかし 毎日リンゴを食べるのは 意外に大変でした


買い置きが 無くなったことを忘れて 帰宅した夜なぞ
コンビニには ありませぬから はるばる遠方まで ドライブして
深夜営業のスーパーに行ったことも しばしば


最初は リンゴの皮を剥いていたのですが
リンゴの 一番おいしくて 一番簡単な 食し方は
芯抜き器で 芯をとり 皮ごと ガブリとやる方法でありました


ええ ええ 今でも リンゴは好物です
念のため 申し添えておきますが
あらゆる種類の中で 杣は“紅玉”が 大好物であります


別に 他意はありませぬが
更に付け加えるとしたら 誕生日の前後半年間は
いつでも プレゼントの受付は 可能な状態でありますので ハイ


どうぞ 遠慮なさらずに!


・・・どうやら お時間が来てしまいました
続かせていただきますとも!

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06. 12. 04

馬鹿は風邪をひかない ①

杣は 母校の非常勤講師をやっていた頃
「大いなる馬鹿」 と 聞こえるように 囁かれていた
この蔑称は・・・ けっこう気に入っている ウフフ


馬鹿と煙は 高い所が好き
馬鹿につける薬は 無い
馬鹿は 死んでも治らない


かように 古来より 馬鹿モノは 愛されてきたワケですが
ほとんどの 馬鹿に関するコトワザは 
杣に あてはまってしまうのが 不思議であります


その中でも 「馬鹿は風邪をひかない」
これなんぞは 杣に完全に 当てはまる訳でありまして・・・


もう こうなってくると 生粋の馬鹿
由緒正しき馬鹿  血統書付きの馬鹿
馬鹿の殿堂  馬鹿のデモクラシー と言っても 過言では ありませぬ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


杣が 最後に風邪をひいたのは 2001年の2月
かように 鮮明に記憶しているのには 理由があります
大嫌いな アメリカに 旅だっていたのであります


アメリカに行く前日 静岡は袋井で コンサートをしており
すでに風邪をひいていて・・・ 
なんと 調律を スタッフに代行してもらったのであります!


右手首を骨折していても 本番の調律は 自分でやりたがる
調律馬鹿の杣が 代理を頼むほど 
熱 鼻水 頭痛 喉の痛みに サイナマレていたのであります!


で 飛行機に乗って 更に症状は 悪化の一途を辿り
ニューヨークに着いたら 寝込んでしまったのであります


大嫌いな アメリカに 行きたかったのは 
ただ メトロポリタン博物館の クリストフォリのピアノを
見たかった・・・ それだけなんですが・・・


Metoro


( 余談ですが 帰りの飛行機から見えた
  ノッポビルの名前を 知ることになったのは 
  半年後の 9月11日 ビンラディンの おかげであります ) 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて それ以来 風邪をひかなくなったのは
アメリカに行ってから 馬鹿になった ・・・わけではなく
新たな 人体実験を 開始したからであります


“新たな人体実験” ということは
当然 それまでにも 自分の体で
実験をしていたわけでございますが・・・


・・・そろそろ お時間が 来てしまいました
続かせていただきますとも!


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06. 12. 03

ピアノを造っていた頃

いつか ちゃんと連載する 予定なんだけれど
なかなか 文章を したためる時間が 無い


杣は 調律学校を卒業して
浜松の 大橋ピアノ研究所 という製作所で
2年間ほど ピアノ製作の 修行をしていた


Ohhashi


5人の職人達は 大正生まれの ロートル ベテランばかりで
杣は とにかく 力仕事が必要な時には
いろいろな部署から 呼びつけられ 手伝わされていた


基本的には 弦を張る工程の前後を 担当していた


2_2


月に 12台くらいの アップライトを製作し
夏と冬には グランドピアノを 製作していた


わずか 6人の 手作りのピアノ工場


杣が この工場を卒業して 僅かヒトツキ後 
社長が 入院してしまい 
半年後には 他界してしまった・・・


大橋ピアノは 今はもう無い


日本の 手作りピアノの 最後の最後に
たまたま 杣は 研究生として もぐりこむことができた
そして その経験が 今 どれだけ 財産になっているか・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・


学生時代には
宇都宮の イースタイン というメーカーに見学に行ったり
夏休みには 浜松のクロイッツェルに 体験入門させてもらったりした


ピアノ製作に 携われた ギリギリの時代だった


ピアノ大国 日本も 
また 新たな展開をしていくのだろう


大きなメーカーには 出来ないコトを
小さなメーカーが 補って
そうやって とれていたバランスも 今は昔


オーハシで 最初の一歩を 踏み出したせいなのか・・・
自分は いつまでも マイナーでいたいと思う
小さくても やりたいコトを やれるスタンスで いたいと思う


それは お金や 名声では 決してなびかない
ロートル ベテラン達が 常にこだわっていたことだった


製作現場の オーハシは 無くなったが
ピアノは 今でも存在する
そして オーハシの精神も 今でも 存在している

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06. 12. 02

ミッションR:ピアノぴあ収録

さいたま芸術劇場


ミッションR:ピアノぴあ収録


NHKの番組 「ピアノぴあ」の収録

モーツァルトのピアノ協奏曲を 3曲
エマニエルの ピアノ&チェンバロ協奏曲を 1曲
すべて ひとつの楽章だけですが 4日分 撮ってきました!


まあ テレビの収録は 微妙ですわ・・・
音楽が欲しいというより 
音楽している映像だけ 欲しい連中ですから


照明を あてられると 28℃のステージ
さっきまで 21℃だったのに・・・
7℃差ってね・・・ 調律 やったふりだけ してきましたよ・・・ トホホ


そんな 非音楽的環境でも 
演奏家達は しっかり楽しんでおりました!
さすがで あります!


ピアノフォルテは 小倉貴久子  チェンバロは 広沢麻美
オケのコンマスは 桐山建志 という豪華な顔ぶれ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ピアノぴあ」 って 10分間の番組だそうで
放映は 4曲が 4日間に分けられるそうです


そんな中 あるヴァイオリニストは 
1曲ごとに ネクタイを変え 
まるで 別々の日に演奏しているようでした!


さあ それは 誰でしょうか?


2月に放映されるそうですが 詳細は よく分かりません
ちなみに 衛星放送だそうです (衛星放送って いろいろあるみたいです・・・)
どうせ 杣は テレビが無いので 見ることできませんし・・・


Kakushimaiku


こんな 隠しマイクも セッティングされてしまいました・・・
果たして 放送では バレないのでしょうか? 
ピアノの中が アップで映ったら よーく見てやって下さいな!


どーでも いいことなんだけれど・・・
衛星放送って 宇宙の衛星で 放送してるもんだと
ずっと 思ってました・・・ (毛利衛に 笑われそうだ)

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06. 12. 01

磯野家の人気

磯野家の人気

なんと 人気投票で 1位を獲得したのは
ワカメちゃんだった!

ファンクラブは 全国区!

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