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06. 09. 30

ねみーニャー

Photo_50


猫背 猫舌 猫かぶり


気まぐれ 我がまま


好奇心が湧くと ガゼン熱中するが・・・ すぐ 飽きる


ズルそうな顔して 実は小心者


束縛を嫌うのに 大きな変化には弱い


嫌いだった猫が 好きになったのは
こうした 猫の特徴が 自分に そっくりなんだと
悟った時だった・・・


悟ったのはいいが ますます 猫に近くなっている 今日この頃・・・


夜は眠れないくせに


昼間は やたら 眠くなる・・・


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06. 09. 29

ミッションC:何でも1番!

上野 東京文化会館


武久源造と コンヴェルスム・ムジクムによる (以下 略して 武コン)
モーツァルト・プログラム
それも 「1番の曲」を 集めてのコンサートだ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


武コンの舞台は めまぐるしく 変化する!
編成や 曲ごとの イメージに合わせ 
山川節子の サウンドチェックによって 決定していく


なので リハの時間の かなりの部分を
舞台の位置決めに費やし バランスのとれた
納得のいく響で 聴衆が楽しめるようにと 試行錯誤が繰り返される!


今回は 前半3曲 後半2曲
合計 5回の舞台が 転換された!


交響曲1番 (チェンバロは 屋根を外して 指揮者位置)
Photo_45


ピアノ協奏曲1番 (チェンバロは 屋根をつけて ソリスト位置)
Photo_46


ヴァイオリン協奏曲1番 (チェンバロはひっこみ ヴァイオリンがソリスト位置)
Photo_47


ケッヘル1番 作品1番 (チェンバロは 屋根をつけて 室内楽位置)
Photo_48


ピアノ協奏曲2番 (チェンバロは 屋根を外して 指揮者位置)
Photo_49


こういう 舞台転換を バミり 実行するのも
調律屋と スタッフ達の仕事になる
実際のイメージを 記憶するためにも 写真にも記録しておく


バミりは 冒頭の曲と 休憩後の最初の曲は
比較的 目立たない色のテープを使う
配置転換の時間が 十分 確保できるからだ


しかし プログラム中の転換は 目立つ色のテープを使う
少ない時間で 確実に 目的の位置を 見つけなければいけない
今夜のように テープの種類が少ないと ・・・トホホである!


こんな バミり図を リハを見ながら 書いている
Mozart


今回は 最後の曲の 楽器の位置が 
基本的に 最初の曲と同じになってしまった為
黒テープで合わせなければいけない・・・ という失態をしてしまった!


ま 杣を除く二人のスタッフは 優秀だったので
そんなコト へっちゃらで スマートに転換していた!
杣は 調律よりも この楽器移動で 頭はパニクっていた!


1番を 集めたコンサートは
ステージ転換の 慌しさも
1番だった・・・

 

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06. 09. 28

イニシャルチェンジ

秘密工作員が 本部に提出するレポートは
当然 全て暗号である


杣が 報告書に使っている暗号の種類は
Foramite Angou Cyotto Kakkoiine である
(注:略さないこと!)


そして 人名に関しては 
解読難易度を 高めるため
更に 複雑にしなければならない


それは イニシャルチェンジ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


しかし 時々 ふと思うコトがある
このイニシャルチェンジをしてみると
より その人の 本質が露呈してしまうのだ!


イニシャルチェンジとは 
苗字と 名前の 最初の一文字を 交換する
という簡単なモノだ

早速 その実例を 挙げてみよう!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コイズミ ジュンイチロウ → ジュイズミ コンイチロウ
(解説) コンイチロウで分かるように キツネのDNAが濃い

アベ シンゾウ → シベ アンゾウ
(解説) アンパンマンのDNAが濃い


ま このように 性格や 顔つきの要因が 
イニシャルチェンジすることによって より明確になるのである!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて 身近な人々で 試してみた


○ゲケヒサ タンゾウ
○ヨタナベ ワシオ
やっぱり こういうお方は 威厳がある訳である! 名前まで威張っているようだ!


○マズキ スサアキ
○シカノ ナンイチロウ
ちょっと こう ナンというか そのー 弱そうである・・・


外国人は どうだろう・・・


○ビサマ オンラディン
○ブージ ジョッシ
これじゃテロを防げないハズである! 名前で負けている!


○グレン グールド
○ウィリアム ウィリアムズ
うーん 面白みに欠けるな・・・


じゃ 後輩なんかは どうだろうか・・・


○トセ イモコ
○ユジクラ フースケ
後が怖いから あえてナニも言えない・・・ プププ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


このように その人の本性は
イニシャルチェンジで バッチリ見えてくるものなのだ!
これは 動物占いや 血液型より すごい!


あ そういえば 杣は子供の頃
彼の名を 名前と苗字だと 信じて疑わなかった・・・


イエス キリスト

 

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06. 09. 27

金魚の気持ち

小学校5年生の頃だったと思う
林間学校 とかいう 学校の行事があった
バスに乗って タカハギダイシンエン とかいうトコに行った


クラスの連中と お泊り会ができるというのは
あの当時は とても トキメク 大イベントだった


幼年性アルツハイマーだった 杣少年が
そのイベントで 覚えていることといえば・・・
たった ひとつの出来事だけである


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なんだか よく覚えていないのだが
両生類のようなモノが たくさんいる施設に
見学に行った


で そこに オオサンショウウオがいた


小学生の 目線より 低い位置に
オオサンショウウオの 水槽があって
上から 手を出せば 触ることができた


でも 先生は
「触ってはいけませんよー」って
注意していたことも 一応 覚えている


しかし 小学生5年生なんて イタズラざかり!
先生に見つからないように 上から そーっと
ナデナデしては 「ウェー 気持ちわりー!」とか はしゃいでいた


杣少年は 全ての水槽に
オオサンショウウオと一緒に 
金魚がいるコトを 発見した!


別に 「発見した!」と 大げさに言うほどのコトもなく
誰にでも 見えていたんだけどね・・・


で 杣少年は 考えた
・・・この金魚は きっと 
オオサンショウウオの ゴハンに違いない!


当時から 自分の推理に 酔いしれる杣少年は
さっそく オオサンショウウオの 目の前で
自分の指を 金魚のように クネクネ 動かしてみた・・・


ガブッ!


アハハハ! 
オオサンショウウオが釣れた!
なーんて 笑っていられたのは 一瞬だけ!


なんと オオサンショウウオには 歯があった・・・


杣少年の指からは 流血し
水槽が みるみる 濁っていく!
「先生! 噛まれました!」


正直言って 泣きたいくらい 痛かったのだが
なんせ クラスの連中と 一緒である!
ぐっと ガマンして 先生に助けを求めた!


「だから 手を入れちゃダメって 言ったでしょ!」
(先生は 触っちゃダメって 言っただけじゃん!
 触ってないのに 噛まれたんだもん・・・) なんてコトは 言えるわけない・・・


そこから 施設の人も 先生も オオワラワ!
なんだか保健室のようなトコへ 連れていかれ
包帯まで 巻かれてしまった・・・


当時の杣少年は 絆創膏とか
包帯というのが 何故か カッッチョ良く思っていて
ちょっと 誇らしげな気分で クラスの連中と合流した


「おー 杣 カッチョエーじゃん!」
『すげー こいつ 包帯してるじゃん!」
もう 痛さも吹っ飛んで 杣少年は 御機嫌だった!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Photo_44


先日 トモちゃんが メールをくれた時
添付されていた 写真である


中年性アルツハイマー 真っ盛りの杣は・・・
「これ タモリだっけ? イモリだっけ?」
『・・・ヤモリです』


両生類を見ると
今でも 金魚になった指の痛みを 思い出す・・・


 

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06. 09. 26

chikakoからのリクエスト

さて 最近 毎日コメントをしてくれる
chikakoの タッテの願いに応じて

・・・仕方ない ポシンタンを 紹介してしまおう!


犬肉を使った 補身湯(ポシンタン)や 栄養湯(ヨンヤンタン)は
こんな感じです

Photo_61


ネギなどと一緒に 蒸すだけの料理もあります

Photo_62


で どこから犬を連れてくるかという質問でしたね・・・
以下のサイトを しっかり御覧あそばせ


画像だけのものもあります

映像もあります


(出典元)
菜食のススメの中の
映像がとらえたトサツのシーン


ま 何でも食べられる ゲテモノ好きの chikakoなので
この映像を見たら ますます 食欲増進!
食欲の秋を 謳歌することだろう! 


北の国で着ていた 毛皮の元
chikakoへ プレゼントしちゃおう!


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06. 09. 25

意識の跳躍

仕事の移動中
昼食に立ち寄った 食堂で
杣は 慌てて 便所に駆け込む


マッハで TOTOに 腰をかけ
ふう と 制限時間ギリギリに 間に合ったことを
神に感謝し 胸の前で十字を切り 安堵し 至福のハバカリタイムを 堪能する・・・


Photo_43


ふと ドアに書いてある 注意書きに
視線が止まり
「ウーム そんなオバカがいるのだろうか」 と推理を開始する


短時間で 様々な推理が 成立し
自分は 天才ではないかと うぬぼれた頃
そうそう こういうのは 写真を撮っておこうと 携帯を取り出す


カシャ! (ムフフ これでネタが増えたじょ!)


しかし 狭い室内で この携帯のカメラの音は
やたら でかく聞こえる・・・

ナンダカ 変態が 隠しカメラを設置しているような
そんな居心地の悪ささえ 感じてしまう


まあ もう1枚 と思い
ドアに向かって 携帯を向けている時


・・・ドアが 開いた!


・・・目が合った!


・・・お互い 瞬間的に 謝りあい 瞬間的に ドアが閉まった!


それでも 神に感謝した
この便所が 男性専用であったことを・・・


鍵をかけるのに 「恐れ入る」ことはないだろう・・・
普通 こんなコト わざわざ書かないだろう・・・
そんな意識が 鍵をかけるのを 忘れさせてしまうのだった・・・

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06. 09. 24

ミッションC:ショパンの故郷

狛江 エコルマホール


ポーランドの チェンバロと舞踏のコンサート

924


時々 起こるのですが・・・
事前の予定と 当日の現場の すんごい違い・・・
今日も ビビデバビデブー でした!


予定ではですね 9時搬入 11時からリハで 14時本番


こういう時は 搬入して 
楽器を会場のコンディションに 合わせるために
1時間ほど放置して それから調律して リハをやってもらう


しかし 会場に早目に到着して 貼ってあった予定を見ると・・・
本番が 11時と 14時 と書いてあるではないか・・・ 不吉!
なんかの間違いだろうと スタッフに言いながら 自分を慰める・・・


でも 一応 念のため 万が一 ということで
搬入後 すぐに調律を開始する・・・ 会場は暑いのに・・・
で 関係者が9時半頃 ドバっとやってきて 「すぐに弾かせて欲しい!」


ま 調律途中だったので 終わるまで5分ほど待ってもらい
それから 二人のチェンバリストは・・・ 弾き続けまくり!
そして ナント 11時から ワークショップがあったのです!


ワークショップが終わっても チェンバリストは 練習 練習 練習!
もう 調律はひどい状態でしたが・・・ 
外人に弱いし ポーランド人って なんか 迫力あるし・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


東欧圏の音楽家というのは 独特の音楽をする
うまく言えないんだけれど
ソレルを弾いても バッハを弾いても 独特の香りがしてしまう


誤解を恐れずに言えば 一昔前の
モダンチェンバロの時代の録音に よく聞くことがあった 厳格さと 
スラブ的なワイルドさが いい意味で 融合した生命力


レジストレーションも すんごい多様して
これって 普段はペダルで操作してんじゃないかなーと
容易に想像できるような 早業でした!


でもね ポーランドとか 民謡とかに
すごく興味を持ってしまいましたね
ショパンの 影の部分が ニャルホドって思ってしまうくらい・・・

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06. 09. 23

ミッションC:赤毛のアン

本郷台 リリスホール


2回目の公演となる 栄ゾリステンによるコンサート


923


オール ヴィヴァルディ プログラム!
ヴィヴァルディは 赤毛の坊主 と呼ばれていたらしい
で 名前がアントニオだから 彼こそ 赤毛のアンなのだ!


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「ウヮッチ ミー!!!」
指揮者 宇田川貞夫の指示は 何故か英語が多い!
杣が 楽団員だったら 9割は 理解できなかった・・・


リハで 宇田川の容赦ない 音楽つくりに
楽団は だんだん 萎縮していってしまうのでは・・・
と ハラハラさせられた


それほど 宇田川の中のイメージは強く
音楽の脂肪は ことごとく 搾り取られていく
そして本番


それまでの 圧縮をバネにするかのように
思いっきり はじけて演奏していた!
もしかしたら 宇田川は そこまでも計算済みだったのかもしれない


地元で 地元の演奏者による 地元の聴衆へのコンサート
グローバル過ぎる この時代にあって
原点ともいえる とても貴重な活動だと思う


こうしたコンサートが 次回も
そして 更に コツコツと 末永く続いていってほしいと
願わずにはいられない


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06. 09. 22

ミッションC:バルサンティ

新大久保 日本福音ルーテル東京教会


922


バルサンティ全曲演奏企画の 第一弾!


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リハーサル は
その会場の 響に合わせて 演奏者の位置や 
それぞれの楽器の 音量バランスなどを チェックする時間でもある


会場によっては 管楽器が とても よく鳴ったり
低音楽器ばっかり よく鳴ったり
モアモアして クリアーでなかったり・・・ と 様々な個性がある


更に お客さんが入って 残響が減ることを
考慮しながら そのバランスを 考えなければいけない


チェックする人が 誰もいないと その役は 調律屋にまわってくる
杣は 様々な編成の コンサートを聴いているので 
曲の内容や 演奏者のキャラクターを考えて アドバイスをするのだが・・・


で 今日のコンサートでは チェンバロの音が
どうしても でかすぎて 結局 屋根を取っ払ってしまった・・・
この会場が チェンバロと相性がいいのと 杣の楽器がラウドなせいである


それでも 聴衆の中には チェンバロがうるさかったと 思った人もいたようだ・・・
終演後 楽器を片付ける時に そんな指摘をされてしまった・・・
うーん 難しい・・・


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06. 09. 21

慟哭禁止!

挫折禁止! って・・・


挫折する 国民とは
とうてい 思えないのだが・・・


Photo_42


韓国人が こんなカッコしてたら・・・

アイゴー と叫びながら
慟哭する時くらい ではないだろうか・・・


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06. 09. 20

se7en??

9月17日 15:09

韓国で 最後のメンテナンスをしている時
杣の携帯に メールが来る


タイトルは 「se7en??」
んー? またH系の 迷惑メールか?


しかし 発信元は 
杣の知っている チェンバリスト
メンテを終えて 帰りの地下鉄で メールを読む


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


杣さん 韓国にいるの?

まる子が 杣さんのブログ見て 
セブンのCD買ってきてって 連絡してって言います

セブンの綴りの 真ん中が7の字になっているそうな
お金払うんで出来たらお願い!! まる子の親より


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あっはっはっは!
と 地下鉄の中で笑うワケには いかなかったので
プププ と うける!


いやー ステキなお母さんだ!


しかし 高校生のまる子が
このブログを見ているとは 
知らなかった・・・ (まる子 というのは ブログ上の偽名ですぜ)


おじさん 感激しちゃったから
買ってきちゃったよー!
2種類しかなかったんだけれど・・・ これでいいのかな?


7

いや でも これが
まる子が お母さんになりすまして
直接メールしてきていたら もっと 面白いんだけどな・・・


10月の コンサートの時に渡すので いいかな?
いやいや 9月29日の 調律師に預けておこう!
その方が 早いもんね! って 送ってあげた方が 早いじゃん!


お金は いらないよ!
2ヶ月遅れの お誕生日プレゼントって ことで!
おじさん 女子高生に 弱いからねー

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06. 09. 19

メンドウの匂い

トシオは 何をやるにも
「面倒臭いなー」 と つぶやきながら
作業をしている


ある日 そんな彼の口癖に
へきへき としていた 上司のナオトが
小さな箱を プレゼントした


「面倒臭がりの アナタへ!
 面倒臭がってばかりいると
 アナタは こんな匂いになってしまいます!」


そんな キャッチコピーが 
印刷されているフタを 開けてみると
中には 小さな 茶色い小瓶が 入っていた


「世界初! これが 本当の メンドウの匂い!」


トシオは 恐る恐る 瓶のフタを開けてみる・・・


・・・ヴェッ! クッ臭い!


・・・面倒というのは こんなに臭いものなのか!


よし これから 面倒臭がるのは
もうヤメにしようと
心に誓った!



しかし この匂い どこかで嗅いだことあるなー と
説明書を よーく 読み直してみる・・・
すると 採集場所が 書かれていた


「尾屋高校 剣道部 部室」


・・・ナンてことはない
剣道の防具の 面と胴の匂いじゃないか
つまらねー ダジャレ ふん!


イヤ これは 本当は
コテの匂いに違いない!
オレは 騙されんぞ!


トシオは さっきの誓いを すぐに撤回し
面倒臭いので 小瓶を そのまま
ゴミ箱に 捨ててしまった


--翌朝--


トシオは あまりの臭さに 飛び起きた!
部屋中が メンドウの匂いで 満ち溢れているのだ!
腕をクンクン 髪をクンクン 

・・・もう メンドウの匂いが 染み付いてしまっている!


今度こそ トシオは
面倒臭がるのを やめようと
心に誓うのであった!  ・・・が 手遅れだった!

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06. 09. 18

FF⑱ 駒ピンの位置だし

通常 駒ピンの位置は
図面を元に 響板を ボディに接着する前に 定められ
ピンまで 打ってあるものです


しかし 杣は 響板をつけてから 
レジスターの間隔を元に ひとつ ひとつ
位置を出していきます


響板を 接着してからの 位置だしのメリットは
普段は さほど 無いかも知れませんが
今回は ウフフな感じです


というのも 設計し始めた頃は
アクションの関係で 音列は 1列しか不可能と思ってました

がしかし

アクションの改良と 鍵盤の仕組みを考案することで
音列は 2列にすることが 可能になったのです!


なので 今頃 弦の位置を出せることで
この変更も 容易に受諾できるワケで・・・ アハハ


P1010058


ただし この作業は コン詰めます


このあたりの作業から 友人達が 手伝ってくれてます
レジスターは ケンタが 作ってきてくれました
ピンの位置出しは うららが 手伝ってくれました


杣の 弦の位置出しは
駒ピンの位置だし → 駒ピン植え → ナットピン位置出し → ナットピン植え
ヒッチピンの位置だし → ヒッチピン上 → 調律ピンの位置出し
という順序になります


これによって 理想通りの ベアリングの角度が
現物に対応して 可能になります
ただ ・・・ヒジョーに 面倒臭いです 


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  今日のオマケ

ネコも ウィンブルドンに 行くようです

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06. 09. 17

FF⑰ レジスター台 接着

ピン板と ベリーレールの間には
ジャックガイドの レジスターが
ズラリと 並ぶ

このレジスターを 乗せておく 両端の部材を接着


まずは 高音

P1010046


そして 低音

P1010045


この部材は 通常は もっと高い位置にきます
ピン板の高さ-レジスターの厚み くらいの位置です


しかし Fの場合は 特殊なレジスターなので
通常より かなり低い位置に なっています


ジャックを レジスターの角にひっかけて
ジャックと弦の位置を変え 強弱を出すという仕掛けだからです
って 言葉で説明すると ナンダカ 分からんですよね


ま おいおい うまく説明できると思います


P1010047_1


この部材は レジスターを乗せると同時に
ピン板と ベリーレールが 張力によって
狭まるのも 阻止してくれます (ビビたるものですが)


さ これで 弦の位置を出すための
ヒッチピン ブリッジ レジスター ナット が揃いました
いよいよ 弦の位置を出していきましょう!


(今日の文体って ナンダカ 自分じゃないみたいナンデスケド・・・)


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   今日のオマケ

サンタは 皆さんの夢で ケツを拭いてます・・・

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06. 09. 16

ミッションC:彼の名はホルチュラフ

ミッションC:


ソウル セラミックパレスホール


リコーダーの ペーター ホルチュラフと
韓国の カイロス・アンサンブルによる コンサート


17世紀から 20世紀までの
ソロ そして 室内楽を演奏


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韓国のコンサートで
面白いのは
聴衆の反応


熱い演奏には 熱狂的に反応するのだが
もう アンコールが無いと分かると
さっさと 席を立ち 出口へ向かう


その 変わり身の早さが
ナンダカ とても面白い


もっと こー 余韻とか
空気の反芻とか
日本人なら してそうなものなんですけど・・・


そういえば 中国で雑技団を見た時も そうだったっけ
杣は 素晴らしい公演の余韻に 浸っていたかったのだが
周りの中国人は トットと帰って行く・・・


そう考えると 日本人のほうが
稀な楽しみ方を しているのかな・・・
と 思ったりもする


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06. 09. 15

ファツィオリ ③ 308

2006年 秋


杣は 仕事の合間に ショボショボと楽器を作り
悪魔のような ダエイやQPに 苛められながらも フットサルをやり
秘密工作員ごっこに没頭している


この記事が 投稿される頃は
大好きな韓国で メンテとコンサートに 忙殺されているコトだろう・・・
好物の犬鍋や ボンテギを ムサボッているかも知れない・・・


そして 来たる 10月25日
まだ 仕事は 入っていない!
コンサート以外の仕事は 入れないようにしている・・・


Photo_60


初めて ファツィオリ というピアノを知って
18年が 経ってしまった
そして ようやく 308のコンサートを 聴くチャンスがやってきた


18年前には 世界に3台しかない と書かれていたが
今は どれくらい 作られているのだろう・・・


大屋根といわれている いわゆる フタは ふたつに分かれており
ペダルは ナント 4本
弱音への 新しいアプローチだ!


・・・正直言って ちょっと 怖い
それは 初恋の女性に 数十年ぶりに会う気持ちに
似ているかも知れない


でも やっぱり 聞いてみたい・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


てな訳で ケンタ うらら トモちゃん 少年H
次回の定例会は 10月25日に 
このコンサートを聞きに行こうと思うのだが  ・・・どうだろう?


おっと もうジンロが なくなってしまった
仕方ない もう1本 買ってくるか!
今夜は ファツィオリに 乾杯してやる!!!


(ファツィオリ:完)


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06. 09. 14

ミッションC:笛吹き ペーター

ミッションC:笛吹き ペーター

テジョン 韓国科学技術院 機械工学棟ロビー


普段 外人の名前というのを
いかに カタカナに頼っているのかが
よく 分かりました!


リコーダーの Peter Holtslag 、、、読めません!

ピーター? ペーター? ピエトロ? ピョートル?
ファミリーネームは 完全に 読めません 
(アケアケ 助けて下さい!)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ペーターと 教え子 シン.ユニは
息の合った 掛け合いを
リコーダーで 楽しませてくれた


バロック チェロは カン.ヒョジョン


チェンバロは イ.ミンジャ


...................................................


「解説付きの 小さな音楽会」 と題された 
ここでの コンサートで調律をするのは
実は 去年の 武久源造との仕事以来 2回目になる


去年も 同じことを感じたのだが
この 解説をしてくれる 工学博士の
チャン.ピョンフンの 声が とても いい!


武久の時も 今回のペーターも
英語を 韓国語に 通訳しながら
流暢に コンサートを すすめていく!


音楽に関しては かなり詳しく
それでいて やわらかいトークは
いやはや 素晴らしい!

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06. 09. 13

ファツィオリ ② ドイツでホレた響

1997年 秋


杣は フリーランスの調律屋となっていて
母校の 非常識講師 非常勤講師なんかも やっていた
まあ 週に一度 講義やら 実技を エラソーに教えていただけなのだが・・・


秋に 学校の研修旅行があり
クリストフォリのピアノが 見られると知り
迷わずに 参加してしまった! (この話は また後日)


経由した街で (たぶん シュトゥットゥガルトだったと思うが)
大きな楽器店を見つけ フラリと入っていった
たしか フィッシャーとかいう名前だっだと思う


閉店間近の店内は 閑散としており
日本から来たのだが ちょっとだけ ピアノを見せて欲しいと頼み込み
ショールームに 案内された


ショールームに入って まず驚いたのが
とてつもなく デカイのだ!
グランドが 何十台も 鎮座していて・・・・


杣は もう ヨダレタラタラ状態になっていた!


すると 楽器店のオジサンが
なんと 全てのグランドの フタを
片っ端から 開けてくれたのだ!


日本では ハピコあたりに行かなければ
なかなか会えない ヨーロッパのピアノが
ズラリと並んでいて・・・ 片っ端から 弾かせてもらった!


そして そこに ファツィオリがあった!


一番大きな 308というモデルこそ無かったものの
2メートル前後のモデルが 数台あった!


杣は あえて そこを素通りして
全てのピアノを弾いた後
最後に ファツィオリの前に座った


正直言って さほど 期待はしていなかった


学生時代と違って
実際にピアノを造り いろいろな楽器を経験しているだけに
楽器に関する サプライズなど そうそう起こらなくなっていた


が 


ホレた


Photo_59


その時の印象を あえて ここでは書かない
書きたいけど 書けない
それくらい ホレた とだけ書いておこう


最後の ほとんどの時間を ファツィオリに費やして
気づけば 2時間以上も 経っていた
楽器店のオジサンに 感謝と共に 感想を伝えた


「ファツィオリが素晴らしかった!」
すると オジサンは ニヤリと笑いながら
『私も そう思っている』 と 握手をして 別れた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あれから 9年が経つ


そして ようやく 
308という どでかいサイズの ファツィオリを
聞けるチャンスが やってきたのだ・・・


(続く)


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06. 09. 12

ファツィオリ ① 3mのピアノ

杣は 宴会が嫌いで ほとんど 一人で酒を飲む
アジトでは 大音量で 韓国映画を 見ながら ジンロを飲み
居酒屋では 小説を ショボショボ読みながら ジンロを飲む


そんな杣でも 年に数回 楽器関係の友人達と
酒を飲むことがある 
ケンタ うらら トモちゃん 少年H 

そろそろ 集まる時期かな・・・
と思いながら 閃いた!
彼等と 一緒に 聞いてみたいコンサートが あるのだ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1988年 秋


杣は 東洋音楽専修学校で 調律を勉強していた
片道2時間半もかけ 学校に到着すると 短パンに着替え
授業中は ほとんど睡眠学習で 昼休みだけ 元気だった記憶がある


そんな杣でも ハリキッていたモノがある
それは 秋の文化祭の 研究発表


1年生の文化際が終わった時 すでに翌年の研究発表のために
資料を集めだすほど このイベントに のめりこんでいた
テーマは 「様々なピアノ・メーカー」である


とりあえず 杣は 「楽器の辞典・ピアノ」という ばか高い本を バイトして買い
そこに掲載されていた 日本のメーカーや 海外の輸入代理店に
カタログ請求の手紙を書きまくり カタログ収拾を開始した


(余談だが このカタログ収拾は その後も続いており
 現在では 70社近くのカタログがコレクションされていて
 そのうち もうひとつのブログで 全て掲載する予定である)


その カタログ請求をしている頃 ホットなニュースが 飛び込んできた
なんでも イタリアで 3メートルを越えるピアノが製作されており
当時 そのピアノが 日本に来ている! というものである!


そのピアノの名は FAZIOLI (ファツィオリ)


猫まっしぐら! というより 杣まっしぐら! である
日本の とあるコンサートで使われて 雑誌に掲載されているのだが
その後の行方が 分からない・・・


Photo_57

2_1


松尾楽器に行けば 「それは 今 ベーゼンにおいてある」 と言われ
永田町のベーゼンに行けば 「松尾に置いてあるはずだけど」 などと言われる始末・・・
あっちゃこっちゃを探したのだが ドコにもいないのだ!


仕方なく ファツィオリの輸入代理店だった会社へ
カタログ請求をし とりあえず カタログをゲットした


Photo_58


カタログと共に送付されてきた 丁寧な手紙には
ナント 我孫子にも ファツィオリが あったという・・・
がしかし これも タッチの差で 出会えなかった・・・


ウーム こうなると
ますます 「幻のピアノ」となって
好奇心が 煽られちゃうんだよね・・・


(続く)


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06. 09. 11

FF⑯ ナットの接着

現代のピアノでは
アグラフや カポダストロバー
あるいは アッパーブリッジに 相当する部分


調律ピン側の ベアリングの ナットピンを植えるための
ナット(フロントブリッジ)を ピン板の上に接着する


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接着している時に 抑える 
クランプという工具の ヴァリエーションが乏しいため
奥行きが 届かない部分には いろいろ工夫しなければいけない・・・
これだから 貧乏はイヤだね


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ちなみに 杣のナットは ブリッジより
2ミリ 低く設定してある

それは 弦を張る時に 2ミリの ステンレス棒を
ナットの上に乗せるため

その理由なんかは
また 後ほど ということで・・・


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   今日のオマケ

前にも 紹介したかも知れませんが
もう一度 笑っていただきましょう!
コケまくり!

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06. 09. 10

金色の音叉

秘密工作員の 杣は
調律屋を 装っているために
小物への配慮も 忘れない


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キーホルダーには 音叉なんかを
使っちゃたり なんかしちゃったり している・・・
ウフフ


これは 便利である
いつ いかなる時でも
ラの音だけは 確認できるのだ!


どうだ! 調律屋っぽいだろう!
わっはっはっは!


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まぁ でも 実は
これは ベーゼンドルファー と刻印されているとおり
ラの音は ウィーンピッチの 443ヘルツなんだけどね・・・


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正直に言おう


調律学校の頃
ベーゼンドルファーのショールームに 見学に行き
ベーゼンの名が刻まれた 音叉を見て 杣青年は狂喜乱舞した


当時は ベーゼンが好きで
なけなしの小遣いを 使い果たし
この音叉を ゲットしたものだ・・・


買った当初 この音叉は 金色だった!


おー 金色の音叉だ!
それも ベーゼンの名前入り!
当時の 杣青年が 宝物リストの No1にするのも 分かるだろう


で この 金色
ちょっと くすんでるから もっと ピカピカにしよう!
と ピカールという 研磨剤で ゴシゴシ 磨きだした・・・


・・・ところが


磨いたトコだけ だんだんと 銀色になっていくではないか・・・


そう この音叉 素材は 普通のステンレスで
あろうことか そこに 金色のラッカーで
着色していただけなのであった・・・


ガガーリンも びっくり!
・・・というより ショックだった


で マダラに金色というのも カッコ悪いので
結局 全部 ラッカーをはがし (メッキでもないんですぜ!)
今の シルバーな音叉に 脱皮させてあげた訳です・・・


ちょっと 想像して欲しい


自慢したがり屋の 杣青年は
この 金ピカの音叉を 調律学校の同級生に見せ
「へへ オレ様は ベーゼンの金の音叉なんだぜ」と
ミンナに嫌われながらも 一人 悦に入る予定だったのに・・・


さらに!


この音叉は 減衰時間が 極端に短い!
いわゆる 「鳴らない音叉」だったのです!


音叉にも いろいろありまして
すぐに 音が消えてしまうヤツは 
調律屋の卵としては 使いにくかったのですね・・・


というわけで
自慢どころでなく
使いモノにもならず・・・


キーホルダーに なってしまった訳です

唯一の利点は
この キーホルダーを 落とした時
素晴らしい音がするので すぐに 気づくコトくらいですかね・・・


 

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06. 09. 09

FF⑮ 響板ふち隠し

ヒッチピンレールが つくと
あとは 残された
低音と 高音の 響板の隙間に 部材を接着する


これは 高音部

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そして 低音部

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低音部の ブリッジの近くは
響板の 振動面積を広くするために
わざと えぐってある


さらに これらの部材は
ヒッチピンレールを 押さえ込むように接着すると
ヒッチピンレールの剥がれを わずかではあるが 阻止できる


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で こんな感じに だんだんと
楽器らしい形になっていく・・・


ふち隠しは 弦によって 引っ張られたりすることは無いので
結構 気分的には 楽チンである


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   今日のオマケ

キーパーのシュート
川口君にも がんばってもらおう!

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06. 09. 08

祭日が・・・分からない・・・

杣のスケジュールは
手帳だけで 管理してある
だから この手帳を無くしてしまうと・・・


もう 全てのスケジュールが
分からなくなってしまう


ところがだ!


その手帳は 毎年 韓国で買ってきている
なので ソウルの地下鉄の地図やら
ハングルの 世界地図など ムフフと 眺めている


しかし 普段は 何の役にも立たない


それどころか
韓国の祭日しか 書いていないから・・・・
日本の祭日が 時々 分からなくなる・・・


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今月の18日の 航空券が
やたら高くて 何故だろう・・・ と思っていたが
先ほど 後輩からの電話で 判明した!


なんと 18日は 祭日らしい!


あのー ですね
9月の祭日って 15日と 23日だったような気がするのですが・・・

ってな訳で 18日は 連休最終日のようで・・・


そもそも 20日前後に 録音があるから ってことで
慌てて 高い18日の航空券を 取ったのに
録音の日程は 変更になり・・・ もっと ゆっくりしたかったじょー


日本のカレンダーでも
買おうかな・・・

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06. 09. 07

FF⑭ ヒッチピンレール接着

ヒッチピン の ヒッチは ヒッチハイクの ヒッチ
そう ひっかける という意味
弦を ひっかけるピン


このヒッチピンレールは 
ピアノでは 鉄骨の上に 植えられているから いいけど
チェンバロでは 木製のレールなもんで・・・


接着面積が 少ない割に
楽器の中で 弦の張力が 一番マトモにかかってくるから
このレールの接着は 嫌いだ!


いろいろな楽器のトラブルの中でも
この ヒッチピンレールが 剥がれてしまっていることは
よくある! それくらい キッチリ接着しないといけない部材・・・


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まずは 低音のテール部分の 側板のカーブに合わせて
板を曲げ 接着
そして 中音・高音の部分の カーブに合わせて 板を曲げ 接着


ヒッチピンは 弦の角度から 垂直に近くなる部分ほど
たくさん 密集してくる → 引っ張られる力が 増加する
つまり 高音部 と 低音部 は 特に 剥がれやすいのだ!


で この細い部材を 楽器のボディ側と 響板へ
つまり 外側と 下側に きっちり圧力を加えながら
接着しなければいけないので クランプの使い方も がんばっちゃうのだ!


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で 杣は アテ木にボンドがつく可能性を考えて
この作業の時には アテ木に サランラップをまいている


あ ちなみに 杣は ヒッチピンレールと ブリッジは
同じ高さにしてあります
つまり 駒圧はゼロ! 理由は また そのうちに・・・


これでも 弦を張ってみて 剥がれる可能性は
ある訳だから まるでミステリー!


ヒッチピンの ヒッチは
ヒッチコックの ヒッチのような気がしてきたじょ・・・


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 今日のオダイ

 「ヒッチ」を使った小話を作製せよ!

 凡例) 左手を高く上げて ヒッチハイクしていたのだが
      なかなか 車は止まってくれない
      それどころか 何故か 運転手に睨まれ 罵倒される始末
      もう かれこれ2時間くらい経つというのに・・・
      で 自分の 高く掲げた 左手を見て ビビッた!
      親指の変わりに 中指を立てていたのだ! 

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06. 09. 06

サイドシートの影

♪海が見えたら 起こしてあげるから
 もう少し眠りなよ ラジオを消して
 サイドシートに 話かけてみる・・・♪


トシオは カーステレオで 浜田省吾を聞きながら
ちらっと 助手席のアケミを 見る

「ナニ見てるんですか? ナニか用ですか?」

アケミの 突き放した そっけない声に
苦笑し 前を走る車の テールランプに 視線を戻す
そして ゆっくりと 右ウインカーを 点灯させた・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


道路交通法が 改悪改正され 
駐車違反の取り締まりが タイトになり
トシオは 悩んでいた


車で移動することの多い 調律屋にとって
路上駐車は 日常茶飯事であり
その度に キップを切られていたら たまったもんじゃない・・・


そんな時 ネットで「眉唾商事」の新商品を 見つけた


助手席ロボット 「マネキング・シリーズ」である!
運転手がいない間 助手席に座っているマネキングが
いかにも 誰かを待っているかのように 振舞ってくれるロボットである!


この マネキングには 大きく分けて 3種類ある


①ヤーチャン系
グラサンをかけた コワオモテ調のマネキングで
窓から ぶっとい腕をたらし 13秒ごとに 首を動かす
誰かが見つめると センサーが反応し 「ワレ ナニ見とんじゃい コラ」と すごむ

対象は 黒塗りのベンツや そのスジの方々で
オプションとして 角刈りや リーゼントが 選択できる


②ロートル系
気の弱そうな 定年退職 あるいは リストラされた 老人のマネキングで
遠い目で 過去を回想しているような表情で 27秒ごとに ため息をつく
誰かが見つめると センサーが反応し 「あ どうも」と ぎこちない笑顔で おじぎをする

対象は 宅配業者や 建築業者の方々で
オプションとして ベレー帽や 赤いチャンチャンコが 選択できる


③アネキ系
ちょっと近づき難いほどの ナイスボディに オスマシ美人のマネキング
思わず そそられてしまう ツンとした表情で 87秒ごとに 時計をにらむ
誰かが見つめると  「ナニ見てるんですか? ナニか用ですか?」と 視線を逸らす

対象は 営業マンや 自由業の方々で
オプションとして ミンクのコートや シャネルの5番が 選択できる


トシオは 早速 自分の職種 車種 年齢 性別 などを記入し
最適の 助手席ロボットを 検索してもらった
そして 届いたのが アネキ系のアケミだった・・・


おかげで 今だに 駐車違反の切符は 切られていないが
値切ったせいか ミンクの代わりに ユニクロを着せられ
車内には シャネルの代わりに 「トイレその後に」が 芳香している・・・


そのせいだろうか 
アケミは ますます 不機嫌な表情になったように見える
・・・それがまた たまらない!


トシオが 車線変更の為に 左のドアミラーを 注視すると
「ナニ見てるんですか? ナニか用ですか?」 と アケミが呟いた
仕方なく 左折も諦め 自宅まで 右折だけで帰る日々が 続いている


遠回りのせいで 駐車違反の反則金よりも 高いガソリン代を 支払っているが
トシオは マンザラでもないらしい
「オレって 昔から キツイ女が タイプなんだよ アケミ」 などと話かけている・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

♪もう少し眠りなよ ラジオを消して
  サイドシートに 話かけてみる
  そこには 誰も いないのに・・・
  君の影しか いないのに・・・ ♪


トシオは カーステレオのボリュームを わずかに上げ
今日 32回目の右折をして 自宅へ辿りついた

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06. 09. 05

ミッションC:グルメな音楽の夕べ

宇都宮 石の蔵


ドイツ留学中の 村上暁美が 一時帰国し
バロック・フルートの 中村忠と
リコーダー・オーボエ・バスーンの 江崎浩司との アンサンブル


テレマンの 食卓の音楽だけで プログラムを組む


旬と 素材を いかした創作料理を
響のシェフ 時間のソムリエ 笑顔のパテシエの アンサンブルによって
更に贅沢な宴に なっていった 
  

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打ち上げ 大嫌いの杣であるが
ランチを御馳走になって 是非とも 夕食も堪能したい! という不純な動機で
終演後の 打ち上げに参加してしまった・・・


レストランの 総勢12名のスタッフも加わって
ひとりひとり 感想を話してくれた


厨房のスタッフは 調理に追われて
残念ながら コンサートを聴けなかった・・・
という意見を 耳にした 中村忠は・・・


おもむろに バロック・フルートを取り出し
彼等のために 無伴奏で 1曲 プレゼントした


ワインの芳香が 立ち込める 深夜の 静かなレストランで
その響は 最高のデザートとなって 昇りつめ 消えていった
食と音楽 どちらも 味わった瞬間から 消えていく芸術・・・


その傍らで 杣は ひっそりと 鮎の塩焼きを 2尾も食べ
証拠が残らないように 頭と骨も 
音がしないように バリバリと むさぼっていた・・・
 

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06. 09. 04

「あ」の長さ

事故の 目撃者は 興奮しながら 証言する

「それは 本当に あっという間の 出来事だったんです」


成人式を迎えた娘に 母は 笑いながら話す

「二十代なんてね あっという間に 終わっちゃうのよ」


「あ」の長さほど いい加減なモノは 無い

おかげで

「い」の時間は 永遠に 訪れない

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速報:調律関係者へ!

日本ピアノ調律師協会も 加盟している
国際ピアノ調律師技術者協会(IAPBT)の
世界大会の 場所と日程の情報を入手した!


2007年 5月31日から 6月3日まで
韓国のテグで開催されるそうだ!


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九州・中国地方の調律師は
フェリーで プサンへ上陸し
KTXという新幹線に乗り 1時間ほどでテグに行けるらしい


それ以外の地方の調律師は
飛行機で ソウル入りし
やはり KTXで 1時間半ほどで行けるらしい!


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それから ナント・・・
杣にとって 幻のピアノ 「エセックス」に
会える機会も あるかもしれないというから・・・ うひゃひゃひゃひゃだ!


エセックスは スタインウェイが設計し
韓国のメーカー ユンチャンが製作しているピアノ
韓国の楽器店を あちこち彷徨ったが 会えなかったんだよね・・・トホホ


てな訳で 日本ピアノ調律師協会の同志達よ!
来春 韓国で会おう!
(詳細は 次号の会報に掲載されるそうです)


嗚呼 金 貯めなきゃ・・・
というより 会費 払わなきゃ・・・

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06. 09. 03

FF⑬ 設計変更

中断していた Fの製作ですが
いろいろな変更を加えながら 
少しずつ再開しております


中断の理由は 簡単!
仕事が忙しいのと
工房が 狭くて 製作するスペースが無い・・・

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↑ 貸し出し用の楽器を 広げていると
もう いっぱい いっぱいの 狭いアジトなので
身動きが とれません・・・

(写真 奥に 直立してるのが クラヴィコードと F君)


幸い 今 貸し出しチェンバロは 
避暑に行ってるので
その間に 少しずつ進展が ありました


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


実際の作業が 出来ない時でも
アクションモデルで 改良を試みてきました


この 新しい楽器 F は
強弱を出せる チェンバロアクションです


で 設計当初 音源は 8フィート1列だったのですが
その後の いろいろなアイデアで
8フィート2列が 可能になりました!


で 今 かなり悩んでいるのが
メインの音を リュートのような音の ナイロン弦にするか
鉄弦の 普通のチェンバロの音にするか・・・


ナイロンを張った楽器では
99年に作った テオルボ・ヴァージナルが
とてもよかったので 魅力的なのですが・・・

Photo_55


低音部の サウンドと 張力の問題が
今回の 強弱アクションと 相性が合わない不安があり
いろいろ試みてますが・・・ もう少し 悩みます


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


変更したのは 2列の音源にすることによって
音域が FFからf3の 5オクターブに 縮小しました
そこに ダンパーペダルが つきます


ま 製作しながら 閃くままに
いろいろ改良してしまう 杣の工作なので
完成するまでは まだまだ いろいろありそうです・・・


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   今日のオダイ

「さいかい」の イニシャルどどいつを 作製せよ!(7775)

 
凡例)  さっさと作れりゃ いいのだけれど 考えるほどに 胃が痛む

      サンプル見た時 イカしてたのに 買って着てみりゃ いらぬ物

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06. 09. 02

猪突猛辛

ビフォアー


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アフター


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06. 09. 01

珍客達

アジトで作業をしていると
様々な 来訪者が現れる


一番 頻繁に登場するのが
隣の オジサン


杣が 作業中なら まだいいが
演奏家が リハーサルをしている時も
遠慮なく 入ってきてしまう・・・


で 演奏家は その怪しいオジサンが
誰だか知らないので 
かなり ビビるらしい・・・ 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ノラ猫が 迷いこんできたコトも あった
杣を見つけた瞬間 パニくったらしく
出口が分からなくなったのか 大暴れしていた


ネズミも 凄い勢いで 駆け抜けたコトも あった
まあ 彼は 客というよりは
住民なのかも知れない・・・


鳩が 迷いこんできたコトもあった
豆鉄砲なんか くらわせてないのに
ツブラで マヌケな瞳で 首をかしげていた


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で 昨日の珍客


カマキリといえば 子供の頃
卵をとってきて タンスに隠してしまい
すっかり忘れた 春ごろ・・・


ホチキスのハリみたいな ミニチュアカマキリが
タンスから ウジャウジャ湧き出して・・・
怒られたなー

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同い年

バッハの自筆譜が 見つかったらしい!


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しかし 下の写真は よーく見ると
ヘンデルだ!


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ま 同い年だから
よく 間違われるのかもね


かつらも 一緒だし・・・

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