モノコードの思い出
あれは 杣が20代後半の頃
母校の調律学校で
非常識講師非常勤講師をやっていた頃
クラヴィコードという楽器を見た学生が
「これなら造れそう」と ボソっとつぶやいた
そうだよな 自分でも作れるかも・・・
で 初めて作った楽器 というより教材が
1オクターブ 全音だけの 8個の鍵盤がついた
鍵盤モノコードだった
残念ながら その写真は無い
というか そのモノコードは
学生達によって 分解という名の 破壊にあって紛失した・・・
その後 2オクターブ 25個の鍵盤のついた
モノコードを造った↓
モノコードとは 1本の弦 という意味で
1本の弦の長さを区切ることで
音階が出せるというもの
なので 鍵盤楽器のくせに
和音が出せない・・・
最初に造った楽器は 山形の後輩の結婚祝い・・・
2台目の楽器は 横浜のシェンシェイに貸したまま
戻ってこない・・・
その後も 何台か製作して
韓国のチェンバリストや
演奏家の結婚祝いなどの 贈答品になっている
こんな感じで 杣の楽器製作は 何気なく始まったのだ・・・
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平成15年には 日本ピアノ調律師協会 関東支部4班の研究会で
モノコード製作会が開かれた
キットを たくさん造った記憶がある
汚い工房で みんな文句も言わず
モクモクと 製作に励んでいた・・・
音が出ると やっぱり嬉しい
みんな 楽器屋の魂が疼いてしまうようだ!
まあ 今だから懺悔しよう
実は この時 沢山のキットを造ったのは 杣一人では無かった・・・
とても間に合わなくて 2回とも 後輩うららに 手伝ってもらった・・・
で うららには フランクフルトを 2本あげただけ・・・
ギャラは いまだに支払っていない・・・ すまぬ!
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Comments
ハッハッハッ!!
うららじゃ!
全国の皆様、モノコードキッドをご注文の際は、うららへお願いいたします!
そして、某先輩!
そろそろ、請求書の発行しても良いですか?
Posted by: うらら | 06. 05. 29 PM 11:43
To うらら
全国の皆様
モノコードキットのご注文は 是非 うららへ、、、
フランクフルトか アメリカンドッグ 1本で
速やかに 配達されるそうです・・・ウププ
あ 請求書ね うん まあね そうね
犬が西向きゃ 尾は東っていうように
ペペロンチーノの結晶っていうのかな
まあ あせらぬよう がんばってくれぃ!
Posted by: 某閑人 | 06. 05. 30 PM 10:10