ミッションC:古楽の旅 最終章
西東京 こもれびホール
本番が始まる前の ステージ
杣は いつものように調律をしている
その周りでは
舞台や 照明の スタッフが 何度となく
最終確認の為に あちこちを 点検している
前半のコンサート
束の間 オペラのことが 頭から離れ
いつものように コンサートのダンドリに集中している
休憩中に 楽器の位置を 移動して
オペラのセッティングに 変更する
出番を待つ 出演者の横顔が いつもより緊張して見えたのは
メイクのせいだけでは ないだろう
1時間を越える オペラの舞台は
照明や 小道具 そして 出演者のスタンバイなどが
舞台監督 手塚優子によって 指示される
舞台監督助手の 主侍知恵は
トランシーバーで指示を 受け取り
順調に 場面は展開していく
さらに それらの指示に 数人の舞台スタッフが対応し
出演者と共に 練習してきた それぞれの役割を
見事にこなしてゆく
裏方が 見えない舞台は 素晴らしい
メイクや 衣装も 含めて
裏方が見えてしまう時
・・・それは アクシデントが あった時だけ
本番終了後
ディドを包んだ 花びらと 雪のような羽を
1枚1枚 黙々と 拾い続ける スタッフ達の背中も 輝いて見えた
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